■拝啓、女王鯖。ありがたみ、ないんです! 2007年12月10日
- ぽぴ
- 「女王鯖ぁ〜、なんか課長から来るメールが感じ悪いんですぅ〜」
- 女王鯖
- 「で、内容はなんなの?」
- ぽぴ
- 「内容はないよう!なんです。」
- 女王鯖
- 「・・・(怒)! はっきりいいなさい!」
- ぽぴ
- 「怒らないでくださいよぉ〜。課長から“ありがとう。”ってメールがくるんです。」
- 女王鯖
- 「いいじゃない、なんなのよ。私、忙しいんだから!」
- ぽぴ
- 「あ、あ! 待ってくださいってば! だから、ヒトコトだけなんです! すんごく苦労することいくつもやったのに、いっつも“ありがとう”ってメール一行なんですよ。どう思います?」
- 女王鯖
- 「いいぢゃない、そんなの。仕事なんだからやるのは当然で“ありがとう”って返ってくるだけいいと思ったら?」
- ぽぴ
- 「えー・・・。モチベーション下がるぅ〜・・・。」
- 女王鯖
- 「はいはい、そうね。確かにね。お礼にも仕方はあるわね。んじゃ、ちょっと乗り気じゃないけど、女王鯖のこみゅに道、いってみるわよ!」
- ぽぴ
- 「わーい」
- 女王鯖
- 「えーまず、お礼の基本。それは“しかも”が命ってことよ。」
- ぽぴ
- 「しかも???」
- 女王鯖
- 「そう、“しかも”。今回だったら課長から、
ぽぴ君 <<< 課長
今日は、あの仕事、納期より早くやってくれてありがとう。 とっても助かったよ。
って書いてあったとしたら、ちょっと嬉しいでしょ? 「早さ」とか「正確さ」とかプロセスや結果を誉めてあれば、まぁ合格。でもこればっかり使って御礼を繰り返されると“ありがとう”と一文書いてあるのと全く変わらなくなるのよね〜。
んでは、こちらはどうかな?
ぽぴ君<<< 課長
今日は、あの仕事を担当してくれて助かったよ。あのデータがあったおかげで部長から会議でつっこまれたところを切り返せて、プロジェクトが進展しそうだよ。
- ぽぴ
- 「あ、なんか私の仕事がすんごく役に立ったみたいに思える!」
- 女王鯖
- 「でしょ? 要はその仕事が“どう役に立ったか”を書くって、とぉっても大事なのよ。“しかも”的な内容だったらさらに良し。
そして、その時に大事なのは、主語。今回のように“差出人”の課長であってもよし、さらに“チームにとって”、“部門にとって”とか“会社にとって”ってなるとさらにモチベーションアップ間違いなしよね〜」
- ぽぴ
- 「ほんとですね〜。そんな風に書いてあったら、自分の仕事の結果が何に使われるかだったり、仕事の目的がなんだったのかとかが自然に理解できてその次の仕事に活かせそうですぅ〜。しかもぉ〜、社外の方へのお礼もこうあるべきですよね〜。」
- 女王鯖
- 「ええっつ、急にどーしたの! まるでできるOLみたい!」
- ぽぴ
- 「・・・たまには女王鯖役、やらせてくださいよ・・・」
- 女王鯖
- 「まだまだ、早いわよっ(^^;)」
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