■拝啓、女王鯖。本題がみつからないんですぅ! 2008年6月16日
- ぽぴ
- 「女王鯖ぁ〜、本題がみつからないんですぅ!」
- 女王鯖
- 「え? ぽぴのしゃべり方のこと?」
- ぽぴ
- 「違いますよぉ、開発部長のかばさんからのメールですよぉ」
- 女王鯖
- 「なにいってんのか、よくわかんないわよ? やっぱり。」
- ぽぴ
- 「なんかー、メールの書き始めに、勤続20年のリフレッシュ休暇で奥様とカナダ旅行されたことが書いてあってー。」
- 女王鯖
- 「んじゃ、本題すぐわかるじゃない。旅行じゃないとこの文は読んだの?」
- ぽぴ
- 「そうなんですけどぉ、旅行のとこ一画面スクロールしても終らなくてー、読む気が失せちゃったんです。しかもぉ、“本題”ってサーチしても文中にないんですよぉ?」
- 女王鯖
- 「それってひょっとしてただの旅行記じゃないの?
でも、ぽぴったら成長したわねぇ。検索できるようになったのね(喜)。 しかも、“さて、本題です”が文中にあると考えたなんて・・・(泣)」
- ぽぴ
- 「(怒)もう! 今回は私が言う! 女王鯖のこみゅに道、いっちゃってくださいっつ!」
- 女王鯖
- 「あ、逆ギレした・・・・。
はい、んじゃ、“本題は、また明日”、なぁんてもったいぶらずに、女王鯖のこみゅに道、いってみよー。
書き出しは “3行”、コレが命よ。3行ルール。」
- ぽぴ
- 「3行ルール?」
- 女王鯖
- 「ま、女王鯖ルールだけどね、コレ。
最初に、御礼だったり近況報告だったり、本題に関係ないことを書くのは3行まで。 それ以上になるんだったら、文末の追伸やP.S.でカバーよ。文末なら好きなだけ書いていいわよ。相手もリラックスして読むだろうし。但し、本文より長く書かないこと!」
- ぽぴ
- 「確かにかば部長さんみたいにたっくさん書かれたらイヤになっちゃいますもんね〜。でも、あんだけ書いてあるのに返信に感想書かないのは失礼じゃないんですか?」
- 女王鯖
- 「んまーーーーーーーーーーーーーー!
それってエジソン級の大発見よぉ。
感動の涙でぽぴの顔がぼやけてみえないわぁ〜ん(号泣)
女王鯖、カ・ン・ゲ・キ!」
- ぽぴ
- 「女王鯖、5月病の時期、とっくに終ってますよ?」
- 女王鯖
- 「マジで感動したんだってば!
“3行ルール”に秘められた本質を見抜いたのよ、ぽぴ、あなたは!
すんばらしいぃ!」
- ぽぴ
- 「女王鯖・・・、よくわかんないけど、次いきましょっか。」
- 女王鯖
- 「相手が振ってきたからって、冒頭にだらだら書くのはやっぱり高木ブー、ぢゃなかった、タブー。
でも、そういう相手なら許されるわ。文末まで待てずに気分を害するかもしれないから。 つまり、“3行ルール”で一番大事なことは、相手のレセプター(受け入れる力)を本題までの間に広げておく、ってこと。
長すぎず、しかも相手のことをわかってる、ってメッセージが書けるといいわ。
最大“5行まで”ね。
そして、本文を始める前には必ず、
“さて、本題です。”
とか、
“さて、(標記の)○○の件、以下の通り、××します。”
ってのは必要よ。冒頭でバッチリつかんで、本文では言いたいことをビシッと書かなきゃね。」
- ぽぴ
- 「そっかぁ。それがあれば何の用件かわかりますぅ。
なんかいっつも友達とメールしてるみたいになっちゃってたんですよねー。」
- 女王鯖
- 「開発部長と、ですか・・・。やっぱり本題は旅行の話ぢゃ・・・。」
- ぽぴ
- 「違うんですよー。だってぇ、タイトルは“次回の商品企画会議について”なんですよぉ?」
- 女王鯖
- 「“だって”ぢゃないわよ。
メールってね、IT部門がちゃぁんとチェックしてるのよ。
部長、メールのタイトルだけまともなのにしてるのよ、きっと。」
- ぽぴ
- 「なぁんだ。なら、このメール読む必要も返信する必要もないですねー。」
- 女王鯖
- 「そうぢゃなくて・・・。
一応、そのメール、“商品企画会議”で検索しといて(泣)。」
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