■拝啓、女王鯖。回答がこないんですぅ! 2007年11月30日
- ぽぴ
- 「女王鯖ぁ〜、こないだ、スッキリ醤油顔のお願いメールを出したのに、回答がこないんですぅ。助けてくださいよぉ〜」
- 女王鯖
- 「そうなの? また回答期限を書き忘れたんじゃないの? 日付と曜日が合ってないとか、1ヶ月間違えてるとか」
- ぽぴ
- 「えぇ〜(不満)、今回はほんとに完璧なんですよー。読んでみてくださいよ。」
- 女王鯖
- 「そう。どれどれ? あーーーーー・・・orz」
- ぽぴ
- 「“あーーーーーーー・・・”って失礼じゃないですかぁっ」
- 女王鯖
- 「相変わらず上目線な文章ねぇ。いくら子会社の担当者へ依頼するからってこの書き方では協力する気も起きないわよ」
- ぽぴ
- 「ちゃんと目的・背景書いたのに?」
- 女王鯖
- 「そう、そこの書き方よ、問題は!」
- ぽぴ
- 「?」
- 女王鯖
- 「・・・。あのね、お願いの目的・背景は “win-winが命”なのよ!」
- ぽぴ
- 「? win-win?」
- 女王鯖
- 「お互いにとってメリットがあるってこと。たとえば、子供に“勉強しなさい!”って言うだけではなかなか効かないでしょ。“あなたは大きくなったら○○になりたいっていつもいってるわよね。そのためにはこういう知識が必要よ”っていえば、かなり違うと思うのよ。お母さんも勉強してくれたら安心だし。
要は、依頼する側もされる側も、どちらにとっても良い結果につながる、ということがわかるとやる気になるってことなのよ」
- ぽぴ
- 「ふぅうん。そういわれてみれば、女王鯖から来るお願いメールって、なんだかいつも断れないんですよね〜。なんでかなぁ????」
- 女王鯖
- 「そ、そういうことよ。やっとわかってきたようね。
じゃ、女王鯖のこみゅに道、いくわよ?」
- 「が」は使わないこと
これ、何気なくやるのよね。「〜ですが、」とか、否定的な言葉や表現は使わないでポジティブな表現にすることが大事よ。これ、書き方の問題だから、“♪そんなの関係ねー”って思いがちだけど、一番大事。お願い文だけじゃなくてどんなメールでもそうね。少しでも楽しみながら仕事しなきゃ。
- 相手が普段大切だといってることを利用する
“こちらのお願い内容は、あなたが大切だといってることに沿ってるんだ”と表現することね。相手が良く使うフレーズ(言葉)と合体させる、って感じかな。これは相手のことを理解していないとうまく書けないかもしれないわね。とはいえ、これが一番相手の共感を得るのに有効な手段なのよ。
- 上位目的を見つける
お願い内容がどう考えてもこちら側の都合にしか思えないものでも、企業活動の中で必要なことには必ず上位目的が存在するのよね。 お客様のためだったり、ビジョンやミッション実現のためだったり、戦略課題の解決だったり。そこで大事なのは、お互いの部門が密接に関わるものを選ぶってことね。たとえばwebなんかだったら、“読者のために”ってなれば他部門でも協力できるでしょ。」
- ぽぴ
- 「む、難しいですぅ〜」
- 女王鯖
- 「そうかもしれないわね。要するに、お願い文の目的って、相手に行動を起こしてもらうことなのよね。だったら、“面白そう、やってみたい!”っていうレベルはムリにしても、少しは前向きに“やってみてもいいかな”くらいのレベルで受け取ってもらえるような表現にしたいわよね。その基本は目的・背景を“win-win”で考えることってワケ。
まー、そのあたりを書くのは課長に任せて、 ぽぴ は次の2つを押さえようか。上目線でなく相手目線で、そして5W1Hだけはヌケモレなくしっかりね。」
- ぽぴ
- 「はーい。日付間違えないようにしまーす」
- 女王鯖
- 「そ、そこだけ・・・orz」
- ぽぴ
- 「それより女王鯖。こないだあの仕事やったら国際線パイロットとのコンパに連れてってくれるって約束、どうなったんですかー?」
- 女王鯖
- 「あ、来月、来月。ちょっと待っててね(やった!まだこの手は使える!)」
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