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Foxryo's Note Pad
お仕事きつね 【 きつねのメモ帳 】
経 営 品 質
〜foxryoが参加したセミナー・講演などからの気づきメモです。本当にただのメモかも〜
+ + + index + + +

経営品質
+ 実体験を重ねる
+ コミットメントの季節
+ 洞察と価値提供
+ お客様のSOSは我々の課題 新日本ビルサービス
+ 御用達を極めるトラスコ
+ 戦略的に技を選ぶ
+ 合意
+ 商品ブランド
+ ほとんど〇〇な商品
+ 3.5%の人の行動が組織を変える?
+ 時代の波を先取り
+ 発想の視点を変える
+ QUONの挑戦
+ 顧客体験を変えていく
+ どこを向いているのか
+ セーシェルからナイロン
+ サステナブルな消費へ
+ 活躍する次世代リーダー
+ インフレの世界
+ 共通の判断軸で問う
+ 生成AIの先
+ 10年後の靴
+ 義務化
+ 西松屋の無音
+ 称賛を行動で表す
+ ダイバーシティって?
+ 価格戦国時代
+ 仕事が趣味の人たちの集まり
+ 非財務指標の定量化
+ チャレンジの度合い
+ 直感的な商品
+ ビジョンを自分のものに
+ インサイトを制するアサヒ
+ 第二の岡野工業
+ 参加するワクワク感
+ ビジネスパートナー
+ プロセスの標準化
+ 価格以上の価値
+ 南半球から
+ 強みとニーズ
+ 自社比率40% 日の丸自動車
+ 返品抑止!
+ Keep smilingな経営
+ MHのコロナ禍での進化
+ グローバルな連携
+ 地域から出稼ぎをなくしたい
+ ありたい姿を共有する
+ 豆腐の未来
+ "誇り"の要素
+ ミガキイチゴとブランド
+ ドミノピザの発想
+ 売上知らない社長キター
+ 働き方
+ 行動のクオリティ
+ 判断軸を共有する
+ まだある
+ 視野を広げてお客様の現場を見る
+ 存在意義が求められる時代
+ 支払いの変革
+ やっぱ地球環境?
+ 驚異のフリースケジュール制
+ じぶんごとプラネット
+ 仕事を創るリクルート
+ ミスターが居たから
+ COGYで反射機能を取り戻す
+ DNAは進化を求める!
+ 競争が生み出すもの
+ ネットワークが広がる経営品質
+ どの位置から眺めるのか
+ 返品も変わる
+ 気候変動とモノ創り
+ メルヘンの経営
+ カメラのキタムラ
+ ジェンダーギャップ?
+ 持続可能な世界への貢献
+ 自分がお客様
+ ブランド
+ ダイバーシティ
+ 企業理念に基づき判断する
+ これまでにないものを創る
+ 価値観を共有する
+ 品質ってどこまで?
+ 諏訪を東洋のスイスにする
+ made in Japan
+ 健康経営2022
+ 予約対応からみるお店の事情と顧客像
+ 価値を見極め市場を拡大する
+ 洗濯を変えるコインランドリー
+ 奇跡の村を創る
+ 4/1からホテルのアメニティが消える?
+ イノベーションのランキング
+ GSの顧客起点の変革
+ キックオフの季節
+ ダイバーシティの文脈で
+ 志と働くということ
+ 取引ゼロからの生還
+ ディズニーのストーリーリビング
+ 新たな価値を創造する
+ QRコードの進化
+ Awesomeのものづくり
+ タイガーの進化
+ サステナビリティサイト・アワード2022
+ カオス・エンジニアリング
+ 螺旋を回って近所の酒屋さん?
+ 全員個人事業主の会社ディスコ
+ 半分になった世界
+ 購買行動の変化
+ フランスIKEAのCXアイデア
+ どんどん仮説をたてよう
+ SDGsへの取り組みランキング
+ 定数は変わらない
+ GEも変わる
+ トップダウンから自律型組織へ
+ デザインから世界を変える
+ 経営品質のフレームワーク
+ 現場が活躍できる「やまひこ」
+ プラットフォーマーamazon
+ 地域のライフライン「セコマ」
+ 水資源への対応
+ 地球にやさしい経営
+ システムを提供する
+ 目の前と長期的な視点
+ 世界のダンボールビトを幸せに
+ ビジネスのベースが変わる
+ 進化するプチプチ
+ 誰もが自分の意見を言う責任
+ 納豆で日本一になる
+ by design
+ データを可視化
+ KPIはコア視聴率
+ クレドはブランディングとマーケティング
+ 感染拡大に見る企業の情報開示
+ スシローすごい
+ ヤマト魂
+ サービスの進化
+ デジタルによる進化
+ ストーリーって大事
+ 改善の意識を広げる
+ やりたいことができる組織
+ Amazonのヘアサロン
+ 話し合いの質を高める
+ アラブGCCのサーキュラエコノミー
+ 自己と他者の最善を考え続ける経営
+ グローバルで目指すには
+ Workとlifeの境目
+ ノジマの原点
+ チョコから見るSDGs
+ WhyにYouを入れる
+ 資本論
+ 「また」と「もっと」と自己開示
+ 虫で独自能力を極める
+ 人権
+ パラダイムが変わるとき
+ 1.01は加速する?
+ グループでKAITEKIな未来に向かう
+ 小さな改革で大きな効果を
+ amazonが気候フレンドリー認証
+ スケジュールとコミュニケーション
+ サスティナブル
+ どういう人材がいる組織?
+ 歯止め

++ 701-750 ++
+ どこから始める?
+ STAY HOMEな需要
+ 循環
+ 当事者意識を生む議論
+ 銀行の常識を変える
+ 情報の開示と信頼
+ 適応力を鍛える
+ レッテル貼り
+ 成功するまでやる
+ あなたの街の家電屋さん
+ VISIONARY
+ ため息を吹き飛ばせ!
+ 築地本願寺とオンライン
+ ピンチをチャンスに
+ マーケットを創る
+ 世界のSDGs達成度ランキング
+ 働き方を考える
+ 守りたいものにお金を使う
+ ECRSの視点で業務改善
+ 長居前提のビジネスモデル
+ コミュニケーションを変えるには
+ スケジューリングがカギ
+ 外とつながる
+ 変化が楽しい組織
+ 医療用ガウンを作る!
+ 経営破綻・・・
+ 自社の商品の価値を広げる
+ ネットワークという概念
+ NEO昭和がやってくる
+ これから伸びるビジネス
+ くれくれタコラ病
+ お客様に方針を伝える
+ 今だからこそ
+ 遠きを図る
+ タブーを疑う
+ 壁がプロセスを変える
+ 危機管理
+ ヒトが動く仕掛け
+ ものづくり愛知
+ 企業力ランキング
+ カギはどこか
+ 意思決定の最適人数
+ ドリブン状態
+ 価値を伝える方法
+ 定量化の壁
+ 戦略とは捨てること
+ 組み合わせる
+ 時代を読む
+ うまくいったことからも学ぶ
+ 対話の人数

++ 651-700 ++
+ 改善と工夫が楽しい!
+ AIのある未来
+ イノベーションが起きる環境
+ どんな価値を提供するのか
+ 発言ができる組織
+ 風土の要素
+ 互恵互助のこうほうえん
+ 共通の言葉を持つ
+ お客様とつながり続ける
+ 失敗するから新しいものが生まれる
+ 未来を数値化する
+ 雇用も多様に
+ 利益を目的としないビジネスモデル
+ 進化し続ける亀田メディカルセンター
+ エコと現実
+ 時代のうねり
+ PDCAを回しています病
+ 自分たちの事業で誰かを豊かにする
+ 共有と浸透
+ 薄利多売を捨てる
+ システムを疑う
+ 逆張りの顧客価値
+ イノベーションと壁
+ 森と流れを見ること
+ みんなで解決
+ そのルールは必要か
+ 未来を考える時間を創る
+ 考える経営
+ AIのある未来
+ 組織の状態を維持する
+ お互いが思いやる経営
+ 信頼感が幸せを生む
+ 誰もが幸せ、が基軸
+ 価値を広げる
+ キラーアクション
+ 人間力を高めるプロセス
+ 信玄堤
+ 風土を表現する
+ 人が集まるところビジネスあり
+ 目指す姿を伝える場
+ KAIZENが進む3つの鍵
+ 六感を科学するスーパー・コート
+ 「できる」で変革トヨタ部品茨木共販
+ 誰もが活躍する会社
+ 企業がつながりを買う時代
+ 食べものつき情報誌
+ 新たなコンセプト
+ 会社の歴史を知る
+ 自分たちで経営する
+ 場をデザインする

++ 601-650 ++
+ 成長の原点を探る
+ Appleと健康市場
+ 夢の国のお掃除部隊
+ プロセス改善
+ 課題が設定できる組織
+ 世の中に価値を問う
+ 氷のチェーン
+ HONNDAのとある広告
+ 気づきは感情から生まれる
+ 未来を創る視点
+ 佃製作所の戦略
+ 時間をかけて追いつけないことをする
+ 地球人として価値を創る無印良品
+ 透けて見える効率化
+ どこも同じ
+ 「自律」を掲げる中学校
+ 人の数だけ発明がある
+ 起死回生の技術開発
+ ベンチャー化したリクシル
+ 社会から価値を考えるエイチーム
+ 学習意欲の高い組織
+ 効率化の目的
+ 渋滞緩和?
+ 変化を起こすタイミング
+ 誇りの追求
+ What your business?
+ 新しいビジネスの形
+ 今は評価できない
+ 性善説のビジネスモデル
+ 20年で見えてきたもの
+ 業績の先行指標
+ 再定義
+ 生産工場の労働条件
+ 品質を保つ
+ 物語性の大切さ
+ "らしい"って何?
+ 人間力を磨く
+ お客様が、働く人が喜ぶ理想の会社
+ 語るスキルの伝承
+ 未来から語ろう
+ 等身大の会社
+ リアルな体験
+ ないなら作る
+ 締め切り考
+ 称賛を埋め込む
+ グランドデザインを動かす
+ 経営に欠かせない3要素
+ 人財の登用の仕方
+ 横のつながりの大切さ
+ 礎

++ 551-600 ++
+ プラットフォーム
+ 働く人とお客様の笑顔
+ 戦略・計画立案アイディア
+ 高めあう組織
+ 現場とPOWER of ONE
+ 指示待ちから自律へ
+ 成長を育む組織
+ Do the right thing
+ 目標の先にあるもの
+ 自分たちが会社を創る
+ 時間の使い方のうまい組織
+ あるべき姿と継続
+ 働き方は生き方
+ 規範を変える
+ 作業と仕事と志事
+ "志事"にマインドセットする
+ 組織が変わる分岐点
+ 場当たり的な組織
+ 健全な危機感
+ 情報へのアクセス
+ その仕事は価値を生む?
+ 未来の企業の形と働き方
+ 最後は"人"
+ 他責にならない工夫
+ DNAを引き継ぐ
+ オープンな場
+ 体質改善に向かえない・・・
+ Work together
+ 承認しあう組織
+ 人の心を大切にする経営
+ プロセスで考える
+ 情報洪水と洗濯
+ 成果をあげる組織では・・・
+ 環境をつくる
+ 生産性の高い会議
+ 働き方改革の鍵
+ 新しい情報と古い情報
+ 変革し続ける組織とは
+ 第一線の声を聴ける組織
+ 新たな市場の広げ方
+ 独自性を広げる
+ 組織のDNAを伝承する
+ 行動変容
+ プロセスの質的向上
+ 新しい発想をカタチにする
+ イベントか日常か
+ ニーズとウォンツ
+ 羽田市場のビジネスモデル
+ 社会課題を見る
+ 自分たちで強みを見つけ出す

++ 451-500 ++
+ 変革を起こす
+ 顧客視点でどれが正解?
+ 死角がある
+ 何でも言えるカンパニー
+ ありたい姿とのギャップを埋める
+ 商品を創り出す思い
+ ツールとしてのQCC
+ 真実の瞬間
+ オーケストラのトライアングル
+ 財務諸表はバックミラー
+ 自社の技術を活かす
+ 職場の元気度を測る
+ インクにみるAPPLEのモノづくり
+ 信頼関係を築く
+ 理想の職場
+ 異質から生み出す
+ その道のプロ集団
+ 風土は問いかけから
+ コミュニケーションてなんだっけ?
+ 循環型社会を創る
+ 価値を提供するとは
+ 目的と対象
+ 会社のものとは?
+ ニーズの先読みと価値提案
+ 価値をどこに置くか
+ 重版出来で考えた
+ 旅館のビジネスモデル
+ 未来を向いて変える
+ お金が取れるカタログ
+ すべての仕事はサービス業
+ 椿本チェインの独自性へのチャレンジ
+ 一人ひとりに合うアプローチ
+ 指標の有効性を担保する
+ 数値で見えるようにする
+ これからの企業経営
+ そこにしかないもの
+ 組織活性化のカギ
+ コミュニケーションがリスクになる
+ お客様の笑顔が浮かぶ
+ 会議を1時間短くする
+ 健康経営
+ 経営はコミュニケーションの質に比例
+ 少し高くても美味しいものを作ろう
+ 結果を確認する
+ 机上の空論から脱却する
+ 途上国からブランドを作る
+ 幸せとおもてなし
+ 加賀屋にみるおもてなしの心
+ こなみ病に伝染
+ らしさDAYで考える

++ 401-450 ++
+ ダイバーシティを戦略に
+ ロードマップを描く
+ 強さは見えないものの中にある
+ 地域創生の戦略勘違い
+ 収益が出るビジネスモデルを描く
+ 対話のゴール
+ 事業転換を起こせる組織
+ お金を生まない部門
+ 病院を基軸に地域再生
+ 集客するのではない
+ 御用達の成功の方程式
+ 大規模店舗の行方
+ みんなで話すと見えてくる
+ イノベーションを起こす組織
+ その土地のいいものを少し工夫する
+ 競争力ランキング
+ 働く、ということ
+ 伝統を後世につなぐ
+ ドミナントロジックを感じる
+ 感動分岐点を見つける
+ 履歴を残す
+ JINSの機能開発
+ “住む”という価値
+ 儲けなければ事業じゃない
+ 一強はメルトダウンを起こす
+ 学びあう
+ 外からの目で検証する
+ 観光とは地域の文化を味わうこと
+ 情報を共有する
+ 数値を読む
+ 顧客満足サイズ
+ 日本の子供たちに
+ 合目的な仕事
+ 価値前提で動く組織
+ こっそり開発するDNA
+ お客様を決める
+ 働きがいのある会社に
+ 関わる人たちの役に立つ
+ 働き続けたい人に仕事を創る
+ 顧客価値を創る
+ まずは人ありき
+ 性善説で経営するダイキン
+ 社会に貢献する会社
+ トップの本気と行動
+ 事業継承と未来に向けて
+ 野心というより志
+ 会社の目的とは
+ すべては経営品質との出会いから始まった
+ 全体最適での公正
+ 所在する地域で役に立つ

++ 351-400 ++
+ イノベーションを起こす3つの要件
+ 仕事とは
+ OJT
+ サービスも商品
+ リソースを活用してリスク分散
+ クロックビルディングできる組織を創る
+ プチクレーマー誕生w
+ ミッションとビジョン
+ 人を雇うということ
+ クレドを核とした経営
+ グッドからユニークへ
+ キラキラな瞳いっぱいの経営
+ チャレンジできる組織とは?
+ ライバルは誰?
+ 事業環境を考える
+ ロイヤリティを生む瞬間
+ 販売チャネルはお客様ではない
+ ソリューションとは
+ 対話の文化
+ 神話はない
+ チャレンジできる風土
+ コストではなく質
+ 結果は後からついてくる
+ 一人家電というビジネスモデル
+ ビジョンから戦略を描く
+ 今日のは美味しかった?
+ 大切なことの日常化
+ オタフクソースがシェアNo.1なわけ
+ コトを提供する
+ リスクの範囲
+ 目的のすり替え
+ 自分たちで創り上げる
+ 農業の新しいビジネスモデルを創る
+ チームの能力
+ 現場を愛する
+ 四方よし
+ ブルトーザーのような人
+ お客様と創りあげる商品
+ Back to the アナログの楽しさ
+ 問題対処を排除する
+ 意味ある対話
+ 6月が待ち遠しい伊那経営フォーラム
+ 結果を出す事前レポート
+ おもてなし経営企業選50社
+ 見えない資産を視る
+ キヤノン電子の人間性尊重の経営 (2)
+ キヤノン電子の人間性尊重の経営
+ 物真似の独自性
+ 鶏一本でいく
+ “天”を決めない経営トップ

++ 326-350 ++
+ 本当の"At your side."
+ 働きがいのある会社2013
+ 自分たちの組織にあった形を考える
+ お客様の声を取り入れる
+ PDCAの「C」は
+ 期待を上回るサービス
+ メコン川流域の欧州化
+ スギ薬局の「3K」
+ 「人を大切にする」とは
+ 理念共有もPDCA
+ 日産のCFTとV−Up
+ 未来永劫続く経営
+ 理念共有度を測る指標
+ 歩きながら夢を語る
+ 自慢できる会社に〜プライミクス
+ 伊那食文化
+ ゼロリセット
+ 社員を人として見るか労働力と見るか
+ 見えないところに踏み込む経営
+ 木こりとノウハウ
+ 職人を絶対に絶やすな
+ 近日いろいろセミナー
+ 地域力とは
+ 意思のあるところ道は開ける
+ 働きたい人に仕事を作る

++ 301-325 ++
+ 我々の提供価値は何か
+ DNAを受け継ぐ
+ 認めることで意識が変わる
+ 日に新た
+ 「いざ!」というとき動く組織
+ ダイナミックコミュニケーション組織を目指す
+ 250年先まで計画を立てる
+ 独自性を考えるヒント
+ 事実は真実の敵なり
+ 10円いただいて
+ 企業風土
+ ブランド価値を守る
+ 自分が育てたビジネスモデルと戦う
+ ヤマト運輸のCustomer delight
+ 囲い込まれたい?
+ 銀行はサービス業
+ グローバルでの評価
+ テレビ東京の太っ腹
+ 従業員の健康を守る
+ 行動目標を作る
+ 協力に必要なもの
+ 未来工業との遭遇(3)
「いいもの安く」は正しいか
+ 未来工業との遭遇(2)
「差別化」に基づく経営
+ 未来工業との遭遇(1)
オリンピックに目標はない
+ 作家の目から見た経営

++ 276-300 ++
+ 伊那経営フォーラム一覧
+ 未来に向けてできること
+ 住みたい場所づくり
+ 経済は縮小する?
+ 「飽きるぜ」を議論
+ コーヒーの街にする
+ 仕組みよりダイナミズム
+ あってもいい会社にする
+ シンプルを極める
+ 道徳なき経済と情報公開
+ 夢の国の危機管理
+ グローバルで共有する
+ 生涯現役 引退制の西島
+ 日本の独自性
+ 機内にペンギン? それは・・・
+ モノの価値観がさらに変わる時
+ 「通過する駅」から「集う駅」へ
+ 21世紀の顧客価値創造
+ 日本経営品質賞報告会初日
+ パソナの半農半芸社員
+ JAL再生の行方
+ ところ変われば強みも変わる
+ Appleのビジネスモデル
+ 2億5000万人のユーザー
+ 商品コンセプトを見極める

++ 251-275 ++
+ 三者自立の信託経営
+ 「よろこんでもらう」を
+ ユニクロ「服のチカラ」
+ 思い出を創るプロ
+ 第一議題
+ 思考がプロダクトアウト
+ プチプチの用途を広げる
+ “誇り”を共通語に
+ Attentionではない市場の始まり
+ 誇りを感じる製品・サービス
+ 真北を向け
+ トヨタのリコール
+ 浸透の鍵
+ 目指すは「さるとびサスケ」集団
+ 舞台だけで食える劇団に
+ 顧客指向の評価基準
+ 組織の使命
+ 価値はどこにあるか
+ シンプルな判断基準
+ ルールとしくみ
+ 動機が正しければうまくいく
+ すべては人が創りだす
+ 世界一かオンリーワンか
+ 世界の行方
+ 特別な産業はない

++ 226-250 ++
+ テレビ局の価値
+ 人と組織を良くするために
+ 組織の真価
+ 働き甲斐のある会社
+ The Quality Journey
+ 従業員が語る
+ 会社の目的
+ 人の心を測る究極の設問
+ 守破離
+ お客様と社会をtwitterで
+ 規制と支持
+ 仮説力を上げる
+ 見えないところ
+ 顧客価値を見つける
+ 社会との調和、その先
+ 働くことで得られる幸せ
+ Happy - Happy
+ 習慣へと高める
+ 信頼を積み重ねる
+ 気づく組織をつくる
+ シャツ対決
+ 本当に価値あるもの
+ 多様な人材とビジョン
+ うめさんの秘伝書
+ ヤマザキパンの地域との共生

++ 201-225 ++
+ 価値を考える
+ テレビショッピングも双方向
+ M&Aと組織的能力
+ 目の前の仕事
+ 究極の「いつも美味しい」
+ 人はブランド
+ 戦争か協働か
+ 伝説
+ どこで勝つのか
+ お客様はネコ?
+ 共通言語を持つ
+ お客様を選ぶ
+ 支援の範囲
+ 浸透の仕方
+ マスマーケティングの崩壊
+ チームで経営
+ 健全な危機感
+ 経営には公式はない
+ 伊那経営フォーラム
+ 異文化の刺激
+ イメージが広がる
+ すごいヒトコト
+ 高知本氣フォーラム レポート
+ 小山社長、12年目の告白?
+ ワールド・カフェで発散

++ 176-200 ++
+ 2つの資産
+ 従業員がイチバンな理由
+ 全員が経営を考える
+ ESの客観性
+ お客様のニーズと違う
+ 変革とは文化を変えること
+ 笑顔は直接利益に結びつく
+ 認識が変わる
+ 確信が革新に変わる
+ 目的とモチベーション
+ 何度も来店したくなる店作り
+ エクセレンスの基準
+ 組織内で習慣を共有する
+ 勝つとこを決める
+ 企業の価値
+ 経営品質は古い
+ アートで地域活性
+ 地給地足
+ 自分と会社の未来
+ 服は部品
+ 未来永劫
+ お客様からの支持
+ きれいごと?
+ 対話を深めるために
+ 言論の自由

++ 151-175 ++
+ 気づく組織づくり
+ 変化の兆しを見なくなる
+ 共感を得ること
+ 全幅で受け入れる
+ 突拍子もないこと
+ お客様の立場で
+ どうありたいか
+ 企業に投票
+ 結果指標も独自
+ 安心の提供
+ DNAの伝承と企業の成長
+ 非言語的シグナル
+ 風土で差別化
+ 人が育つ風土
+ 反省なきところには
+ 課題解決には目的を
+ 質問には質問
+ 伊那フォーラム総集編
+ イザ使える
+ エコが競争軸
+ 和して同ぜず
+ いつもが肝心
+ 難言
+ 発言が弾む会議
+ ユニバーサル

++ 126-150 ++
+ セル方式
+ 強制なのか?
+ 造花はナマケモノの象徴
+ 成功体験
+ 経営品質のフレームワーク
+ 食品業界のCSR
+ 文化とは
+ 次の行動につなげる質問
+ 今までにない食を生み出す
+ 認識を変える
+ やらされる側
+ 顧客満足度No.1
+ TO BEから探る
+魅力的な情報発信
+声を聴く
+小さな商店の地域密着経営
+顧客価値
+発言が変わった
+浸透した状態
+看板と誇り
+「運ぶ」を作る会社
+軸ぶれてない?
+話し合いのプロセス
+すごいイベント
+失敗しないビジネスモデル

++ 101-125 ++
+ヒトコトで言うと!
+新しい形
+何が強みなのか
+社会現実性
+測定する
+組織の倫理
+横並び
+“なぜ”
+オープンマインド
+改革とは
+納得・共感を得る
+顔晴れるか
+相手目線
+どうなりたいか
+基本に戻ること
+この人となら
+思いを重ねあわせる
+品格を高める
+社会との共生
+思考を変える
+常識は非常識
+みなで創り上げる商品
+カンガエルことの連鎖
+自分の仕事って
+企業の存在価値

++ 76-100 ++
+空港の独自性?
+読書の作法
+大切なこと
+日本型CSRの思想
+世界一の靴下を創る
+課題は内部にしかない
+正直と仲間がキーワード
+これからのクオリティ
+革新に向けた合意形成
+福井キヤノンJQA受賞
+組織は個々人の集まり
+共通点を探す
+お客様を美しくする
+原則の定義
+従業員が感動すること
+同業他社の後追い?
+元気な組織の秘訣
+性善説で経営する
+深い対話
+社会から経営を考える
+ネットワークを拡げる
+揺るぎない哲学
+それってGood show?
+マクロで考える
+原則で動こう

++ 51-75 ++
+世界初だからこその挑戦
+Happy Companyを目指すパトライト
+やる気が出る目標
+相手のニーズを察知する
+エクセレンスとは
+進化を追及し続ける組織
+トヨタが「最も賞賛される企業」に
+自分たちにあったやり方
+間違っている人は誰もいない
+推進者の信念
+Enjoy the difference
+伝える技術
+3Mの企業文化
+ゴーン社長の発言
+それって本質?
+ナショナルの姿勢
+考える、発言する
+人間性とは
+人が幸せになるための経営
+誰も真似できない
+食べないカマス
+全身全霊を傾けて「聴く」
+あるアイスクリーム屋さんの経営
+木の年輪のように
+らしさ

++ 26-50 ++
+コンセプトが伝わるモノづくり
+アイデンティティ
+見えないものを見ようとする
+仕事が上で、お金は下
+気づきはちょっとやそっとじゃ
+大事なことを大事にする方法
+何がわからないかをわからない
+考えるクセをつける
+思考の柔軟性
+共通の目的
+人の意識が生み出す成果
+伝統とは革新の連続である
+進化し続ける組織とは
+原因自分論を標榜する元GM社長
+経営のバランス感覚
+会議に必要なスタンス
+社員の成長を願う「あさ開」
+コミュニケーションの隠れた壁
+バグジー久保社長から教わったこと
+良い会社とは何か
+他の人の視点をもらう
+お客様満足と業績のダイレクトリンク
+気づきの生まれる場所
+駄菓子からスナック菓子へ!おやつカンパニー
+対話の難しさ

++ 1-25 ++
+悩まないで考える
+何でも言える
+無意識を意識する
+仮説をたてる意味
+思考プロセスって?
+卓越した経営の秘密
+大切なことを大切にする
+進化する集団トヨタビスタ高知
+本当のイノベーション
+福井キヤノン/21世紀の「やくダち!や」
+日本を元気にするビデオを作る
+すごいぞ ジョンソン&ジョンソン
+ビジョン共有ってどうしたら?
+支援部門のお客様はダレ?
+価値前提で重要成功要因を考える
+イメージを描く
+アセスメントの考え方
+カルソニックハリソン 雪竹社長のリーダーシップ
+情報の選択
+宮崎本店/日本のロマネコンティを目指す
+V字回復の経営/コマツ産機
+福井県経営品質賞表彰式、千葉夷隅加藤支配人講演
+ロッソえびすやの経営品質向上への取り組み
+北川知事と横田社長
+兵法に学ぶ経営 アサヒビール 中条顧問
+2002年度日本経営品質賞受賞企業報告会



伊那経営フォーラム

レポート一覧(2006-2012)
高知フォーラム

リッツ宿泊記
+リッツ宿泊記(1)
+リッツ宿泊記(2)
+リッツ宿泊記(3)
+ソウルリッツ宿泊記


きつねのお仕事

実体験を重ねる 2024年4月8日(月)

今日は、午後からまだ降り続いている雨に、濡れて重さが増した満開の桜の花びらに強風が吹いたら・・・と勝手に心配をしているfoxryoです。

そう、経験則ってある。
「この状態にこういうことが起きたら、結果はこうなる」
脳は経験したことはショートカットしてサボるからなんだけど、「状態」や「条件」は常に変化している。
以前はできなかったことが生成AIでできたり、人間自体の能力やノウハウがアップしていたり、実はすべてが偶然の産物だとしたら、良い結果については偶然ではなくすように実体験を積み重ねていくといい。

今日、とある引継ぎをしていたら、うまく説明できない箇所があり、再度マニュアルを作り直すことを約束した。
「自分ではわかっている」ことは「相手がわかっている」かどうかわからない。
だとしても、相手の知識レベル、(今回の場合だと)ITスキルをなるべく想定してマニュアルを書き、話している最中に相手の質問に答えながら加筆していくという「実体験」を重ねていくことで補完していけばいい。

ついつい「このぐらいわかるだろうから必要ない」という"At my side"で考えるのではなく、本当にわかるのだろうかと考えたい。

「こんな新しくて素晴らしい技術があるからお客様に使ってほしい」と商品を開発しても、お客様はそれを使いこなせないことがある。それと同じ。
だから自分たちで商品を使い倒すという実体験を重ね、よりよく改良していくことが必要。
プロダクトアウトではなくて、マーケットインで。

そんなことを今日の打ち合わせで学ばせていただいた。


コミットメントの季節 2024年4月2日(火)

今日は、週末をはさんで久しぶりに会社に行ってみんなに会えてよかったなーと思ったfoxryoです。

毎年4月になると経営トップのコミットメントをイントラネットで公開。言語は日英中でグローバルに閲覧できるようにしています。この取り組みは15年以上続いていて、経営理念を大切に考え協力してくださる経営トップの皆さんのリーダーシップにいつも感謝しています。

そして、経営理念の共有をミッションとするfoxryoたちのチームも同様に、一人ひとりがコミットメントを掲げています。
今日のチーム会では会社のビジョンや部門方針の実現に向けて新年度の自分自身のコミットメントをどんな考えで掲げたのかをコメント。加えて、「明るく楽しく役に立つ+変化対応」というバリューについてもブレークダウンした項目から自分が今年度意識して行動したいものを選んで宣言しました。

宣言したら終わりではありません。以降のチーム会ではレビューをしています。
毎週メンバーの一人が、自分が掲げたコミットメントやバリューを実践する中で気づいたことなどを発言して、それに対してチームメンバー一人ひとりがコメントするという形で進めます。

みんなのコミットメントを聞いて、新たな気持ちでまた1年が始まることに、なんだかウキウキしています。
皆さんの会社や組織ではどんな新年度を迎えていますか?


洞察と価値提供 2024年3月25日(月)

今日は、病院で診察いただき無事放免されて安心したfoxryoです。健康第一ですね。

過日逝去された「DR.スランプ アラレちゃん」「ドラゴンボール」を描いた鳥山明さん。その鳥山さんをはじめ、マンガ家の編集担当をされていた鳥嶋さんのお話です。

雑誌社に入社したら配属希望と全く違う、読んだこともなかった少年ジャンプの編集担当に!
どれを読んでも面白くなくて、とりあえず順位をつけてみた。読者の評価は自分と真逆。何が面白いのか・・・。隣の小学館資料室を図書館のように使って、とにかくマンガを読みふけった。そして自分が好きな漫画はどれか、どうしてそれが面白いのか、一番面白いと思った漫画を徹底研究。

読みやすく面白いマンガとは? 

50回繰り返し読み、アングル、セリフ、コマ割りなどの視点から独自の「漫画の文法」を見出す。
それを基準に多くの漫画家を見出し伴走していった。

その一人が鳥山明さん。デザイナー兼イラストレーターから独立して、一転、漫画の道へ。
作品作りは作家の話を聴き、そこから引き出すことを大切にしつつ、読者からの反応を作家にフィードバックしながら、何が求められているかを伝え、軌道修正や新たな作品の企画につなげている。

実は、アラレちゃんは第一話では鳥山さんは主人公として描いていなかった。博士の方が主人公!
そこには森を見て木を見てという「客観視」や関わる人たちの気持ちも含めて「洞察」しながら、読者というお客様が価値を感じる作品を提供できるようにするハブのような能力を発揮している人たちがいるんだなと。

自分が好きなものだけに囲まれて、自分が好きなものだけを発信していても多くの人には届かない。
その人でなければ創りだせない価値はどこにあるのか。
それをどうしたらより多くの人に届けられるのか。
そんなことを考えるきっかけとなる動画でした。

発想源specialで紹介してくださった弘中さんに感謝です。

この動画はDESIGN ASSOCIATIONが以下を目的に公開されています。感謝!

"デザインがこの国を変えていく。

当団体は上記の理念のもと、デザイン文化の創造やデザインビジネスの活性化、次代のデザイナーの育成を目的に、デザインを通して社会貢献を行なっています。 その様々な活動をDiscovery channelで放送中です。 そのアーカイブをこのYouTubeで公開しています。"


B【ドラゴンボール】こうして天才・鳥山明は漫画の帝王となった。
500回ボツにされた天才漫画家と悪魔の編集者の戦い【鳥嶋和彦 切り抜き】

出典:DESIGN ASSOCIATION npo 2024/03/07
お客様のSOSは我々の課題 新日本ビルサービス 2024年3月20日(水)

今日は、空を翔ける雲の速さが尋常じゃなく、夜、テレビを見ていたら「強風警報解除」というテロップが流れるのを読んで、やっぱりそうだったんだと思ったfoxryoです。

さて、昨日拝聴した日本経営品質賞受賞企業「新日本ビルサービス」(以下、新日本)さんの講演メモです。
「お客様からの要望は断らない」と働く仲間たちが主体的に取り組み、自分たちの専門性を広げ、業容拡大と成長につながっている会社です。

  • 将来のありたい姿「建物ではなく、ファシリティに集う人々を想う」
    NASAの清掃員のエピソード。ケネディ大統領が何しているのかと問い掛けた。
    「私は人類を宇宙に連れていく手助けをするために働いている」 私たちもファシリティがコミュニティの場になりイキイキとするのを最終目的とした
  • 契約業務だけでなくお客様の課題を解決することだと気づいた。お客様は専門性を求めている。品質管理、お客様のSOSは我々の課題。お客様との関係がすごく深い、技術力と専門性を磨いてきた。それができたのは社員が挑戦してきたから。
  • 創業時、この仕事は会社の大小ではなく、現場の第一線で清掃していただいているパートアルバイトさんの質で決まる。=第一線で働く人が一番大事と気づいた。その人たちを創業5年目に「さわやか社員」さんと命名した。 (会社概要にも「さわやか社員」と記載されてます!)
  • さわやか社員研修会を26年間継続。さわやか冊子を配り何故仕事をしているのかを問い掛ける。これにより、会社に対する誇りが醸成されてきた。生涯青春!を掲げている。働いているから元気。90歳まで働いている社員もいる。3世代揃った青春企業。
    人間の本質は働くこと。自分で考えたい、喜ばれたい。みなさんに力を発揮していただく。 15年前から取り組み、根付き始めた5Sも現場の発表会「さわやかフォーラム」で約40チームがエントリーする。 一番よく取り組んだチームにマルつけてもらい最優秀現場賞を授与
  • 顧客の要望を断らない文化 「はい、できます!」で業容拡大
    病院では「設備管理をいろんな会社に頼んでいる、まとめてくれると有難い」という声を受け対応、マンションでは、「改修工事できる?」と対応、デベロッパーさんからは「商業施設の支配人をやらない?」などなど。
  • 社内報でお客様の声を届ける。年4回発行し、編集長は社長の自分。現場訪問やお客様へのインタビューなど。4500部のうち2000部をお客様に送付する。アットホームなお客様との関係を築いている
  • 将来展望:建物老朽化でこれから大改修時代に入る。建物を長期間使う時代に入った。ビルメン業は建物の状態、経年劣化把握している。適切な計画が立てられるので提案している。錆の進行を防ぐ優れた技術を持つパートナーと協働して既に対応を始めている。
    事業継承も2030年。創業理念を継承し、次の世代にも「ファシリティに集う人々が愛と笑顔に包まれた躍動する世界の実現」に向けて進んでいく。
ありたい姿を内向きに持つのではなく、お客様・社会への価値で語ることで第一線で働く人たちが力を発揮できるようにモチベートされていることが伝わってきました。
リーダーや仲間がありたい姿やお客様に貢献する行動をしていることで風土が醸成されている。

「一番大切なことは、一番大切なことを大切にすること」 byネッツ南国 横田相談役

ということができていると感じました。

☆出典:中部革新フォーラム 2023年度 日本経営品質賞 受賞組織の取り組み
    2024年3月19日 主催:中部生産性本部


御用達を極めるトラスコ 2024年3月17日(日)

今日は、お天気と自分の体調が微妙だったので自宅でまったりしていたfoxryoです。季節の変わり目は気温差が激しいので皆さんもご自愛くださいね。

さて、録りためた番組を見ていたら、トラスコ中山さん、御用達を極める経営をされている!
問屋業はamazonなどの登場によって廃れると言われがちですが、他の卸業にも頼りにされるくらいの在庫を持っていつでもお客様からの要望があればお届けできる体制を構築している。
その大量の商品在庫の持ち方がスゴイ。通常ある通路を無くし、まるでパズルのように上から何段目かのボックスをロボットが動きいてピックアップする。そこでのスピードは求めず、あくまで在庫を持っていることを重視。
在庫のエリアも良く出る商品とそうでないものと分けているのも効率的だし、理に適っている。

また、配送時間に関してもルートが決めて回っていて1日2回の配送ができる。さらにお客様が欲しい時にお客様が自分でお客様の社内に置き薬のようによく使う商品が置かれた棚から買うことができるのもスゴイ。

お客様だけでなく従業員の幸せも考えている。
たとえば、年休は無限にためることができるし、買い上げもあり。単身赴任者は日曜日に家族と食事をしてその日は家で過ごし、翌朝の月曜日に出勤する権利がある。社内副業制度もあり、休みの日に倉庫でバイトすることもできる。社内託児所や食堂の従業員も正社員として雇っている。などなど。

「教科書に正解はない」と自ら様々なアイデアを考え出し、実現しているトラスコ中山の社長 中山 哲也さん。商品開発の場面も実際お客様がどう使うかを想定したポイントをアドバイスしていたっけ。従業員の皆さんがその背中をみて育っていくような制度もきっとあるんでしょうね。

☆出典:テレビ東京「カンブリア宮殿」: https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/2024/0314/
 2024年3月14日放映


戦略的に技を選ぶ 2024年3月15日(金)

今日は、初めて水戸の藤原塾にZoomで参加させていただいたfoxryoです。遅刻したため勝手がわからず、幹事の鬼澤さんだけに質問をchatしてしまい、読み上げていただく羽目に。

ということで、これからの世界経済の変化を読み解き次の変化を捉えるために経済アナリスト 藤原直哉先生による講義メモ(ほんの一部)をご紹介します。

2024年度はお客様に価値を提供し続けていくために戦略的に技を選び人を育てていくことが大切なんだなと、そしてその考え方を学びました。 以下メモの抜粋です。

  • デフレが広がり、賃金上昇させつつ利益を出さないとならない時代になった。 それができない会社は破綻に向かっている。
  • 物価や賃金あがっているから、これまでのように安く大量にはムズカシイ。
    企業側が労働者への分配も必要だが労働者自身の生産性向上があって賃金の本格的な上昇がある。
    今まで一番ないがしろにされていた企業の経営資源が人財。その人財がないと、これから経営がまともにならない。
    いままで軽んじられていたものが一番大事であると躍り出たかたち。
    2024年度は働く人の労働生産性の向上による持続的な賃上げの体制が創れるかどうかが非常に大きな勝負となる
  • 働く人が創意工夫してその結果利益がでて、賃金が上がるように戦略的に組み替える必要がある
    この正反対のことが平成の初めに起きていた 俗人的な能力を配慮 派遣労働を入れていた
    俗人的な能力こそ、利益の素である。そういう人が長く働いてくれる職場にしないとならない
  • 働く人のモチベーションが重要。
    働きやすい職場が表面的な給料以上に求められている
    業界標準以上の給料といい職場環境。 自主性を尊重する、ハラスメントがない、きめ細かく働く人の問題を解決してくれる細かいアテンドなど。 自分でキャリアパス考えている人がキャリアパスを相談できる会社がいい。 その人のキャリアパスと会社の方向性を合わせていく
  • 2024年は企業の格差が一段と広がる。 一番は人の問題。持続的に賃金を上げられるか。それが一年の最大の課題
お客様に価値を届けられる技を持った人財を多く育てていくためにはリーダーは何をすべきかの問いと他の方からの「技」についての問いに以下のように答えていただいた。
  • 1つ目に重要なことは最初にどこで技を活かせば企業とお客さんと働く人の満足につながるのか、ここをどう上手に見つけられるか。
    他と差別化するところで技でどんどんどこをやったらいいのかを自分たちで選ぶ。
    それぞれの企業においてどこで技を磨いて活かすとビジネスになるか考えてほしい。
    とにかく一番初めに技をどこで活かすか、その場所を戦略的に選ぶのが重要、それが70%くらい。
  • 2つ目は賃金はしっかり払うこと。その代わり自立を促す。
    技を持っている人の出口は自立。会社の中だとポジションがあるから頭打ちになる
    だから技には独立がついてまわる。
    独立という方向性がある中での技磨きが必要。
  • 1人1台スマホを持てば、「係員」といった業務は自動化で置き換えられていく。それらを作るソフト屋さんや投資も不足しているが、一方で、職人や、ドライバーや農業、建築などのモノを動かす人、対面業務があるBtoBのセールスの人たちの仕事は貴重になる。普通のサラリーマンではだめ。頭を切り替えないと。
  • 職人の技と職人を一緒に売り出している会社が増えてきた。 この技にこの人あり、と一体にすることで、それを見た人たちの憧れになる。すると職人は安定して暮らせる。こうした循環を創り出していく。職場で教えて育て、盛り立てる必要がある
米国政府が「もしトラ」になればドル安円高が一気にくる。世界経済の変化はますます激しくなっていく。
いずれにしてもお客様にとっての価値を他社とは差別化し、付加価値を上げていくために、それができる人財を増やしていくために自社の「技」を戦略的に選択し、ともに成長していく会社づくりが必要ですね。

ご参考:藤原塾は全国各地で開催されています。
☆藤原塾URL(by あえるば):https://aeruba.co.jp/service/jyuku/
合意 2024年3月4日(月)

今日は、会社帰りに高島屋でお弁当を買おうとしたらほぼ売り切れていて超焦ったfoxryoです。
もう何ともならない場合は、成城石井が待っているので大丈夫ですけど♪

そんな日の社外とのメールのやりとりで、以前はOKだったプロセスがNGになり、社内の専門部隊に確認をしていただく必要が出てきたり、合意済みだと思っていたことが意外にそうではなかったようだったりして、少し驚いてしまった。
ただ、お互い、それについて明確にできていなかったことがわかってよかった。
相手の主張も理解できたし、お互い配慮をしようとして意図しないことが起こっていた。

やっぱり合意を得るためには、お互いがどういうありたい姿を描いているのかが共有できていることが大事なんだなと。

そこがぶれないように話し合う。
そして何かあるたびにそこに戻る。

「そもそも、私たちはどうありたかったんだっけ?」
「そのためには何が必要?」
「どうするとよい?」

といったカンジ。

そしてその時必要なのは、「私たち」という意識かもしれない。
お互いの立場を尊重するのはもちろんだけど、立場が違うからこそ違う意見が出たりアイデアがあったりするのを議論のテーブルに載せて、「うちはこうしたい」ではなくて、「私たちはありたい姿に向けてどうしたいのか」と議論を尽くす。

そこにあるのは「理解」と「納得」と「共感」。
すべて「納得」とはいかないけれど、自分の言いたいことは話したという「納得感」はある。

「ありたい姿」と「私たち」があることで合意のスピードも速くなる。多分いいことが多いハズ。
どこまで合意ができたのかとかズレが出てきた時に確認することで最良の選択肢を選ぶことができ、意思決定のスピードは速まり、ゴールは近づく。
そういう意味で何が合意できているのか、記録とかホワイトボードに書いておくとか議論の場でみんなが意識できるように工夫することも必要かも。

皆さんは合意をするためにどんなプロセスを踏んでいますか?
その合意のもとどのように実現に近づくためのスピードを上げていますか?


商品ブランド 2024年3月4日(月)

今日は、夜空を眺めることなくお弁当を抱えて家路を急いでしまったfoxryoです。お腹減ってたから・・・。

小腹が空いたときに食べるものって、子供のころは飴やガム、チョコレートが定番。そんな中の一つにチェルシーがあった。バタースカッチとヨーグルトがお気に入り。
そんなチェルシーが販売終了。
1972年に明治から生まれたチェルシー、52年の歴史に幕を閉じるか。

この商品ページももうクローズしちゃうんでしょうね。

テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」で明治はキャラメル事業からも撤退といっていたっけ。
お菓子って商品ブランドをたくさん立てやすい。日々の食生活に密着した大量消費型だから。でもそれが立ち行かなくなったから撤退というわけ。そんなに売れなくなっていたとは知らなかった。
確かに自分もあまり食べなくなった。その代わり何を?というと、チョコレートにシフトしている。
子供のころから食べているものは商品ブランドとして大人になってもうまくシフトいきそうな気がするけど、そうでもないのかな。明治はアポロ(イチゴのチョコ)では、大人が手に取るように大き目サイズを出しているらしい。
どちらもお客様を見誤っているのかな?


最近CMあまり見ないなと思っていたけど、それは自分たちの生活で「番組は録画」にシフトして「録画だからCMは飛ばす」が定着しているからかも。

もう一つはメーカーのコンビニ商戦への移行というのもあるかも。
多様性の時代に入り、「みんなが同じものを好き」から「自分はこれが食べたい」になり、「自分が気に入れば買う」だけでブランドにはこだわらない。

チョコレートに関して言えば、マニアックなものもあるけれど、日本のお菓子メーカーのものはそうでもない。
時代の流れの中で、商品ブランドの維持もなかなか難しくなってきているのかも。
チェルシー買い占める人がいるかもね。


ほとんど〇〇な商品 2024年2月28日(水)

今日は、早めに仕事を終えて美容院でリフレッシュしてきたfoxryoです。
「今日は頭皮がやわらかかったですよー」って。初めていわれた。ストレスが減ってきたからなのかも。引き続きいろんなことをシンプルにわかりやすく、やりやすくしていきたいな。

さて、「わかりやすい」といえば、小林製薬の商品開発で考えられているネーミング。商品の名前を見ればどんな商品なのかが想像できるってなかなかスゴイ。
そして、商品開発といえば、「ほぼ○○」で市場を広げていく会社もある。
たとえば、「ほぼ蟹」。蟹かまぼこは、いま「蟹より蟹らしい」と言わしめるものまである。もっというと、海外にまで市場を広げてヒットしている。

そんな「ほぼ〇〇」シリーズをまた発見。

 ☆ドンキ、ほとんど「革靴」なスニーカーが大ヒット
  軽くて疲れにくいビジネスシューズが誕生した背景

  by IT mediaビジネス2024年02月27日

この「ほぼ革靴」は、ネーミングも「スニーカー心地のラクすぎビジネスシューズ」とわかりやすい。靴ひもをほどくことなく履けるというのがfoxryo的にポイント。

"ココに情熱!
痛い・・固い・・重たい・・擦れる・・・
そんなビジネスシューズからの解放!
一般的なビジネスシューズが4〜500gに対し、本商品はおよそ半分の261gと超軽量!
履き心地にもこだわったクッションソール&ストレッチ素材で痛くない!柔らかい!軽い!擦れない!"
という売り文句。
ビジネスマンの心をつかみ、去年の11月に発売して売上は予算比の役2倍! 販売店舗も広がりを見せている。4890円というお値段ですから素材は合皮。でも写真を見ると革靴にしか見えない! サイズ展開はS・M・L!とコストダウンにつながっている。

この商品も「もう靴にイノベーションなんてない」と思っていたけど、こういう商品開発もあるんだと学ぶことができた。日本の企業の商品開発力はまだまだ成長し続けるのかも!
3.5%の人の行動が組織を変える? 2024年2月19日(月)

今日は、長らく放置していてすっかり忘れていたことを完了できたfoxryoです。

さて、ちょっと前に聴いた講演の中で、変化を肯定し行動することを学びました。その際、そうした意識を持ち行動する人が組織の中に3.5%以上いるとイノベーションが加速すると講師がおっしゃっていました。
その背景には「3.5%ルール」という、ハーバード大教授 エリカ・チェノウェス氏が提唱する理論があります。この「3.5%」は、20世紀に起きた革命のプロセスの中で、どのくらいの人々が行動すると成功したのかを調査した結果からはじきだされた数字。

翻って、ビジネスの組織論においても同じことが言えるのではということで注目されている。

「3.5%」というと、もし100人の組織だったら、たったの4人。その人たちが活発に活動し、周りを巻き込めるかがカギなんだけど、少なくないかな。変革をリードする人一人あたり25人を鼓舞するような行動をとる必要があるってことになるし。

カリスマ経営者だったら「トップダウンで」みたいなことでいけそうな気がするし、たった1人のリーダーのブレない顧客視点の行動を日々目の当たりにしていたら、「自分も!」という気持ちになる。

3.5%が行動を起こせば、組織が変わる、会社が変わる、社会が変わる、その確率が上がる。
まずは自分の意識と行動を変えないとですね。

☆ご参考:エリカ・チェノウェス著「市民的抵抗 非暴力が社会を変える」


時代の波を先取り 2024年2月6日(火)

今日は、今日とていろんなことが起こるし、コントロールできないことがほとんどなのでケセラセラなfoxryoです。

"いま、アメリカの若い世代の間で「Dumb Phone(アホ携帯)」が人気になっている。アホ携帯とは、電話やメッセージ、アラーム、カレンダーなど機能が限定的な携帯電話のことだ。アメリカの人気ラッパーであるケンドリック・ラマーが、昨年11月に、シンプルなスマホの販売を手がけるLight社とコラボレーションし、アホ携帯「Light Phone II」のKendrick Lamar limited editionを250台限定で発売すると、即日完売した。"

通話とメールだけ「アホ携帯」が人気
 脱スマホ中毒だけでない米Z世代の需要

 出典: Forbs 2024年2月5日

というニュースを発見。
その背景には若者のSNS離れがあるようで。
日本ではどうなのかなと電車の中を眺めると、昔よりも本を読んでいる人が少し増えてきているように感じる。以前は横一列全員がスマホを見ているという光景がほとんどだった気がする。

1月は試験シーズンということもあるかもだけど、うん、試験本ではなくて、何らかの書籍が多い。
foxryoは最近、スマホの文字が読みにくくなったなー(=目が疲れた)と思うとカバンから本を取り出すことにしている。

SNS中毒、ではなくて、SNSと距離を置き、自分の生活を健全なものにしていこうという意識が高まってきているのかも。

有害なサイトへの誘導や、SNSのテキストデータの流出とか、誹謗中傷とか、デメリットをあげればきりがない。 ただ、それを上回るメリットもあるわけで。

AIの進化でさらにさまざまなデータが無作為に取り込まれてそれが新たな価値を創出したりという世の中になっていく。その世の中ではどんなものが売れるのか。
「売れる」というと"At my side"だし、プロダクトアウトに感じられるから、どんな人がどんなことに困っていて、それを解決するにはどんなことができるか、ってことが、今も昔も変わらぬ進化の鍵なんだろうな。

時代の波を先取りするにはどうしたらいいか。生成AIに未来をかたってもらおうかな。
って、どんだけ自分で考えず楽しようと思っているのかなと。反省反省。
小さな兆しを見つけて次は何が流行るのか。どんなものを創ると喜ばれるのか。それは人間の歴史の中で脈々と受け継がれてきた本能なんだろうな。
発想の視点を変える 2024年2月3日(土)

今日は、食材が豊富なので一日自宅でまったりしていたfoxryoです。

「逆転の発想」ってなかなかできないもの。逆がわかったとしてもそれをどうポジティブに活かすのか。

それを難なく考え出しているように感じたKenma代表の今井さん。

「こんな素材があるのだけど商品化できないか」
メーカーってこういう発想になりがち。「こういう技術がある」というのもそう。
お客様は想定できないけど、優れた素材や技術がある。そして「これはいいものだからきっと売れる」とプロダクトアウトで突っ走った商品を作って、お客様がついてこれず使いこなせなかったり、受け入れられなかったりする。

そして商品化の相談を受けたとしても、あまりいいアイデアってでそうにないのだけど、Kenmaは発想の視点が違う。
スタッフと商品化のアイデアを考え、そこで出たアイデアを分類していくと、誰もアイデアが出ていないエリアが見つかる。そこに対して考えていく。 番組で紹介していたのは匂いを吸着する素材。横軸に「吸う」と「出す」、縦軸に「いい香り」と「よくない香り」を置くと、「いい香りじゃないのを出す」エリアに空白が浮かび上がる。

結果、どんなアイデアになったかというと、素材にミントの香りを吸着させ、眠気を感じている人がボトルをプッシュするとミントが鼻にぐっとくるというもの。

そんな発想できなかった。虫よけくらいしか思いつかなかった・・・。
しかも価格は素材が高いため1.5万円。想定顧客はエナジードリンクをよく飲む人として、年間4万円くらいは使うから値付けも問題ないというロジカルさもある。さらに試作品のテストもkenmaが担当。1日1リットルもコーヒーを飲む救急救命士にヒアリング。

こうしてkenmaからアイデアを受け取った中小企業は商品を世に送り出し、ヒットさせている。

誰も気づいていないエリアだから、独自性が高い。市場も自分たちが創り出すことになる。値付けも自分たちで設定できる。まさにブルーオーシャン!

このアイデア出しの方法はとても優れている。誰もができることじゃないからヒットする。
この発想力を身に着けられるといいな・・・。

☆テレビ東京「カンブリア宮殿」: 中小企業の救世主!ヒットを生む逆転の発想力
 2024年2月1日放映


QUONの挑戦 2024年1月27日(土)

今日は、歯医者さんに行ったら、やっぱりセラミックの歯が欠けていたことがわかりショックだったfoxryoです。
麻酔2本打って、残っているセラミックの被せものも取り除き、また仮の詰め物とお友達に。
年末にいつも行く歯医者さんがお休みで別の歯医者さんで治療することになってしまった歯とのかみ合わせがよくなかったようです・・・。歯って本当に繊細ですね。

さてさて、そんな治療を終えて家に戻ったら、テレビ東京の「カンブリア宮殿」で豊橋のQUONチョコが取り上げられているのを録画で観ました。
ヤマト運輸の小倉昌男さんのスワンベーカリーの取り組みに憧れた夏目さん。
「帰りなさい」と社名の入っていない名刺を渡そうとすると厳しい一言が。何度も手紙を出し、やっと会えた小倉さんから・・・。

それでも、「障がいなどがあったら普通の人のように働くことができない」という社会の常識はおかしい、変えたいと、小倉さんのようにパン屋さんを始める。

ただ、パン屋さんは温度の高い機械を使ったり、温度管理やタイミングをみて何をするかを作業者が決める工程が多かった。つまり人を選ぶ作業だということ。また、障がいのある人でも雇用でき、給料も普通の人と同じくらいえることができるようにしたいと賃金を払うにはパンの価格を上げなければならなかったのですが、それではお客さんが「高い」と買わなくなる。そうしたジレンマに悩んでいたとき、チョコレートに出会う。

チョコレートなら単純作業が多く、工程を分割することができる。
しかもハイブランドになることも夢じゃない。

チョコレートに混ぜ込むお茶などの材料を石臼でひく作業、チョコレートの成形、カットなどそれぞれの工程にあった人たちが働くことができた。

給料も重度の障がいがある方は5万円、そのほかの人たちは19万円ほど。障がい者の方が働く施設などでは賃金が1万円未満であることがほとんど。

「これは自分たちの作ったチョコレート」と誇りをもって働くことができている。
採用基準は、働きたいかどうかの一点のみ。

夢は「アムール・ド・ショコラ」で1位をとること。

いまや全国に28店舗を擁する。
夏目さんとQUONの「働くこと」への挑戦はこれからも続いていく。

P.S. QUONのショコラテリーヌ、おススメです。名古屋は松坂屋などに入っています。ふるさと納税でも検索するとヒットします。
 詳しくはQUONのサイトで: https://quon-choco.com/


顧客体験を変えていく 2024年1月15日(月)

今日は、お風呂の中で寝落ちしてしまったfoxryoです。夕飯を食べ過ぎたかな?

お正月前に買った白菜がまだまだあるのでお鍋にしたのですが、この白菜、産直市で買ったからこのあたりの農家さんの手により育てられたもの。
最近は体験型農業の施設もあったりするし、自分が作ったものは安全・安心に加えて、愛着がわくから美味しくも感じられる。ただ地域の農作物を買うだけでなく、体験する。

そうした取り組みが増えてきている。今年はさらに加速するだろう。

AI活用で。

米国では、大規模量販店などで従業員が出口のドアの前に立って個々のレシートを確認するのが慣例。性悪説に立ったルールだなと日本にいると思う。それをウォルマート傘下のサムズクラブではゲートをくぐることでなくす取り組みを始めている。

サムズクラブでは、出口でレシートチェック不要
 出典:ニューヨークタイムズ 2024/1/12

今年中に全店舗(600店舗)で実施する。人間に疑われることなく、AIが判定してくれる。
こうしてAIを活用することで顧客体験が変わりつつあるのを感じる。スタッフだって楽になる。

AmazonでもAIを利用し、お客様が購入品を持って店を出るだけでOK。支払いはアカウントに自動的に請求される「Just Walk Out」を展開。とはいえ、Amazon Goの8店舗を閉鎖したので、こうしてウォルマートなどが来店型の顧客体験をよりスムーズにすることで売上アップを狙う。

そういえば、名鉄の金山駅構内に無人コンビニがあるっけ。まだ使ったことはないけど、こうしたお店は増えていくでしょうね。

AI活用で顧客の購買履歴から購入タイミングをはじきだし、受取は実店舗でも家でもロッカーでも受け取れるようにもなっていく。そうなれば物流問題も解消されていくかも。
日本の女子高生たちはママから干渉されることなく自分が欲しいものをクロネコヤマトの「PUDO」(ロッカー)で受け取っている。

自販機みたいにいろんな業者のロッカーが集まった場所もできるかも。

いろんな人のいろんなニーズは1つ解決するともっと便利に変わっていく。
創るところでも顧客体験、受け取るところでも顧客体験、これまでタッチポイントで、と言われていたけど、それ以外のところでの体験を作っていくことで価値の増幅ができそうですね。


どこを向いているのか 2024年1月10日(水)

今日は、寒くて星空がとても美しく思えたfoxryoです。
こんな夜は、「♪上を向いて歩こう」が自然と口ずさんでしまいますね。

そう、「どこを向いているのか」って大事。

「おまえ、どこを向いているんだ?」と昨日、NHKのドラマ「正直不動産」で主人公が社長さんから言われていました。
そう、その時、彼はライバルばかりを見ていた。お客様を忘れて。
最終的にそのお客様との商談はとれなかったものの、「信頼できる人を紹介する」と、そのお客様が自分の友人に言っていただけたのは、「おまえ、どこを向いているんだ?」という社長の言葉が頭の片隅にあったから。
お客様をちゃんと見てわかった仮説を確かめて、"At your side"で提案ができた。

foxryoは今日気づいたことを伝えたものの、意図が伝わらなかったなと反省。
「どこを向いているのか」をちゃんと伝えられたらよかったのだろうな。気づくことができるように伝えなければ自分自身も"At your side"とは言えないな。

 「企業の目的は顧客の創造」by ドラッカー

私たちの組織の場合、トップのメッセージを読んでビジョンに向かえる仲間を増やすこと。

そしてもうひとつ。
ドラッカーの5つの重要な問い

・われわれの使命(仕事)はなにか?
・われわれの顧客は誰か?
・顧客は何を価値あるものと考えるか?
・われわれの成果は何か?
・われわれの計画は何か?

これを問い続けることがよりよい価値の創造と「いい会社」を創っていくことにつながっていくんだなと。
原点に戻ってちゃんと考えよう。そしてちゃんと伝えよう。


セーシェルからナイロン 2023年12月11日(月)

今日は、仕事の進みがいまひとつだったfoxryoです。「変えること/変えてはいけないこと」って常に両天秤にかけている気がする。

そんな夜にCNNのニュースを読んでいて、

使用済みの漁網、気候変動対策の一助となるか
という記事に目がとまった。
最近、地球環境のトピックについつい目が行くようになっている。やはりこの異常気象への影響を感じるからなのかも。 今日も春雨のようなしとしととした雨粒で昼間の気温もそんなに低くなく・・・12月なのにまだ冬を感じられない。

そんな夜に、循環型社会を目指す人たちがいることは心強いと思った。
"ブリコレ社は、商用マグロ漁から出る廃漁網をリサイクルする「循環型」ベンチャー企業だ。インド洋の島国セーシェルの首都ビクトリアの主要港に積み上げられた漁網の山を目にした同氏は、廃棄された網をリサイクルすれば生計が立てられる上に、ごみ処理や雇用の創出にもつながるのではとひらめいた。そしてセーシェルの人々を雇用し、漁網からバッグやハンモック、ボードショーツを作ることを思い描いた。 "
いくらマグロの産地といえども廃漁網の安定供給はムズカシイ。ブリコレ社のドブデ氏はセーシェルでマグロ漁をするフランスやスペインの漁業会社を協賛企業とし、地元の日知たちの雇用を生みだしている。
"ドブデ氏のチームが漁網を回収し、裁断して、チリにあるブレオ社の製造拠点に送る。ブレオ社はそれをナイロンペレットに加工し、それを原料に「ネットプラス」という素材を製造する。ネットプラスはパタゴニア、イエティ、トレックといったブランドの生地やサングラス、その他製品に使用される。"
リサイクルされることでいままで廃棄していた(多分焼却?)網がオシャレなものに変わっていく。
アップサイクルになるものもあるだろうし、それを買うという選択肢を多くの人ができるようにもっとPRできるようになるといい。
まさに「明るく、楽しく、役に立つ」でさまざまな人を巻き込み、新たな価値を見出し、地球環境を持っていくことがこれから一人ひとりができることなんだろう。
サステナブルな消費へ 2023年12月2日(土)

今日は、ソール貼り替えをしたhideのサンダルをとりに土岐まで二人で出掛けたfoxryoです。

「アッパー部分が破れたりしなければ何度でも貼り替えてお使いいただけますよ」とお店のスタッフさん。MBTはソール貼り替えができなくなったので、ビルケンシュトックさんはサステナブルだなぁと思う。

いま、アメリカやイギリスでは「修理する権利」が条例化されている地域が出てきている。私たちが長く使いたいと思っているお気に入りのものが壊れたとき、メーカー側が保守期限を設けていたり、部品がなければ修理を断られる。
ただ、古いオーディオやおもちゃなんかは販売店でノウハウと経験を積んだ方がおられると修理できたりする。この条例によってメーカー側が製品の技術情報や修理方法を公開することになるので、今まで以上に修理の可能性が高まるというわけ。

HUFFPOSTに

パタゴニア創業者「粗悪な安物が人と地球を殺している」。責任ある暮らしへのカギとは?

という記事が載っていた。
今年50周年を迎えたパタゴニア。

"2018年には企業理念を「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」に変更。2022年には、気候変動と闘うため、30億ドル規模の同社の全株式を信託団体と環境団体に譲渡すると発表し、世界を驚かせた。"
このようにパタゴニアは創業以来サステナブルを追求する決断と行動をとり続け、多くの顧客の共感を得て、ビジネスの在り方をよりよく変えていこうとしている。
"「毎年買い替えなければならないナイフよりも、何十年も使える炭素鋼のナイフを選び、責任ある生活を送るための鍵として品質を受け入れることができれば、私たちは唯一捨ててはならないもの、つまり地球を守ることができるかもしれない」" by パタゴニア創業者 イヴォン・シュイナード氏
欧州の石炭採掘の映像を見たことがある。巨大な重機が地球を壊し、めぐりめぐってそれらを私たちは享受している。

作る側の責任だけではない。
使う側である私たちの日々の生活がより豊かになることによって、気候変動を引き起こし、洪水や干ばつや森林の火災などにつながっているのだとしたらどうか。

まさにいまCOP28で議論されているところなんだろうけど。
サステナブルな世界に向けて、企業が、私たちが何ができるのか。次の世代が生きられる地球を渡していくために。
活躍する次世代リーダー 2023年11月1日(水)

今日は、11月のおついたち。「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」と言ったマッカーサーの言葉をふと思い出したfoxryoです。

まぁ、自分を含めて年寄りもまだ年寄りと言われなくなりそうな勢いの今日この頃なんですが、やっぱり未来の世界を考えた時に、それぞれの場所で輝く人たちがたくさんいることがいいよねと思う。
そしてその活躍をいろんな媒体で紹介してほしいと願う。
ここのところ戦争のニュースが多くて・・・。そんな中でも世界はよりよい未来に向けて歩み続けている。戦争がその手段だと考えている一部の人たちによって戦争がなくならないのだろうけど。

というのはおいといて、今朝のNHKのニュースで富山の高校生たちがピックアップされていた。
内容は、富山湾で大量発生したウニをなんとかしたいというもの。

ウニなら高く売れるじゃんと思いがちだけど、磯焼けして海藻もほとんどない海で育ったから身はスッカスカ。食べてみたらとっても美味しくなくて売り物にならない。
そこで、餌をやれば商品化できるのではと考えた。

近隣の昆布屋さんや農家さんに協力いただき、昆布や野菜を調達。
結果、どちらの餌でも美味しくなった。
結果もちゃんとプロの和食料理人さんに協力してもらっている。コラボ力高い。
昆布を餌にしたウニは旨みがあり、野菜を餌にしたウニは爽やかであっさりした味に。
餌で味が変わるんだ。当たり前なんだろうけど・・・。foxryoなら両方混ぜた餌をやってしまいそうなところ、別々にやってみるという商品価値を想定したアイデアもいい。

協力している農家の方も夢を描く。
「規格外の小松菜を提供し、それで美味しく育ったウニを食べ、そのウニの殻を砕いてたい肥にして小松菜を栽培するというサーキュラ的なことができたらいい」と言う。

高校生たちの「やってみたい!」を地域の大人たちが応援し、成果を出しつつあるというステキな話題を朝のニュースで見ることができて爽やかな気分で出勤できた。

こういう社会課題からビジネスを生み出す次世代リーダーがどんどん増えて、地域が、そして日本がいい国になるといいな。他人に期待ばかりしてはいけないので、自分もできることを考えようっと。


インフレの世界 2023年10月30日(月)

今日は、月の右上が少し欠けていて「あぁ、十五夜は昨晩だったな」と思ったfoxryoです。

ビジネスで変化していくものの中に各国・地域の経済動向がある。モノ創りをしてグローバルに販売しているうちの会社にはかなり影響する。円高に振れているいま、普通だったら大きな影響がありそうだけど、ドル建てで商売している部分に関してそこは影響なし。

けれども、アメリカやイギリスなどで暮らしている仲間たちにとってはインフレは生活にガツンと影響する。
今日たまたまアメリカから出張で戻ってきている仲間と話したところ、ちょっと前とくらべて6割くらい高くなっている印象だと言っていた。
NHKの「つぶやき英語」ではイギリスのインフレに触れていた。欧米ではどんどん物価が上がってきているのを感じる。
日本ではどんな影響があるのかというとやはり原材料を輸入している会社はコストアップを余儀なくされている。また、「このままでは生活が・・・」という従業員の声にこたえて人件費をアップさせている企業もある。

この状況にどんな処方箋があるのか。

なるようにしかならないと放置するのが常のfoxryo、
でも欧米のモノの値段のアップは仲間たちの生活に大きな影響を与える。
どうするとインフレが停まるのか。
もしくはどうするとインフレの世界でもお客様が買ってくださる新たな価値をつくれるのか。
どうすればインフレを抜け出せるのか。秘策はあるのか

給料を上げる?
外食を減らして家で料理する?

庶民にできることといえばそのくらい。
給料アップしたとしてもいまのインフレ傾向にはついていけず買い控えに走るかも。

モノが売れない時代に突入するのか・・・。
そんな中にあっても「どうしても欲しい」と買っていただける価値を創造することができる組織に変えていくのか。

"At your side."で考え、自分たちで変化を起こす気概を持たないと、これから生き残ることはできない。
大きな組織の中にいると細分化した業務を淡々とこなすだけになりがち。
自分は何のために目の前の仕事をしているのか、未来に何を描くのか。
そこを明るく議論できる組織が人をはぐくみビジネスの成長を可能にするのだと思う。


共通の判断軸で問う 2023年10月20日(金)

今日は、またもやJRが遅延していて最寄り駅からはすぐに乗れた割に大曾根から一駅ずつ前の電車の信号待ちで30分程余分にかかってしまい、こんなことなら大曾根で地下鉄に乗り換えて会社に行った方がよかったと思ったfoxryoです。
でもこれ、結果論だし。判断って難しい。

そう、難しい判断に迫られたとき、何を大切に考えて意思決定するのか。
今日、中部経営革新研究部会の第三例会でダイキンさんのお話を拝聴し、日々の意思決定だけでなく、経営トップの事業判断においても共通の軸で問いかけ、「それでいいのか」を決めていることに感銘を受けた。

それはまさに

「一番大切なことは
 一番大切なことを
 一番大切にすること」
といつも(トヨタディーラーで一番顧客満足度が高い)ネッツトヨタ南国 相談役がおっしゃっていることを実践しているということだと感じた。
しかもそれを入社したての人からトップまでに当たり前に求めていて、大切なことと判断したことは実現するまでやり続けるように働きかける。
それがDNA、文化にまでなっていると感じた。
うちの会社の場合だったら
「それは"At your side."なのか」
と問うことなんだろうな。
「問い」かけること自体って勇気がいるような気がする。
どんな立場であっても自社が大切にしていることを共通の判断軸として問いかけ、考え、議論し、決まったことをどんどん実践していく。
個々人の多様な意見も提案も歓迎。
そういう会社はとても強いと思うし、よりよくなっていくのは間違いないのではないだろうか。
生成AIの先 2023年10月14日(土)

今日は、朝早くから出掛けたら地下鉄東山線のポイント故障による全線ストップにあい、動き始めた名城線を使って遠回りしつつ、ドニチエコ切符をうまく使いながら2万歩も歩くことになったfoxryoです。

ポイント故障の原因はハード的なものかソフト的なものかはわからないですが、こうしたこともそのうち人間ではなくAIが判断して未然防止も含めて適切な対応をとるようになる。

そんな未来予測の動画がが昨年末に公開されていました(★)。

AIからAGI+ASIへ

どらえもんやアトムやSFの世界が現実になるのは、人が夢見たものを口に出したり描いて魅せることで共感した人が動いていくから。

この流れを止めることはないだろうし、止まることもないだろうし、私たちはそれを活用してよりよい生活と社会を創っていくことになるのは明白。

今日、NHKの「笑わない数学」で取り上げられていた「コラッツ予想」。ドイツ生まれのローター・コラッツさんが生み出したもので「偶数なら2で割る、奇数なら3倍して1を足す」を繰り返していくと必ず「1」になるという数同士のつながりを予測した理論。
1950年に広まり、それを証明しようと世界中の数学者が取り組み始めたけれど現在に至っても証明できておらず、日本企業が1億円ほどの懸賞金を支払うと発表。コンピュータで「垓」の位まで計算できているけれどもその先の数字については証明できていない。つまり無限・・・。

こうした予想もAIの先にある「AGI」(Artificial General Intelligence:人工汎用知能)や「ASI」( Artificial Super Intelligence:人工超知能)によって解き明かされることができるようになるのかも。

まずはいま私たちが使えるchatGPTに自分の考えややりたいことを問いかけて議論したり、企画や設計や業務の効率化を進めたりすることから始めていくことかな。
皆さんは以下の動画を見てどうしたいと思いますか?

★シンギュラリティ・タイムライン|人工知能+AGI+ASI(2023 - 2100): https://youtu.be/P5HNeahRYDM
 出典:AIニュース 2022.12.30


10年後の靴 2023年9月29日(金)

今日は、8:30から健康診断で胃カメラもオプションで受けたfoxryoです。
前日21時以降の絶食はかまわないけど、当日11:50まで絶飲食というのがキツかった〜。今日は胃の調子がよくてお腹が空く・・・。健診がんばったご褒美に、高島屋で福砂屋のキューブカステラと、つばめやのわらび餅をGET。

そして夜は、そのわらび餅のように真ん丸な登り始めたばかりの仲秋の名月を土岐のアウトレットで撮影

「最初は皮が固く感じますが、だんだんソールの皮が沈んで馴染んできます。手入れしながら5年、10年と履いていただける靴です」
とても色と形が気に入ったのでローファーをGET。
スコッチグレインのスタッフさんのこのクオリティに誇りをもった発言に買うことを決めた。
確かにhideはここの靴を長いこと履いている。
10年後の靴が楽しみ。

サイトをみると
"生活の中の道具である「靴」に、
期待を超える品質を。
驚きに満ちた履き心地を。
ひとつひとつ丁寧に、誠実につくりあげていく。
ゆるぎない誇りを。"
という企業理念が掲げられている。

1964年、東京は墨田区発でMade in Japan という品質を妥協なく追及している。

日本にはこうしてモノ創りに誇りをもった会社がある。
そういう会社が一つでも多く輝いているといいなぁ。
皆さんが働く会社の仲間たちは誇りを持って働いているでしょうか?!

★SCOTCH GRAINサイトURL: https://scotchgrain.co.jp/quality/

義務化 2023年9月27日(水)

今日は、もうすぐ中秋節で中国のスタバで発売されているレアで高級な月餅をGETしたfoxryoです。超ずっしり重い。さすが月餅。チョコレート味のをいただいたところ真ん中にチョコソースが入っていました。一人で1個は多すぎるので隣の二人に味見程度の量をシェア。 月餅と言えば家族で食べるものですが、それは義務じゃないし♪

ということで義務化の話題。

昨日、JRに乗ったら車内にこのつり広告が。

7月にすでに名古屋市の条例として議決されていた模様。
そしていよいよ10月に施行される。

何かというと、エスカレーターは左右どちらも立ち止まって利用すること。

こうした条例は他にもあるかなとぐぐると、埼玉県が一番最初に条例化したと書かれている。そのほかに横浜市もある。

条例の第1条には目的が書かれている。

"この条例は、エスカレーターの利用等に関し必要な事項を定めること により、エスカレーターの安全な利用の促進を図り、もって市民が安心して 暮らすことのできる社会の実現に寄与することを目的とする。"
片側をあけて利用することで長蛇の列ができる。
デパートの中のエスカレーターでさえ。
急いで駆け上がって行く人自身だけでなく、立ち止まって利用している人とぶつかって事故が起きても不思議ではない・・・。人が歩くように作られていないからエスカレーターが壊れて事故が起きてからでも相変わらず変化はなかった。
いつからこうなったのかな?

エスカレーターの横に階段があればいいのでは?というのはhide。
確かにエスカレーターしかなければ早く行きたい人は歩きたくなるのかも。

あ、横道それた。
「義務化」ということについて書きたかったんだった。
義務にしないと行動は変わらないのか。
義務にしても罰則がないから変わらないのではないか。

大きな事故があっても変わらなかった私たち。
条例で変わることができるのかな。
車内の吊り広告は確かに意識付けには役に立った。こうして話題にしているし。
それがいつまで意識し続けられるのか。
啓発をやめたらまた忘れ去られて歩く人がふえるのか。

なぜ、歩く人がいるのかといったら、時間がないから。
余裕を持って移動するという習慣づけができたらこうしたことは起きなさそう。
実際、通勤・通学時間に多い訳だから。

ということで、エスカレーターに焦点を当てるのではなく、生活習慣の方に目を向ける。
10分早く起きて家をでることで変わるかも♪
みなさんなら、どう変えたいと思いますか?

名古屋市エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例 名古屋市サイト
西松屋の無音 2023年9月20日(水)

今日は、お昼にパンを買いに行ったら1つ目が臨時休業、2つ目もたぶん臨時休業でシャトレーゼに飛び込んだfoxryoです。

そんなシャトレーゼの近くにある子供用品の「西松屋」さんがネットで話題に。
何かというと店舗内でBGMがかかっていないとのこと。
昔昔トイレをお借りしたことがあったさい、そういえばBGMがかかってなかったかも。そして店内が空いてたかも。
それらには小さな子供を連れた家族に"At your side"な優しさがあふれた理由が。

2006年まではBGMが流れていたのですが、

「音楽は人それぞれで好みがある。BGMがあると、かえって買い物の邪魔になるんじゃないか」「商品を選ぶのは耳よりも、目から入ってくる情報や商品にさわった感じの方が重要では?」
と店舗の利便性向上や効率化を進めているなかで慣習になっている業務が本当に必要なのかと店内BGMも見直した。
お客様の反応は狙い通り。
  • 欲しい商品が見つかるまで、じっくり落ち着いて買い物ができる
  • ベビーカーで眠っている子どもと一緒に入店して、退店まで起こすことなく買い物を終えられた
  • 足音がよく聞こえるおかげで子どもが迷子になったり、曲がり角でよその子とぶつかったりする心配がなくなった
西松屋の経営戦略は「積極出店」と「ガラガラ経営」。
ベビーカーを押しながらでも買い物がしやすいように1つの通路にお客様が1〜2組を基準にしている。それを超えて混雑するようになったら、近くに新しくお店を作る。この循環を繰り返して1985年には25店ほどだった店舗が今では1090店となった。

西松屋の経営理念をぐぐると次の通り。
「私たち西松屋チェーンは、北海道から沖縄まで、日本全国津々浦々の、赤ちゃんや子どもさんを持つ家庭の普段の暮らしが"より豊かに、より便利に、より楽しく"なるようにとの思いから、それを経営理念として掲げ、子どもたちのための専門店を目指して活動しております。」by 同社サイト
「お客様にとって、これって便利なのかな? この状態って当たり前なのかな? 」と思うところから変革は始まる。
西松屋はさまざまな取り組みを通じて子供たちのための専門店で居続けていると感じます。

いつから「無音」に? 西松屋が店内BGMを流さなくなった理由
出典:with news 2023.9/19
称賛を行動で表す 2023年9月13日(水)

今日は、ブロンコビリーのスープがコーンポタージュから卵に替わっていてちょっと残念だったfoxryoです。
飲食店は経営状況厳しいとはわかっているものの、素材や味のクオリティは下げずに値上げする方向で対応していただけると嬉しいなぁ・・・。この変更で売上が下がったら元に戻すのかな?

成果を何で見るかというのはあるものの、成果を出したチームや個人を表彰するというのは多くの企業で取り入れられている。

社長から表彰される(表彰式で称賛される)、金一封や旅行、みんなからのメッセージカードがもらえたりするのもある。

ドミノピザでは、お客様満足度調査で全国1位になった岐阜の店舗の全員に休暇をプレゼント。

そして、その休暇の日には、ドミノジャパンの社長や役員が店舗にやってきて、代わりにピザの生地をこねたり、トッピングを加えて焼いたり、配達したりと、すべての運営をしきっていたそうです。

称賛の方法っていろいろあるけれど、こうして社長自らの行動で「店員を誇りに思っている」ことが示されるって、スタッフみんなのモチベーションにすごくつながると感じる。

"(この制度は)いいなと思います。役員の方たちが働いてくれているので、安心して休めるというのが大きいですね"
と店長。

ドミノピザのゴールは
「すばらしいできばえのおいしいピザを安全運転で30分以内にお客様にお届けする。」
それを実現するために
従業員一人ひとりが「(人々は)ピザでつながる」という信条を核としたValue(バリュー)を体現し、ブランド価値向上につながることを目指しています。
また、ドミノで働くすべての従業員の意志・決断を尊重し、信頼しています。一人ひとりが幅広い枠組みの中で自由に仕事をし、活躍や成長のできる場を提供したいと考えています。

Our Value(私たちのバリュー)
  • 思いやりを持ち続ける精神、「FUN」を全てのお客様・チームメンバーと共有しよう
  • 慣習を打ちこわそう
  • 感動を超える顧客体験の提供をしよう
  • 責任をもって正しい事をしよう
  • 全ての人々の成長と活躍を応援しよう
バリューの5つ目を実践するマーティン社長、いいね!

満足度アンケートで全国1位…岐阜のドミノピザで従業員休ませ社長や役員が店頭に「店員を誇りに思う」
出典:東海テレビニュース 2023.09.12
ダイバーシティって? 2023年9月11日(月)

今日は、天気が不安定で朝からひざ下びしょ濡れになったfoxryoです。
最初は通勤、次に研修所までの行き帰り。すべて午前中の出来事・・・。とはいえ、帰りは雨に降られずラッキーだった♪

そんな日の午後は中国の仲間とイチローさんとの語る会。ダイバーシティを踏まえた人財育成は?という質問があった。

ダイバーシティとはコミュニケーションすること
そのコミュニケーションは双方向で
(自分の話を長々するのではなく、)相手の話を聴くこと
とイチローさんが答えていた。
ダイバーシティというと女性だとか性別、人種、宗教などのマイノリティに目がいきがちだけど、そうじゃないということ。

社会は人と人とのつながりで成り立っている。
人類の進歩は、「それすごいね!」が多くの人に共有されて広がり、「じゃ、こういうのができるね」とどんどん挑戦してきたからできたこと。
ダイバーシティもいろんな人とコミュニケーションすることで言語や文化を越えて学べることがあり、どんどん進歩していく。

臆せずコミュニケーションをとること。

意外に良い取り組みは共有されにくいもの。
いいと思ったことをどんどん発信していく。そこから次の人の活躍につながっていく。それは分岐して、ネットワークみたいなものもどんどんできていくのかも。
ダイバーシティって人間の進歩を促すキーワードなんだな。
価格戦国時代 2023年9月6日(水)

今日は、朝起きて36度前半の体温で、だんだん回復してきていることを実感したfoxryoです。
回復してきているのがわかるのが、食べる量。普段通りに戻りつつある!
昨晩はカレーもケーキも食べたし♪

そんな食べ物事情に新たな波が。

同じ商品でも店舗によって価格に差をつけるー。

そんな時代が始まっている。
ハイシーズンに価格を上げ、オフシーズンは価格を下げる、というのはこれまでもあったし、今ではテーマパークでも定着し、顧客側も理解している。
テイクアウトの商品なんかでは商圏が違えば価格が違うというのもあるし。

でもマクドナルドでも?!
たとえば、ビックマックの価格。店舗のある地域を3つに区分し、価格も500円、470円、450円としている。
固定資産や人件費など固定費がかかるところは高いというわけ。

顧客側はそこに気づいていない場合があるものの、こうした価格を受け入れている。
高いのが嫌ならばちょっと不便な場所にあるお店に行けばいい。

「だからこの価格なんだね」と顧客側が価値と価格のバランスに納得したお店を選ぶことができるというわけだ。

こうした値付けはガストやバーミヤンなどでも取り入れられているのだそう。

ファストフードやファミレスはじめ、多くが値上げに踏み切っている。
値上げに踏み切った時には、工夫もしている。
味をワンランク上げるとか自分たちの強みを活かしたメニュー開発をするとか。

「あ、これならこの価格でもいいかな」

と顧客側が思える価値をだしていくことで売り上げを伸ばしている店舗もある。
デザートのサブスクリプションを導入して、それをトリガーにして来店と購入を促すものもある。

価値と価格のバランスは、いつの時代も人間の心次第。

SNSが発達した今、どこの店舗でどんなものがいくらで売られているのか、すぐわかるし、AI分析だっておそらくすぐにできるだろうから、そこにコスパを求める人たちはそうするだろうし。
ますます多様な世の中になっていくような予感しかない。
ますます価値をどう伝えていくのかが価値提供者にとっての成長のカギとなる。

価格戦国時代に突入!


仕事が趣味の人たちの集まり 2023年8月16日(水)

今日は、台風一過だったものの強風と天候不安定のためJRが運休して帰れなくなるのを避けたいと在宅勤務に変更したfoxryoです。

在宅勤務とかワーケーションとか。働き方も多様になってきた。
オフィスに集まらなくても仕事ができる人もいる。
オンラインセミナーもいっぱい登場。あとから録画を1.5倍速で見ればいいとか。

タイムパフォーマンスを重視する人も増えてきた。

これは全くの想像の世界。
仕事が趣味の人たちが集まる組織ってどんなだろう。
モンベルとかスノーピークとかはある意味そうかも。
仕事と趣味が一体化している。

車のディーラーや整備工場の人たちも意外にそういう人が多そう。
翻ってみて、うちの会社はどうかな。
foxryoはやりたいことをやらせていただいてきた。「仕事が趣味」と言っていた時期もあるし、いまもそう。
でもそうじゃない人もいる。
そう、あのワークライフバランスという言葉。
イチローさんも区別なんかないよねーと言う。
そう、どちらも「ライフ」なのだ。

「仕事が趣味」と言っている人たちが集まっている組織はきっとみんな仕事を面白そうにしている。
壁があっても乗り越えようとか突き破ろうとか、それも楽しんでしまえる。
そう、自分たちの目的とか目標とかが明確にあるから。
そういう組織は強いと思う。誰もが自主的かつ自律的に考え、行動するから。
失敗したとしても一度で諦めることなく、成功するまで、やり遂げるまで挑戦し続ける。

そういう組織が創れたらとても面白いだろうなと思う。

周りから見るとケンカしているように見えるかもしれないけど、喧々諤々進み続ける。
仲良しクラブではなく、「ありたい姿」を目指す同志。

外から入ってきて新たに仲間になった人も後押しできる。
自分のライフの主人公に。
「誰かの役に立つ人生」ではなく「自分の人生の主人公に」

誰かの言うとおりに動くのは簡単。自分で考えて行動する人たちの集まりが一番面白いし、変革も起きていくハズ。
皆さんはどんな人と一緒に働きたいですか?
どんな仲間とどんな成果と成長をしていきたいですか?
そのためにどんな発言や行動をとっていきますか?


非財務指標の定量化 2023年8月9日(水)

今日は、台風の影響で強風吹くなか、お昼にランチに出掛けたfoxryoです。いつもながら食い意地張ってる。

EARTH FOOD CREATORを掲げ、世界初の3つ発明をしたベンチャースピリットを引き継ぐ会社のCSV経営についての講演を拝聴しました。
その3つの発明とは1958年の即席麺、1971年のカップヌードル、2005年のスペース・ラム。はい、どこの会社か即わかりますね。日清さんです。

ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の共有の話はもちろんですが、非財務指標の定量化についての話がとても共感をもって聞き入りました。何故かというと、「理念共有って、売上につながるの?」という質問をこうした活動をしている事務局なら誰でも問いかけられるところだから。

講師の方は、何年もかけてその確からしさを高めようとされているのに感動。
かつてfoxryoたちは10年ほど前に1年ほど検討しただけで諦めてしまったことを思い出す・・・。

MVV/行動指針を踏まえた「組織人材ポリシー」を持ち、それを核とした人財育成、エンゲージメント、イノベーション、それらが企業価値、業績といった成果にどのように結びついているのかを明らかにしようと取り組み続けている。

非財務指標の定量化についてはエーザイの柳モデルをもとにしているとのこと。エンゲージメント調査もすでに5年実施している。
エンゲージメントや価値関連性分析や日清独自の「Value Tree Analysis」といった取り組みは、特に欧州の機関投資家とのミーティングで評価されているともおっしゃっていた。欧州はそういうところは先進的。ますます企業に対する社会からの期待は大きくなる一方かも。

非財務指標と企業価値や業績とのつながりはその時々で変化する。何年もかけて確からしさを追求し経営に活かしていくという強い意思を感じました。
変化する、といえば、イズムについても。

「イズムに対しての挑戦があっていい。MVVは時代とともに変わる。永久に変わらないわけではないとしたら、変えていく必要がある。そうしたチャレンジがおこなわれる組織が組織として活性化した組織である。」
とおっしゃっていたのも印象的。

「迷ったら突き進め。間違ったらすぐ戻れ」とはMVVの7番目。
それを地でいっているようなご講演でした。
チャレンジの度合い 2023年7月27日(木)

今日は、お気に入りのイアリングを爆走したため片方落としてなくし、ブルーなfoxryoです。

爆走といえば、突っ走ること。
どんどん突っ走ってやっていくと仕事でもなんでも突破口が見えてくるもの。
暴走になるとまた違うけれども。

では、どんな度合いがいいのか?

誰かに自分がやりたいことを話して、「それいいね!」と進んでいくこと?
それとも「そんなことやったら失敗するにきまっているじゃん!」と言われて、いろんな人に話しても賛同されないけどなんとか突破口を見つけること?

自分だったら前者がいいけど、多少の摩擦がなければそれはチャレンジや変革とは言えないのかもしれない。

摩擦があるのは当たり前。
むしろ摩擦が合ったらいい反応だと思おう。
そして、摩擦のポイントを想定しておき、先回りしたプランや行動をとっていく。

周りを巻き込むには、共感を得られる話方をしたいところ。

定量的にデータで示す。
それをすることでどんな影響があるのか。市場規模は?成長性は?
自分がやりたいのはその中のここで、
なぜそこなのかを自分が言っているのではなく、こういうエビデンスがあると言えること。

そして一番大事なのは信念と覚悟。

冷静と情熱。

この2つを兼ね備えてチャレンジや変革は進んでいくもの。
今日の塾での気づきメモでした、マル。


直感的な商品 2023年7月25日(火)

今日は、ペンギンのDVDを見るために友人から外付けDVDプレイヤーを借りて四苦八苦していたfoxryoです。

加えてそのDVDプレイヤーは海外で買ったもので日本語の取説がない。
しかもfoxryoの大雑把な性格からマニュアルを読まずに進めた。そう、直感的に扱えなければアウト。

案の定、インストールがうまくいかなかった・・・。
そのDVDプレイヤー、電源用USBと読み書き用USBの2本があったのです。日本だとフツーUSBって1本ですよね。

どうして2本あるのかなぁと思いつつ、片方挿してみた。LEDライトが点かない・・・。

変だなと思い、とりあえずそのUSBは抜いてもう1本の方を挿してみた。
すると青いライトが点いたのでペンギンのDVDを入れてみたけど読み込まない。

これはユーティリティディスクでアプリをインストールする必要があると判断。
で、インストールしていたら、なんだか長い。時間がかかりすぎるような気がして、英語のマニュアルを引っ張り出した。

四つ折りされた簡易マニュアルの図を見ると、どうやらUSBは2本とも挿さねばならないらしい。
インストール最中だけど挿してみるかとUSBを指してみた。

結果、インストールはどうやら失敗。
諦めて、アンインストールして再度挑戦。

面倒くさがらずにプログラムも必要なものだけに絞る。
で、無事ペンギンの映像は見られるように。

本当にユーティリティをインストールしなきゃみられないのかなんとなく疑問に思って他のPCにさしてみると動くは動く。けれどもペンギンの動画すべて見られない。おそらく販促用の短いDVD映像はどんなDVDプレイヤーでも動くようにしているのだと推測。

ということで、PCにつなぐ周辺機器はPCの基本スペックで動くようになっていると一番いいんじゃないかと。USBマウスみたいに、挿したら動くイメージ。
プレイヤーとPCをつなぐUSBは1本にするとか。

多くの人がマニュアルを読まずに済ませたいと思っているハズ。
つなげばすぐ使えるようになっていてほしい。

何も考えずに(少しは考えるだろうけど)使える周辺機器は優れもの。
そうして考えた時に、自分の仕事でも次の人がどう使うか、どういう最終形態になるかまで考えておくことって生産性と創造性の向上につながるはず。

身近で使うものはますます直感的な商品・サービスが求められるようになってくる。
人間は退化していくかもだけど。


ビジョンを自分のものに 2023年7月6日(金)

今日は、在宅勤務で私用外出してhideとランチに出掛け、そのあと蓮池に大輪の蓮も観に行ったfoxryoです。
薄いピンクいろの花や濃いピンクいろのつぼみが風で少し揺らめく緑の葉っぱの中で見え隠れする光景。ビジョンってそうした自分の心の中に、ふとした瞬間に、迷ったときに「あぁ、ここだよね。こうありたいよね」って思い起こすもの。それは自然に自分の心の中に存在する。

じゃ、組織のビジョンってどうなのか。そもそも自分で作ったビジョンじゃないし。
そのビジョンを自分のものにするには、理解・納得・共感のプロセスが必要。
そもそもその言葉が自分たちの組織のミッションと一貫性があって、腹落ちしやすいものであればいいけどそうじゃない場合だってある。
また、1つの会社であっても異なる事業を持っていたら、すべての事業の仲間たちにとってのありたい姿を描くのは抽象度が高くなる。

常に意識できるようにカードやポスターを作るといった物理的なことだけではなくて、やはりそのビジョンに近づいていくためには一人ひとりの主体的な行動を促すような仕掛けがいる。

なぜそのビジョンを掲げたのか。
リーダーが語る。

ビジョンの言葉が表す意味とは。
理解するための解説をする。

納得・共感の状態へもっていくには、ビジョンを自分で語るということが必要。
ビジョンをどう使うか。
自分はそのビジョンのどこに共感するのか。
自分にとってどういう行動がビジョンのゴールに向かうのか。
自分の言葉で語ることが重要。
人は言葉に出したことを実現しようとする生き物だし。

加えて自分一人だけではビジョンを実現することはできない。
だから周りの人たちとビジョンを語り合うことが重要。

うちの会社でも昨年、10年後をゴールにしたビジョンの初年度が始まった。
世界各地でビジョンを語り合っていた。
グループビジョン実現に向けて自分たちの組織ビジョンを作ったり、それを大きなパネルにして掲示したり、その様子を動画にしたりと各組織ならではの取り組みが自律的に進んでいた。
ほかにも自分たちなりに再解釈して作った目標に対して年度末に自主的に振り返りをしてイントラネットに投稿していた組織もあった。

やらされているのではない。ビジョンを自分たちのものにしている。
改めてビジョンのチカラを感じた。


インサイトを制するアサヒ 2023年6月26日(月)

今日は、首周りの日焼けがまだまだ赤くてかなり皮膚がかわいそうな状況のfoxryoです。

突拍子もないこと、それは大抵ネガティブな意見や反対にあうもの。それでは何も起こらない。
一方で、それは本質をついていたら共感を得られるもの。そして挑戦と成果へとつながっていく。

そんな学びを得た30分。
何のことを言っているの?と思われたあなた。
今日は、アサヒビール社長の松山氏の講演をオンラインで拝聴(☆)

1986年にスーパードライに経営資源を集中させるために生産を中止した「マルエム」と言われるビールの復刻にコロナ禍の中取り組んだ。「おつかれ生です」というキャッチコピーのあのビールです。
当初ネガティブな意見や反対にあったが、復刻に向けた顧客インサイトを動画にして社内で見せた。 インサイトはコロナ禍で人と会うな、話すな食事をするなと言われれ、不要不急で大切なものが切り捨てられていていいのか。効率だけでなく、心にゆとりを。

あの味を大切にしている飲食店のオーナーの声や「うまいビールつくる会社から、うまいビールがある、いい人生をおくるビールを作る会社になろう」という社内の声に発売へと向かうことができた。

「缶ビールはしょせん缶ビールでしょ」というお客様のインサイトにも生ジョッキ缶で覆した。「一番ワクワクする缶ビールにしよう。楽しい生活にしよう!を体現するビールになった。

そしていま、吉本興業とのコラボで、「スマドリでええねん!プロジェクト!」を開始。
日本の成人人口が9000万人とすると約半分の5000万人はお酒を飲まないという事実がある。お酒を飲める/飲めないで分断されず、新しくて楽しいお酒のある生活文化、偏見、壁、窮屈さがない自由な世界を創りたいと取り組んでいる。

「ネガティブな声に引っ張られてアクション起こせないのではなく、世の中賛否両論、雑音だらけ。 それで新しい一歩が踏み出せない。誰しもそう。
未来は予測できないし、正解はない。チャンスは貯金できないから一番大事なのは、技術力・戦略力・マーケティング力よりも、きっと勇気と覚悟。
そして(議論や意思決定では)消費者を真ん中に置く。そうすれば仕事にまつわる悩みは消える」
という言葉にとても共感を覚えた。
「リーダーシップとはカオスを止める力」 by 藤原先生

ビジョン実現に向けて戦略的試行錯誤の大切さもうちのイチローさんとおんなじ考え。 「未来のビール会社はワクワク、うまいビールのあるいい人生、100年後も愛され続ける会社」に向けてアサヒの挑戦は続く!

☆出典:日本ビジネスプレス セミナー メモ
 「アサヒビールのマーケティング変革『世界でいちばんワクワクするビール会社』を目指して」  松山 一雄氏 アサヒビール株式会社 代表取締役社長
第二の岡野工業 2023年6月23日(金)

今日は、年休をいただいてちょっとリフレッシュできたfoxryoです。 いつもは土日に録画を見ている「カンブリア宮殿」で、今の時代にあったカタチで第二の岡野工業のような町工場が生まれているんだなぁと。

金属部品メーカーだった浜野製作所は、海外シフトが進む大企業からの発注が減少していくという変化に対応するために試作品など多品種少量生産のモノ創りに特化。

そしていまではスタートアップ企業が作りたいモノをカタチにする強力な助っ人に。多くのスタートアップ企業と関わる中でスタッフのモノ創りへの誇りも生まれているという。

またその能力を大企業も買っていて、ブリヂストンは月面走行車のタイヤの試作を浜野製作所に依頼。先方からの図面通りに作るというより、共同しながら創り上げている。しかも自分たちで測定器具を造り、剛性や安定性といった走行性能まで高めようと取り組む。

「"誇り高い仕事"にしていく」という浜野社長の信念のもと、さまざまな人や企業を結び付けて社会にとっての新たな価値を生み出し続けている。
それは「どこにもできない」といわれたものを楽し気に創っていた岡野工業の岡野社長を見るようだった。日本のモノ創りはこうした熱い思いを持った人たちで成り立っているんのだ♪

☆出典:テレビ東京「カンブリア宮殿」 浜野製作所 2023年6月22日


参加するワクワク感 2023年6月19日(月)

今日は、チームdeウォークの歩数記録がチーム内で1位に躍り出たのと、wordleが3回目で正解できてゴキゲンなfoxryoです。

以前、存在意義が求められる時代でパーパス経営について聞きかじったことから自分なりに考えたことを言葉にしてみたとき、関わる人たちの「信頼」と「誇り」がカギだと思ったけど、そこに至るために、まずは大切なことがあるんじゃないかと。

それは自分の仕事にワクワクしているかどうか。
ワクワクするためには、その仕事がどんな価値につながっているのか、何に貢献できるのか、そこに共感できているかが大切なんじゃないかと。
すごく真剣にその仕事を突き詰めるというのもありだけど、その仕事に自ら率先して参画したくなる何かがあるといい。
そしてその何かはお客様が買うことによって、お客様にとっても同じものに貢献できる、つまりお客様も参画することがワクワクする未来につながる。

従業員とお客様がその会社に参画するワクワク感を持つ。
これまでの企業のビジョンは「自社が成長する」とか「自社の独自技術の創出」とか「売上世界一」とかが多かったものの、ここにきてその企業が何に貢献しているのかを表すワーディングが重要になってきている。

たとえばサントリーは今年4月に企業理念を刷新。

わたしたちの目的 Our Purpose
サントリーグループが事業を営む目的、企業としてめざす方向性
「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」

☆出典:サントリーグループの企業理念を刷新 2023/4/1
このパーパスを知ってワクワクする人はどれだけいるだろう。
「水と生きるサントリー」はコーポレートメッセージに。

ちょっとだけ自分に引き寄せにくいような気もする。 では、ナイキ。
「私たちの目的は、スポーツの力で世界を前進させることです。世界中の人が平等に競い、誰もがプレイできる場を提供するという役割を果たし、すべての人のスポーツへのアクセスを拡げることです。」 ☆出典:Nike
何かカッコイイし、ワクワクする。
少し前まで低迷していたアディダスは海洋プラスチックゴミでスポーツシューズを開発したり、海洋プラスチックゴミを減らすためのRunイベントを開催したりしている。

従業員、お客様、そして、社会も巻き込んで、ポジティブな未来に向けた取り組みが賛同を得る世の中がどんどん進んできているのを感じます。
ビジネスパートナー 2023年6月13日(火)

今日は、次世代人財育成を目的にした塾の2回目。今年の塾生の皆さんとの伴走が始まったfoxryoです。

そんな塾では自分たちの会社の未来永劫の成長に向けて新たな価値を創造することに取り組むわけですが、大企業のトヨタさまでは「未来」ではなく、さまざまな技術開発のベールが剥がされ、トヨタを取り巻くビジネスパートナーにとって生き残りをかけたビジネスモデルの変換の準備期間がいよいよ短くなってきているという印象。

特にこれ↓

ついに発表「トヨタ史上最大」のモノづくり変革
出典:東洋経済online 2023/06/13

平たく言うとミニカーを造るみたいに1台分まるごと車体をプレスしちゃう。
これまでのようにパーツを溶接することもない。(いまは接着剤も多いだろうけど)

そうなるとそうした製造を担ってきた二次、三次のパートナーの仕事はどうなるのか。
他社のことながらモノ創りがこれまでにないやり方になったら、それにあわせて周りも変化しなければならない。
新たな技術によって新たな仕事も確かに生まれる。でもそれが必ずしもパートナーが担えるわけではない。
SDGsの地球環境保全にかかわる課題への貢献ももちろんあるだろうし、「つくる責任、使う責任」「産業と技術革新の基盤をつくろう」にも貢献するんだろうけど。

EV用の個体電池も10分で充電できたらお客様にとって"At your side."。
三方よしだったビジネスは、技術革新や新たなビジネスモデルが生まれた時にバランスを崩す。
今回のトヨタさまの発表のように大きな方向性とゴール(5年)を示すことで、各社が生き残りをかけて自分たちができることを模索する時間を提供しているようにも思える。
これからもグローバルにビジネスを成長させ続けていくために必要な生まれ変わりのような時代がきそうな予感がする。


プロセスの標準化 2023年6月2日(金)

今日は、台風の影響で全国的に大雨になるという予報だったので、昨日のお昼には在宅勤務を決め込んでいたfoxryoです。そしたら本当に窓の外は一面真っ白な大雨で、お昼前には会社から午後からの勤務は自宅でとの通達がメールで送られてきて、在宅勤務にしておいて正解でした。

さて、そんな大荒れの天気の中、とあるプロセスを整理していたものの糸が絡み合ってクリアにならず、打ち合わせで小さいところにこだわってしまったかなと反省。

実績値が出せることはわかったので、あとはその数字をどう見ていくか/見せていくか。
数字をとる目的は効果測定とその結果を改善に活かすこと。KPIをどこに置くのかも重要。
まだ数字が揃い切っていないので決められない部分はあるものの、毎月結果を見ながら調整中。

その数字の出し方のプロセスも定まりきっていないものの、少しずつ標準化を進めている。
標準化が何故必要なのか。

  • その業務の一貫性と品質を保つことができる。
  • 誰でもできる。
  • 誰でもその数字が何かを理解することができる。
  • 言葉の共通化やルール化ができる。
つまりチームの判断や業務が速くなる。
新しいスタッフが入っても業務の引継ぎが速くできる。
そう、組織的能力向上につながる。

ところで、プロセスの標準化は本当にいいことばかり?

臨機応変で柔軟に対応することはできない、標準化されたルールを変えるのには時間がかかる、ルールに縛られ自由な発想がしにくくなる可能性がある。

実際、3つ目については、「昔はこうだったけど、いまは自動化も可能だからこうした方がいい」といったようなことが出にくくなる。「前例がないから・・・」というのと同じ。
リスクを背負ってまでやってみるという気概のある人がいないと進まないかもしれない。

標準化プロセスが完成した!と思っているとどんどん陳腐化していく。そうしたアップデートをしながら次の工程により高い品質の価値を提供していくことが求められている。

人はロボットじゃない。だから人それぞれ。マニュアル作っても相手には伝わりにくい。
とはいえ業務の中で一本貫くプロセスを明確に定義することが大切なんでしょうね。
価格以上の価値 2023年5月28日(日)

今日は、往復1時間ほど歩いて夕飯を食べに出掛けたfoxryoです。

会社の近くでランチを食べに行ってもそうなんですが、値上げに踏み切るお店が増えてきました。
そこで「値上げがあってもやっぱり行きたくなる」という味やお店への信頼感って大切だなと改めて思う。
値上げといってもいろいろ方法はある。

  • 価値は変えず、コストに見合った値段にする
    値上げの説明やお客様にそれでも買いたいと思う理由が必要。
  • 付加価値を追加する
    お客様に値上げの理由が明確に説明しやすい
  • いままでのものをベースに新商品として提案する
    お客様に納得いただけない場合がありそう。
  • いままでとは違うお客様への価値提供を考え、全く別の商品を作る
    ただ、開発にコストがかかる 時間がかかる。
値上げをしないという考え方もある。 コストに見合うように量や品質を下げた商品にするというもの。これだとお客様ががっかりする確率が高い。
たとえば、「メロンパンが小さくなったな〜」というようなイメージ。

ただ、「あなたの会社の商品だから買いたい」と思っているお客様だったら?
「これまでこの価格で企業努力してきました。諸般の原材料費の高騰などで値上げせざるを得なくなりました」というのは通用するのか。というか通用しないと自社の経営が立ち行かなかったら・・・。

お客様が購入する頻度が減る、買い替えを控える、価格の安い他の企業の商品を購入する・・・。昔々のように割賦販売のような形がまた登場してきたり、レンタルやリース、それこそサブスクリプションでお客様とつながる中で新たな商品やサービスを模索していくことも必要なのかも。

いずれにしても大切なのは、商品を買ってくださるお客様が「この料金を払ってもあなたの会社の商品を買いたい」と思っていただける価値を提供すること。価格だけでなく、物語を伝えていくことも重要。
そう、そこで大切になっていくのは、お客様とのコミュニケーション。AIやITのチカラを活用して一歩先ゆくニーズを見つけ出すこと、「スピード」という価値も重要。
自分だったら何が欲しいのか、お客様が私たちとは違う人ではなく、自分もお客様であることを意識して考えることが価値を考える上で大きなヒントとなる。これはイチローさんの受け売りだけど。
南半球から 2023年5月16日(火)

今日は、いつもより30分早起きしてちゃんと会議に間に合ったfoxryoです。

さてさてそんな今日は南半球から出張で来ていた仲間の会議を席で出待ち。彼に会うことができるのは今日で最後。

私たちが「CSR経営」に舵を切ってからの同志。彼はニュージーランドのトップとしてそれ以前からリーダーシップを発揮してビジョンやミッションを大切にする経営に独自で取り組まれていた。

なので私たちがグローバルにイントラネットを通じてグループ各社のトップのメッセージを発信する際に、依頼すると必ず応えてくださった。

直近では、SDGsへの取り組みについて原稿を書いていただいたとき、いまでいうSDGsウォッシュとならないようプロセスを踏んで自分たちとそしてグループ全体へいい影響を与えるようなメッセージに仕上げてくださった。

「長文になったけど編集はあなたに任せる」とメールに書かれていて嬉しく思ったのを今も憶えている。

英語だからfoxryoにはチャレンジなんだけど、その気持ちに応えたいと思える。
今日も、挨拶して握手したら事前に伝えようと思っていた言葉が全く出てこず、先に「今までありがとう。がんばれよ」的なことを言われてしまって自分の準備不足に反省するばかり。
明日、メールしてみようと思う。まだメールアドレスは残っているだろうから。

南半球の同志。新社長にその思いを引き継いでいると思う。時が移り変わり、人が代わっても引き継がれていく思いがある。残った私たちが、お客様に価値を届け続けられるよりよい会社を目指していく♪


強みとニーズ 2023年4月12日(水)

今日は、スマホにハンカチに指輪を家に置きっぱなしで出社したfoxryoです。意外に大丈夫だけど、やっぱりスマホがないと手持無沙汰。本があればよかったんですけど。
そんな今日の社内向けお昼のメルマガをお届けします。

皆さん、持ち運びたいと思う家電にはどんなものがありますか?
それに価値はあると思いますか?

電動工具のマキタが持ち運べる「電子レンジ」を発売しました。

  • USB充電可能で価格は11万円
  • 満充電のバッテリ2個を装着した状態で冷蔵弁当を約11回、200mlの飲み物を約20回温めることができる
それって、一体誰のため?

と思いましたが、いました、想定顧客。
ヒントは、「同じバッテリで数多くのマキタ製品が動かせる」です。

誰だか知りたい方は、こちらから。

  ↓

持ち運べる電子レンジ! 電動工具のバッテリーで動くマキタの新商品
 出典 withnews.jp  2023/04/10

そして、マキタはこの「同じバッテリで数多くのマキタ製品が動かせる」という強みでまだまだ持ち運び家電を創っています!
それは何でしょうか?

答えは、コーヒーメーカー。

充電式コーヒーメーカー by マキタのサイト

自社の強みとお客様の行動を観察して創り出された製品たち。
ニッチだけどファンは多そうなイメージです。

かけ離れたところの新製品ではないのが身の丈に合ったモノづくりを感じられる。各社今の時代の変化やお客様の声にしっかり答えていこうとしているんだな。
自社比率40% 日の丸自動車 2023年4月9日(月)

今日は、温かい日差しのなか、2時間ほど、遅咲きのぼんぼりのような八重桜やハナミズキ、藤棚などを眺めながら散歩と買い出しに出掛けたfoxryoです。

「光を観る」から観光。
散歩もそういう意味では観光かも。

「毎日が挑戦」

と日の丸自動車興業社長の富田さんは語る。

その言葉通り、創業時のタクシー、バスの配車業から、いまや自社が生み出した事業比率が40%を超えている。

  • 2000年 臨海副都心での日本初の無料巡回バス運行開始
  • 2003年 東京電力と共同開発した日本初のタービンEV電気バス導入
  • 2004年 日本初の2階建てオープントップバス「スカイバス東京」運行開始
  • 2013年 水陸両用バス「スカイダック東京」運行開始
次々に日本初の取り組みを進めてきた。
「デパートのエレベータに乗るときお金を払いますか? 街はデパートが横になったものだと考えると、お客様が移動しやすいシステムがあれば地元企業のメリットになる!」
これは富田社長が臨海副都心の無料巡回バスのシステムを考え運用費用を支払う協賛企業を集めるために語った言葉。
丸の内の無料巡回バスも企業の足とするだけでなく一般のお客様にも乗っていただくことで地域経済の活性化にもつなげている。
「固定観念を打破し新たなマーケットを
私たちは、規制や固定観念に対し「挑戦」することで成長してきました。今までにない車両を開発し、お客さまに喜んでいただくことで私たちのビジネスは長年支持されてきました。これからも、「挑戦」しお客さまに喜んでいただく精神を一貫して持ち続けたいと思っております。そして学生の方々にも、未知の世界を切り開く行動力・勇気・知恵を自ら培っていくことを期待しております。
皆さん是非、私たちと一緒に働き、新しい何かをつくり出しましょう。」
同社サイトの社長メッセージのラストはこう締めくくられていた。
「移動」という切り口で新たな価値を考え、日の丸自動車興業の一人ひとりがこれからもさまざまな挑戦をしていくのだろう。
次回、東京に行く楽しみがまたひとつ増えた♪

日の丸自動車興業URL:https://www.hinomaru-bus.co.jp/
☆出典:テレビ東京「カンブリア宮殿」2023年4月6日
返品抑止! 2023年3月29日(水)

今日は、高島屋の地下1階でお弁当がほぼ売り切れだったので、地下2階に移動して鯛のかぶと煮をGET、黙々と目の周りと骨と皮とうろこを残して食べきったfoxryoです。hideは目の周りまで食べていて、もっとキレイでした。負けた。

さて、買ったものが気に入らなくても返品しないタイプのfoxryoですが、アメリカでは返品は権利なので当たり前。何なら1回使って返すというのもあったりする。うちのプリンターなんかも大学のレポート印字したら返品なんてことも。

なので返品対策を講じるのも大変そう。amazonでは数ドル以下のものは返品したいと言われたら料金だけ返して商品は返品不要ということも始めている。それにより物流も助かるし、返品されてそれをストックする場所も助かる。

さらに新たな対策がニュースになっている。

 「頻繁に返品されるアイテム:このアイテムの詳細については商品の詳細とカスタマーレビューを確認してください」

という警告を表示するようになったのだという。 返品を抑止する方法を模索するのは、今年amazonでは27000人もの解雇を発表したこともあるだろうし、やはりサステナブルではないということなんだ。

米国では「修理する権利」という法案が可決され、企業側は顧客が修理するための情報を開示する必要もでてきている。
いままでのように「安かろう、悪かろう」ではなく「適正な価格で、良いものを」に時代はシフトしている。大量販売、価格破壊ではなく、地球も社会もサステナブルに。

「ずっと大事に使い続けたい」

そう思えるモノ創りをしていく時代なのだろう。

Amazon begins flagging ‘frequently returned’ products
 engadget 2023.03.02


Keep smilingな経営 2023年3月19日(日)

今日は、名古屋で開催されたマザーハウスの17周年記念トークイベントに参加して、久屋大通店で山口さんとお話もできて笑顔になれて学びが深まったfoxryoです。

「社会貢献ではなく事業」

ユニクロの柳井さんとのエピソードが山口さんの経営者としての揺るぎない姿勢を感じた。 安く作って大量に売って拡大を目指すのと、現地の優れた技術を見出してそれをブランドに昇華し利益を出しながら持続可能な事業を目指すのとでは違う。
ガンジーが綿花を育てるだけでなく、女性たちが糸をつむぎ、自分たちで付加価値をつけることができるように指導したのと同じように。
山口さんが目指すのは伊那食品工業と同じな気がする。
働いている人たちみんなが使命感を持っていて自分ができることで貢献して笑顔でいる。
日本のスタッフの皆さんもそうだし、現地の職人さんたちもそう。
お店に入るとたいてい商品のストーリーを笑顔で語ってくださるんですよね。
働いている人たちがマザーハウスが大好きで誇りを持って働いている。

 「どうしてそういう風土ができているんでしょう」
と伺ったら、採用の時点でマザーハウスで働きたいという人が入ってくるからとおっしゃっていました。
ディズニーランドみたいですね。

「そこで働きたい!」と思えるストーリーが若い人たちに伝えられているということなんじゃないかなと。
モノ創りの入り口から出口まで自分たちで担わないとバングラデシュというタグも外されてしまうし、デパートに置いてもらってもバーゲンセールで値下げされてしまう。そうならないようには自分たちでお店を構えてストーリーを語れる人達を育てないとと取り組んでこられたからじゃないかなと。

マザーハウスの商品が好きで、理念に共感している。

山口さんとお話しているとこちらも笑顔になれる。
それがとても心地いい。

「絵里子さんは笑顔でツライことを言うと職人さんたちから言われる」

とトークイベントの時におっしゃっていたけど、理想があるからそこに向けてこうするのがいいよね、とポジティブに言えるのが才能だと思う。

今日の新幹線の中でも副社長の山崎さんと夢を語りあっていたのだそう。

「これからこんなことやりたいよね。
 どうしたら形にできるだろう?
 私たちトップがワクワクしてるかが評価基準で
 スタートでは売上のような数字じゃない」

振り返って自分はどうだろう。笑顔で居られているかな。人に笑顔をもとめてしまっているかな。
異文化の人たちと働くときに最初に大切にしていることは、「目の前の人が何を幸せと感じているか」とも。
その人たちに興味を持つ。自分と違っても「そうなんだ」と認識することはその後のコミュニケーションでも活きてくる。

人事評価基準は売上などの数字は2割くらいであとは行動評価が8割だそう。どれだけみんなに貢献できているか。
詳しくは伺わなかったけれど、行動評価は人を見ていないとできないのでマザーハウスの中っておそらくお互いがお互いを尊重しながらコミュニケーションができてる組織なのだろうなと思う。


P.S.  久屋大通のお店で進化したジュートのトートバッグを見てきました。イメージよりちょっと大きいので買うかどうかを迷い中。4月に名古屋の名鉄にマザーハウスのお店がオープンするそうなので、またじっくりみて考えようっと。

☆MOTHER HOUSEについて URL:https://www.mother-house.jp/pages/about
MHのコロナ禍での進化 2023年3月3日(金)

今日は、たくさん眠って元気だったfoxryoです。

コロナ禍でも新たな花を咲かせるために土を耕し栄養を蓄えている組織がある。
その一つがマザーハウスだ。
13時からのマザーハウスの17周年記念トークイベントでは、働くことやモノ創りの喜びやチームで働くことの楽しさを改めて思い起こすことができた。聴けて良かった♪

オンラインでこうしたイベントに参加できるようになったことはコロナ禍にあっても良かったことのひとつ。

「この2年間 お客さんの存在がなければ継続できなかった。 これからようやくスタートできる。いい時も悪い時も一緒にいてくださって有難う。マザーハウスのみんなと働くのは心地よく、学びになる」
とバングラデシュからスペシャルゲストで来日した工場長のモシュールさん。
なんだか本当に心が温まる。

ロックダウンが起きて、1年の7割は行っていた商品開発と生産現場があるバングラやインドネシアなどにいけなくなった創業者でありデザイナーの山口絵理子さん。現地で職人さんとface to faceで新商品の開発することが思うようにできなくなり、販売スケジュールが遅れるなど、喪失感と焦りと不安が高まっていった。でも、仲間が日本にラボを作ってくれて、現地から職人さんを呼ぶこともできたし、現地の検品チームが「自分たちが商品のゴールキーパー」という強さを発揮してくれたという。

アパレル業界ではコロナ禍で新商品ではなく過去の焼き増しのデザインがほとんどで、「なぜマザーハウスは新商品が出せるのか?」と不思議がられた。

それはきっと「途上国から世界に 通用するブランドをつくる。」ことに取り組み続け、日々培ってきたチームの信頼のチカラじゃないかと思う。

そう、こんな話もしてくださった。ジョグジャカルタのジュエリーのデザイナーは山奥(?)で一人で作っているのが普通。工房を設けたものの、そこに集まって作るようになったのはかなり時間が経ってから。しかもやっと工房に集まってくるようになったらケンカ勃発など。でも山口さんはみんなが集まることで化学反応が起きる、スキルやノウハウ、デザインの進化につながる、学びあえると諦めなかった。そしていまでは彼らはいいチームになっている。

このコロナ禍の中、山口さんは素材開発にいそしんでいた。特に創業時のバッグの素材でもあるジュートにこだわった。これまで重いといわれていたジュートを軽量化。ジュートと綿でヘリンボーン模様に織られたバッグは、春夏の素材という概念を覆し、いつでも持てるデザインとなって新商品として発売されたばかり。

さらに3月4日の今日、「最後の一品店」というお店がオープン。私が去年11月に行った時は「e-ドット」だったのが、「つくる責任は届ける責任でもある」というスタッフの思いから、たちあがった。そうした思いと行動力のスピードが会社全体にある。これからもステキなチームでステキな商品が期待される。

来週土曜日、山口さんが「セブンルール」に出演する。そこで取材のあった職人さんやお客様の声がすっごくよくて感動したとのこと。マザーハウスのお店に行くとスタッフの方はみんなフレンドリーでブランドを語ることに熱意がある。これも観るのが楽しみ。

モノ創りにおいてリアルの大切さ、つながることの大切さを感じた副社長の山崎さんたち。新たに現地の職人さんを日本に招き、お客様をリアルでつなぐ場をつくる予定。これからもマザーハウスの取り組みから目が離せません。

☆MOTHER HOUSEについて URL:https://www.mother-house.jp/pages/about
グローバルな連携 2023年3月1日(水)

今日は、ちょっと帰宅が遅くなってしまい、hideを心配させてしまったfoxryoです。 妹に電話しながら帰っていたら長くなり、マンションのロビーで10分くらい話していたかも。そのあと、自宅のドア開けたらhideが靴を履くところに遭遇。名古屋の乗車時刻を伝えているので、いつもより遅くて事故にでもあってないかと思ったそう。すいばせん・・・。お弁当の到着が遅くなって。

そんな今日、グローバルに仲間がいて嬉しいなと思った出来事がいくつか。
1つは1月末の会議のレポートを出したら欧州グループ会社のトップから「ありがとう」と一言だけど直接メールがあったこと。また、そのレポートをアップしてあるサイトに別の欧州グループ会社のトップが「興味深い資料を共有してくれてありがとう」というコメントを投稿してくださったこと。

それから米州グループ会社のトップからは、「来年度のコミットメント登録したけどうまくいかなかったよ。確認してみて。だめだったらPPTファイル送るよ」というメールが届いたこと。

それからそれから、中国拠点のイントラサイトの一部が閲覧できなかったのがなかなか解決せず、再度依頼してみたらサーバ置き換えをしたあと本社側サイトでの公開申請ができていなかったことが判明。フローがどこで止まっているかを中国側で見つけていただき、今日のメルマガ発信に間に合ったこと。

英語でのコミュニケーションもDeepLのAI翻訳のおかげでだいぶスムーズにできるようになったので、チーム内の誰かに確認いただくこともなくやりとりできている。

AIさまさまです。ChatGPTも登録してみようかなとID登録にトライしてみたところ電話番号入れてPIN設定しないと使えないのか・・・。ダミーの電話番号とかないかなぁ。なんて思ったり。

横道それたはおいといて、グローバルな連携が広がっているなと実感している。

「なぜこれが必要なのか」WHYを示すことによって、グローバルにも理解と共感、そして協力という行動へとつながっているんだなと。それはとても自分にとって誇らしいこと。
うちの会社の風通しのよさ、連携のよさ、一体感といったところが「誇り」に思えるところ。

もっともっとお客様に優れた価値を迅速に提供していくために。自分たちは何ができるのか。商品・サービスを作ることはできなくてもそこに必ずつながっている仕事の質を高めていくことで、さらにグローバルな連携は高まっていく。

いいサイクルが生まれ始めている。だからこれを次へとバトンタッチしていかなきゃです。


地域から出稼ぎをなくしたい 2023年2月18日(土)

今日は、一日どこへも出掛けず、家でまったり過ごし、チョコ菓子作りに失敗したfoxryoです。明日食べてみる予定・・・。

お菓子と言えば、おせんべい。おせんべいと言えば米どころの新潟。
先日、雪で車が立ち往生していた新潟の幹線道路で、同じく立ち往生していたトラックの運転手さんが積んでいた自社商品のおせんべいを配ったとニュースで話題になっていた岩塚製菓さんがカンブリア宮殿に登場。

その会社の成り立ちを知り、「ありたい姿」を追求し続けているのだと感じました。
岩塚製菓の創業は1947年。

「小学生のころ、1学年3クラスあって、冬休みの前になると、先生が子供たちに自分の顔を描くようにというんです。  それらは冬場に出稼ぎに出なければ家計が成り立たない岩塚村のお父さんたちに送られるのですが、送らなくていい家庭は3〜5人程度でした」
と現社長さんが小学校のころの思い出を語っておられました。
このように冬の間、家族が離れ離れになっている状況を何とかしたいとの思いから、岩塚製菓の前身となる「岩塚農産加工場」を設立したといいます。

いまでは従業員が1000人ほどに。全員が「社員」でパートやアルバイトさんはいなくて、親子どころか3世代で働いている方々もおられます。

2004年の中越地震で工場が被災し生産ができない状況になったものの、社員さんたちが現場復旧に取り組み、地域の方はその社員さんたちにお風呂を貸してあげたりしたことで、「もう会社は立ち行かない」と思っていた社長さんを勇気づけ、復活を遂げることにつながりました。

また、自分たちの被災経験から、東日本大震災では被災地の子供たちにおせんべいを作る出前授業を軽トラで実施したり、地域の小学生たちと商品開発をしてその子たちが成人するまでその商品を改良し続けて販売したといいます。
"私たちの米菓づくりの根底には、「米」「技」「心」という理念があります。"
その理念を追求し続け、いま、新商品「BEIKA」をひっさげて世界に打って出ようとされている。
さすが昨年「日本で一番大切にしたい会社大賞」を受賞された会社です。

★岩塚製菓URL:https://www.iwatsukaseika.co.jp/
ありたい姿を共有する 2023年2月13日(月)

今日は、自分の確認不足で2つばかり混乱させてしまったfoxryoです。確認したハズなんだけどなぁ・・・。

というのはおいといて、「ありたい姿を共有する」ことって大切だなと改めて思う。


「事業一貫でお客様第一の経営にしていくんだ!」と言って海外販社の子会社化を進めたのは三代前の社長。
「"At your sideをうちの会社の文化にし、CS経営を進めていこう。youはお客様。うちの製品・サービスを使っている方々だ。」と言って、創る・売る・届けるといったすべてのプロセスでお客様を起点に考え行動する素地をつくったのは先々代の社長。

ビジョン、ミッション、バリュー。その組織が大切にしたいと考えていることを言語化する。
それらには「なぜ」がセットで物語になっている。

それらを実現していけるよう、戦略をたて、KPIを設定し、組織を変え、プロセスを構築し、仕組みを創り上げる。

そして、それらをあらゆる場面、あらゆる媒体で言い続ける。
それだけではなく、もちろん率先垂範で行動する。

ありたい姿を共有するには、こうした一貫性とともに整合性が重要。
トップ同士のコミュニケーションがよいかどうかもカギ。ありたい姿に向けて組織を超えて議論ができれば組織間の連携が生まれやすい。
お互いが知恵をだし、協力しあい、ゴールに向けて走ることができる。

自分たちが目の前しか見えていないと思ったら、視座を上げて見渡してみる。
一貫性はとれているのか、整合性で連携や水平展開は生まれているのか。その結果、ゴールに向かっているのかを確認する。
ビジョン、ミッション、バリューを共有しているリーダーがいる組織は、目の前の目標だけを伝えているリーダーの組織より、成果が高いという調査もある。
「ありたい姿」はそれに共感できれば自律的な行動が生まれやすい。リーダーから聴く物語を自分のものとして語ることができるから。自分なりに再解釈して、仕事の意味を見つけていく。
そういう人がたくさんいる組織はレジリエンスも高い。
お客様のニーズがどんどん変化し、地政学的にも経済的にもさまざまな変化がものすごいスピードで起きる時代、一人ひとりが考える組織が未来永劫成長する強さを持っている。


豆腐の未来 2023年2月6日(月)

今日は、お休みをいただき、夜はスンドゥブチゲ(豆腐のキムチ鍋)を作ってゆっくりできたfoxryoです。

そう、お豆腐。男前豆腐が登場して久しく話題がなかったこの業界。東海地区では「いしかわ」がスンドゥブチゲや豆腐ステーキなど新たな食卓への提案をしていますが、群馬県の「相模屋食料」は豆腐の味を変えている!

ウニよりウニな味のお豆腐、「ビヨンド豆腐」と銘打ったシリーズで大ヒット。昔、緑色のガンダムのザク豆腐を出して話題になっていたお豆腐屋さんだった。

でも豆腐への思いは最高に熱い社長の鳥越さん。

「豆腐ってやっぱり豆腐だよね、クセもないし」と知人に言われたことから、ひらめいたウニ豆腐。
発酵させて作るビーガンチーズ、豆腐グラタンに豆腐サラダなどなど、いろんな商品を開発。
豆腐の昔ながらの製法、ひろうず作りの技を活かして、人の手で作る「肉肉しいがんも」もある。

また、人の手で豆腐をパック詰めせず、ロボットを使ってパック詰めするように工程を変え設備を入れることで高温で雑菌が入らなくでき、豆腐の賞味期限を延ばしたり。

「日本は古来、植物性タンパク質(大豆)を摂ってきた。豆腐の文化をこれからも!」
と、豆腐ビジネスの可能性を高らかに笑顔で語る。また、
「コストとか利益とか言っている豆腐屋さんはダメになる。
 自分たちが一番いい時代だった時の豆腐を作ろう!」
と価格競争に巻き込まれ、廃業寸前になっていた豆腐メーカーの再生にも取り組んできた。
「これからも相模屋は熱い思いをもって、おとうふの新しい価値観の創造に一生懸命取り組んでまいります。」
by 同社サイト
日本人の健康を支えてきたお豆腐の新たな世界、相模屋さんによってさらに広がっていきそう。まずは買って食べてみなきゃ!

★相模屋食料URL:https://sagamiya-kk.co.jp/
"誇り"の要素 2023年1月19日(木)

今日は、やっぱ「リーダーシップとは決めること」だなと改めて思ったfoxryoです。決めないでついていくだけなら簡単。それが嫌な人はリーダーになるんだろうな。

そして「決める」ってことは「変える」っていうこと。

英単語ゲーム「wordle」の答えが、"alter"だった。

「パソコンのキーボードにある"alt"と同じ意味だよ」
とhideが言うので改めて調べてみた。
[alter] 動詞
  1. 他…を(部分的に)変える,改める,(…に)変更する≪into≫,〈建物を〉改造する
    自〈人・物が〉変貌する,〈顔つき・様子などが〉変わる
  2. 他〈衣服を〉仕立て直す
by 小学館 プログレッシブ英和中辞典
で、altキーは「Alternative」の略。直訳すると「代替手段」。
じゃ、なんの代替手段かというと、マウスのクリックボタン。
アプリが表示する画面のボタンをキーボードで押すことができる。「alt+Tab」を押すとwindowの切り替えができる、といった具合。

だいぶ話題がそれてしまった・・・。

で、今日は、"誇り"の要素。
うちの会社では、"誇り"は「すべての活動を理念を軸に自律的に行動し、ステークホルダーからの信頼を積み重ねていくこと」で比例して向上していくものと定義している。

つまり、従業員同士、お客様、地域社会、家族などあらゆる関係者から「なくてはならない会社」だと思っていただけるような価値提供をしている組織であること。

そのためにより良く変えていく必要がある。
地球環境配慮は「代替手段」を使って改善できる可能性がある。
サステナビリティの実現に向けても、世界中の企業や団体や政府が「より良い未来」を創り上げるために「変えていく」ことが求められている。

自分たちは何のために存在しているのかー

それがわかっている人たちで構成されている組織の誇り度はきっと高い。
直接お客様と接しない組織であっても、自分の仕事がどうつながっているのかが明確にわかっていれば自分の仕事の価値がわかる。

一人ひとりが「より良い」状態を創っていくために自分たちの組織が提供する価値を認識することから始まる。 それが持続可能な成長へとつながり、誇りに思える個人と組織をつくるんだろうな。
みんなが顔晴っているから自分も顔晴れるってやつ。

そしてそれを外に向かって伝えていくことも、誇りの要素。
「優れた品質、無言の奉仕」
もありだけど、商品やサービスというカタチだけでなく、自分たちの物語を伝えていくことも、まわりまわってくるから大切なんだな。
ミガキイチゴとブランド 2023年1月8日(日)

今日は、三連休の中日、ケータイのキャリアをY!mobileに変えたfoxryoです。vodaphoneから始まり30年以上Softbankを使い続けていたのが、とうとう卒業。

そんな日の午後、美しいミガキイチゴが届きました。
ふるさと納税という自分自身で税金をどこに使うか決められる制度は、自分が応援したいと思う地域を選べるという点でステキ。そんな地域の一つが宮城県山元町。


ミガキイチゴ ゴールド

東日本大震災で被災した山元町をイチゴで復活させたのは、GRAの岩佐さん。ふるさとのために役に立ちたい!と山元町に戻る。

山元町には何があるのかー。東北最大のイチゴの産地だった。しかし、津波の塩害で壊滅。

 「日本中、世界中を笑顔にする特別なイチゴをつくる!」

最初の年は水をひき、ハウスを建て、イチゴ職人さんを仲間にすることから始まった。
PDCAではなく、PDPDPDCAで、数々の策を同時に動かし、成果が出たものを伸ばしていく。
もともとITコンサルで起業していた岩佐さん、農業を職人技でとどめず、栽培法にさまざまな指標を見出し、数値化して、農業のデジタル化を推進。

世界にも早くから打って出た。販売だけでなく、生産も!
加えてイチゴが生産できない夏場のために、イチゴをベースにしたスパークリングワインやどぶろく造りや化粧品づくりなどを進めてブランド化をさらに推し進める。

その名は、食べる宝石「ミガキイチゴ」。

熟度や鮮度の品質を保つのはもちろん、ダイヤモンドのように磨き育てられたイチゴを表すロゴ、そして、赤と白と金色が美しいパッケージを創り上げている。

また、山元町のイチゴ農家を育てる取り組みも進めている。イチゴで山元町を元気にする輪がだんだんと広がっている
ビジョンを掲げ、周りの人たちと協力しながらミガキイチゴのブランド化に成功し、前進し続けるGRA。きっと、これからも目が離せない!

P.S.
ミガキイチゴは、名古屋では松坂屋の地下の果物売り場で買えます。が、新鮮な時にGETしたいとすると、やはりふるさと納税もしくはオンラインショップで直送が良いのではと個人的に思う。

☆ミガキイチゴURL:https://www.team-lab.com/
ドミノピザの発想 2022年12月24日(土)

今日は、朝起きて窓の外を見ると、一面真っ白な雪で驚いたfoxryoです。ホワイトクリスマスですね。
そんな一日はずっと家に籠り、録りためた番組三昧。
「カンブリア宮殿」でドミノピザを取り上げていました。

”私がやったことは「できない」という思い込みをなくしただけ”
業界2位からトップに躍り出たのは、こんな素敵な言葉を発する社長のジョシュ・キリムニックさん。
  • 店舗を増やし、配達圏内を20分に短縮することによってアツアツのピザが届けられるようになり、売上向上
  • 配達人員の不足を補うために、店舗受取やイートインスペース設置、バイクで配達のほかに自転車配達導入
  • 配達車の現在地を把握しつつ、店舗に戻るタイミングでピザを準備し、配達人が店舗内に戻ることなく次の配達に向かえるように改善
憶えているだけでもこのくらいはある。
こうしたアイデアは社長自らだけでなくスタッフからも出てきたのだそう。
そしてそれを可能にしたのは社長のリーダーシップ。
自分で考えてやってみて、それが売り上げにつながるとみんな笑顔になる。
そういう小さな成功体験の循環をどんどん作っているイメージ。

もちろんプロセスだけでなく、商品も改良している。ピザで産直を始めたのはドミノが初めて。初めてにどんどん挑戦している。

キリムニックさんは中東、アフリカ、中央アジアでもリーダーシップを発揮し、店舗を拡大。「電気がなければ発電機を使えばいい、水道がなければ井戸を掘ればいい。できないことがあれば、できるようにしていくだけ」と、その土地でピザという市場を開拓。

できない理由をあげがちだけど、できないならできるようにするというシンプルさとアイデア力と実現力に長けている。

そういうリーダーに周りもアイデアを出してできるという自信を持っているように見えた。
冷めたピザを美味しく温める方法をスタッフが発見。それはピザと一緒に水の入ったコップを電子レンジに入れて1分温めるというもの(冷凍は3分)。
ピザをアツアツで美味しく食べて欲しいという飽くなき追求心を感じてしまう。
ドミノピザ、食べたことないけど、買ってみようかな。この近くで20分で持ってこられそうな店舗が微妙にないのだけど。
売上知らない社長キター 2022年12月11日(日)

今日は、ドラマ「アトムの童」が予定調和でみんないい人で完結して、ほっと一安心したfoxryoです。

さて、営利企業にとって重要な指標である売上。その目標は年輪のようにちょっとでも増えればよいから目標は立てないというので有名な伊那食品工業。それを超える(?)「売上は知らない」とほんわかと言う社長がテレビに登場。

それは、チームラボの猪子寿之氏。
ボーダレスをテーマにデジタルと光を駆使した参加型アートを展開している。foxryoもお台場に見に行ったっけ。

「カンブリア宮殿」に登場していた猪子さん、子供のころに森の中で撮った風景が自分の見たものと違うことに違和感を覚えた。よく私たちが大きな樹木や180度に広がる景色をデジカメで撮ってみると一部分しか切り取られないアレです。
そこにボーダーがあることを猪子少年は気づいた。
そしてそれをなくしたいとチームラボができた。

それは、アートを見ている時のとある違和感も払拭したいというものだった。モナリザの画が前に立つ大人の頭で見えない。アートの前に他の人たちがいたとしても、居ることに意味があるポジティブな風景を創り上げたい−
そんなこと普通の人は考えない。
猪子さんはfoxryoも含めて普通の人たちが違和感を持っているけど変えられないと思っていることを変えた。

たとえば前にいる人が魚を触れば花に替わったり、川面に足を踏み入れると流れが自分の足のところで変わったり。
他の人たちがデジタルアートを進化させていく。

猪子氏はそうしたイメージをチームのみんなに伝える。
猪子氏はまた「自分一人では何もできない。いろんなプロフェッショナルがいて、その人たちがやってくれるからできる」ということを強調していた。そう、自分一人では何もできないこと、周りの人たちの実現能力をとても強く信頼しているのだ。とてもうらやましく思えた。
その自然体さも。

一人では何もできない。だからチーム。みんながプロだから、ラボ。
役職はない。カッチリとした組織図もなさそう。アメーバみたいに価値提供に向けて必要な人が集まってきて成果を出してしまう、そんなイメージ。
猪子社長のアイデアをカタチに創り上げるチーム。財務的なところとか法務的なところにはおそらくその道のプロがいる。誰もが自分のスキルとアイデアを活かしてワクワクして働けていると思えるチームラボ。WEB制作やオフィスやホテルのデジタルデザインとか、従業員700名ほどだったと思うのですが、なんか学祭の前日のような組織って実際あるんだなと。
みんなの力を信じる人がいるからきっと成り立っている。いいなぁ、ああいう組織。

☆チーム ラボURL:https://www.team-lab.com/


働き方 2022年12月9日(金)

今日は、17時に仕事を終えて、またまた誕生日のお祝いをしていただいてしまったfoxryoです。有難い有難い♪

フレックスタイムを導入しているからコアタイム以外は自分で調整できるって有難い。
午前午後の半休も有難いし、私用外出できるのも有難い。

「従業員の多様性を重視し、さまざまな能力を発揮できる職場環境とチャレンジングな仕事への機会を提供する」
といううちの会社の憲章に沿って会社や労組がいいパートナーシップを持って働きやすい環境を整えている。
「1分単位で勤怠が付けられるって驚きました」と中途採用で入ってきた人がこないだいっていたっけ。

外から見るとまた違う世界が見える。

そういう自由度がある中、コロナ禍において、在宅勤務という働き方も加わった。
子育てや親の介護をしている人たちにとってはさらに時間の調整がしやすくなっているし、foxryoにとっても台風や雪の日は年休にすることが多かったけど、在宅勤務という選択肢ができた。

さらにいっちゃうと、上司さえ認めたらワーケーションだってできそうな雰囲気。制度にはないけれど。

そうした中で「働き方」って。

「まだある、何かある」と勤務時間以外でも自ら「やりたい!」と会社に来てしまうネッツトヨタ南国の皆さん。
仕事が面白くなると、ある意味ゾーンに入る。
そして仕事とプライベートの境目はなくなっていく。

それはいけないことなのだろうか。
ていうか、分けられるのだろうか。

アイデアはふとした瞬間に生まれる。
お風呂入っていたり、散歩をしたり。机上では生まれないこともある。
いつも考えているからアイデアが浮かぶ。

仕事とプライベートのバランスって何だ?

自分の経験が仕事に役立つ。
自分がお客様として商品やサービスを買うから、お客様の気持ちって考えられる。自分だったらどう?

どこに境目があるんだろう。

時間と空間。

ここからが仕事で、ここからがプライベート?

本や映画から知識を得る。それを仕事に活かす。
会社で本読むのって仕事になるのだろうか。
境目は本当にあるのか。

例えば会社で読書感想文を書くことになってプライベートの時間で本を読んで感想文を書いて会社に持っていく。
それがブラック?

就業時間が決まっている。それより30分前に行って勤怠押さずに自分がやりたい勉強をする。会社の方が集中できるから。
それがブラック?

日曜日の夜に会社のPC開いてメールチェックして翌週の準備をする。
これもブラック?

ブラックの境目もどこにあるんだろう。

働き方は多様。これは仕事だ、と考える時間が労働時間?
そうなるとアメリカ方式で成果に対して評価と報酬が得られる式に変えればいい?

みんなが仕事にやりがいを持てて、働きやすいってことが制度として大事なのでは?

働き方が変わる、そのタイミングで改めて働き方を考えてみた。
皆さんは、どんな働き方がいいですか???
行動のクオリティ 2022年11月24日(木)

今日は、休日含めて5連休後の出社、チームのみんながいろいろ進めてくださっていて有難いのに、それに追いつけていなかったfoxryoです。明日こそ!

さてさて、この3泊4日の旅で、行動のクオリティを感じました。それは帝国ホテルのスタッフの皆さんから。

  • お客様の行動を常に観察して動く
  • お客様に対して正面を向く。(作業をしていても手を止める)
  • 動きがさりげない(こちらが気づかないうちに完了している)
  • 他に何か必要ないか問いかける
  • 姿勢もよく、気品と働く誇りを感じる
  • スタッフ同士の私語がない
  • スタッフの連携がいい
フロントでも客室でもロビーのカフェやホテル直営のダイナーでも、どこのスタッフさんも行動が清々しい。
部屋の清掃ひとつとっても、丁寧。たとえば、洗面台のところにあるコップ2つを私たちがそれぞれ歯ブラシなどを立てていたら、コップが1つ増えていたり。アメニティの場所を私たちが置いてあるものを見て使いやすいように変えてあったり。2泊3日の滞在で、ホテルの中にいて安心していられるというか、落ち着いていられるというか。
表現が難しいのですが、適当じゃないというか、真摯に向き合っていただいていることを感じられる。
・理念
帝国ホテルは、創業の精神を継ぐ日本の代表ホテルであり、国際的ベストホテルを目指す企業として、最も優れたサービスと商品を提供することにより、国際社会の発展と人々の豊かでゆとりある生活と文化の向上に貢献する。

・行動指針
私たちは、その伝統を十分認識し、お客様の要請を発想の原点として、提供する総てのサービス、技術の向上改善に徹し、新しい価値の創造に努める。
私たちは、創意工夫と挑戦の精神を尊重し、かつ協調と調和の態度を貫くことにより総合力の向上を追求する。
ホテル業が、人を原点とすることを正しく理解し、規範たるホテル十則の導く行動に徹する。
by 帝国ホテルサイトより
こうした理念と行動指針をもとに、日々上質なクオリティを追求している帝国ホテルのスゴさを感じました。
判断軸を共有する 2022年11月18日(金)

今日は、定年の表彰状をイチローさんから受け取り、記念撮影もしていただいたfoxryoです。

来週の26日の誕生日をもって定年。短大卒業後、20歳で入社し、3か月目あたりで「辞めてやる!」と思っていたら、なんと39年も働くことに。今日一緒に表彰状をいただいた10人の中には勤続45年という大先輩もおられ、驚くとともに、そういう働く環境があるいい会社だなぁとしみじみと思う。

もともと家族的な社風である。
まだ工場があるのは日本だけで、現場で働く女性は、ミシンテーブルを作る関連会社があった九州あたりからたくさん採用し、寮があって、お茶やお花などの教室を会社が提供していたりしていた。

男女雇用均等法施行前から大卒の理系女を採用。今日のメンバーにもその中の1人が。

自分の軸を持っている人は活躍している。

foxryoの判断軸は、入社当時は「面白くなくちゃ、仕事じゃない!」と自分が面白いと思うことを見つけて取り組んでいた。価値提供先は経営層。だけど自分が生み出す数字の意図と正確性の追求にとどまり、価値提供先までは考えられていなかった。

それが考えられるようになったのは、経営品質向上プログラムと出会ったころ。
自分たちのお客様は誰なのか。
何を提供しているのか。

会社全体についてももちろんそうなのだけど、このころから判断軸は、「お客様への価値提供」であり、自分自身がそこにどうつながっているのかを考えるようになれた。

判断軸とは?

ミッション、ビジョン、バリュー。

では、それを促進していくものは?

組織内の共通言語、そして、組織内の行動。
一番大きい影響力を持つのは経営トップの言葉と行動。リーダーシップの発揮。
もちろん、顧客価値創造に向けた経営戦略の策定とその実行もある。
小さな成果を積み重ね、成長していくのが理想。

「ビジョン達成に向けてチャレンジしよう」と言われてもそれを行動に移すには環境が必要。
「チャレンジ」という言葉に拒否反応を示す人もいる。
「変革に向けた行動」という表現に変えてみる。
でも「変革に向けた行動」って、どこに向けてたものか。
それはミッションの追求、ビジョン達成に向けたもの。

そうしたことをリーダーが語り、周りが共感し、自分の思考や行動の判断軸となるよう働きかけることによってその企業の文化が生まれていく。

そうしたことに少しでもかかわり、海外拠点も含めて多くの仲間ができたように感じる。
自分たちのチームがうちの会社にとって必要だと思うことを意思をもって進めていることに誇りを感じる。

"At your side."を追求する。

その軸のもと、自分たちがいいチームであり、周りにも共感を得ることができ、多くの仲間とともに"At your side."を追求していける会社に向かい続けたい。


まだある 2022年11月14日(月)

今日は、夜ものすごくお腹が空いたのでほぼ胃腸復活な予感がするfoxryoです。もちろん、よく噛み、水分もとり、バランスの良い食事を心がけておりまする。

さてさて、お客様の潜在ニーズを見出すのは難しい。新たな商品をヒットさせようと思ったら、誰もやらない難しいことにチャレンジするか、誰もが「当たり前」と思っているところに切り込んでニーズを見つけるかのどちらかになってきた。
一日中お客様にべったりくっついていたってなかなか解決すべきボトルネックは見えにくい。お客様が一般消費者ではなく工場などであれば動作分析していけばどこに時間がかかっているか測りやすくはある。

そういうやり方ではなく、数値からアプローチしてヒットの兆しがあるのがなんと電卓!
うちの会社も35年くらい前までは生産していたっけ。

もうこれ以上進化しない。

そういわれるものであっても進化することがある。
たとえばplusのハサミ。ボール紙でも曲がらずしかも切りやすい形状を開発してヒット。

「シンプルな構造だからこそ、改善できるポイントはまだまだたくさんある」
3度傾けた電卓を開発したエンジニアはそう語る。
アプローチは、「打ちやすさとは何か」を、定量的かつ客観的に徹底的に分析。
“ふだん電卓を使っている人に、電卓に何を求めているのかを尋ねたところ、75%の人が「打ちやすさ」を気にしていて、操作する指については「3〜5本」が多いことが明らかに。この結果を受けて、「打ちやすさとは何か」という謎に迫っていく。 主観的な考えではなく、客観的なデータによって見つけ出すことはできないか。そのために、人の手や指の動きを細かく分析できる、モーションキャプチャーカメラや3次元力覚センサーなどを使うことにした。”
その結果、電卓は水平なのに、手は外側に傾いていることが分かってきた。そして、「手のカタチに沿って電卓を傾けたら?」と仮説をたて、1度ずつ傾けて実験。9度まで結果に差はなかったものの、傾きが強いと使っている人の「不安が増す」という声から3度に落ち着いたのだそう。

ふとマウスの形状を思い出す。今は本当にいろんな形状がある。あれもアイデア出し尽くされた感があるけど、どうなんだろう。

ポインティングスティックやタッチパッドも微妙になってきたけど、それももしかしたら新たな価値を生み出せるかもしれない。

新商品の芽は「使いやすさ」にある。自分たちが使って便利なものは売れていく。
アイリスオーヤマのように他社商品を使い倒して自分たちがお客様だったらどこが不便かをつきとめ、課題解決した商品が売れている。やはりメーカーの使命は、より多くの人に便利な世の中を体験していただくかなのかもしれない。

「まだ、ある!」

☆出典:電卓はイノベが生まれにくいのに、なぜ「3°傾けた」モノが登場したのか:週末に「へえ」な話
 ITmedia ビジネスオンライン 2022年11月06日
視野を広げてお客様の現場を見る 2022年11月11日(金)

今日は、夜ご飯を食べてから寝落ちしてしまったfoxryoです。昨日書いたように身体のサインには従って疲れをとりたいものです。

さてさて、うちの会社の人たちも少しずつ海外出張が増えてきて、お客様の現場に行ったレポートを託宣目にするようになった。仮説を立てていたことと、現場に実際に行ってみると全く違う使い方をしていて「そういう使い方があったのか!」と言った感動など、いろいろ気づきが書かれている。

お客様に教えていただく。まさにそんな感じ。

それとともに大切なのは視野を広げて観察すること。

たとえば製品の一部のスペックを向上させた!と開発者が思っていても、それってお客様にとってどうなのか、ということ。 そのスペックが向上してもお客様にメリットがないということもある。
一方でお客様はその製品を使って何を実現したいのか。モノからコトへという表現は一時期流行ったりしたけれど、その製品を何のために使っているのか。
パソコン使って文章を書く。
文字変換機能だけアップしても意味があるのか。
パソコンを起動する、アプリを起動する、文章を書く。パソコンをいろんな場所に持ち運んで使いたい、などなど。
前後工程や空間含めてみてみると、お客様が不便に感じていることが見えてくる。

そこに新たな価値提案のヒントがある。
意外に見えていないところがスコープを広げることで見えてくる。
そのためにもお客様の現場に出掛けることが大事だな。


存在意義が求められる時代 2022年10月29日(土)

今日は、朝から中津川へ栗きんとん集めに行き、十分堪能したfoxryoです。

パーパス経営って耳にするようになって久しい。
金曜日に聴かせていただいたセミナーで、「私たちのビジネスは何のためにあるのか。その意義を自分たち、そして社会から見て問い、それを中心に据えて、互いの協力のもと応えていく」ことなのだと理解。

パーパス=社会的存在意義
ビジョン・ミッション:一人称的=企業が示す自らのありたい姿を示す小さな船
パーパス:三人称的=他のステークホルダーとともに目指す大きな船
講師の岩嵜さんは小さな船と大きな船という表現をされていた。
うちの会社でいうところの"At my side"か"At your side"かの判断に似ている。 そして確かにビジョンといわれるものにはステークホルダーが内包されにくい。
2012年に作ったうちの会社のビジョンにはステークホルダーの表現は入っていない。
2021年に作ったビジョンには社会と地球が入った。

パーパス経営を語るときステークホルダー資本主義という視点が同時に提示される。
けれども日本の会社の経営理念にはステークホルダーまで内包しているものが多いような気がする。 なんたって三方よしだし。

そうだ、もう一つ視点があった。それは長期的に考えるということ。サステナビリティ(持続可能か)ということ。

CSRとサステナビリティ。
ビジョンと理念とパーパス。

結局は表現が時代とともに変わっているだけでは。

企業は何のために存在しているのか。短期的な成果だけではなく、未来を見据えてざまざまな関係者にとっての持続可能性を追求していくこと。

グローバルに見ても、100年企業はそうした経営をしてきた。

そこに時代の焦点がより強くあたってきたということ。
そして、従業員、顧客、社会から選ばれ続ける会社たることを追求していくことが求められている。

「生産・販売・修理・リサイクルといった商品ライフサイクル全体で人々や地球環境を守りながら提供されているということを知っているから信頼できるブランドだ。だから価格が高いことも理解・共感している。この会社のものだから買いたいと思う」とお客様が思うような経営をしていく。
そういう物語を伝えていく。社会課題を解決していかない企業はビジネスが続かないとも。
社会課題を解決しているというブランドになっているから、その企業活動に賛同している顧客が購入する。商品を買うことがその企業の持続可能性を高めていく。
例として上がっていたのはパタゴニア。
foxryoとしては、日本では伊那食品工業を挙げたい。従業員にとって、ここでまとめて書けないほど働く環境が整えられていて従業員はそれに応えて安全安心で成長するし、地域にもそれは波及し、取引先には値引きは要求せず取引先を信用し、値段が高いものを買うし、売上目標もなく、年輪のように前年から成長しているかを目指す。

これほど企業が存在意義を問われる時代になったということ。 国や政府や行政ではなく、企業のリーダーが期待されているということ。

突き詰めていくと、「信頼」という言葉が浮かぶ。

そして、「自分の会社のことを家族や仲間に誇れるか」。

そこに答えがあるんじゃないだろうか。

出典: サービス産業生産性協議会主催セミナー 2022年10月28日


支払いの変革 2022年10月27日(木)

今日は、在宅勤務で夕飯が早めに食べられたfoxryoです。とはいえ、昨日は出社だったけど晩御飯のあとにおやつも食べたっけ。そうは変わらない食事情です♪

さてさて、ふるさと納税の枠があと5万円ほどあるとhideから言われていたので「何にしようかな」とサイトを見る。選ぶのは大変。申し込み急上昇ランキングから探すのか、地域から探すのか、それとも適当に決め打ちで探すか・・・。

そんなこんなで、毎年申し込んでいて、今年もすでに1回GETしている南さつま市のお吸い物を再度申し込み。
そして支払方法を見ると、paypayがあるじゃないですか!

ケータイのキャリアがソフトバンクのため、paypayを使うように仕向けられていたんですが、ここへきてなんだか便利に使っている自分がいる。

最初は無理やり感があり、たまったポイントだけで使うとか1000円以下のものを買う時に使うとか自分に制限をかけていました。それにpapayで支払えるところは限られていたし。

ところがいまではかなりのお店でpaypayが使える。近所のインド料理屋さんはセールの時は「paypayダメ!」と言う。そういう時にお店に負担がかかる仕組みであることに気づく。

それでもだいぶキャッシュレス支払いが浸透してきたと思う。現金至上主義のfoxryoとしてはだんだん時代の波に押されているなぁと感じる。

そう、ふるさと納税がpaypay導入。

自分のPC画面で、サイト上に表示されたQRコードをスマホのカメラで読むと支払いが完了してしまう。

なんていうか、もうこの動作に慣れてしまった。

メリットは時短。場所も選ばない。コンビニ行ったり銀行行ったり、郵便局行ったりして振り込まなくていい。家に居ながら決済完了。
カード支払いがイヤなのはなぜか。
それはサイト上でアカウントNoや何とかコードを記入しなきゃならないから。それに直接支払うわけではないので、暗号化は強化されると勝手に思っている。

先ほど、ABCマートの導入しているECサイトがプログラム改ざんされていて顧客情報が3000件ほど流出したというニュースを発見。

paypayが大きく成長することでセキュリティの穴が狙われることもあるかもしれないけれども、それに対応する力もありそうだと勝手に思う。

こうしてfoxryo一人の意識が変わることで、周りにもちょっとずつ波及していく。
このコラム読んでふるさと納税がスマホ決済できるんだ!とやってみようと思う人が出てくるかもしれない。

ところで、世界の金融資産ってどれくらいあるんだろう。
紙幣や硬貨、銀行券は5兆ドルって出てきた。
ビットコインは50億ドル。
金や銀、不動産もさらに足すと???
地球にあるお金の総量は1600兆ドルらしい。
地球から生み出される資産は人間が市場化すればもっと大きくなる?

いずれにしても支払方法は多様にセキュアにますます変革されていくのかも。


やっぱ地球環境? 2022年10月25日(火)

今日は、笑いのツメが甘いとおこごとをいただいたfoxryoです♪

さてさて、ここのところ、時代は地球環境保全。企業への要請が高まり、名だたる企業はいろんな取り組みを進めている。

例えば修理。以前、欧米では「修理する権利」の法規制化を紹介したように、「捨てずに長く使う」ことが求められるようになってきた。その一環として、ユニクロのこの取り組み。

ユニクロ、自社商品のリメイク・修理サービスを提供へ。国内初オープン、1カ所500円から受付
 出典:ハフポスト 2022年10月20日

期間限定ではあるものの、ユニクロ世田谷千歳台店で、ユニクロで購入した商品を対象に実施。これはドイツの店舗のワークショップから生まれたアップサイクルだそう。 飽きて着なくなった服にアップリケもあり。

ユニクロは「未来の服の在り方と、お客様に本当に喜ばれる服のご提供を考える場にしたい」と呼び掛けている。

今後、衣類や電子機器などやさまざまな商品に修理する権利が広がっていきそう。

もう1つは、トヨタさん。
1月前のニュースでしたが、なかなかざん新。 プチプチの1粒1粒にインクを入れて描いたアートを渋谷駅構内に展示。

なぜ、プチプチで絵を描いたのかというと、多様な生態系の壊れやすさを、同じく壊れやすい(つぶれやすい)緩衝材のプチプチで表現するため。
by 以下ニュースサイト
こちらも環境保全に大きく振っている。
「自動車をつくる会社から「モビリティ・カンパニー(世界中の人々の移動に関わるあらゆるサービスを提供する会社)」へと変革を進めていくイメージを伝えていく取り組みの一つ。

10年前は「生物多様性って?」と言っていた企業も社会に対しての責任だけでなく、未来の地球環境への貢献をしていく時代になったものだと感慨深い。
はい、もちろんうちの会社もです♪

約6万粒のプチプチに注射器でインク注入! 渋谷で展示されたアート作品がすごい
 出典:笑うメディア クレイジー 2022年9月20日


驚異のフリースケジュール制 2022年10月13日(木)

今日は、Wordleの答えが思いつかず、ズルをしたfoxryoです。昨日は2つ目で何故かできちゃったことを思い出すと不思議。問題作っているのは今どきAIなのかな。それとも担当の方なのかな。そんなことも考えるのが楽しい。

さてさて、ちょっと前に話題になっていたパプアニューギニア海産。2021年のWORK DESIGN AWARDにも輝いている。この会社にはパート従業員の多くを占める「働くお母さん」たちにとって働きやすい職場に、という意図をもって導入された制度がある。

それが「フリースケジュール」

  • いつ出勤してもいつ退勤してもよい。
  • 出勤/欠勤は事前に連絡しなくてよい(むしろ、してはいけない)。
工場を操業している月曜から金曜の8:30〜17:00までの間であればいつでもいい。

そしてさらに驚愕のルールがある。

それは、「嫌いな作業はやってはいけない」というもの。

2カ月に1度ほど、全パート従業員を対象に約30項目の各作業の好き嫌いを問うアンケートを実施。「嫌い」と答えた作業は、以降やらないでいい。得意/不得意ではなくてすべての作業ができる前提で、好きか/嫌いかを問う。結果は全員に共有。

なぜこうしたルールを取り入れたかというと、社長の武藤さんが自分が嫌いな作業はみんなもやりたくないだろうなと思い、その作業をお願いしずらかった。ところが、実はそうではない。面談の時に武藤さんが嫌いといった仕事を好きだという従業員がいた。そういう気づきがあってルール化された。
好きな仕事をしていれば楽しい。嫌いな仕事は苦痛。これは誰でもわかる。
他の人が嫌いなことがわかっているので、お互いでカバーしあうことができている。

それでも、なぜこれでマネジメントできるのか。
「日別の生産量を計画し、計画通りに作業する」ことはしないと決めている。
加えて商品の特性もある。冷凍のむき海老の出荷であるため、商品が傷むことはない。今日は何人が出勤したかにあわせて何をどれくらいやるのかを決める。海老の解凍量はそこで決まる。商品発送だけの時もあれば、海老の加工だけの時もあるといったイメージ。

とはいえ、パートの皆さんも1か月これくらいは働きたいというのはあるので、月間で欠品もなく出荷できている。

パートさんの賃金は全員一律。スキル関係なし。

こうした取り組みを続けた結果、辞める人が減り、会社へのエンゲージメントが高まった。

そんな経営は成り立つか。

それでも働く人の幸せを考えた完全自律の意思決定を尊重するのは憧れる。
うちの会社だとできるのかな。フレックス制度入れているし、わりに近い形にはなっているのかな。
hideが「何日の何時何分に来て、何をするかがわかっていたら行く気になる」と言っていたので自分で「こうしたい」という思いがある人には向いているのだろう。

これからもパプアニューギニア海産は「働くお母さん」の幸せを追求していくんだろうな。

「好きな日に働き、嫌いな仕事はやらなくていい」――“自由すぎるエビ工場”が破綻しない理由
 出典:ITmedia ビジネスオンライン 2019年5月27日
★パプアニューギニア海産URL:https://pngebi.shop/


じぶんごとプラネット 2022年10月4日(火)

今日は、体調回復、皆に会えてうれしかったfoxryoです。

さてさて、「じぶんごとプラネット」
なんだそれ?

企業や自治体などさまざまなところでは気候変動対策への要請が強まり、その取り組みは広まってきています。 旅行で泊まるホテルでも清掃・洗濯の削減やアメニティなどの廃プラへの取り組みは当たり前のようになっています。
でも個人ではどうなの? 自分はこの1年間でどれだけカーボンフットプリントの量を使っているの?

というのがわかるのが気候変動対策アプリ「じぶんごとプラネット」。

「住居・食・移動・消費財の4項目に関する6?10の質問に答えると、それぞれの項目についてユーザーが年間どれだけの温室効果ガスを排出しているのかを二酸化炭素(CO2)量として算出してくれるアプリだ。日本の平均値と比較することができる」
foxryoも試しにやってみた。
  • 住宅:日本平均より18%少ない
  • 食:10%少ない
  • 移動: 110%多い!
  • モノとサービス: 44%少ない
それぞれの項目の質問が終了するごとに、行動を選択する画面がある。
「あなたにしかできない脱炭素アクションを選ぶ」
その行動の一覧をみると、そうか、そういうことが必要なのねと改めて認識できる。

「知る→見直す→変える」がセットになったアプリ、いいね。

脱炭素に向けて地球に住む自分がやれることがある。
一人の力は小さくても、そうしたことが広がっていくと地球にやさしい人がいっぱいになりそう。
「こうあるべきだ!」となるのはNGですけど、こうして気づいていくことって大事。

皆さんもご興味があれば、自分のカーボンフットプリント量を算出してみては?
うちの会社のみんなにも紹介してみようっと。

★じぶんごとプラネットURL:https://www.jibungoto-planet.jp/


仕事を創るリクルート 2022年10月2日(日)

今日は、朝から洗濯・買い出し、hide実家庭掃除、さらに洗濯&アイロンなどなど家事に追われてどっぴんしゃんなfoxryoです。

ということで、昨日、帰ってきてから録画をちら見していたテレ東のカンブリア宮殿から。リクルートホールディングス社長 出木場久征さんが人材採用サイト「インディード」事業を立ち上げた時の話。
なぜこの事業を?という問いに、ジャカルタだったか赤ちゃんを抱いた女性たちが「都市部にいく車には3人以上同乗者がいなければならない」という法律対策のために並んで待って車に乗り、都市部に入ったら降りて、歩いて村まで帰ってくるという仕事をしていたことに疑問を持った。

「他の仕事をすれば?」と言うと、仕事を振り分けてくれる親戚や知り合いがいないという。

「誰もが自分のやりたい仕事を選んで仕事をすることはできないのだろうか」

そんなとき米国のベンチャー企業「インディード」のサービスが自分のやりたいことに近いと買収した。

買収してからリクルート流を押し付けるのではなく、「この会社が10年先、30年先も続いていくことだけを考えて欲しい」とだけCEOにオーダーした。

彼らが持っていた「働きたい人に仕事を」というバリューに共感したからだ。

このインディード買収はリクルートのグローバル展開を加速させ事業の成長を続けている。

こうしたいろんなサービスで新たな仕事を創るリクルート。
誰でも新たなビジネスの提案ができ、GOがかかればトライできる。決められた期間で成果がでなければ、そのビジネスはクローズ。その中から成長するビジネスが生まれてくればよいという考え方。
紹介されていた事例は、門の外の掃き掃除といった1時間にも満たないちょっとした仕事を募集するアプリ。ウーバーイーツみたいに時間が合い、その仕事をやりたいと思う人ができる。雇用も発生しない新しいビジネス。

「こんなことができたらいいのに」

ということがビジネスになる時代なのだ。そして、それを見つけてトライしやすい仕組みがリクルートにはある。

"ミッション [ 果たす役割 ]
まだ、ここにない、出会い。
より速く、シンプルに、もっと近くに。"
by 同社サイト
このミッションの追求に加え、3つのバリューの1つ目には「新しい価値の創造」がある。
リクルートって社風として漠然とコワイイメージがあったけど、出木場さんのお話には共感するところも多かった。

人も企業も時代にあわせて変わっていく。きっとそれはより良い方向に!


ミスターが居たから 2022年9月18日(日)

今日は、三連休2日目。どこにもいかずに録りためた番組見ていて動かないのにお腹がちゃんとすくfoxryoです。

ミスターが亡くなったことを知ってから5日が経った。
振り返ってみると、ミスターが居たからできたことがたくさんある。

うちの会社の顧客を起点に考える「CS経営」に向かって歩みを進めることができた。
そのために私たちがやりたいと提案したことは、うちの会社が、いまのお客様、そして将来のお客様に向き合い、より"At your side."にしていくことであればOKしていただけた。

たとえば、そういう会社の仕組みを作っていくための仲間を集めること=経営品質向上プログラムのアセッサーの養成や、経営品質向上の視点で思考できる人を増やすための研修を実施することもできた。
加えて東京での経営品質賞受賞企業報告会にも何年付き合っていただいただろう。優れた会社の仕組みやプロセスを学び、いい会社にしたいという仲間を増やすことができた。

みんなが自律型で考えるように、決めないリーダーシップをずっととっておられた。
10年先のビジョンをその10年先を担う人たちに考えさせた。ただ、ビジョン発表後はその浸透に努められた。何故その目標値を掲げたのか。ビジョンを語る場で質問があれば丁寧に答える。

「決めてくれない」と文句を言っている自分たちもいたけど、要所要所で強く語っておられたのだ。
"At your side."の"You"はお客様。うちの商品・サービスを使ってくださっている方と将来のお客様。ディーラーさんや量販店さんではないというところも。

また、「次はCSR経営だ」という新たな方向性を指し示すこともしてくださった。
当時は、やっと顧客思考が根付いてきたところで、「Rって何だ?!」と反発もした。
CSのrevolutionならわかるけど、responsibilityなら理解できない。 経営品質には「顧客本位」「独自能力」「社員重視」「社会との調和」という4つの基本理念があり、「社会」という切り口は確かにあったけれども当時は自分の考え方が狭かった。
いまは、事業活動を通じて、自分たちの組織の能力が高まり、地球環境や世界へ貢献できる価値を創り続けることが重要であること、持続可能な社会を創っていくことが求められていることも理解できる。

個人的にも示唆に富む助言をいただいた。
スピードとクオリティ、どちらが大事かということで行き詰っていた時、当時の職場にふらっと現れたミスター。自身の判断軸を語ってくださった。
完成度が50%を少しでも超えたと思えたら、とにかく出す。ものごとに正解はない。
クオリティを上げいる最中にも世の中は変化する。考え方は人それぞれで100人いれば100通り。

理想論ばかり言っている私に、「韓非子」の本を渡された。冒頭の10ページほどしか読めていないけど、相手に伝わるまで手を変え品を変え工夫し続けること、1回うまくいったからと安住せず次々と手を打つことが大切だと教えていただいた。

いつでもハッキリした声で明るくいろんなことを笑い飛ばすのもスタイルだった。

ミスターの趣味は蘭を育てること。なので、よく花と人の成長を結び付けてお話をしてくださったっけ。
もう10年以上前、ミスターにうちの日本酒を贈ったお返しにデンドロビウムが送られてきたことがあり、いまだに花をつける。7月末にミスターから「入院したよー」と電話があった。ここ数年、コロナ禍で恒例の食事会が開催できていないことを気にかけてくださっていた。8月の初めにこの写真をショートメッセージで送ったあと、お加減伺いの電話をかけてみようかと思いつつ先延ばしにしていた自分が悔やまれる。

人と出会い、思いを引き継ぎ、そしてまた私たちもそうしていく。ミスターが居たからできたことがたくさんある。私たちはミスターの期待に応えられているのだろうか。未来永劫にちょっとでも成長し続けるいい会社に向かっていると信じたい。


COGYで反射機能を取り戻す 2022年9月11日(日)

今日は、久々に電子レンジプリンをつくったら様子を伺いながらとめなきゃいけなかったことを忘れて卵液を沸騰させすぎてしまい、滑らかなプリンが食べられなかったfoxryoです。(レシピを修正しました)

さてさて、足で漕ぐ車椅子、COGYの存在を初めて知りました。

 ☆COGY

何らかの理由で歩行が困難だと思う人たちの救世主のように思えました。
うちの母が通うデイサービス施設にぜひ置いてほしい!
(自宅では狭いのと、自宅付近の公道は坂道だらけなので慣れるまでは厳しそう)
実際番組の中で高齢者施設で楽しそうにCOGYを漕ぐレースに参加したり、COGYを漕ぐことによって筋肉がつき、歩くことができるようになった人たちがおられて、このCOGYは社会に役立つ商品であると確信。国の助成金などがつけばもっと社会の役に立つ商品となると思います。

社長の鈴木堅之さんは小学校の教師として社会に出た。受け持っていたクラスに車いすの子が1人、ぽつんと校庭で遊ぶクラスメイトを眺めていることを気にかけ、解決策はないのかと思い悩んでいたのだそう。
ある日、COGYの前身となる足漕ぎ車椅子が産官学で開発されたというニュースに接し、教師を辞めて、このベンチャー企業に参加します。ただ、この車いすは100KGほどと重く、かつ300万円ほどと高価だったため、4年ほどで事業として立ち行かなくなり解散。

それでもこの足漕ぎ車椅子で「もう一度動ける可能性を、笑顔を取り戻したい」と自分で会社を起こします。

商品開発の一番大きな課題は軽量化。いくら軽く漕げたとしても、重さは介護する人にとっても本人にとっても持ち上げなければならない場面で大きなデメリットです。
開発に協力してもらえる会社を何百社と訪問し、そのたびに断られて・・・。それでも諦めずに営業し、車いすテニスのトッププレイヤーである國枝選手の車椅子も開発・製造しているメーカーに協力してもらえることに。

15kgと軽量化が成功し、売れ始めた矢先、東日本大震災が起き、被災。
客先である病院や福祉施設は再建が先決でリハビリ機材には手が回らない。在庫として置いておくよりよいと避難所などへCOGYを貸し出し。これがのちのビジネスに効いてくる。
COGYに試乗した人たちのはじけるような笑顔がとても素敵だった。
それは「自分の力で動かせている」という自信なのだ。
自分の可能性を信じられることほど嬉しいことはない。

COGYは何故足がマヒして動かないと言われている人でも動かすことができるのか。
その仕組みはこうだ。

通常、人が歩行するときは、 脳からの信号が脊髄を介し足を動かしています。 しかし、足が不自由な方は、脳からの指令がうまく足に伝わりません。
COGYに乗った方の足が動くのは、脳からの指令ではなく、 右足を動かしたあとは左足という反射的な指令が、 脊髄の「原始的歩行中枢」からでていると考えられます。 つまり、片方の足がわずかでも動けば、反射的な指令によって、 もう片方の麻痺していた足が動くというわけです。
感覚神経の情報が、脳や脊髄の中枢神経回路網をうまく調整してくれる。 これを私たちはニューロモジュレーションと呼んでいます。
by 同社サイト
好きな場所で好きな人と好きな時にできる喜びー

TESS社長の鈴木さんはこのニューロモジュレーション技術を世に広め、
「障害者も健常者も共に生活に希望を見出せる社会」
の実現に向けてこれからも邁進していく。
foxryoもいつかお世話になります?!

☆出典:テレビ東京「カンブリア宮殿」 2022年8月25日 


DNAは進化を求める! 2022年9月3日(土)

今日は、hide実家の庭仕事でほんのちょっとだからいいやと気を抜いて長袖シャツを羽織らなかったら左腕に5個も蚊に刺されたfoxryoです。彼らも生きて命をつなぐために必死です・・・。

そう、命をつなぐ。
DNAは両親から半分ずつ組み込まれたもので構成されている。
そう思っていたら違いました。
DNAはその組み合わせから新たな変化を生み出そうとする。
もしDNAが半分ずつ組み込まれただけだったら兄弟はまったく同じDNAになるはずですが、そうはならないのだそう。

また、遺伝子のなかにある98%はガラクタというか、まだわかっていないというか・・・。
20年前、ヒトゲノムが解析されたと言われていたけど、解明できていたのはたったの2%。
そのガラクタ部分がおそらく重要で、私たちに多様性をもたらすもの。

生物としてのヒトの遺伝子は、いまの環境なのか、親となる人たちの生き方なのか、そうしたものを学んで変化しようとしているのだ。

狂言などの伝統芸能は、やはり今の時代にあわせて表現は変わるからこそ、今も続いている。
きっと虎屋の羊羹とかもそう。

DNA自体は変化していくけれども、まぎれもなく同じで引き継がれていく部分がある。

企業も新たな物を求めて変化していくというDNAと、ここは変えなくていいというDNAがあり、その両方を追求していくことで次の世代に向かって進化していけるのだ!

☆出典:NHKヒューマニエンス 2022年8月16日 


競争が生み出すもの 2022年8月30日(水)

今日は、「SONY製VAIO」君のサポート終了というメールがSONYから届いたのを受けてどうするかなぁ、やっぱ買い替え時期にきているんだろうなと思いつつ、でもいまだってWindows11が入るスペックがないからサポートなんて受けてないしなぁと思考停止しているfoxryoです。

 「談合はそんなに悪いことなのか?」

フジテレビのドラマ「競争の番人」 を見ていたら小日向さん演じる国土交通省事務次官さんが言う。

企業の競争。

  • ドラマに出てくるような親会社と下請け会社の関係
  • 下請け会社同士の関係
  • 新たに参入してくる異業種の登場
  • 市場の大きさ
そうした関係や環境において「価格」や「パワーバランス」によって生じるもの。
シェアの大きな会社の価格のつり上げ+それで立ち行かなくなった会社のグループ会社化というのもあるかもしれない。

競争は子供たちだってする。
何かで一番になること。

でも企業は一番にならなくても持続可能性を担保しつつ生き残ることはできる。

自社の競争力を上げるとはどういうことか。
  • 自分たちは何を提供して世の中の役に立つのかを決める
  • 独自能力を見極める。
  • 価値提供に向けた独自能力を磨く
  • さらにスピードをあげるために足りないものがあれば買う
といった戦略をたて実行すること。
それに加えてその戦略を実行する価値観のあった人と組織というベースがあること。

誰も提供していない、お客様が「これが欲しかった!」というものを創造することで着実な経営を図ることができる。
そのいい例が「伊那食品工業」。
伊那食品工業は取引先からの言い値でざまざまなものを購入している。安く買いたたくのではない。そうすることでいいものを納入してもらえるという。
三方よしというのは理想だと言われるけれども人々がそれを指向すれば現実のものとなるのだ。

競争が生み出すものはお客様や社会にとっての価値となるよう、コロナ禍のいまだからこそ、自分たちを見つめ、何ができるのかを考える時だ。


ネットワークが広がる経営品質 2022年8月25日(木)

今日は、ちょっと嬉しいことがあったfoxryoです。

そろそろ定年が近づいてきたのでいろんなことを考えます。これまで経営の質を向上していくために、経営品質のフレームワークを頭の片隅に起きながら「経営トップのリーダーシップ」を軸にさまざまな取り組みをしてきたなぁと。

うちの会社の役員層の思いや考え方をグローバルに発信することはもちろん、グループ各社のトップも含めて経営理念のコミットメントのPDCAやビジョン共有などを進めています。

そうした取り組みを続けてこられたのは「いい会社にしよう」とする仲間に加え、経営品質向上に取り組む業界を超えたネットワークがあったからかなと思います。
同志や仲間がいるってこと、力になります。
競合他社であっても経営品質向上の取り組みはプロセスをみているのでそこに垣根はありません。
そうして多くの企業人とのネットワークを持てたなぁと。

「いい会社をつくりたい」「いい社会をつくりたい」

そういう人たちの集まりです。

 「企業の目的は顧客の創造」by ドラッカー

未来永劫ちょっとでも成長し続ける組織にしていくための考え方を学び、実践していく。

そういう組織が社会の中でどんどん増えていけば戦争だってなくなるんじゃないかと思う。キングダムの呂不韋のように商人から成りあがってお金が一番というような片寄りがなければですが。

ご興味があれば各地に経営品質協議会がありますので、コンタクトしてみてください。

☆中部経営品質協議会URL:https://www.cpc.or.jp/cpc/publics/index/34/
☆経営品質協議会URL:https://www.jqac.com/


どの位置から眺めるのか 2022年7月29日(金)

今日は、wordleが2回目で終了できて超嬉しかったのでfacebookに投稿してしまったfoxryoです。

さてさて、名誉相談役がオーストラリアで売られている地図を額に入れて執務室に掛けておられた。
どの位置から眺めるかで見える景色が変わることを意識するためだ(と思う)。

人と経営研究所の大久保寛司さんがエレベーターの中と外とでは立場が変わるから考えることも変わると教えてくださった。

品質とスピードどちらが重要?

という質問に一郎さんからの答えがなるほどだった。

「どちらが重要という問い自体が誤り。」
つまりこうだ。

たとえばスピードを上げて開発して市場に出し、お客様の求める品質ではなかった場合、クレームになって問い合わせや返品、それにまつわるさまざまな処理に時間も人もかかる。重大な過失であれば、今進んでいる開発を横に置いといてクレームの原因である不具合を探り、解決方法を見出し、設計変更するという場合だってある。
故障であれば、輸送費がかかるし、修理に時間も人もかかる。
商品やサービスを出す前のスピードだけを考えがちだけど、そうではない。

品質がお客様に合致したものになっていないということはスピードが遅いということなのだ。

それぞれの工程でスピードを上げる。
でもそれでは全体最適にならない場合がある。
書籍「The Goal」のボトルネックだ。

コストもスピードと同じ。
人件費をどこでかけるのか。商品企画や開発が自分たちがお金を払ってまで買いたいと思える商品を作りこめたらそれが合目的な品質になる。クレームも少なく、修理も少なくて後工程での人件費はか抑えられる。
理想としてはそういうことだ。

ただ、お客様が欲しいと思っておられる時に提供しなければ意味がない。
だからスピードが早められるところは早める。ITを活用して人間がやらなくていいところはどんどんAIやロボットにやってもらう。

ビジネスをどこから眺めて考えるのか。
商品のライフサイクル全体から俯瞰してどれだけのスピードとどれだけのコストとどれだけの人をかけるのか。
いまだけを考えずに、さらに地域社会や地球環境のことも考えていく必要もある。
顧客価値創造って、やっぱり終わりのない旅のようなものなのかも。どうありたいのかを考えて、そこに向かって追求し続けていくものなのだ。


返品も変わる 2022年7月29日(金)

今日は、ポジティブパワーをたくさん受け取って元気になれたfoxryoです。

「keep it」 そのまま持っててね。

何のこと? と思われますよね。
アマゾンやウォルマート、ターゲットなどの米国大規模量販店では、返品したいというお客様がいた時に返金はするけれども商品は返品せず、そのまま持っていてください、というもの。
こうした取り組みは米国の返品事情に基づいている。

2021年の米小売市場の返品総額は7,610億ドル、市場全体の16.6%。
ネット通販の平均返品率は20.8%。店舗への返品率約8%というから、消費者のECシフトによる返品率が高まっているのがわかる。

そうした返品にかかわるコストとしては、顧客サポートや返品配送料、返品された商品の処理がある。顧客サポートも電話やファクス、メールでのやりとり、事務処理やそれらにかかる人件費、チャットボットなどの開発費などさまざま。加えて返品された商品の置き場所や管理・処理にもかなりコストがかかる。保管場所を持たない企業のために一括して引き取り、再生・再販する業者もいまは出てきているようですが、企業側で返品を減らしていく取り組みで未然防止できた方がいい。たとえば以下のような取り組み。

・顧客が返品配送料負担
・価格を上げる
・返品率を下げる

返品率を下げるにはたとえば、返品ポリシーの明示による返品抑止、Webカタログ、バーチャル試着、VR、そして前出の「keep it」。

「keep it」の適用条件は、商品が再販される可能性が低く、返品処理にかかる費用が商品自体の費用と同等かそれ以上である場合。対象は低価格商品のポリシーで、特定の小売店での購入履歴を持つ顧客に適用されるという。データ活用によりAIが判定。

こうした取り組みで、企業側のコストは返品だけでなく廃棄も含めて削減される。

うちの会社でも米国販社で返品を減らす取り組みを続けている。WEBカタログの充実、使用シーンがわかる利用者の声や使い方の動画、届いたときにすぐ使えるよう、わかりやすいマニュアルにするといった未然防止。返品があった場合は、部品などを活用して再生品として販売するといったこと。

地球環境に配慮することが顧客価値となり、修理する権利も法律化される欧米社会。 企業も社会全体でも持続可能な取り組みをしていくことが求められている。
そうしたときに「返品」ってどうなのか。
これは米国の事例だから、ではなく、 そこから自分たちのありたい姿を考える必要がありそうです。

■参考リンク
2021年の米小売市場の返品総額は7,610億ドル、市場全体の16.6%に相当
 出典:Jetro ビジネス短信 2022年01月27日
米国では当たり前の返品。57兆円ものビジネスコストの実態とその対策
 出典:PRINCIPLE 2021年3月25日
アマゾンの新しい返品方法 お金を返し、商品は回収しない──なぜ?
 出典:ITmedia ビジネスオンライン 2022年7月28日


気候変動とモノ創り 2022年7月20日(水)

今日は、学生さんたちが夏休みに入ったのか朝の電車が空いていてちょっと嬉しかったfoxryoです。学生さんたちが減っただけでなく、感染者が増えてきているので在宅に切り替わっている会社もありそうですね。

そんな今日の夜のニュースで、イギリスは熱波で観測史上初の40度超え、その影響によって火災も起きていることがとりあげられていました。ネットニュースをみても世界各地で熱波や森林火災や豪雨による浸水被害など、さまざまな天災が起きています。
こうした状況を見ていると欧州はじめ各地から、地球環境にやさしいモノ創りが法規制化されてきていることもうなづけます。

メーカーとしては、部材を調達して、生産して、運んで、販売して、お客様が購入・使用・廃棄して、回収・再生するというモノの一生を見据えた開発をしていくことが、いよいよもって社会から強く要請されてきているわけです。消耗品も同じです。

これからさらに対応が必要だと思うのは製品寿命なんじゃないかなと。
消費者に修理する権利が欧米で法律化されてきていますが、この熱波の中で、モノを運ぶ、お客様の使用というところをなんとかしないと製品寿命は短くなってしまう。
モノを運ぶという点では、コンテナの中はトラック内ももちろん高温になりますけど船便で赤道を超えるなんてところは特に考慮が必要。そうした経験はすでに終えている日本企業ですが、これまでそんなに高温にならないと考えられていた場所や環境で高温になるとしたら、ハブとなる倉庫の中の管理もより丁寧にしていく、もしくは高温に耐えられる商品の開発が必要になってきます。

メーカーはこれから素材単位まで耐熱試験をしていかなきゃならないかも。ますますコストは上がるでしょうし、開発も複雑になっていきそうです。

お客様が使用中に突然発火、なんてことが起きたら信頼は失墜してしまいます。IoTでお客様の使用状況データを把握して発熱をモニターしたり、商品の置き場所までマニュアルに記載するという時代がくるのかも。

いま一過性で高温な地球ですが、今度は恐竜たちが絶滅したような氷河期だってくるかもしれない。私たちは何を必要として地球とともに生きていくのか。

事業継続のBCP(Business Continuity Planning)ではなく、managementでもなく、BCS(Business Continuity Strategy)がいま考えるべきことなんでしょう。

社会の変化と地球環境の未来を想像し、新たなモノ創りをいま本気でやり続ける企業が未来永劫の成長を遂げていくのかもしれません。


メルヘンの経営 2022年7月16日(土)

今日は、夜は散歩がてら外で食べようと思っていたら豪雨になりびっくりしたfoxryoです。天候が不安定ですね。大雨の被害が出ている地域の皆さん、ご安全にです。

さてさて、そんなカウチな一日。いつものように録りためた番組を見ていました。

「1店舗出店するときには、1店舗閉じることにしています」

とおっしゃっていたのはサンドイッチの「メルヘン」社長、原田純子さん。
拡大路線とは一線を画す。
久しぶりに伊那食品工業 相談役の塚越さんのような経営者の方だなと。

メルヘンを立ち上げたキッカケは、食品会社で従業員の教育を担当していたら、銀行から天下りしてくる人たちが昇格させるのが実力のある人ではなくて成果をうまく見せられる人に偏ってきたこと。
「働く人にやさしい会社を作りたい」と1983年に独立。

”「日本人好みの日本人のためのサンドイッチを作ろう」という想いから、毎日食べても飽きないサンドイッチを目指し、マヨネーズも独自のレシピで開発し、食べたあとの余韻を楽しめるように全体をまろやかでやさしい味に仕上げております。 食べたい物を挟んでゆくうちに、蓮根・ごぼうからロースカツなど100種類以上のサンドイッチになりました。”
by メルヘンサイト「経営理念」
foxryo的にメルヘンはフルーツサンドのお店と思い込んでいたのでショーケースもちゃんと見たことがなかった。何事も興味をもたねば。次回高島屋に行った折にはしっかり商品を拝見しようっと。毎回閉店間際に行くから残ってないでしょうけど・・・。

あ、横道それた。

で、メルヘンさんは、店内調理にこだわる。食材も社長自ら視察して仕入れたりしている。自分たちでつくる。作る人・売る人を育てる。原田社長は各店舗に足しげく通っている。一人ひとりの家族のことまで把握していて、働きやすさも考えている。

営業部門はない。口コミだけで約40年にわたって広がって27店舗。その口コミからデパ地下に初出店。サンドイッチは早朝が書き入れ時と思っていたら意外と違うことがわかったり。
東京駅に出店した時は1日に120万円を売り上げたものの、働く人達から笑顔が消え、売れるものだけを作るといったいつものメルヘンではなくなっていた。コロナ禍で同じ店舗の売り上げが1日2万円台に落ち込んでも、逆にもともとの郊外店での需要が増えたので売り上げが伸び、赤字を出していない。
このコロナ禍の間に、これまで手が付けられていなかった倉庫を整理したり、店長の再教育や新商品開発の時間に使ってきた。

「備えよ常に」ではなく「備えあれば憂いなし」という経営スタイルなのだ。

そんな経営を「のんびり経営」と称していた。
売上は追わない。自分たちが美味しいと思う商品を作る。商品が営業する。そして何より働く人達を大切にする。 メルヘンのような会社がいっぱいあると世界が平和になる気がする。

☆出典:テレビ東京「カンブリア宮殿」2022年7月14日放映


カメラのキタムラ 2022年7月9日(土)

今日は、朝洗濯ができてよかったものの、午後から外が真っ白になるくらいの雨や雷で一歩も外にでずにいつもの週末のように録画した番組を見続けていたfoxryoです。

録画番組の中で「カメラのキタムラ」が取り上げられていました。
約5年前、社外取締役になっていたカルチュア・コンビニエンス・クラブ(TUTAYA)の増田社長に、カメラのキタムラの北村社長は、「会社を存続させる、従業員の解雇をしない」で立て直すことに協力してほしいと手紙を書く。
当時、副社長だった武田さんをカメラのキタムラに送りこみ、再生に取り組み始める。

「親切が先」というキタムラのDNAが強みだと、そこを根幹に新品だけでなく中古カメラの販売にも力を入れてお客様が欲しいカメラを売るのではなく、お客様が何を撮りたいのかを聞き出し、それを撮るのに最適なカメラをオススメする。中古カメラも買い取り・再生する専門チームを作り、商品の幅も広げている。こうした本業の部分だけでなく、TUTAYAでつちかった複合店舗も。カメラスタジオとカメラの販売店を融合し、お互いの業務を協力しあえる体制も構築できている。

こうした取り組みは、武田さんがキタムラに入った時に、働いている人たちからどうありたいか、どうしたいかをことあるごとに聴きこんだからでてきたことのようでした。
撮影スタジオの貸し出しやその写真のデジタルアルバム化などの新たな価値も生まれている。

写真を撮って楽しむ。

それはこれからも人々を笑顔にする。
そこに貢献できる事業体を目指していくことで復活を遂げ、そこをさらに追求していく。
お客様にとっての価値を創造する。このビジネスの基本に立ち返り、キタムラは復活したようです。

☆出典:テレビ東京「カンブリア宮殿」2022年7月7日放映


ジェンダーギャップ? 2022年7月7日(木)

今日は、七夕だったんだと後から気づいたfoxryoです。夜は晴れていたから星空はキレイに見えていたのかな。考え事をしていて空を見上げずに帰ってきてしまった!

さてさて、ジェンダーギャップ。

「(専門)学校出て、いよいよパティスリーで働き始めたけど、地元を離れての一人暮らしも8年目に入ってそろそろ潮時かなって。自分のように洋菓子店で働きはじめて3年くらいで90%くらい辞めちゃうって統計があるんですよ」
理想と現実は違うなぁってことだったみたい。
彼はみんなと同じように辞める方向で考えているだなぁって。

自己正当化して、諦めることを選んじゃうのかな。
 「どうしてパティシエになりたいと思ったの?」とか
 「今楽しいことは?」

って訊いてみればよかった。だって、ちゃんと自分の好きなものを勉強しようとしていたから。
たった一人でバイクに乗ってブルーベリーについて学びに来て、そのあともパティスリー巡りをすると言っていたから。
いろいろ考えたくなるお年頃なんだろうなって。

ただ、自分をセオリー通りに捉えようとするところが今の若者っぽい。マニュアルとかHOW TOとか正解とかを持っていて、そこに自分を当てはめるっていうイメージ。

そんなイメージにぴったりくるコラムを鬼澤さんが紹介してくださってました。

 ☆「とりあえずやってみて」とか「まずは自分で考えて」が、今の若者に響かない理由。   出典: Books & Apps 2022/7/6

昭和世代からすると、自分で考えるのが面白いんじゃん、と思うのですが、そうじゃない若者が多いということ。
「とりあえず資料つくって」「まずは自分で企画を考えて」のように、「答えを見つける過程で努力しろ」というのは、若者には響かない。
なんで情報をシェアしないんだ、攻略法を秘密にするなんてケチくさい、と思われる。
でも、「サンプル3つあるからそれを見て資料つくって」「過去の企画の記録を参考に新しい企画出して」というように、「答えを与えたうえでその応用のための試行錯誤」であれば、たぶん多くの人は喜んでやると思う。
というのだ。
へぇ。

つまり、
「正解」にたどり着く過程で試行錯誤するのが、オトナたちにとっての「努力」。
答えを手に入れたあとに試行錯誤するのが、若者たちにとっての「努力」
というわけ。

そうなんだ。
努力の場が違うってことだけではないような・・・。
課題は与えらる。やり方もどこかからGETする。よりよいものにするってことなんだけど、課題を考えられない人になるんじゃない? 試行錯誤の過程で考えるからいいのか? でもそれってハードル高いことにチャレンジできているんだろうか???

そりゃ、チャレンジのレベルは人それぞれだけど、「できること」を前提にしているのと「成し遂げてみたいこと」を描いて実現に近づけていくことの方が面白いと思うんだけどな。それはfoxryoの考え方ではあるんだけど。

ジェンダーギャップなのかなぁ。

いろんな価値観を持った人と働くことで新たな価値は創造されるわけで。だったらまぁ、それもいいかってことですかね。
相手のタイプにあわせて自分たちの目指す姿に近づければいい訳で。まずはそこがダイバーシティの一歩かも?


持続可能な世界への貢献 2022年6月29日(水)

今日は、塾のDay3運営で他社講師のもとリアル開催できて塾生の発言や表情が垣間見えて安心したfoxryoです。

さてさて、先日SDSNからサステナブル・デベロップメント・レポート2022年度版が発行されました。

https://dashboards.sdgindex.org

世界中の人たちがどれだけSDGsに取り組み、持続可能になったのかを様々な角度から分析しています。 コロナ禍やウクライナの戦争などの影響で取り組みはわずかに低下。こうした地政学的緊張の緩和がSDGsを達成するための今後の鍵だと述べられています。

1位はフィンランド86.5、2位はデンマーク85.6、3位はスウェーデン85.2、4位がノルウェイ82.3と北欧勢が占めています。 その中で日本は19位スコアは79.6ポイント。
自分では細部までチェックできていないので、株式会社レスポンスアビリティの足立先生のメルマガから引用。

いつも日本が大きな課題と言われる目標5のジェンダー、10の人や国の不平等、環境系の目標13気候変動への対応、14,15陸と海の豊かさ、そして17NGOなどとのパートナーシップだけでなく、今年新たに目標12「つくる責任、つかう責任」にも赤マークがついたこと。

「なぜ目標12が「大きな課題」と評価されたのか、細かく見てみると、電気電子廃棄物の排出量、輸入物品に伴う窒素ガスの排出量、そしてプラスチック廃棄物の輸出などが原因のようです。 本インデックスの採点対象にはなってませんが、プラスチック削減の取り組みが遅れていることや、サプライチェーン上の様々な課題への取り組み状況も考えると、やはり目標12については課題が多いと思わざるを得ません。」
  by 足立先生
加えて生物多様性についても課題となっているようですが、まずはモノ創り企業としてうちの会社としては目標12に取り組まねばと思いを新たにしました。
持続可能な世界を未来の子供たちに渡していくために。


自分がお客様 2022年6月25日(土)

今日は、薬がたいへん効いているようで、うってかわって胃の調子が良いfoxryoです。何でも食べられるカンジ。そう、これがいけないんですね、はい。自重します。

そんな土曜日、魔法瓶の「サーモス」が登場するカンブリア宮殿の録画をチェック。
最後の最後に放映されたサーモスの「鉄の掟」が従業員自身をお客様にするとてもいいアイデア。
ペットボトル使用禁止。入社時に会社からサーモスが支給される!

従業員が自社商品を使っている会社は強い。アウトドア商品でいくとモンベルやスノーピーク。
そして、どんどん新しい商品開発に挑むことを推奨している。
他社の真似ではなく、自社ならではのものづくり。
ペットボトルが普及し始め、水筒から直接飲む時代になると片手でカチっと開けられるライターをヒントに作ったサーモスがスポーツをする子供たちに大人気に。一家に1本だった水筒が、一人に1本になった。
市場を一気に拡大した商品だ。

いまではフライパンや真空保温調理器まで広がっている。
最近では、冷たい炭酸が入れられる水筒も開発。昔からある商品だが開けるのが大変だった。それを簡単に。
さらに「フタの溝が洗えない」というお客様からの声を受け、確かにそうだと、その部分を着脱することに成功。
毎日自分たちが使っているからお客様の声も真摯に受け止められるし新たな価値創出に向けてヒントにできる。
まさに「魔法」の集団のようだ。
しかも自分が使ってみたいものを創る。
カンブリア宮殿見ていて、お米が炊けちゃうお弁当箱を実家の母に買おうかと調べてしまった。
1人用の炊飯器を以前探したもののなかなかいいのがなかった。サーモスなら朝レンジにかけてそれを真空保温すればお昼にはほかほかのご飯が食べられるって超楽でいい。コンセントもいらないし、エコ。明日じっくりみて決めようっと。


ブランド 2022年6月19日(日)

今日は、暑いなかhide実家の庭仕事をしてまたタコチューになってしまい、家に帰ってきてアイスやゼリーをたっぷりいただきクールダウンしていたfoxryoです。

夜、ニュース番組を見ていたら、沖縄の和菓子屋さんで4代目を継いだ女性。起死回生を狙って自分が子供のころにオヤツで食べていた葛でつくったアイスクリームを発売。ブレークして黒字化できたという物語を伝えていました。
溶けない美味しいアイスクリームだとテレビに取り上げられたはよかったものの、生産や輸送体制が整っていなかった。職人さんは「私はアイスクリームを作るためにこの店に入ったわけではない」とやめてしまい大ピンチ。自分のやり方が間違っていたのではないか、やはりお店を畳んだ方がよいだろうかと落ち込んでいたら初老の女性のお客様に声をかけられた。
「繁盛してるわね、でも・・・」と言われて「あぁ、この人も路線を変えたことに批判をされるのだろう」と思った。ところが、「変えたからこそ続いているのよね。この商店街のお店がどんどん閉まっていく中で、大好きなこの和菓子屋さんが私が生きている間、ずっと続けてくれると思うと有難くて」と続いた。

その言葉を聞き、彼女は自分は間違っていなかったのだと、生産・販売・配送体制を整えていった。

この葛アイスクリームに行きつく前、賞味期限を延ばし、値下げせず売るために減らすために商品開発したものの、「味が変わった。」とお客様からの声に元に戻した。お店ならではの味を守ること、地域の人から信頼されるお店であることは大きなブランド価値になる。見えない資産だ。

先日、Kantar BrandZ Top 10 Most Valuable Global Brands 2022が発表された。
見えない資産を見えるようにしたものだ。

ワールドワイドでAppleがブランド価値総額1位に返り咲いた。
2位はGoogle、3位はamazon、4位はMicrosoft、5位はテンセント、6位はマクドナルド、7位はVisa、8位はFacebook、9位はアリババ、10位はルイ・ヴィトン。

テスラがない?
確かに。Kantarのニュースを読むと47から29位に上昇、車のカテゴリーにおいては1位。社長のブランドはおいといて、意外に低いのだなと。

ブランド価値は商品ブランド、会社としてのブランドなど、さまざまな評価基準から算出される一方で、そこで働く人達によってもブランドは決定づけられる。

前出の沖縄の和菓子屋さんしかり。
そこで働く人たちの姿勢や思いが伝わるもの。
人の名前で呼ばれず、会社名で呼ばれるのは日本独特かもしれないけど、その組織に属する人たち一人ひとりがお客様に価値を提供する過程のみならず、さまざまな場面でブランドを創ることは間違いない。

リーダーがどんなビジョンやミッション、バリューを示し、それを受けてどれだけ一丸となって顧客価値を生み出しているか。
そこが一番重要なのだ。


ダイバーシティ 2022年6月15日(金)

今日は、またまたPPTファイルと格闘の一日でした。スライド何枚まで、とか依頼時に書いた方がいいかもと思ったfoxryoです。

さてさて夜、ドラマ「悪女(わる)」を見ていてダイバーシティを日本の会社のなかで実現するのはいまだに難しいものだと感じた。

ダイバーシティというと、日本では即「女性活躍だ!」となるんですけどそれだけじゃない。 ドラマの中でのエピソードにもあったけど、年齢っていうのもある。
「アメリカ駐在の時に、商談のさいに年齢を聞いたら取引に至らなかった」
「アメリカでは採用条件に年齢はない。(年齢を聞くのは違法)
 資格を見て人を雇う」

とこんな感じ。

インドだと明確なカーストがあって、そのカーストによって決められた仕事しかできない場合がある。

そう、性別、年齢に加え、宗教、国籍といった社会の中での属性、そして障がいの有無といった「区分」されるカベがある。日本だと血液型も?!

そうしたカベを乗り越えるために公平公正な制度があるというものの、

  • その制度を使うための、組織の中の人々の意識
  • その人の才能やスキル
  • 雇用形態
によってもカベがある。

え? カベだらけ?

確かに。

じゃ、これらのカベを乗り越えるメリットとは?
  • 労働の分配・協働
  • さまざまな属性の人の課題意識が共有できる。
  • さまざまなアイデアが取り入れられる。= より相手目線になれる
  • それにより、生産性・創造性があがる
ここで考えたいのは「属性」ではなくて「区分」だということ。
ドラマでは全社の悩み相談を集めるアプリを開発。
そうしたときに本当にみんなが何を考えているのか、普段言えないことが書きこめるとあって大反響。お互いを理解するためのコミュニケーションをよくしていくことが重要。

男性は面と向かっては悩みや弱みを口に出すことはないという仮説に立って作られたアプリのルールはたった一つ。

 「否定しない」

いいルールです。

そうそう、女性だけを育成しようとするあまり逆差別が起きたりすることもしばしば。
自社でダイバーシティをどうとらえるのか。

多様な背景を持つ人たち誰もが活躍できる。前出の区分だけでなくて、子育て中の人や親など家族の介護が必要な人なども含めて。そこがぶれなければ、そして仕事の成果によって評価される仕組みが実現できたら、会社にとっても良いループが回るだろうし、社会からも信頼され評価されることになる。

自分たちのありたい姿=ビジョン、ミッションを明確にし、それを実現しようとする人を認め、任せていく。
一朝一夕でできないからこそ価値があり、実現できていない組織が多いからこそ、実現できたら雇用にもつながっていきそう。

ダイバシティはさまざまな問題を抱えている。それでもより生きやすい社会づくりにグループあげて協力していこうっと。
「何も変わらない」といって何もしなければ何も変わらないのだから。


企業理念に基づき判断する 2022年6月10日(金)

今日は、結局、不完全燃焼で講義資料を作っていたため、合格点がいただけなかったfoxryoです。
そんな日の帰りに、元サッカー日本代表監督で、現在、「FC今治」のオーナーの岡田 武史さんの講演音声を聴きながら電車に乗っていました。
社内の週報から一郎さんがいろんな人が書いた講演メモをコピペして発信されていたので興味をもって聴いてみた。 一番共感したのは、経営理念に基づいて判断することって大切で、それは見えないけれども未来を作っていくということ。

今治のチームだからゼッケンの素材を特産のタオルにしようと作ったら、片面の色が薄い。そう、ループになっている面は印刷がのらない。なのでスポンサーの名前が不鮮明・・・。 地方のリーグだからスポンサーが観られるかわからないし、片面だからそのゲームの時にスポンサーが観てなければわからない。できたばかりのチームでお金もない。でも、

「次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する。」
という経営理念から判断するとどうなんだろう。
作り直そう。コストがかかっても。
スポンサーが一度でも違和感を持つようなことを、信頼を損なうようなことをしてはいけないと判断。

またあるときこんなことがあった。
「○○君が遠征参加できないと親御さんから連絡がありました。費用が工面できず、遠征試合に行かせられないことを前日まで子供に言えなかったそうなんです」
スタッフからそれを聞き、
「次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する。」
という経営理念から判断するとどうなんだろう。
そう問いかけ、会社から費用を出し無料で参加できるようにした。そして、それ以降もそうした場合には基金から遠征費を出してきた。

経営理念に加えて、フィロソフィーとプロミスも決めた。 外国人監督とはこのフィロソフィーに同意した人と契約をしている。そうすると、勝てない時に「フィロソフィーにある“エンジョイ”に同意したじゃないか。でも選手はエンジョイしていない。どうなっているんだ」と言える。いまはスタッフも理念に同意した人に入社してもらっている。

メンターと仰ぐ田坂広志氏から「目に見えない資本」の大切さも学んだ。

こうして企業理念に照らして日々の経営判断をしている。
コロナ禍にあっても黒字で経営できている。また、今治にスタジアムを作るなんて夢物語だとか無理だとか言われたけど、お金も集まってもうすぐお披露目ができる。

こうしたことができているのは、経営理念に照らして判断しているからだと岡田さんはいう。
スタッフ一人ひとりがこの理念に基づいて知恵を出し合い協力しあう。
サッカーチームによって今治に活気が戻り、人口減少に歯止めがかかった。

2002年、「株式会社今治.夢スポーツ」を立ち上げた元サッカー日本代表監督 岡田 武史さん。 それまで経営をしたことがなく、いろんな経営者に話を聴いた。その中にライフネット生命創業者の出口治明さんがいた。 「いい取り組みを始めるために起業する人は多い。ただ、その9割は、創業3年以内に倒産する。でも、だからといってチャレンジする人がいなくなったら世の中何も変わらない」的なことを言われたのだそう。
それで奮起して今に至る。

これからも「次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する。」に向けてこれからも歩みを止めることはない。

うちの会社も理念を大切にして未来をつくっていきたい。

☆出典:Brother World Japan 2022 2022年6月6日


これまでにないものを創る 2022年6月9日(木)

今日は、なんとか構成OKをいただけてあと一息になってきたなと思えたfoxryoです。とはいえその資料を使うのは月曜日・・・。ファイトぉ!

さてさて、これまでにないものを創る。
「新しいもの」ではなく「これまでにないもの」

どうしてかっていうといまはもう世の中にあるものの差別化は難しい。
であれば、かつてのiMacやiphoneが出てきた時みたいに、今まである技術を組み合わせることでこれまでにないものを創ることが大切になってきている。

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by IT media news



どこまでやるのか、なんのためにやるのか。そこにブレがあるとキレのあるものはできない。
みんなが「いい」というものではなくて、「こんなのが欲しかったんだ!」と驚くものを創る。

KAIZENベースではできないけれども、ちょっとしたことから想像力が羽ばたくかもしれない。
よく自分たちのできることから発想するとろくなものができないとかいうけれども、身近なことでまだまだ逆転の発想で変わるものがあるかもしれない。

いかに興味をもって現象やプロセスを見るか。

結局そこが発想を生み出す原点となる。

自分でも面白いものを創ってみたいとおもうけれどもなかなかできない、のではなく、同じものを見ていても違和感とか疑問をもたなければ見えていないのと同じ。
いかに興味を持って見るのか。ずっと観察できるか。
発見やひらめきが降りてくるまで観察しつづける。

答えは本当はどこかにあるはず。課題も人任にせず、経験の蓄積や物事を見る軸を養うといったことがすごく大切です。


価値観を共有する 2022年6月1日(水)

今日は、2022年の半分まであとちょっとになってきたな、何ができたかなと思うfoxryoです。

今まで意図して立ち入らなかったことに立ち入っています。
そしてその影響によって時間がかかります。手間もかかります。

一方で、これまでブラックボックスになっていたことが明らかになってきます。
改善が進んでいると思っていたものの、根本的なところで改善につながっていないような印象です。
ツギハギの対応ではなく、引継ぎをしていくことを考えると、そもそもから踏み込む必要があるんだろうなと。

そうしたことを進めていく時には、価値観を共有しておくことがとても大切なんじゃないかな。
目の前のことを処理していくということに目が行く状態だと、流されていくこともあるんでしょうね。

 「指示した / 指示していない」
 「言った / 言っていない」

ということになるのはお互い嫌な気持ちになるものだし。
ヒューマンエラーを減らしていくために、お互いのイメージを「これ」というものに指定していくといいんでしょう。
先日の町役場の給付金の誤送金問題もプロセスとそのイメージの指定が正常に動いていなかったということになるんでしょう。

たとえば、「エクセルのプログラムがうまく動かないと」いうのは自分の能力不足が原因。
プログラムだって指示しなければ動かない。
プログラム同様、指示していないのに「できる」とか「わかるだろう」と思っている方がおかしい。
加えて、エクセルが相手だと責めないのに、人が相手だと責めるのはおかしい。
人こそお互いを尊重しあいながら動くことができる生き物なんだし。

そこで大事になってくるのが価値観じゃないかと。
じゃ、価値観を共有すると何がいいのか。

  • 判断に迷わない
  • 共通言語ができる
  • 共通言語に基づく議論ができる
  • 価値観に基づいた判断や行動ができる
  • 誰かに聞かなくても判断できるから初動が速い
  • チーム全体が相手への価値提供に向けた行動がとれる
  • 臨機応変に相手に合わせた対応ができる
  • 価値観に基づいてフォローしあえる
そのうえで、エクセルのように指示すべきところは押さえてしっかり明記するなりプロセスやルールを決めておく。抜け漏れ防止のためにチェックシートを作成するのもいいかもしれない。

 価値観+明確なプロセスやルール=合目的な品質

というのはいま作ったfoxryo的理論♪

まだまだやること満載。
皆さんは「こうやってくれると思ったのに・・・」ってこと、ありますか? 
もしあるとしたら、それを減らす工夫や方法を考えていますか?


品質ってどこまで? 2022年5月17日(火)

今日は、働きかけたことがいい結果につながって安心したfoxryoです。
一日いろいろあっても1つくらいはいいことがありますね。

さてさて、組織の中には大切にすべき共通言語があります。経営理念だったり、ビジョンだったり、ミッション、バリューだったり。
そうした言葉を多言語に展開していくときに意識していることは、表現を統一して繰り返し使うことでグローバルに浸透していくこと。
統一方法としては2つ。
1つは言語にかかわらず同じ表現を使うというもの、もう1つは各言語で定訳を決めておいて言語ごとにその表現を使うというもの。

そうやって決めてあっても表現にぶれがでてくることがあります。

そう、それは翻訳品質。
これは本当に人によって違うので悩ましいところです。
先日、定訳が反映されていなかったため、自分たちで見直し、翻訳会社にフィードバックをしたところ、それ以上の確認もなく、さらに修正したという報告もなく、残念に思っていました。
翻訳会社が自分たちで翻訳した成果物に対して責任を持つという意識が低いように感じてしまいます。
foxryoが成果物を再度確認したところ、他にも間違い発見。言われたところだけ対応しただけでそれ以外のところは見直しがされていませんでした。

こうした現状に対して皆さんならどうお感じになられますか?

 少なくとも自分たちでも見直す。
 そのうえでプラスαの提案をする。

それは高望みなのでしょうか。

そうはいっても、自分たちもちょっと前に同じように定訳が抜け落ちていて、他部門からクレームを受けました。 その際には、他に間違いがないか全文を再度確認し、チーム内で修正をかけました。

品質とは合目的かどうか。

目的はグローバルに伝わるかどうかに加え、統一した表現でうちの会社が大切にしていることへの理解・共感と浸透度を高めること。その結果、グループ一丸となってそこに進んでいこうとする意識を高めること。

その目的に合っているかどうかで品質を考える。
そして、今後双方でもっと伝わる品質を上げていくために何ができるかを合意できるように進めていこうっと。


諏訪を東洋のスイスにする 2022年5月5日(木)

今日は、7連休最終日だったfoxryoです。

午前中は「プロジェクトX」の4Kリストア版でSEIKOがクオーツ時計を開発するまでの挑戦ストーリーを見て感動。
生糸の一大生産地から一転、化学繊維に押され産業が衰退した諏訪。

「諏訪を東洋のスイスにする」

東京に時計の技術を学びに行き、諏訪と同じような山間の地で精密な時計を造り、世界中に信頼のブランドとして名をはせているスイスを知った時計店店主の山崎さん。
味噌蔵に手先の器用な女工さんたちを集め起業する。
ビジョン実現に向けて時計の開発も進めていた。自信作が完成したものの、東京ではまったく受け入れられない。そこで時計の正確さを競う大会で優勝するなどして信頼を徐々に勝ち得ていき、従業員も900人規模に拡大していった。

もっと正確な時を刻む時計を造らないと新たに登場してきた電池式時計に機械時計は勝てない・・・。
1927年ごろアメリカのベル研究所でクオーツ式の時計が発明されていた。1日に0.2秒の誤差という正確性に山崎さんは驚いた。しかしそれは2mほどのタンスのような時計で、腕時計になるような代物ではなかった。

だがこのクオーツ式に山崎さんは賭けた。
電気を流すと正確な振動を伝える水晶。それを駆動装置に使う時計の開発。
電子の技術者がひとりもいない。
山崎さんの「クオーツ時計で諏方を東洋のスイスにする」と夢を語る姿に、20名ほどの若者たちが集まった。プロジェクト開始から3年後にできた試作品の大きさは1m四方・・・。小型化の道は困難を極めていた。そんな技術者たちを山崎さんは焦ることはないと力づけた。
その山崎さんが大病を患って亡くなり、スイスの時計メーカーがクオーツ式の開発に乗り出したことを知った若手技術者たち。

水晶の長さを3cmの時計の中により長く入れるためには?、時計を落としても水晶が割れないようにするには? 全てのパーツを時計の中に配置するには? 

様々な課題を解決し、1969年12月25日、世界初のクオーツ式腕時計「セイコーアストロン」が発売された。

「諏訪を東洋のスイスにする」
このビジョンがかなった。

諏訪って、鯖江のメガネのように初めから時計を造っていて地場産業と思っていたので、生糸の後の産業を興す、クオーツ時計を開発するというストーリーは驚きでした。
山崎さんの熱い思いと完成するまで信じて待つという覚悟、そしてそれに応えた若手技術者たち。
いま、技術も社会もどんどん変化しているけど、何かを成し遂げていくにはそれに関わる人たちの思いがカギなのだと改めて感じています。

☆出典:NHK「プロジェクトX」逆転 田舎工場 世界を制す」〜クオーツ・革命の腕時計 ―新たなる伝説、世界へ 4Kリストア版


made in Japan 2022年4月30日(土)

今日は、鶴舞のバラ園で、いろとりどりのバラの花を堪能でき、大満足だったfoxryoです♪

"made in Japan"が世界中からもてはやされたのはいつだっただろう。
いま、国内でパーソナルコンピュータを製造している大手メーカーはパナソニックのみ。
ソニーも富士通も東芝もNECも、PC事業はみんな海外メーカーに切り売りされた。
テレビも同じような文脈でいずれは海外メーカーに切り売りされるのかもしれない。

テスラのように後発のメーカーが自前にこだわらず、世の中に既にある技術を組み合わせて参入するということもある。

日本のPCメーカーが消えていった理由をマウスコンピューターの社長さんは 大量生産がゆえの自前主義で部品まで開発していたことや国際規格化されていった部品やPC本体が台湾や韓国で安く作られるようになって太刀打ちできなくなったといったようなことをおっしゃっていました。

一方、マウスコンピューターは何故いまも日本生産を続けられているのか。
それは創業にさかのぼる。
もともと創業者が自作パソコンを受注生産して販売していて、マニアなお客様のオーダーにあわせパソコンを組み立てていた(Build To Order)。
それは今も続いていて音楽を楽しみたい人やゲームを楽しみたい人が自分の用途に合わせたスペックをマウスコンピューターに注文すると、自分だけのPCを組み立ててくれる。長野県飯山市にある工場で1人のスタッフが責任をもって組み立てるセル生産をしている。

マス生産でもマス販売でもなく、カスタマイズに特化していることが国内生産生き残りの要因と思われる。
今の社長さんになったときにクレームが殺到していたことから徹底的な動作検査を組み込み、いまでは高い品質を誇っている。
また、マウスコンピューターはeスポーツよりもっと前からゲーム向けのコンピューターを開発していたことも先見の明あり。

強みはお客様の要望にあったスペックを実現できること。何でもあるデパートのようなPCではなく、お客様にとって不要な機能はない。それによって余計なコストもかからない。メーカーにとってもお客様にとってもわかりやすい仕組みだ。

 「パーツのアップグレードで自分だけの特別なPCを」

さらに24時間サポートを沖縄のコールセンターで、しかも無料で! 

「人とPCはもっと近づける」という理念のもと、これからさらに成長しそうな会社です。

☆出典:テレビ東京「カンブリア宮殿」 2022年4月28日


健康経営2022 2022年4月28日(木)

今日は、朝からいろいろあったものの、周りのみんなに協力いただきなんとかいい方向にいけてほっとしたfoxryoです。
ある程度のストレスは必要なものの、精神的な健やかさはとっても重要です。

さてさて、「健康経営」。
2015年から始まった「健康経営銘柄」を選定するこの制度、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定しています。

本制度は、日本再興戦略に位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つです。
「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。by経済産業省サイト
当初は1業種1銘柄でしたが、いまはその縛りはなく、上記目的から該当する企業が選ばれています。

2022年版は3月に公表され、今回はうちの会社は認定から漏れたものの、健康経営優良法人にはグループ会社含めて11社が認定されています。

中小企業部門での各県の認定数は前回から120%を超えて増えているので多くの組織が健康にも配慮した経営の重要性を認識してきているようです。
健康経営ではどんな取り組みが評価されているのかというと以下のようなイメージです。
  • 疾病の発生予防(ウォーキングや減量イベントなど健康づくり)
  • 疾病の高リスク者に対する重症化予防(健診後のフォローなど)
  • メンタルヘルス不調などの予防・早期発見への対応(職場環境の改善など)
  • 生産性向上、事故予防(肩こり腰痛、睡眠不足などの改善など活力アップ)
  • 就業と治療の両立(制度面など)
  • 労働時間の適正化(ワークスタイルの変革や休暇取得促進など)
  • 従業員間のコミュニケーション促進(1on1など)
  • 喫煙率低下への取り組み
こうした取り組みを進めることで健康経営を一見推進しているように見えても、実際に従業員の皆さんの健康への意識が高まらないと結果には表れてこないため、巻き込みに工夫をしている会社が多いようです。
認定されている会社はどんなことをしているのか具体的には以下のリンクをご覧ください。

明日から始まるゴールデンウィークもゆったりリラックスして過ごしたいものです。

「健康経営銘柄2022」に50社を選定しました!
健康経営優良法人認定制度
 出典:経済産業省 2022年3月9日


予約対応からみるお店の事情と顧客像 2022年4月13日(水)

今日は、なんとかwordleをクリアできたfoxryoです。

さてさて、いつもランチの予約が取れないお店。平日だったらとれるかもと電話してみた。

「2つお願いしたいことがある」

予約の確認の後おもむろに言われた。
1つ目は予約のキャンセルは当日10:30までにということ。
2つ目は車は乗り合いできてほしいということ。

こういう発言になる背景を考えてみると面白い。
1つ目のはドタキャンする人が多いとか、連絡してこない人が多いとか。加えてなかなか予約できないから10:30以降までにキャンセルがあれば別のお客様の予約を入れられるということか。

2つ目は駐車場の台数が少ない。場所が車でないといけないので1人1台で集まってくるということか。

このお願いのほかにも不思議な受け答えが。
11:30は混みあうというので12:00にしますというと、「閉店14:00ですがよろしいでしょうか」という。
どうすればいいんでしょうか?
できれば食べたらすぐ帰って仕事がしたいfoxryoからすると「そんなの料理の出るスピードによるのでは?」なのだけど・・・。
こういう発言がでるということは、3時間くらいいる人が多いということ。
女子2人だったらそんなに長時間いないかもしれないけど、女子3人になるとfoxryoも2時間は居る可能性大。

ということで、このお店のお客様は

・女性のグループが多い
・長時間居座る

ということと推測。
さらにラスト、電話を切るときに「お待ちしています」も言われなかったので、よっぽどランチの営業が大変なんだな。 と、以上がfoxryoの仮説。

そして本日行ってみた結果。

まずは駐車場。15台分くらいあって、残り2台残すのみ。
お客様は女性のグループばかり!(男性はhideのみ・・・)
ほぼ満席。
なので調理場からスタッフさんまで本当に大変そうでした。

ということで仮説はぴったり合致。

翻って、自分の対応ってどうなのかなって。
うちの部門の対応って他部門やグローバルの仲間からどう見えているのかなって。
プロセスはきちんとあるかな。そのプロセスは正しくできているかな。"At your side."でプラスαの対応できているかな。
そうだ・・・。今日は「その場の対処」をしまったと反省。今後もそうしたことが起きないよう「対応」しよう。

私たちの対応からみえてくるものが自分たちの事情ではなく、私たちが目指している姿により近づけていけるように。


価値を見極め市場を拡大する 2022年4月11日(月)

今日は、久しぶりに面談の質問側になってちょっと緊張したfoxryoです。

さてさて、価値とは。

【価値】
  1. その事物がどのくらい役に立つかの度合い。値打ち。
  2. 経済学で、商品が持つ交換価値の本質とされるもの。
  3. 哲学で、あらゆる個人・社会を通じて常に承認されるべき絶対性をもった性質。真・善・美など。
    1. by goo辞書
人は同じものをみても解釈が違う。
哲学の意味合いだと「絶対性」とあるのでちょっと違うかもしれません。

よくあるマーケティングのたとえ話。
・未開の地にいき、市場がないから靴は売れない。
・未開の地にいき、誰も履いてないから靴が売れる。

商品に価値があることを伝えていけば売れる。
辞書の価値は「等価交換」となっていますが、私たち名古屋人は特に等価だけでは買いません。
対価を支払う以上に価値があると思えた時に買います。

今日、一郎さんから「レッドブル」がエナジードリンクという新たな価値をお客様に提示して市場を拡大したという話を聴きました。

マーケティング的な話でいくと、まずはスポーツのスポンサードから始める。浅田真央ちゃんのエアウィーブみたいに。
ただし、ここには明確な意図がある。
当時メジャーではないスノボやマウンテンバイクやハングライダーという新しいスポーツを対象にした。
加えて、「レッドブル・エアレース」を主催し、「翼を授ける」という自社のキャッチフレーズを象徴することに貢献している。どこかに協賛するのではないところがスゴイ。

そう、明確な意図とは、「飲むと元気になる。力が発揮できるエナジードリンク」であること。
それを象徴するスポーツやイベントを戦略的に活用してお客様を広げたということ。

日本のリポビタンDなどは「疲労回復」を価値としていた。
なので、お客様は疲れたビジネスマン。

一方、レッドブルは「力が発揮できる」を価値としていた。
なので、お客様は普通の人たちにまで対象を広げることができた。

それまで疲労回復しかないと思われていた市場を広げたというわけ。

自分たちの商品やサービスの価値とは?
お客様は誰なのか?

そこを出発点にして見つめなおすと、まだまだ未開拓市場を見つけられるのかもしれません。


洗濯を変えるコインランドリー 2022年4月6日(水)

今日は、半休をいただいてタップリ眠り少し回復したfoxryoです。

「こうしたい!」という理想を持っている人はステキだ。
それがOKULABの永松さんと久保田さんだ。

SANYOで業務用洗濯機を開発していた永松さん。コインランドリーで修理することもあり、その環境の悪さに、「やれることはいっぱいある!」と理想のコインランドリーを作ることを決意。

コインランドリーは洗濯機を置いて小さなテーブルを置いておき、無人で儲けが入るという業態。
最近は小奇麗なコインランドリーが増えてきたけどやっぱり無人。洗濯機の空きをお客様が確認できたり、お客様が困った時にコールセンターにつながり、遠隔操作もできるIoTを導入しているけど、やっぱり無人。少しオシャレに見えるコインランドリーはfoxryoの身近でもどんどん増えている。でも無人。

「洗濯している間も楽しい空間にしたい」

そう考えた永松さんはオシャレなカフェ併設。プロに頼みたい人もいるからクリーニング屋さんも併設。子育て中のお母さんはコインランドリーに来るのも大変だから集荷にいってキレイに畳んで配達もしている。

老人保養施設とのコラボで地域住民のコミュニケーション活性化にもつなげている。
そのコインランドリーの名前は「バルコ ランドリープレイス」

そしてもと洗濯機開発者としてのこだわりも。

洗濯で人を笑顔にするには、やっぱり洗った後のキレイさが大事。
通常の業務用洗濯機は洗剤と柔軟剤で2本のチューブしかないのだが、永松さんは特別仕様でもう2本を設置。天然由来の石鹸と柔軟剤も使えるようにしている。

そうした要望に応えているのは、洗濯機工場の工場長が永松さんの元上司!
そして共同経営者の久保田さんはその工場を立て直しに入ったコンサルだった。

人と人とのつながり、自分の理想と強み、さまざまなものをかけあわせて洗濯を変え、コインランドリーを変えていく。

「洗濯で世界を変えたい」

永松さんと久保田さんの取り組みはこれからも続く。

OKULAB、全国に140店舗。フランチャイズありそうだから、どなたか近所に作ってくださらないかしら。
でも、何を洗うかな・・・。羽毛布団いってみようかな。

☆テレビ東京「カンブリア宮殿」2022年3月24日放映


奇跡の村を創る 2022年4月1日(金)

今日は、日焼けしていた額の皮がへろへろとめくれていてhideに笑われたfoxryoです。

 すべての人が笑顔になれる奇跡の村を創る−

徳島県那賀町木頭地区に、2020年「未来コンビニ」ができた。
作ったのは木頭地区生まれのKITO DESIGN HOLDINGS株式会社の藤田氏。
人口約1,000人、65歳以上が人口の過半数を占める限界集落の中にあって、地域創生に挑み続けている。
この村の強みは何か。
林業で栄えたこの村も輸入木材で衰退。次の産業を起こさなければ。柚子の原生林に目をつけた。
ただ、柚子は実が生るようになるまでに18年かかると一般に言われている。そこで3年から5年で実が生る柚子を開発。

馬路村かな?と思ったんですが、馬路村は高知でした。徳島でもこうした取り組みがされていたんです。

柚子の栽培、加工品販売の展開で産業の活性化にはつながってきたものの、高齢社会で人が集まらないのは変わらない。

そこでグランピングで人を呼び込むことを考え、2018年に「CAMP PARK KITO」をオープン。
デザインのかっこよさで多くの人が集まっている。
訪問者が増えたが、何か忘れても買い物する場所がない。地域の人たちも、数キロ離れたところまで買いに行っていた。

そこで、新たに「未来コンビニ」をオープン。
森の中に存在感を放つ超カッコいいデザインは、ドイツのレッド・ドット・デザイン・アワードの最優秀賞をはじめ数々の賞を受賞している。

話題になり続けるしかけを通じて、訪問客を呼び込み、地域の人たちの生活を支えていくことに貢献。
一過性にならないのは、冒頭のビジョンを掲げているからだ。
どうなりたいかをもち、その実現のために戦略を立てる。
木頭地区が奇跡の村になるのは藤田さんの力もあるけれど、それに賛同して協力している人たちがいればこそ。
こうした地域の強みを再発見し、ビジョン実現にむけた戦略が建てられたら、一貫性と整合性がとれた納得感や共感度の高い取り組みになっていく。
何故そうしたいのか。
そこがぶれない取り組みにはいつも感動する。

「点ではなく面で考える」包括的ビジョンこそ地域を真に変える
 出典:Sustainable Japan Magazine 2021年12月16日


4/1からホテルのアメニティが消える? 2022年3月28日(月)

今日は、hideと贅沢ランチでお祝いしていたfoxryoです。

まん延防止期間も終了し、テレビでは豪華客船が北海道の港に停泊するニュースが流れています。感染者数が先週の月曜日より増加というニュースも聞き、経済も生命も危機を乗り越えていくためにここが踏ん張りどころなのかも?

そんななか、旅行や出張で確かに配慮が必要だなと思えるニュースを発見。

"4月1日に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」(以下、プラスチック資源循環法)が施行される。2030年までに使い捨てプラを累積で25%排出抑制することを目指し、「環境配慮型素材の活用」「使い捨てプラの削減」「分別回収の強化」などさまざまな取り組みを強化する。" by ITmediaビジネスオンライン
そうなんだ。
そしてこれを受けての3社の対応が載っていました。
  • 東横INN: 全てのプラ製アメニティーを客室に置かず、フロントにアメニティーコーナーを設置予定。利用客に「マイ歯ブラシ」の持参を呼び掛け
  • アパホテル: 特定のプラ製品にバイオマスなどの再生プラスチックを使用した環境配慮型を導入。アメニティーそのものの質を高めることで、宿泊客の"使い捨て意識"を"持ち帰り意識"に促す
  • 帝国ホテル: カミソリ・歯ブラシを竹製商品に、ヘアブラシは木製に変更。シャワーキャップや衣類用カバーはバイオマス素材や植物由来性素材に変更。現状の在庫がなくなり次第、移行していく。
地球環境保全の観点から海洋などでのマイクロプラスチック問題が取り上げられるようになり、プラスチックを減らそうという企業努力も加速度を増しています。
たとえばレジ袋有料はもう定着したし、梱包の段ボール化や伊那食品のようにスープの袋を海藻由来のものにできるよう開発したりといったこともあります。

今回、法律の施行ということでより強く企業に要請がなされるわけです。
よりよい地球の暮らしをしていくために、マイ歯ブラシなど持参していくのがよさそうです。

ホテルのアメニティーはなくなるの? 4月のプラスチック資源循環法施行にむけた各社の取り組み
 出典:ITmediaビジネスオンライン 2022年3月28日


イノベーションのランキング 2022年3月24日(木)

今日は、「焼肉だー!」と楽しみにしていたら不定休のお店がお休みでがっくりしていたfoxryoです。

さてさて、VUCAな時代、イノベーションが叫ばれています。お客様の気づかない「そこか!」という価値を見つけてあらたな商品やサービスを創造し、ビジネスモデルをどんどん変えていくことをしていかないと、企業の成長はおろか存続さえも厳しい環境です。

そんな中で、どんな企業がイノベーティブだと捉えられているのか。

「Top100 グローバル・イノベーター2022」が2月末に発表されました。

今回の特徴はアジア勢がランキングの54%も占めたこと。

「最多選出国は、日本(35社)、次いで米国(18社)、台湾とドイツ(各9社)、フランス(8社)、中国と韓国(各5社)となっています。」by Clarivate
加えて、電子機器・コンピューティング分野の会社が約30社、新たにTOP100入りしたこと。

ところでグローバルでみてみると、11年連続でTopイノベーターとして選出されている会社がある!
しかも20社。
3M、ボーイング、Dow、Ericsson、富士通、GE、日立、ホンダ、Honeywell、インテル、LG、NEC、パナソニック、Qualcomm、サムスン、信越化学、ソニー、TE Connectivity、東芝、トヨタ。
(アルファベット順)
そのうち日本企業が9社。意外に多い。うちの会社は5回目。

Top100のリスト
 出典:Clarivate.com 

Top100グローバル・イノベーターは、企業や組織の発明(特許など)を数値で測り、世界に新たな価値と創意をもたらす能力や一貫性、創造性を備えていることで選出しています。

世の中をよりよくするアイデアはまだまだたくさんあって、どんどん発見され、実現されていくといいな。

世界のイノベーション・エコシステムにおけるアジアの優位性の拡大
 イノベーションの新時代へ クラリベイトがTop100 グローバル・イノベーター2022を発表

 出典:Clarivate 2022年2月24日


GSの顧客起点の変革 2022年3月17日(木)

今日は、気づいたら20時近くになっていて驚いたfoxryoです。1時間勘違いしていました!

さてさて、一昨日、中部経営革新フォーラムで2021年の日本経営品質賞受賞企業による講演がありました。特にヤマヒロ社長の山口さんの取り組みに感銘を受けました。
東京都内を中心にガソリンスタンド35店舗を運営し、地域一番店であり続けている。そのカギは、お客様への価値提供の時間を「その場」から「生涯」へと広げたこと、そして、社長の山口さんの「顧客本位を極める」「結果は後からついてくる」と事業を見直し、組織能力の向上に取り組み続けていることだと感じました。
以下、講演メモからの抜粋です。


  • スタンドのあんちゃん×経営品質=前代未聞
  • 「気合と根性」から理念に沿った行動へ
    お客さまが欲しいものを安全安心の視点で売る。
  • プライドを持って仕事をしよう
    ガソリン車が減っていく将来を見据え、油外サービスを強化。車検、コーティング、レンタカー、中古車販売といった事業へ乗り出す。
    「狭く深く」で専門性を高め、組織能力の向上へ。
  • 生涯顧客という考え方を取り入れた。
    ガソリンスタンドには「予約」という概念がなかったが、Web予約を取り入れた。
    入庫で大切にしているのはお客様の車に寄り添うこと。
    お客様とのヒアリング・対話を重視し丁寧に聴く。
    提案は何が喜ばれるか、お客様の価値を洞察する。
     例)「このサービスはいかがですか?」ではなく、
       「どこがキレイになると嬉しいですか?」と問う

    中古車販売では購入後、正しいお手入れ方法、お客様の駐車スペースにあった駐車方法や車をきれいに乗り続ける方法といった今後のストーリーを共有。
    納車1か月後のヒアリングや1年、5年後のメンテナンスなど
  • 人財育成は我慢と忍耐
    受講する側は企画する側の期待に応えない。気づいてほしいところに気づかないところに耐える。だからあれやこれややるしかない。
     社員の声)
     環境整備や早朝勉強会もやりたくなかった。講師は理想を言っているだけとおもっていたがお客様の反応が変わって自分が少しずつ変わることができると実感。成果も出てきた。粘り強くやってようやく事業成長ができていることを他の社員に伝えている。
  • JQAには4回申請した。
    「今は社長一人がエンジンで、社員はついてきているだけ。1両1両の車両にエンジンがついている形がJQAだよ。」と言われ、ワーキンググループを作った。
  • 振り返りによる事業展開と連携
    振り返りを繰り返していくと振り返りのレベルが上がる。 目的に対してどんな洞察を起こしているか、お客様がどう行動するかを報告してもらった。
    生涯取引活動によって車検整備やレンタカーの事業連携ができるようになった。
  • 「東京の街の暮らしをスマートにアップグレードする」
    新たなビジョンをかかげた。
    東京の街に貢献することがこれからのチャレンジ。 社員と努力し続ければ明るい未来があると信じ取り組んでいる。

    ビジョン策定のきっかけは採用チーム。
    「このままでは採用できません。20年後どうなるのか入る人が心配しています」
    そこで「ヤマヒロは何屋なのか? 何がチャレンジきるのか」を幹部7人と採用チームで考えていった。

質疑応答の中で、組織能力の向上の鍵かなと思ったことがある。 それは、やっぱり「聴く」ということ。相手の世界を理解していないので聴く。 聴いてみれば「そういうボタンの掛け違いか!」と思えるとおっしゃっていました。これはお客様に対しても同じ。聴くことでどこに価値基準を置いているかがわかるし、こちらがわかれば、要望に合った対応ができる。それによって喜ばれて、もっとやってみようという善きスパイラルアップが生まれる。

相手に興味をもって問いかけること、意識しようっと。

☆出典:中部経営革新フォーラム 2022年3月15日 ヤマヒロ 代表取締役社長 山口寛士氏 講演メモ


キックオフの季節 2022年3月14日(月)

今日は、夜ラーメン屋さんの入り口で「34.1度」と表示され、すっかりモデルナ熱も治まったなと思ったfoxryoです。(長時間歩いたから身体が冷えただけだと思います)

年間目標を立てず、毎年一人ひとりが年輪のように一回り大きくなるように考え行動し、その通りに成長している伊那食品工業、 販売ノルマがなく、一人ひとりを人生の成幸者にしようと取り組み、顧客満足度国内トップのカーディーラー ネッツトヨタ南国。

この2社の取り組みと組織風土はどこの企業もまねできないところまで高まっています。
伊那食品工業は相変わらず研究熱心で、つい先日も溶ける(食べられる)寒天フィルムを使った「ぱぱっと雑穀米」を発売していました。雑穀米とつぶ寒天1回分が入った包みをそのまま入れて炊飯器で炊くだけ。冷めても美味しい廃棄ゼロの食品。
「会社は従業員の幸せのためにある」という理念をもつ同社は、「そのために会社は永続しなければならない。そして会社の永続のためには研究開発に力を入れることが大切だ」と考え、社員475名中60人ほどが開発者。この寒天フィルムは20年以上前に開発を始め、10年以上前からスープ1食分を包むことなどに使っていました。このようにまだ見ぬ寒天の用途をさぐっています。

まさに日々の取り組みが未来につながっていくという形の経営。キックオフもいらない?!

一方で、4月のキックオフまでに11月から戦略を立て続けている企業もあったりします。

キックオフって、やっぱり皆が同じ目標に向かっていこうよ、というリーダーシップそのもの。

適切な時に適切な言葉で、従業員全員に経営の方向性を伝えていく。

4月はそういう季節。
いまやれていること、やっていきたいこと、いろいろあるけど、手を変え品を変え、伝わるまでグループ全体に伝えていきます。伝わるまでとしたときの指標は? 確かに・・・。「発信」だけじゃ弱い。

そういえば、未来工業の山田前社長は九州など遠いところの工場には行っていない。なのに「常に考える」ということは浸透している。QCCがそのツールになっていたところもあるように思える。

 「どうだったら伝わったのか」

そこ、明らかにしてかなきゃな。そして前年より少しでも成長していけるように4月からスタートしたい。顔晴ります♪


ダイバーシティの文脈で 2022年3月9日(水)

今日は、ちょっとだけ片付いた感と新たに始まった感の両方を感じているfoxryoです。

始った感の1つが塾生選出。今日案内を出したので、早速問い合わせがきています。人選っていつも難しそうだなぁと思う。 ダイバーシティの観点からといったら、年齢も不問ってことだったような気がする・・・。

そもそもダイバーシティを辞書で調べてみると?

【diversity】
〔意見や様式などの〕多様性、さまざまな種類
〔人種や社会経済的〕多様性(許容)
〔通常のものとの〕相違点、食い違い
by 英辞郎
続いて、英英辞書だと?
【diversity】
  1. [数えられない]多くの異なるタイプの人々または物事を含むという事実
    文化・民族・言語などの多様性
    [uncountable] the fact of including many different types of people or things
  2. [単数]さまざまな人、もの、または考え方の種類。多様性。
    [singular] a range of different people, things, or ideas
by LongmanをDeepL翻訳にかけたもの
ふむふむ。

「異なるタイプ」「さまざまな種類」というところにいったい何が入るかってことのような気がしてきた。
日本語ではこれを「多様性」とあてたわけですね。
「多様性」という日本語で辞書をみると、
いろいろな種類や傾向のものがあること。変化に富むこと。
by goo辞書
となる。

日本でダイバーシティの取り組みというと女性活躍を指しがちだけど、それだけじゃない。
異なるタイプの人たちが、その組織の使命の中で協力しあうことで能力を発揮し、よりよい成果を出していくことが大切。

地域や社会の中で、というところの多様性を無視して戦争に突入するのはどうしたことか。
イデオロギーや政治にも多様性があるけど・・・。
いま、ユニクロがロシアのウクライナ侵攻の中での対応が取りざたされている。
ロシア内で販売を続けるという意思表示をしたから。一方で、ウクライナへの支援として12億万円ほどに加え、毛布やヒートテックなど20万点を提供するし、戦争反対と非難もしている。
これにより、欧米ではボイコットや港湾での輸入差し止めとか、フランスでは「人道に対する罪」で捜査開始が始まったというニュースもある。

異なることを排除の対象とせず、どこまで許容できるのか。
企業の中では、どうとらえていくと良いのか。

異なるタイプの人がその企業で働くことによって人生が豊かになる。

そこが目指せればいいのではないか。
KPIは「この企業で働くことに誇りを感じている」とか、さっきの言葉そのままで「この企業で働くことによって人生が豊かである」とか「周りから自分の意見は尊重されている」とかかな。
「配慮されている」だと何となく違う気がする。「一人の人間として扱われている」とか「自分の存在が認められている」っていうのは企業で働くなかだと変な気がするし。
多様性が保たれている、よりよくしていくための目標設定ってやっぱり難しそう。他社の事例を見てみようっと。


志と働くということ 2022年3月4日(金)

今日は、3つくらいのことを同時並行して進めていて2つは何とかできた感があったfoxryoです。

「自分を主人公に」というのはイチローさんがよく語る会でみんなに話すんですけど、やっぱり、「こうしたい!」と自分で考えて動くこと、その「こうしたい!」を実現しようとしたときに高い壁がそびえたとしても、周りやお客様や社会にとって貢献することであれば踏みとどまって挑戦していく。
「こうしたい!」が心の底から思えるんだったら、それは自分にとっての「志」。

価値観であり美学ともいえる。そうした「志」をもってやりたいことを成し遂げていこうとすることが主人公になるってこと。

 「〇〇さんが反対するから・・・」
 「〇〇がないから・・・」

となってしまっていたら、それは主人公じゃないってこと。
だったら、どうするか。それを考え突破していく。

働くってことって、そういう挑戦のひとつの場。
学生だったら勉強なんだろうし、人生の中の様々な場面で「志」はブレない自分を誇りに思えるものになる。

じゃ、「志」ってどうやって持てるのか。

自分の知識や経験を深めること、人との関わりや社会や世界の情勢を知り、「自分で考える」しかない。

そうしたことを改めて考える機会がある。

そのひとつが、「示道塾」。
日本でいちばん顧客満足度が高いカーディーラー「ネッツトヨタ南国」の虎の穴、ビスタワークス研究所主催の講義です。

そして今年も「示道塾」のゼロ会講義が開催されます。
自分って何だろうとか、何がしたいんだろうとか、自分の立ち位置はどこにあるんだろうとか思う方は参加してみるのはいかがでしょうか???
≪示道塾零講≫
日時:3月15日(火)15時〜17時30分
方法:Zoomによるオンライン配信
費用:無料
講師:株式会社ビスタワークス研究所 代表取締役社長 大原光秦氏
定員:100名
★詳しくは、ここをリック


取引ゼロからの生還 2022年2月25日(金)

今日は、午後からお休みをいただき、夜はお腹いっぱい幸せを詰め込んで美しい布池教会のライトアップを眺めながら駅まで歩いたfoxryoです。

さてさて、「美しい」といえば、昨日の朝、NHKの「朝イチ」で取り上げられていたおはぎ。
まるでブーケのように一花ひと花の花びらや色が美しくて、すぐに売り切れてしまうという人気ぶり。
それは徳島県にある老舗の製糖所のもの。
1864年から続くこの製糖所では、昔ながらの阿波和三盆糖をつくっています。

「竹糖」は阿讃山脈のふもとで作られている在来品種で、 沖縄などで栽培されるサトウキビと比べて細くて小さいため、 収穫量がわずかでとても希少なのものです。 「いいものを作らなければ、作り続ける意味がない」と、 実直に丁寧に、昔ながらの竹糖だけを使って 混じりけのない上品な味わいの本物の和三盆糖を作り続けています。
by 同社サイト
竹糖の栽培も代々自分たちの手で。でもどんなに一生懸命いいものを作っても、コロナ禍の影響はすごかった。
製糖所への注文がゼロに・・・。

取引先ってきっと小さな和菓子屋さんとか、ちょっとしたお菓子工場ですよね。ゼロになるってお菓子好きなfoxryoには考えられない。徳島の人たちはきっと外出を控えて自給自足(?)をしていたのかも。

「和三盆糖を使って、自分たちでお菓子を創ろう。」

フラワーアレンジメントを習っていた女将さんは、プレゼントされたら嬉しい、美しい花束のようなおはぎを作りたいと食紅で500種類を超える色の配合を確立。

花びら1枚1枚を絞り出していく。薄く丸まった花びらの先端は白く光を透かせてホンモノのよう。
これは作るの大変・・・。
去年5月の販売を開始するも、軌道に乗ってきたころ、女将さんは腱鞘炎に、ご主人も病に倒れ、15代目をパティシエを目指していた三男さんが継ぐことに。

起死回生で生まれたおはぎは人気となり、未来につなげられていく。

女将さんがお花を好きでなければ生まれなかった商品。おはぎの概念を飛び越えて広がっている。

「和三盆づくりを引き継ぎたい」「自分が食べてみたいと思えるものを作りたい」

一見、プロダクトアウトみたいだけれどもこの思いがなければできなかった。
お客様は他人ではなく、自分と捉えると見つかることもある。

阿波和三盆を作るという「独自能力」に加え、誰も考えつかなかった新たなおはぎのカタチは「顧客本位」につながっている。 「社員重視」という面では15代目による新たなブランドのたちあげ、「社会との調和」という面では地域とともに竹糖の栽培を続けていくことといえる。経営品質向上の重要な4つの視点は起死回生を可能とした。

なお、オンラインショップはsold outばっかりで大人気なので、買えるのはいつの日でしょうか。

★服部製糖所URL:https://www.awawasanbon.com/


ディズニーのストーリーリビング 2022年2月22日(火)

今日は、雪がちらほら舞い、真っ赤な夕焼けと真っ黒な雪雲が空を覆っていてちょっと怖かったfoxryoです。

さてさて、ディズニーが不動産プロジェクト開発に乗り出すというニュース。
カルフォルニアのウォルトがかつて住んでいた地域で「ストーリーリビング・バイ・ディズニー」(★)と呼ばれる住宅開発事業が始まる。第一弾「Cotino」では、別荘、戸建て、マンション、レストランやホテル、ビーチリゾートなどが建設される。 55歳以上限定の居住エリアもつくられるのだそう。

会員制クラブの形式がとられ、コミュニティでのライブパフォーマンスから介護などさまざまなサービスが企画されている。

住宅開発はディズニーのイマジニアが、サービスはディズニーのキャストが担当。

1960年代、ウォルトは未来の理想都市のコンセプト「実験的未来都市(EPCOT)」を打ち出している。1996年には住宅街「Celebration」、2010年に高級住宅コミュニティ「Golden Oak」、そして今回の「Cotino」の販売となる。

夢の国で暮らす。
ディズニーの住人になる。

ディズニーが提供するサービスなら心地よいだろうし、ディズニー大好きな人たちが集まるコミュニティなら暮らしやすそう。そしてシニア層にも優しい。
コロナ禍のいまだからこそ、人々の心の安らぎや豊かさが大切にされている。そうした今だからこそのディズニーの戦略なのでしょう。60年の時を経て、ウォルトのユートピアが実現しそうです。

販売数は2,000戸。住んでみたい方、どうぞ♪

STORY LIVING BY Disney 

ディズニー、住宅コミュニティーを全米で開発へ−第1弾は加州で
 出典:Bloomberg 2022年02月17日


新たな価値を創造する 2022年2月15日(火)

今日は、自分の考えを相手に伝えるのって難しいよね、次はちゃんとしようと思ったfoxryoです。

さてさて、「新たな価値」を作り出すのってのも難しい。意外に身近にあるのに気づかない価値ってある。

例えば、ドンキが新たに開発したテレビ。
テレビといっても、テレビを観る機能を外した、ネット動画視聴に特化した商品。ありそうなのに、いままでなかったんですね。

"ユーザーからの「チューナーレスの製品がほしい」などの声を反映し、昨年12月、「“大手メーカーさまが作らない、ドン・キホーテだからこその尖った商品”という考え方で開発”
というから、声を聴いていたスタッフが開発現場に上げたということになる。

ドンキの“NHK受信料を支払わなくていいテレビ”、売り切れ店舗続出 2月中旬から再販へ:初回生産分6000台が完売
 出典: ITmedia ビジネスオンライン 2022年02月10日

確かに、尖ってます。
そしてこれ、アーリーアダプターがくいつくだけでなく、一気に広がりそうな気がする。だってもうネット動画で十分だし・・・。普通なのにすごいところ突いてきた。うちもこんなアイデアでないかな。

続いてサンスター文具の色ペン。
"毎年同社が実施しているアイデアコンテストに「twiink」の原案を提出。女子中高生がノートや手帳を2色の二重線でデコレーションするといった用途を想定し提案した。”
ところが落選。
それでも諦めずに社内のいろんなところで紹介したら興味を持ってくれる人たちが現れ、昨年6月に発売。 好評だったので色を追加したりセット化したりして8月には第二弾を発売。
最近文具売り場に行っていないので、実物をみていませんが、使ってみたい!

このアイデアもボールペンだって2色とか3色とかあるけど、そのインクのペン先を同時に出してデコるなんて誰も思いつかなかったと思う。女子高生だけでなく、店舗のポップなんかにも活用されていて今後もひろがっていきそうですね。

“1本で3役”のペンが30万本以上売れた! なぜ開発したの?あの会社のこの商品>
 出典: ITmedia ビジネスオンライン 2022年02月14日

身近なところにヒントはある。何に着目するかで成果も変わる。
お客様の変化や隠れた要望をすくいあげて、新たな価値を創造していきたいものです。


QRコードの進化 2022年2月5日(土)

今日は、起きたら家々の屋根は雪の布団をかぶっていて、夜は散歩がてら出かけたら、やんでいた雪が帰り道にちらついて寒かったfoxryoです。

QRコードって、かざすとそこに入っているデータを読み取って文字や証明書を表示させたり、リンク先を開いたりと、さまざまな使い方ができる。
都営浅草線では、さまざまな鉄道会社が乗り入れている。なので転落防止のホームドアをつけたくても車両が同一ではないのでドアの位置が設定しにくいし、いつどの車両がくるのかまで管理して開かないといけない。そこで目をつけたのがQRコード。各社の車両のドアに専用のQRコードをつけ、ホーム上部のカメラで撮影して、ドアの開閉を連動させた。
加えて、地上などでは太陽光線もあたるので影ができたり、反射して読み取りができないという問題も解決。

QRコードの読み取り精度はスゴイんです。 Quick Responseという名前の通り、0.03秒で読み取りが可能。
デンソーの原昌宏さんがこのQRコードを開発したのは工場の生産管理のために開発したもの。
1992年当時使われていたバーコードでは保存できる情報量が少なく、また、現場の油汚れなどで読み取れなかいという課題があった。それを解決するめにアイデアと工夫がつめこまれている。

「ここにこれがあれば、この情報を読む」みたいなこと。
1つは、QRコードの図柄の3つ四角。これがQRコードだと認識するシンボル。そしてその四角の白と黒の比率は「1:1:3:1:1」に設定されている。 さまざまな図形の白黒比率を研究した結果、「1:1:2」 か「1:4」になるものが多く、奇数はなかった。そこで比率に「3」を入れることに。
もう1つは、小さな「■」がどの位置にあるかを見てひずんでもズレを検出し、補正をかけている。

この2つの図柄だけでなく、データが欠けていたとしても誤りを訂正する機能がある。デジタル通信やCDで使われる「リード・ソロモン符号」という冗長なデータがはいっているんだそう。QRコードの6割はその冗長なデータ。でもそれがあるから正確な情報を導き出すことができるのだそう。

こうした工夫の結果、最大30%読み取れなくてもそこに記録されている情報を使うことができる。

話を戻すと、ホームドアは50%読み取れなくても補正して正しい情報を引き出すように設定されている。 人の影や光、別のコードと間違って誤作動することがない。 通常のQRコードの図柄の外にフレーム(枠)を追加した。一か所、点線になっているところがあってこれによって位置を確認し、正確に読めているかを見ている。

QRコードはまだまだ進化の途中。
最近では入門時の顔認証にも使われている。顔の情報とそれに紐づくデータをQRコードとして印刷して入門カードをつくる。そして入門時にカメラに顔を向けてQRコードをかざすとマッチングされる。これであればサーバに情報を読みに行かなくてもいいのでスピードも速いし、セキュリティ上もバッチリ。
しかも専用の読取機だけが読むことができるデータを入れることもできる。

QRコードは特許を公開しているからこれだけ普及した。これからもまだまだ進化しそう。

☆出典:NHK「サイエンスZERO」2022年1月31日


Awesomeのものづくり 2022年1月30日(日)

今日は、産直市場で買ったグレープフルーツがほぼレモンのような酸っぱさで思わずたっぷりハチミツをかけてしまったfoxryoです。

さてさて、モノ創りって楽しい。でもそれが売れなかったら苦しい。誰かのせいにしたくなるもの。
そう、企画から販売まで一貫して自分で見ていない場合特にそう。
デザインは良かったのにあの設計がよくなかった、生産ラインが止まって販売タイミングを逃した、とかいろいろでてくる。

じゃ、自分に指を向けようと思ったらどうするのか。

【awesome】[形動]
最高であるさま。見事なさま。すばらしいさま。(by goo国語辞書)
特にアメリカの人たちが「すっごいねー!」って言う時によく使う。
そんな名前を冠している、雑貨の製造・販売を手掛けるAwesome Store。
ここではそれができている。

どうやって?

それは1つの商品の企画、デザイン、開発、生産、販売、PRまでのすべてを一貫して自分が責任をもって納得するまでやるというプロセスを持っているから。
最後にGOを出すのは社長も参加する会議ではあるものの、そこでの議論はお客様がワクワクできるかどうか。普通はいらない。遊び心のあるオリジナルデザインかどうか。
awesomeじゃなきゃできないもの。
売価は原価積み上げではなく、いくらならお客様が買いたいかから始まっていく。

年間1000アイテムもの新商品を発表しているというから、そのアイデア力はすさまじい。
雑貨だけでなく衣料や食品も手掛けている。ちょっと前にはインスタ映えするベーグルストアをオープンさせた。

どんな人たちがそんなにアイデアを持っているのか。

Awesome Storeで働く人達はすべて美大卒。自分が使いたいものをどんどん作っていく。
自由に自分たちの商品を創り上げていけるのはスゴイことだ。
ついつい「これはどれだけ売れるのか?」という議論になりがちだけど、きっとここは「お客様がワクワクするなら作って売ってみよう、売れなければ、次へ活かそうっていう循環が生まれているのだと思われる。

どんなメーカーでも最初はそうだったはず。図体が重くなるとそれができなくなりがち。
お客様に「awesome!」といっていただける商品を創りたいですよね。

P,S,自宅付近にはAwesome Storeがないので、時間を見つけてちょっと遠くまでいってみます!

☆出典:テレビ東京「カンブリア宮殿」2022年1月27日


タイガーの進化 2022年1月18日(火)

今日は、朝屋根に雪が残り、道路を走る車の速度がゆっくりなのを見て、午後はお天気回復するのかな?と不安になったものの、帰り道、満月の光をいっぱいに浴びてなんだか嬉しかったfoxryoです。

さてさて、明日の社内メルマガの情報探してネットサーフィン(死語?)していたら、タイガーの改革についての記事を発見。

「これまでのタイガーはいわば、ニコニコと笑って黙っている良い人でした。ですが、この人はこんな風にいい人ですよと説明しないと価値は伝わりません。モノづくりや人権や環境へのこだわり、品質への追求心も大変強くて良い商品を作っているのに、知られていないという状態でした。それをマーケティングすることで周りに認知してもらえたことで、売り上げにつなげられたのだろうと感じています」(記事から引用)
2019年にタイガーに入社し、改革をけん引してきた取締役の浅見さんの言葉を読み、うちの会社を含め、日本のメーカーってほとんどがそうなんだよねと思う。
そして、タイガーの改革への取り組みは以下のような流れ。
  • 顧客指向(主婦目線)で考える
    炊飯器の土鍋の5年保証
  • タイガーの魅力を伝える
    事業戦略とマーケティング部門を新設。若者層の顧客へアプローチ
  • 商品点数を絞る
    ヒットが見込める価値ある商品を創る
  • 社会課題に取り組む商品づくり
    「NO・紛争鉱物」「NO・フッ素コート」「NO・丸投げ生産」「NO・プラスチックごみ」の4つをうたい、ソーシャルグッドを追求。ステンレスボトルはすべて自社生産
  • グローバル展開とハイテク分野へ注力
  • 製品に加え、技術をモジュール化したビジネス展開

ふむふむ。
「企業が成長するときには、王道となるパターンがあります。製品の開発製造を行う当社のような企業の場合は、民生用技術を産業、医療、宇宙などのハイテク分野へ転用し、そこで培ったノウハウをまた民生に戻すという循環による成長です。
また完品だけを作るのではなく、技術をモジュール化してビジネスをすることも大切です。例えば、ソニーもデジタルカメラを作るだけでなく、スマートフォン向けカメラモジュールが大きなビジネスになっています。ものづくりを、そういう王道に乗せ、数十年スパンできっちり静々と進めていきたいですね」(記事から引用)
ものづくり企業の成長パターン。確かにそうかもしれません。

お客様や社会から必要とされるものは何かを見極める。
その時に、自分もお客様であるということを忘れずに。
自分も社会であるということを忘れずに。

そして、自分たちの技術・ノウハウを駆使して自分たちでなければ作れないものを創る。
それが誰かの役に立つことが誇りにつながる。
ものづくり企業が新たなモノを生み出す原動力はそこにあるんでしょう。

あ、これって「ニコニコと笑って黙っている良い人」ってことになっちゃうかな?

★出典:3年間で大改革の「タイガー」、きっかけは元ソニーの女性役員
 ITmediaビジネス 2021年10月13日


サステナビリティサイト・アワード 2022年1月11日(火)

今日は、途中でやる気がうせて、どうしたもんかと天然さんとロバートさんに助けをもとめたfoxryoです。
相談できるのが有難いです。

さてさて、日本企業は陰徳を重視するため、社会にとって良いことに取り組んでいても「当たり前だから」と社外に向けて発表しないとか、「完璧にできていないから」と取引先や第三者評価機関からの回答を低くしたりといった傾向が高い。

とはいえ、それではグローバルに地球環境、社会への貢献、倫理観を持った経営ができていることを伝えていくにはかなり足りない。
ESG(環境・社会・ガバナンス)を評価する視点も確立されてきているなか、各企業はその視点に対応する情報の発信に取り組むことが増えてきた。その一つが、統合報告書。これは投資家が企業の過去(財務情報)と未来(持続的成長の可能性・非財務情報)を把握するために重要な役割を持つ。

したがってこの統合報告書や企業のウェブサイトの情報開示が投資家から求められている。

そうした企業の情報開示から毎年ウェブサイトの評価を発表。
2022年は、ゴールド6社、シルバー11社、ブロンズ25社が受賞。

この評価では特にトップメッセージが重視されると記載されている。またラベルを貼っただけのSDGsウォッシュ的なサイトは評価されない。サステナブルでESGの視点が網羅された情報開示が求められている。
グローバルなフレームワークの改訂やイニシアチブ、社会からの要請・規制といった変化にも対応していく必要がある。 さまざまな社会課題の解決の遅れをキャッチアップしていくために、ますます企業側への社会からの要請は強く変化していくだろう。情報開示もその一つ。

地域社会から「あってよかった」と言われ、持続可能性が高く、透明性の高い企業になるために、今後も自社らしい社会課題解決に向けた取り組みと誠実な経営を維持・継続し、その成果や成長を情報開示していこう。

■表彰企業

  • ゴールド(6社)
    ライオン、ヤマハ発動機、三菱地所、大成建設、日本製鉄、日立製作所
  • シルバー(11社)
    DIC、SUBARU、TDK、ソフトバンク、ジェイ エフ イー ホールディングス、ベネッセホールディングス、出光興産、日本碍子、日本水産、日本電信電話、日本郵船
  • ブロンズ(25社)
    ANAホールディングス、LIXIL、りそなホールディングス、オリエンタルランド、カシオ計算機、リコージャパン、サンゲツ、ニコン、ブラザー工業、ブリヂストン、ローム、コニカミノルタ、ダイキン工業、旭化成、丸井グループ、三井化学、石油資源開発、綜合警備保障、大建工業、第一生命ホールディングス、凸版印刷、富士通、三井住友トラスト・ホールディングス、野村不動産ホールディングス、東洋紡


★出典:ESGサイト格付け「サステナビリティサイト・アワード2022」を発表
 上位はライオン、日立製作所、ヤマハ発動機など--国内全上場企業のサステナビリティサイトを調査
 サステナビリティコミュニケーション協会
 PRTIMES 2022年1月11日 08時29分


カオス・エンジニアリング 2022年1月4日(火)

今日は、2022年のテーマ実践2日目。「本を5ページ以上読む」で「〇」をつけられたfoxryoです。

さて、Googleのプロジェクトアリストテレスでチームのパフォーマンスを最大に引き出すには心理的安全性が重要だと言われている一方で、危機管理とレジリエンスを高める取り組みも進められているようです。

Googleのエンジニアリングディレクター デイブ・レンジン氏の2019年10月の動画では「Chaos Engineering(カオスエンジニアリング)」について語られています。カオスエンジニアリングとは、サービスやシステムに意図的にトラブルを発生させ、実際にトラブルが発生した際に的確な対処ができるような訓練をすることです。
カオスエンジニアリングは、20016年ごろからNetflixが「Failure Injection Testing」という手法として導入、Cookpadなどでも実施しています。

Googleでは以下4つの訓練に取り組んでいます。

  • チームメンバーをランダムで不在にさせる
  • わざと返事を遅らせる
  • 間違った答えを返す
  • 全社で最悪の事態をシミュレートする

1つめの「不在にさせる」は、週に一度、数人を在宅勤務にし、誰からの問い合わせにも答えないというもの。これによるメリットは、メンバーの誰でも緊急事態への対応ができる状態となること、誰かに仕事や情報が片寄りすぎていないかを浮き彫りにすること、そして、在宅勤務のメンバーが業務へ集中できること。なお、緊急事態には監督役が在宅勤務中のメンバーに連絡するかを判断する。

2つ目の「返事を遅らせる」は、メンバーの20%にメールを受信してから1時間以内に返信してはいけないというルールを設定。これによるメリットは、メール送信者が返事を待つ時間を有効に活用したり自分で対応を考える訓練になること、部門ごとの依存関係をあぶり出せること。

3つ目の「間違った答えを返す」のメリットは間違った情報に対して、正解・不正解の間違いを見分ける能力を養うこと、誰かの答えをうのみにせず、複数名に確認をとる習慣を身につけさせること。

4つ目のメリットは、最悪の事態が発生した際、企業全体で冷静かつ倫理的に対応できるようにすること。

こうした訓練を日常の業務の中で展開することにより、情報、知識、ノウハウが俗人的にならずに組織として健全な仕組みや状態へと昇華させていくことができるということなのだろう。
IT企業だけでなく、特に業務にセオリーやマニュアルが存在するさまざまな企業においても適用できそうな気がします。

☆出典:Googleが従業員に対して実践している「カオスエンジニアリング」とは?
  GIGAZINE 2019年11月06日 09時15分動画


螺旋を回って近所の酒屋さん? 2021年12月29日(水)

今日は、オイシックスからおせち料理が届いて冷凍庫に大事に保存。ちょっとワクワクしているfoxryoです。
一昨年、オイシックスのおせちを食べた時、冷凍技術ってスゴイなと。31日の朝に冷蔵庫に入れて24時間かけて解凍すれば食感も味も大満足なおせち料理が食べられる。さまざまな食材通販や料亭のおせち料理が販売されているけど、みんな冷凍技術をうまく活用しているんでしょうね。予約販売だし、多少多めに作っているとしても冷凍なら廃棄ロス問題もそんなに起こらないかもしれないし。お客様自身もそういう企業を選ぶ世の中になってきています。

一方で、欧米で話題になっているらしい「Qコマース(クイックコマース)」。注文後10分で商品が届くというもの。日本でも「pandamart(パンダマート)」(神戸)、「OniGo(オニゴー)」(東京)、「Wolt Market(ウォルトマーケット)」(札幌)の3社が今年下半期にこのサービスを開始。
来店型の店舗ではなく、商品を保管するだけの店舗なので「ダークストア」というらしい。取扱商品や商品点数、1店舗のカバー範囲を半径2km以内に設定するなどビジネスモデルを模索している。

なんだかこれって、御用聞きを思い出しませんか?

螺旋階段をくるくる回った結果の近所の酒屋さん?
昔の個人商店のカタチが戻ってきた?! ITを活用した新たな時代の御用達が戻ってくる?!
まだ残っている新聞屋さんとかお米屋さんがあったら、そことタッグを組めばもっとビジネスモデルに磨きがかかりそうな気がします。
大量消費の時代のマスマーケットから、商品がカスタマイズや多様な価値観にあうものへと戻ってきている。誰が作ったかが大事になってきているのも興味深い。
こうした変化はひょっとしたら地域の活性化も含め、サステナブルにいい影響を及ぼすかもしれません。


全員個人事業主の会社ディスコ 2021年12月23日(木)

今日は、またまたタイミングなどがかみ合わず、なんだかなな結果となってひょっとして誰かの厄年が乗り移ったのか?と思えるfoxryoです。

そんな気分を払しょくするディスコさんの取り組みを拝聴しました。ディスコは「働きがいのある会社ランキング」の選出回数13回連続という社員のモチベーションもエンゲージメントも高い会社。半導体製造装置メーカーです。

講演は、ファシリテーターの鬼澤さんから

「世の中の変化の中で顧客価値につながることをどれだけ創造できたか。
 それを実現するためには人と組織が成長していかなければならない。
 自律・自走する人・組織づくりをしているディスコさんの話を聴いて、自社の取り組みを1年の締めくくりで振り返ってみるのはどうかな。
という投げかけから始まりました。

ディスコさんが事業経営と組織経営の両輪で経営品質の向上に取り組み始めたのは、 1990年代後半の経営危機がキッカケ。「これまでのトップダウンではだめだ」と経営トップが舵を切り、2003年から「高度なKiru・Kezuru・Migaku技術に特化」という事業戦略と、そのためのwillという仕組みの導入で強い会社をつくる組織経営に取り組み、進化させています。特徴的なのは
willという仕組みで社員一人ひとりが個人経営者のように収支と支出をwill通貨で管理していること。
揺るぎない価値観を経営トップが伝え、Disco Valuesに基づく統治=社員が自分であらゆることを選択していること。
  • Disco Values (Behavior Identity行動指針)がコア
    Always the best, Always fun 何もするにも全力で。
    「まず、やってみる」、「とにかくやってみる」と変革を
  • Will通貨の仕組みで社員の意思を持ってやっている活動を応援する。
    仕事の価値交換をする。
    自分のやりたい仕事をやる。異動も自分で決める。キャリアも自分で決める。階層研修はない。学ぶことも自分で決める。自分が組織をつくるのもあり。残業を減らすのも自分。誰かにwill通貨を支払ってやってもらうのもあり。仕事は自由であるべき

    自分がコントロール→自責→行動変容 につながる

    やりたいことがあれば、仕事オークションサイトに出展。賛同してwill通貨を出資してくれる人を募る。オークションより上司が指示した方が速いと思わるかもしれないが、これによりみんながやらなくていいと思う仕事は成立しなくなる。
  • 価値観の共有を重視
    DISCO Valuesの研修はMUST(海外のマネージャー含め)
    意思決定は、「高度なKiru・Kezuru・Migaku技術に特化」という事業戦略とValuesが軸となる。それに反する仕事はしない。
  • イノベーションの起こし方
    PMI(Performance Innovation Management)で対戦。全力で楽しむ。
    改善に業務の50%の時間を充てるのが理想。
    3か月に1回全社対戦(海外も参加)での発表会がある。 1枚のスライドで1分で発表。見ている人が票を入れる。インパクトを与えるメソッドチェンジだけでなくちょっとした改善でもOK。
  • 働きがいは関係の質を重視。
    働きがいはその仕事好きに出会えるか。
    信頼できるメンバーと働いているから楽しいか。

    リーダーは自浄作用でみんなに信頼される残っていく。
  • 経営者の本気
    タウンミーティングで直接対話。DISCO Valuesを本気で伝える。
    「一級活動」の中に「挨拶をする」というのがある。とにかくベストでやる。 「ここのあいさつ良かった」を投票している。
    脱干渉で社員の自律・自走を促す。

社員の自律が大事、という会社は多いです。ただ、それを実現できている会社はそんなにないのではないでしょうか。誰かが決めるのではなくて、事業の方向性に向けて変化を捉え、自分で考え自分で決めて、自分で行動する。
完全に個人事業主として業務のプロセスの進化や新たな技術へのチャレンジがどんどん生まれ、価値創造のクオリティが高まっていくのが楽しいからESも働きがいも高い。

そんなプラスのスパイラルが回り続けているディスコさんでした。

■出典:2021年度 経営革新研究部会 第5例会 2021年12月23日(木)
「自律する組織・個人を目指した独自経営」講師:潟fィスコ 野上 健史氏


半分になった世界 2021年12月20日(月)

今日は、ちょっと明かりが見えてきて、夜空の満月から1日経った月がまぶしく感じたfoxryoです。

鬼澤さんがFacebookで紹介していた養老孟子さんの記事。

「今は世界が半分になっちゃった」養老孟司さんに聞く、もう半分の世界のこと
 出典:Yahoo!Japan SDGs 2021.04.19

脳が自分と外を分けている。脳が自分をコントロールできていると思い込んでいる。自分が地球環境のなかで生み出され育ち今を生きているという「自然」を感じられていない。

確かにパソコンに向かって何かをつくった気になっているけど、机上の空論なのかもしれない。PDCAを回すためにアンケートなどで指標化をするのも本当にそれでいいのか。

人は自分が見たいものしか見ない。

今の世の中は脳が創り出している。世界を広げて意識を変えるには、強烈な体験が必要。
人に合う、本で歴史を知る、さまざまな自然に触れてみる。
単純なところに答えがあるのかもしれない。

サステナブルな世界を創っていくためには、意識を変えることが大切。NHKのSDGs広報も有難いものの、日々の行動につながる体験があるといい。自然に触れてみる、お客様やビジネスパートナー以外の人の声を聴く、いままであったことがない人に合ってみる。などなど。

自分の意識や五感を使える世界に飛び込んでいこう。そうすることで新しい価値観が醸成されていく。
お客様が本当に望んでいるものはなにか。意外にシンプルに見つかるのかもしれない。


購買行動の変化 2021年12月12日(日)

今日は、ブロッコリーやカリフラワー、ネギに白菜、大根たちが所せましと並んでいた近くの産直市で、イエローブロッコリーと極太白ネギなどをGETしたfoxryoです。

さて、購買行動の変化。そうコロナ禍のなかで、食品のオンラインストアがものすごい勢いで乱立しはじめているだけでなく、いまやホンダが四輪新車オンラインストア「Honda ON(ホンダオン)」を開設する時代。

ちょっと前までオンラインストアがなかったはずの衣料品なんかも自前でネット販売を始めています。amazonに載せなくてもブランドがあればそれも可能。

顧客側の購買行動もどんどん変わります。

amazon以前は電化製品などは価格コムなどの商品比較サイトで選ぶというのが主流でしたけど、いまやamazonや楽天の口コミだけでなく、TwitterやInstagramなどのSNSの口コミや自分のお気に入りのyoutuberのオススメなどから選ぶ人も多いのではないでしょうか。

いち消費者としての自分は、リアルで買ってそれが気に入れば、リピート買いするとき、オンラインストアで買うことが増えました。メーカーのサイトだけでなく、いろいろぐぐって一番お得にGETできるところを探します。加えて最初からオンラインで買うことも増えました。
コロナ禍でずいぶんオンラインストアで買うことへの自分の意識が変わったのを感じています。

ひるがえってうちの会社の商品・サービスのタッチポイントは?

とも考えます。「優れた品質、無言の奉仕」で商品自体で価値を感じていただく。そう、いいものを作っていれば必ず売れる。とはいえ、いいものを広げていくには知っていただくことも大切です。

購買行動がどんどん変化する時代、どんなことができるのか。
いま、サステナビリティを意識する時代になってきています。モノの性能・品質が横並びであれば、企業姿勢も購買意欲に大きく影響する時代です。
自分たちは何を提供していくのか、どう社会に貢献していくのか。さらに考えを深めていくことが必要です。


フランスIKEAのCXアイデア 2021年12月7日(火)

今日は、一日中雨の予報だったので「野鳥を守る会」の長靴を履いて出勤したfoxryoです。

さてさて、フランスのIKEAが自社製品をより多くの人に体験していただきたいととあるイベントをしかけました。
それは、昼寝専用のカプセル型の空間を作って、それをキャンピングカーみたいに自転車でひいて走って、予約を受けた人のところまでいく。30分、マットレスや枕、掛け布団などの寝具の使い心地を試していただく。

こんなアイデアを思い付いた背景には、こんな実証実験があったから。

"午後にとる15〜20分程度の軽い睡眠は「パワーナップ」と呼ばれ、集中力を復活させ、仕事のパフォーマンスを向上させる"
というもの。うちの会社も一時期、昼休みに会議室に集まってみんなで目をつぶって鳥の声や川のせせらぎなどリラックス音楽をかけてゆったりした気持ちになる、みたいなことをやっていましたが、今一つ続きませんでした。それは、場所と環境なんじゃないかと。

IKEAはこのイベントを8月30日から9月3日にかけて実施し、合計8台のSiesta Podsが13時半から18時半までの5時間、パリ市内を駆け巡ったそうです。

いま、さまざまな商品が同質化し、差別化を図ることが難しい時代。
どうにかしてCX=カスタマーエクスペリエンス(顧客体験)の場を創り、ファンになっていただくことが非常に重要となってきています。お客様と長期間にわたってつながっていくことで、消耗品だったり周辺機器だったり、買い替えだったり、商品のライフサイクルにおけるあらゆる接点でビジネスの可能性を探っていくことができるからです。
お客様にファンになっていただき、さらにオンラインでつながることができれば、新たな価値づくりのキッカケも生まれていきます。

あなたの会社のお客様以外に、あなたの会社の商品をどのように体験いただくことができそうですか?
IKEAのような楽しいアイデアがでるといいですよね。

★仏IKEAがパリの街なかで実施した、移動式昼寝スペース「Siesta Pods」
 https://space-media.jp/news/detail/3135/
 出典:OOHニュース (space-media.jp) 2021.11.24


どんどん仮説をたてよう 2021年12月3日(金)

今日は、夕飯後に録画してあったドラマ「ドクターX」を見たからお風呂で最終回予想をたてたfoxryoです。

(ドラマを見ていないとわからないと思いますが・・・foxryoの妄想におつきあいください)

「もう、大門未知子はいらないわね」と電話で名医紹介所のあきらさんがとっても悪い人のセリフのように言っていました。あきらさんは何かよからぬことを画策しているのでは?とも思える展開を想像させます。

きっとこれはそれを裏切る伏線のはず。

と仮説を立てた。

ドクターX最終回予想としては、あきらさんは未知子が手術するたびに法外な医療報酬を請求していたあのお金をどう使っていたかが明らかになる!

そしてそれは「未知子がいらなくなる」という言葉と結びついた結末でなくてはならない。
とすると、病気自体がなくなる、もしくは手術しなくてもよくなるということ。

そこで立てた仮説は、ずっとfoxryoが想像していた先進医療の施設を未知子のために作っているってところかと。そこには、ダビンチのような高性能な手術マシンが開発されてて設置されている、もしくは病気を未然に防ぐような画期的な医療を展開できるようになっている。

この仮説どうでしょう???

って、どうしてこれが経営品質のコラムなの?と思われた皆さん、仮説って自分や組織を成長させていくためにはとっても大切な脳トレになるんじゃないかなと。

たとえば、SDGsは2030年までに達成したいゴールを定めたもので、このところやたらとNHKは番組の合間にPRしたり、特集を組んだりしています。2030年にゴールが達成しなかったらどうなるのかとか、2030年のちょっと前にはきっとポストSDGsが新たに打ち立てられるとか、企業にとってはそれがどういう影響を与え、どういうビジネスモデルを描いていけばいいのかとか。

そうした社会要請からのミライの仮説に加え、AIやITの進化の先にあるミライの仮説を立てていく。

インターネットももう手のひらでつなげられる時代になったわけだし、自分たちがたてた仮説を検証していくことで、どんどん仮説の精度は上がっていく。スピードもきっと上がっていく。そして人と社会は成長していく。
人間はありたい未来を実現していく生き物だから、よりよい仮説を立てて、どんどんよい世の中をつくっていけるハズ。
だからいま目の前の現実からどんどん仮説を立ててみよう♪


SDGsへの取り組みランキング 2021年11月30日(火)

今日は、リケンの麻婆豆腐のもとが届いたので、円風の餃子も焼いて中華三昧だったfoxryoです。

さてさて、ちょっと前に東洋経済から発表されていた「SDGsへの取り組みの評価が高い企業ランキング2021」

残念ながらうちの会社は「総合」でも「電気・電子業界編」にもランク入りしていない?!

と、調査を実施したブランド総合研究所の 「SDGs評価1位はトヨタで2年連続」企業版SDGs調査2021結果レポートで調査対象一覧を確認したら、調査対象210社の中に入っていないという・・・。それもなんだかブランド力がないと言われているようで・・・。まずはそこからなのか。

というのはおいといて、調査結果についてです。

  1. トヨタ自動車
  2. ユニクロ
  3. サントリー
  4. 日本食品
  5. イオン
SDGs評価の点数は、「本格的に取り組んでいる」、「少し取り組んでいる」など5つの選択肢の結果を加重平均して算出。
回答者のSDGsへの認知状況は、「詳細な内容を知っている」と答えた人は5.9%、「ある程度の内容は知っている」は30.5%。
年代は20代から60代以上までで、その年代別で同数ずつ、その年代で男女均等とし、合計2万1000人からの回答を得たそうです。(有効回答数は18,403人)

また、各社のSDGsに関する情報を主にどこで入手したかについては、「テレビコマーシャル」、次いで「テレビ番組やニュース」だったとのこと。インターネット内の企業情報ではないんだなぁ。
ESG投資などの投資家からの評価は、インターネット内の企業情報を非常に重視しているので、とっても意外。

自分たちがESDGsに取り組んでいることをどうやって広く社会に伝えていくか。
海外企業はそうした情報発信がうまくて評価がされますが日本企業は「当たり前」と考えている項目は情報発信さえもしない傾向にあるので、そうしたところからも広げられるとは思います。

「優れた品質、無言の奉仕」

というのがうちの会社の品質理念にあります。優れた製品を提供すれば、お客様に役に立つということ。評判はあとから ついてくる。売り上げや利益もそういうものだとすると、ランキングで一喜一憂するのは変だよね、というところです。

どういう視点で世の中の人たちが企業を見ているのか、そうしたことは知っておき、より信頼される会社であろうと努力を続けていくことが大切ですね。
定数は変わらない 2021年11月14日(日)

今日は、おやつに焼き芋&大学芋、そして晩御飯に具沢山のチゲ鍋うどんを作ってお腹いっぱいだったfoxryoです。

「定数は変わらない」
今日の「林先生の初耳学」でUSJをV字回復させた森岡毅さんが出演していました。
「定数は変わらない」といったのは林先生でしたが、そのあと
「多くの人は自分の力ではどうしようもないこと、“定数”を“変数”にしようと人生の時間とエネルギーを浪費してしまう。それで疲れて、自分のコントロールできるところに時間の集中がいかない。
どこに自分の時間と労力を集中すべきなのか。これを論理的にひもといていくのが、数学的アプローチなんです」
と森岡さん。

定数というのはある意味、弱み。
定数以外というのは強みになりうる。

強みを伸ばすことを戦略とする。ネスタ神戸は「“山しかない”ではなく“山がある”」を強みに戦略を立てた。 西部園遊園地は「"古い"ではなく"昭和レトロ"」を強みに文脈を変える戦略を立てた。
「本能にぶっ刺されば当たる」
とも。
ネスタ神戸では、"山がある"と本能を見極めるために猟師に師事し狩猟免許も取得。人間の本能に刺さるものは何か。 あるとき狩猟中に足を踏み外して転げ落ちた。何もか頭からふっとび、「これアトラクションになる!」とひらめいたのだそう。
「弱みを伸ばして成功した人を見たことがない。
強みがないという人は自分の強みを見つけていないだけ。
動詞で考えるといい。
"サッカーが好き"は名詞。
"サッカーの戦略を立てるのが好き"。
この"戦略を立てる"というのは動詞。」
動詞になった時、それは強みにつながる可能性がある。

いろいろ示唆に富んだお話でした。

定数を変えようとしていないか見極め、文脈を変えて本能に刺さる魅力を創ること、試行錯誤しながらやってみようっと。
GEも変わる 2021年11月9日(月)

今日は、お風呂の急騰温度を1度上げていただけたのであったまることができたfoxryoです。hideもいよいよ季節が切り替わると判断したそうです。よかった♪ 

さてさて、GEが異業種の集まる超巨大企業であることをやめ、分社化すると発表したというニュースを発見。

GE、事業別に3社分割へ−コングロマリットの歴史に終止符
 出典: Bloomberg 2021年11月9日

9日のGE発表によると、ヘルスケア事業は2023年序盤にスピンオフする。また再生可能エネルギー、電力設備、デジタル事業を別の部門に統合し、こちらは24年にスピンオフする計画。エンジン製造事業のGEアビエーションが残ることになる。
とのこと。

「長期的な価値を創造するため、これが最善の方法である」
という現CEOのコメントに、こうしてこのコロナ禍をこえて持続可能を模索する企業がどんどん増えていくのだろうと感慨深い。

GEといえばジャック・ウェルチ氏のリーダーシップに学ぶことが多かった。
2006年には「最も賞賛される企業」で1位だったGE。2021年のランキングでは200位までに入ってもいない。

  1. Apple
  2. Amazon
  3. Microsoft
  4. Walt Disney
  5. Starbucks
いまや米国のIT巨大企業ばかり。ディズニーだっていまや動画配信の比重は多くなっているだろうし。そういう意味ではスターバックスは異色かも。

世界の潮流は変わる。ただ、よりよい組織、よりよい社会を創っていこうとする人の営みは絶えることはない。
うちの会社も、未来に向けて、新たなビジョンを目指して進んでいく!
トップダウンから自律型組織へ 2021年10月24日(日)

今日は、朝はお餅を焼いてキノコ汁に入れていただき、夜はエビカツを揚げてジャガイモとカボチャとゴボウのクリームスープを作って、秋って本当に恵まれているなぁと思ったfoxryoです。

さてさて、今日はテレビ通販の「ジャパネットたかた」の2代目社長が登場していた「カンブリア宮殿」(10/17放映)を見ました。

トップダウンで社長の指示を待つ組織を、二代目社長が「自分たちがいいと思う商品をお客様にお届けする」という1代目と従業員のみんなが貫いてきた軸を中心に全員が考え、行動する組織へ変えていました。

  • 自分はテレビに出ず、組織を変えることに専念
    自分たちで企画してできるんだと、小さな成功例を作って示す
  • 商品を自分たちが説明できる数に絞る
    9000ほどあった商品を777商品に。
    扱う商品をすべてフロアに置きみんなが自由に使えるようにした。
    お客様からの問い合わせには、お客様と同じ商品を手元に説明
  • お客様からの着電をなくし、コール対応ゼロを目指す
    お客様相談室に寄せられた声をメーカーに届け、商品を自社用に改良
  • ちゃんとした議論ができるようにする
    =「夜中まで頑張ったのに」をなくす。
    企画に意見をするとそういう雰囲気が漂ってしまい、内容に対しての議論ができなかった。クリアな頭で話をしよう!と、週3日18:30退社を導入。するとさまざまな「できない理由」がでてくる。そこで 「人が足りない」→人を採用、「通信速度が遅い」→速くする、「PCが遅い」→スペック高いのに買い替える・・・などなど、「できない理由」をすべてなくした。
  • 家電製品にこだわらず、クルーズや産直品にも進出
「自分たちがいいと思う商品をお客様にお届けする」ということに対して全員が行動できるにはどうするか。
それを考え続け、一つひとつ実現し、コロナ禍のいまも成長を続けている。
未来に向けて、地域社会の街づくりへも挑もうとしている。「ジャパネットたかた」、スゴイです。

デザインから世界を変える 2021年10月20日(火)

今日は、家をでたら晴れているのに雨がさわさわと降っていて、ひょっとしてまだ虹が見られるかもと太陽と反対側の空をみやるとありました、虹。そんな朝が嬉しかったfoxryoです。

さてさて、今日はグッドデザイン賞が発表されました。特別賞の発表は11月2日とのことです。
今年はコロナ禍ならではのものがあったり、さらにリサイクルや省エネ、街づくりまで地球環境に配慮するものなどさまざまです。無印の水プロジェクトもあります。

ベスト100の中には、他にもいろいろあります。
鮮やかな緑をまとう雪上車。南極での極寒、狭小スペースでの調査作業を解消するべく開発されたもの。そのほかにも労働環境を改善するデザインなどもあります。
林業を循環型にしていこうとする取り組みといったハードじゃなくてシステム面でのデザインも。
やっぱり環境に配慮するデザインが多いかなぁ。

ちなみに、商品系でいくと、奈良県の会社がつくった積み木も楽しそうでなんかいい。
貝印の紙でつくった折り紙式(?)カミソリも面白い。

グッドデザイン賞は、いまや自分たちが生きていくうえで、よりよくしていける、世界を変えるデザインを求めているのだと思う。

新たなビジネスモデルや新産業の創出、新たな技術やイノベーションの促進、地域の持続発展や防災・復興に貢献を目指すもの。公共施設、ビルなどの建築物や街づくりまで広がっている。
ハード、ソフト、システム、ビジネスモデルなどすべて。

目に見えるものって、共感を得やすい。
新しい世界はこれなんだって見せてくれる人たちの挑戦。
それを見ることができるグッドデザイン賞。これからも楽しみです。

☆グッドデザイン賞2021年結果URL:https://www.g-mark.org/activity/2021/results.html


経営品質のフレームワーク 2021年10月12日(火)

今日は、チームで10年後の話をしていてちょっと経営品質のフレームワークで考えてみようと思ったfoxryoです。

うちのチームができたばかりのころは、顧客価値創造へと向かう組織風土を醸成するチームは将来的にはいらなくなると考えていました。
そのために、経営トップがうちの会社の価値観へコミットメントはジョンソン・エンド・ジョンソンのように、トップから第一線従業員までが毎年考え、見直す。特に経営トップについては、コミットメントを社内外に公開してそれに基づいた行動ができてる状態を作る。
それが経営の中に組み込まれていたら、旗を振るのは推進組織ではなく、各リーダーになる。

経営品質協議会のサイトを久々に見たら、アセスメント基準書の改定についてちょっと前にお知らせが出ていました。
「アセスメント基準書」という名前から「顧客価値経営ガイドライン」(仮称)に変え、「顧客価値経営」を目指すことを明示していくようです。
組織プロフィールも「経営の設計図」とし、8つのカテゴリーを「実践領域」と名称や構成を変更。

■実践領域
【1】ありたい姿−リーダーシップと社会的責任
【2】戦略−思考と実践
【3】組織能力−向上と最適化
【4】顧客・市場−洞察と理解
【5】顧客価値−創造と提供
【6】事業成果−持続性と卓越性

ふむふむ。
このフレームにあわせて今の自分たちのチームを考えてみるとどうかなぁ。
やっぱまず経営の設計図から考えなきゃダメか?

■経営の設計図
【1】ありたい姿
【2】戦略
【3】組織能力
【4】顧客・市場
【5


】顧客価値
【6】組織変革目標


ちのチームは10年後、「明るく楽しく役に立つ」をバリューとして新しいリーダーとメンバーが大活躍。全員が自分自身を経営できていて、次のビジョンに向けての戦略を考え、マイルストーンで掲げた目標に向けていろんなアイデアを試行錯誤して実行し、そこから学び、次の世代にバトンタッチをしている。社内のコミュニケーションだけじゃなく、社外とのコミュニケーションも透明性をもってできていて社内外の課題を自分事として捉えて、社内外どちらにも最適解を考えるアプローチをとっている。
そんなチームだから当然、成長するし、イキイキと働けている。その姿は周りの組織からもベンチマークされ、グローバルにもよい影響を広げ、ビジョン実現に貢献している。社外からは「いい会社ですね」とか、「おたくの会社のあの商品で、私たちの生産性が上がりました。浮いた時間は従業員の皆さんの創造性発揮のために使えて新しいアイデアがたくさん試せていますよ」とか、もちろん言われている。

って、理想すぎかなぁ。
でも「ありたい姿」を描かなければ、そこに到達するためのアイデアが出にくい。積み上げだと、自分たちができることをベースに考える傾向が高く、時間軸が長くなりがち。期限を区切って考えてみることって大切ですよね。
フレームワークで抜け漏れなく考えてみる。久しぶりにやってみようかな。ってやらないのかい!?

☆経営品質協議会URL:https://www.jqac.com/


現場が活躍できる「やまひこ」 2021年10月9日(土)

今日は、「やまひこ」で愛知県産いちぢくと前回目をつけていたバスクチーズケーキをGETして夜のデザート盛りを楽しんでいたfoxryoです。

稲沢に本店があるスーパー「生鮮館やまひこ」さん。
いつも面白い食材やお菓子などを発掘しにいき、なんだかんだいって買いすぎ4,000円は軽く超えてしまいます。
夜、デザートを食べ終わってから、このデザートは誰が作っているんだろうって「やまひこ」でぐぐってみたら驚きました。

今年の6月くらいに超インパクトがあり売り切れ必至のスムージーなどの商品を開発していたのは、うちの会社の卒業生でした!

それはさておき、「やまひこ」に行くのって以前からとても楽しみだったんです。

「こんなものがある!」という「発見」と名古屋人の大好きな「お得」が両立されています。 成城石井とかコストコとかの商品の販売、大阪だったかで人気の大きなカップに入った抹茶のかき氷とか、商品構成が独特。おそらく現場の人たちが活躍できるようになっているんだと思います。

人気の尾張旭店を任されているデリカ部門のチーフのインタビューにこんな記載があります。

“山彦の山田孝彦会長の「正直な商売をしろ」という言葉がいつも心にあります。”

“私の目標はいつも「去年より、昨日より数字を良くしたい」ということです。新たな客層である20〜30代のお客様にどうしたら来てもらえるかなと考えていました。”
社長さんにインスタを発信したいと提案したり、一目でインパクトがあるロゴを自分でWORDで作って貼ったり、大きな「ほぼ具おにぎり」やデザートを開発したり。

その背景には、そういうことができる風土と環境があるということです。
「地域のフードプロデュースを目指し、商品の戦略や、店舗の戦略など、社員のアイデアを集め、さらなる展開にチャレンジしていきます」と同社のサイトにも書かれています。経営理念は以下の通り。
【経営理念】
  1. お客様の豊かな食生活を応援します
  2. 生き甲斐、やり甲斐のある会社にします
  3. 地域のお客様に信頼される店を目指します
服を買いに行くかのようにスーパーに行くのが「楽しい」って思えるのってすごいことですよね。

爆盛り、映え、お値打ち! 超ローカルスーパー「やまひこ」惣菜の秘密
 出典:Forbes JAPAN 2021/06/30


プラットフォーマーamazon 2021年10月3日(日)

今日は、10月に入ったというのにhide実家の草取りしていたら顔に2発、首に2発、軍手をしていなかった左手の甲に2発蚊に刺され、皮膚が出ているところが超少ないのに「鬼滅の刃」の月の糸が蚊には見えているのかと思ったfoxryoです。

さてさて、Fire TVがやばいです。
hideが先日、amazonのセールで半額でGET。
タカシさんが言ってた通り、「鬼滅の刃」はプライムなら無料で見られる。
昨日はテレビ放映版のアニメを3時間くらいみてしまった・・・。

そう、Amazonプライム。キケンです。
全部がプライム年会費で見られるわけではなく、ドラマだったら1回目は無料だけど2回目からは有料とかなのでほんと気づかぬうちに課金システムです。

Amazonはプラットフォームを提供しているだけ。

あとはアリ地獄のようにユーザーがワナにはまるのを待っている・・・。
スゴイ戦略です。

kindleも、先日知人が更新当日に通知がきて、キャンセルしたんだけど、すでに更新されてしまっていた事件勃発。 翌日amazonに連絡したら更新から日にちが経っていないからキャンセルOKと返金があったそう。
前日にキャンセルしないと自動更新になってしまうのを知らないと面倒なことに。
そして、その手口はプライムもそう。

foxryo的にはプライムの送料無料だけでも十分有難いので特に問題はないのですけどね。 それに、食材通販の1回の配送料を考えると、Amazonは十分もとがとれています。

プラットフォームという戦略は、Amazonのいたるところに組み込まれています。
ビジネスではAWSクラウドもそう。

Amazonアリ地獄。

最近は、日本の中小企業の海外販売支援をアピールする地域密着的CMでサステナブルなイメージも見せていますが、相変わらず日本には税金納めていませんしね。

「日本にはWebサイト運営会社と物流会社があるだけでamazonは日本で販売していないし、日本で売られた分はアメリカで税金払っているから二重で払う必要はないですよね」という言い分みたいですが、EU当局がデータ保護違反でamazonに970億円もの制裁金を課したり、なんとか商習慣を正そうとしています。
9月にはアメリカ国内の倉庫や物流拠点で働いている12万5000人を正規雇用する計画を明らかにしています。コロナ禍でのネット販売の急拡大を受けての従業員の確保に動いている印象です。しかも従業員を対象に大学4年間の学費を支給するプランも開始する予定だとリリース。同様の制度を導入しているウォルマートに人をとられないようにするためかもです。


地域のライフライン「セコマ」 2021年9月30日(木)

今日は、9月最終日。明日から10月。2021年も矢のように過ぎていくなと思えるfoxryoです。

北海道のコンビニといえば「セイコーマート」

1971年に第1号店を開業。これはセブンイレブンよりも早く、日本のコンビニ業界の始まりはここ「セコマ」なのだそう。この呼び方で北海道民から親しみを持って呼ばれています。北海道の人口カバー率99.8%であり、地域社会の問題や災害が起きた時に「セコマならなんとかしてくれる!」と絶大な信頼を得ています。それは10年連続コンビニ部門でCS第1位にも表れています。
以下、セコマ会長 丸谷さんのご講演メモです(順不同)。
セコマの特徴は、生産から販売まで一気通貫でマネジメントしていること。農産物などの生産・食品の製造・物流・小売りすべてを自前でやることによって品質を落とすことなくリーズナブルな価格で提供でき、かつ中間マージンを廃止できている。そして地域社会の要請に応え続け、175町村に出店、人口カバー率99.8%で災害時の地域のライフラインとなっています。

  • 地域の産品による特徴のある商品開発、コスト改善で価格イノベーション
    全道に農場や工場があり、主に食品を生産。
    • 総菜工場内で包材(トレイ)を作り、作業効率も上げてコストダウン。
    • 農協に納められない規格外の農産品などの活用
      メロンの網が消えているものをジュースにしてセコマの牛乳とコラボして北海道メロンソフトを開発。
    • 焼き鳥で残った肉で鶏肉タップリペペロンチーノ、パンの耳をラスクに、などフードロス削減にも取り組む。
    • 北海道大学と植物の劣化を防ぐプラチナ触媒を開発し、野菜貯蔵庫に設置し、野菜の歩留まり改善。原材料コスト改善!
    • 店舗での廃食油でバイオディーゼルの精製工場をつくり、活用
  • 物流はコストだが、物流「網」は資産
    コストではなくプロフィット化してトータルで物流コストを下げる。 物流拠点13か所、7つのハブ拠点を持って過疎地域へも展開、175町村=全道を網羅。トラック210台が毎日7万km配送。 行き帰りともに空荷のトラックを走らせない工夫をする。自社内の農場、工場だけでなく、異業種との連携、たとえばドラッグストア、居酒屋、ホテル、病院売店、菓子専門店、雑誌の配送もしている。
  • 北海道のライフラインに
    人口900人の集落、高齢化率4割のところにも要請に基づき出店。自治体と地域住民と話しながら成立するように出店し、 固定費、減価償却費を下げる。地域からの要請に応え、昨年8月にマスク製造工場を稼働開始
これらの考え方の原点には、(1)削減価値、(2)地域密着、(3)事業の本質がある。

特に「削減価値」というのが会長の丸谷さん独自の捉え方と思う。
高齢化社会になり、年金や生活保護費などの社会保障収入に依存する構造なのだから、その高齢化マーケットに必要なのは削減価値。

 付加価値=高品質&高価格
 削減価値=高品質&低価格

事業の本質とは、地域の固定客に支えられているということ。 地域の産品を数多く使い、事業基盤は地域(顧客)密着で成り立っている。したがって、広く広がるのではなく深く地域を掘り下げるマーケティングに取り組んでいる。

「持つ」経営。責任を持つ。食品であれば責任を持つ。事業の本質をよく見極めそこから逸脱しない範囲で事業を深く追求していく。信頼できる人たちと関連性と必要性のある事業をしていく。

地域とともに。
自主的な行動によってブラックアウトした地震の際も使命感で全員が動くことができる。コミュニティロイヤリティ(地域に対するロイヤリティ)が社会の発展へ寄与する。地域を誇りに思い、地域とともに存続し続けること。


ネット上やテレビなどで「セコマならやってくれる!」とよく見聞きするセイコーマート。地域からなくてはならないと頼られる経営とはどのような取り組みなのか、とても興味をもっていました。講演では価値観共有の部分はありませんでしたが、経営の方向性が「地域密着で役立つこと」に軸が置かれて明確なリーダーシップを発揮されていることが感じられました。

この講演内容は、以下のサイトから動画で視聴できます♪(約30分程です)

サービス産業生産性協議会 特別コンテンツ
出典:第3回 日本サービス大賞受賞事例に学ぶ!シリーズ<第17講> 2021年9月22日
   株式会社セコマ 代表取締役会長 丸谷智保氏
水資源への対応 2021年9月22日(水)

今日は、明日は在宅勤務なので祭日だというのをすっかり忘れていて、hideがどうしてパンとか買い出ししてきたのかがわからなかったfoxryoです。そう、うちの会社、去年を除きほぼ勤労感謝の日は出勤日です♪

日本は水に恵まれた国土がある。一方で洪水などの自然災害は年々増え続けている。9月も下旬となったので台風はもう来ないのかなと思いつつ、その分、8月があの集中豪雨だったのかもですね。

さて、そうした環境変化の中、企業に求められる地球環境保全への要請はどんどん高まってきています。 グローバルでは水資源の枯渇が課題です。

2030 年までにすべてのデータセンターを 24 時間 365 日、カーボンフリーで稼働させること
これはグーグルが掲げている地球環境課題解決に向けての目標。
3月には「グーグルマップ」の運転経路検索で最も環境に優しいと推定されるルートを案内するサービスを開始すると、お客様側が使用する際のCO2排出量削減策も発表しています。Scope3への取り組みです。

そして、先日は水不足対策に新目標を発表。

同社のケイト・ブラント最高サステナビリティー責任者はブログで、
「グーグルは2030年までに消費量よりも多くの水を補い、事業を展開する地域社会の水の安全保障を支援する」
とし、オフィスやデータセンターの水消費量の平均120%を供給する目標を打ち出しました。
by REUTERSニュース★
10年ほど前、有識者から水資源についての取り組みが必要と聞いていたものの、あの頃は未来が見えていなかったことを痛感します。地球温暖化への対応も「それなり」でいいのではと考えていましたが、未来を考えた時に手が打てるのであれば努力すべきと考えています。地球の生命体としての動き、もしくは太陽系という生命体の動きは、確実に人間排除に動いているように感じます。システム思考で考えたらどういう帰結があるのだろう。
宇宙で暮らす時代がきたとしたら、社会はどうなっているんだろう。無から有を生み出す、たとえば食べ物やあらゆるものが空中の元素から簡単に作り出せて生活には困らない。所有という概念もなくなり、高い文化をもち、それぞれのエリアの人々が尊重されていたらいいな。そのとき、あるのはテクノロジー企業だけなんだろうか。人々は働くのをやめて何をするのだろうか。

ま、そこまで考えず、今は目の前の課題を解決していくことから次への一手がみえてくるかもです。

グーグル、水不足対策に新目標 30年までに消費量の120%補充
 出典:REUTERS 2021年9月10日
地球にやさしい経営 2021年9月13日(月)

今日は、Bluetoothのワイヤレスイヤホンが会社でペアリングできずヘッドセットで自由が利かないし耳が痛くなってしまい、やっぱり耳にやさしい機器が好きだなと思ったfoxryoです。帰りがけに解決しました。おそらくいたるところでBluetooth接続の機器が使われているから検出しにくかったようです。

さてさて、「やさしい」経営。お客様にやさしい、従業員にやさしい、お取引先にやさしい、ビジネスや地域社会など関わる全ての人にやさしい。いろいろやさしさがある中で、ここ数年の地球温暖化や自然災害の増加、そして8月に発表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によるレポートの事実や喫緊の課題から、地球にやさしい経営を進めていく企業に注目が集まるようになりました。CSR(企業の社会的責任)の一つとして社会からの要請がどんどん強まっています。

その範囲も自社がやりたいようにやるではなく、パリ協定やSDGs、日本では2050年までにカーボンニュートラル(脱炭素)を目指すと宣言されたこともあってそれらの目標に向けた取り組みを進めていくことになっています。

日立は「サスティナブル調達ガイドライン」を設定し、2050年までに自社だけでなく取引先などを含むバリューチェーン全体で二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロ(カーボンニュートラル)とする目標を発表した。今後は主要取引先約3万社のうち800社と目標達成に向けた計画を策定すると発表。
原材料調達や販売した製品をお客様が使用・廃棄する(Scope3)ところのCO2削減も含む。 日立がBtoB製品(例えば鉄道車両、建機)を扱っていることがこの目標設定の背景にあると考えます。
ブルームバーグのニュースによると国内企業でバリューチェーン全体のカーボンニュートラル目標はまれで海外ではアップルくらい。すごくハードルの高い目標です。

日立はそれでもやると決めて、社内で使う炭素の取引価格を上げることにより活動を加速させようとしています。
日本企業もこうした地球にやさしい取り組みを自社のやり方で進めていくことが求められています。そしてそれを実現している企業とだけ取引をし、よりよい世の中に向かうことを目指すことになります。いかに地球にやさしいか、人にやさしいかで企業が評価される時代に変わる真っただ中に私たちはいるのだと感じます。

日立 、バリューチェーン全体でCO2実質ゼロへー取引先と計画策定へ
 出典:ブルームバーグ 2021年9月13日
システムを提供する 2021年8月22日(日)

今日は、夕立の前に出掛けて、その雷雨が終わるまでとヤマヒコで食材買い出ししていたらお会計で6,000円を超えてしまって驚いたfoxryoです。ま、食べるからいいんですけど♪

さてさて、今日、hideが送ってきたyoutubeが面白かった!

【ひろゆき】ソマリアの海賊を撲滅させた伝説の男!
 すしざんまいの社長が海賊を漁師にジョブチェンジさせた話が凄い!


ほんとにスゴイ。

「人を襲ってお金を得るより、マグロ獲ってお金を得ない?
 船は貸してあげるし、魚は全部買い取るから。」

しかも、日本の人たちがすしざんまいに行ってマグロをたくさん食べるとソマリアの海賊を減らすことに貢献できる。

魚が欲しい人に魚をあげるのではなく、魚を釣る方法を教えるっていうけど、まさにこれって、お金が欲しい人にお金をあげるのではなく、魚を釣る方法を教えたわけで・・・。

何かを変えるにはシステムを変えること、そしてそれが本当に有効であることを相手に伝わるように話すこと。海賊を相手に交渉できる胆力がスゴイ。

外から見ると見えることがある。
ソマリアにはマグロがいた!

そして、USJを復活させた「刀」CEOの森岡毅さんのマーケティングも外部から見ると見えてくるものがあった。
日本郵政が運営して破綻したグリーンピアというリゾート施設は「ネスタリゾート神戸」に生まれ変わり、コロナ禍のなか、思いきり楽しめると大人気。アイデアは「山しかない」ではなく「山がある」にあった。

そして、今年5月にリニューアルオープンして人気を博している「西武園ゆうえんち」では、「古いアトラクションしかない」ではなく「懐かしいアトラクションがある」を視点に再生。「予算がない」ではなく、一過性の流行を追わず、「そこにあるものを有効に活用する」。人々の心に「何度でも行きたい!」と思える場を創造する。

外の目で見て、変えるための持続可能なシステムを提供する。
そういうことが内部でもできるようにするにはどうしたらいいのかな。
森岡さんはUSJの内部にいたけどできたんだよな。ジェットコースターを後ろ向きに走らせるアイデアは本当にスゴイ。投資を抑えて新たな価値を創り出したんですから。
社内にいる私達が何とも思っていないこと、「お客様はこう思うに決まっている」とか、当たり前と思っていることを疑ってみることから始めるといいのかもです。


目の前と長期的な視点 2021年8月18日(水)

今日は、出社してチーム内でちょこちょこ話せて、やっぱり対面で仕事ができる方がいいなと思ったfoxryoです。

緊急だけど重要ではないこと
重要だけど緊急ではないこと
誰もが後者を大切だと思っている。
でも、ついつい前者を優先してしまう。

そして、「重要」ってどんな基準で重要だというのか。
理念や使命を追求すること?
売上や利益を追求すること?

そこがズレていると全く違う判断になる。

いま、投資家の視点ではESG(環境・社会・ガバナンス)が重視され、グローバルにはSDGsが重視され始めている。どちらも地球の気候変動や人権への対応といったことは共通課題。
そういう時代の流れや社会の流れ、組織の中のリーダーやビジョンが変わるタイミングで「重要」は変わっていく。

でも伊那食品工業のように100年単位で考えたらどうだろう。

SDGsは2030年までの目標。
100年後までは考えていないかもしれないけど、期限を切ることで実現にむけたターニングポイントを作り出すことができる。10年でも企業にとっては長期だけど。
3年先も見えない変化の激しい時代だし・・・。

そうやって言い訳しているといつまでたっても重要なことに取り組めない。

ということで、重要なこと、それを組織内で共有しているのかってことが大事じゃないのではなかろうか。
そうすればメンバーたちは目の前に忙殺されつつも、あそこに光がある、と思える。

「あのお店、なくなっちゃうんだ」というような期限を切るトリガーがあると人はそこに目を向けるのと同じように重要だと思うことをいつでも重要だと思い起こせるようにしておくときっといい。多分そう。
世界のダンボールビトを幸せに 2021年8月15日(日)

今日は、一昨日家に帰ってから一歩も家から出ずに過ごしていたfoxryoです。
そんななか読み終えたのが「世界のダンボールビトを幸せに」と題されたISOWAの創立百周年記念誌。
ISOWAとは8月12日の日経ビジネスに「会社の文句を言う会議」に始まったISOWAの社風改革20年史」としても取り上げられていた愛知県は春日井市の段ボール製造機械メーカー。

この記念誌で印象に残ったフレーズは次の二つ。

  • 「業務のど真ん中で風土改革の成果を出す」
  • 「社風とは、ISOWAビトそれぞれが自分で考えて自分で動いている。 それでいてチームとしてしっかり連携している。 一社員でも社長と同じ働き方をしているということ」
    −次世代経営幹部インタビューより

そしてISOWAの強みとして感じたのは、2つ。
一つは顧客本位の製品クオリティ。創業時に修理をしていた外国製品を国産化に向けて自社開発したメーカーであり、お客様の工場を止めない優れた製品はアメリカで「売りたい」と言われるほどのクオリティで1960年代という早くからグローバルなビジネス展開が始められていたこと。
もう一つは、前出の社風。お客様の工場を「止めない」ためにお客様の工場の現場を良く知り、課題解決に貢献するために情報が社内を駆け巡り、かつ全体最適で考え一人ひとりが行動できる社風となっていることです。

そうした強みが発揮できている背景には現社長がISOWAビト全員のサポーターであると同時に問い続けていることにある。ただ、そこまでの道のりは長い。1年や2年ではない。10年、20年という単位。そういう覚悟とそれを支える番頭さんと社外からの刺激がある。

foxryoとしては100周年イベントのプロジェクトメンバ―とのやり取りがとても興味深かった。このプロジェクトにより、すでに出来上がっている社風を次世代、そして次の100年に引き継ごうとして本気で問いを投げかける社長。若きISOWAビトにも常に自分語りを求め、その芽を太陽のある方に向かわせるように思えたからです。

この冊子のプロローグ部分はISOWAのサイトにも掲載されているものの、そうしたエピソードは読めません。どんなことに取り組んできたのかもっと知りたいという方は、ISOWAの百周年記念誌のページからこのISOWAブルーの記念誌を申し込んでみてください。

★株式会社ISOWA:http://www.isowa.co.jp/
ビジネスのベースが変わる 2021年8月11日(水)

今日は、定時の日だったのにすっかり社内メルマガの発信を忘れてしまったんですが、まぁ中2日を休んでいる人も多かろうと自分に言い訳していたfoxryoです。

いま、どんな商品であっても、どのメーカーを選んでも技術や品質に大きな差がないという同質化、大量生産大量消費ではない価値の多様化、IT技術の革新によるカスタマイズやオーダーメイド化など、螺旋階段を一段上がって誰のどんな思いをつむいだものかや信用に基づいた商取引へのパラダイムシフトが起きています。
加えて台風に洪水に地震にと、天変地異は今や日常茶飯事を呈している現在、地球環境に目を向け持続可能な消費を心掛けようとする人が増えてきています。
また、SDGsについてもさまざまな企業がCMで扱い始め、NHKでも2030年のゴールに向けてできることは何かと問いかけるメッセージ映像を番組の間に挟んだりしています。
SDGsには地球環境はもちろんですが、働く人の人権や紛争鉱物を使わないこと、公正な取引なども求めています。
そしてそれらは商取引上において必須になってきています。しかも自社の申告や宣言することでOKとなるのではなく、信頼できる第三者がアセスメント項目に基づいて監査をしてOKかどうかが求められています。

自分たちが良いモノを創っていると思ってもだめなんです。
それを造る過程において環境破壊を起こす原材料を使っていたり、誰かが不当に働かされていたり、動物たちが犠牲になっていたりしたら小売業者は買いません。私たち消費者も、それを買うことによってネガティブな影響を引き起こしたいとは思いません。

誰から買いたいか。

地球環境にも動植物にも人権にも配慮する、持続可能性を考えて商品やサービスを提供する会社から買いたいです。
カーボンニュートラルという高い目標もグローバルに掲げられ、それは義務となり、クリーンエネルギーの購入やCO2排出量が自社の努力で賄えなければ他社から購入したり炭素税を支払うことになります。

社会からの要請は、徐々に義務化していき、多くの企業はいまのコスト体制では対応できなくなります。
そうなると、そうしたコストを含み、いまよりも高い価格になったとしても買っていただける魅力的な商品にしていくことが必然となってきます。商品のライフサイクルを通して物語があることも魅力の一つになるかもしれません。
たとえば、リサイクル部品を使っていることに対するお客様の価値観はこの数年でも変わってきています。昔は中古品より新品でしたが、いまは廃プラスチックをペレットに変えて使ったリサイクル品であることがPRできる時代です。

これから10年以内にビジネスのベースは必ずガラッと変わります。
その変化に対応できる企業がこの先も持続的に成長できる。

そういう会社にしていかなきゃですね。


進化するプチプチ 2021年7月12日(月)

今日は、プレゼン資料のスライドのタイトルに書いてある「月」を更新し忘れていて自分で唖然としたfoxryoです。帰り道、月の隣に宵の明星がきれいに輝いていました。

さてさて、プチプチといえば物を保護できる梱包材。そしてプチプチといえば「川上産業」さん。
プチプチに年間に封入している空気の量は東京ドーム565個分。
そして、1日の生産量は富士山の面積1個分。

そんな川上産業から、手でまっすぐ切れるプチプチ≠ェ登場!

梱包材としてのプチプチにもう進化はないかと思ったけど、そうではなかったことに驚きました。
プチプチをシーズに新たなニーズを生み出す力が半端ない。

断熱効果のある、水で簡単に窓に貼れるプチプチとか、プチプチを活用したコロナ対策として、プチルームや静音プチルーム、卓上パネルのほか、地球環境配慮も考えられており、サトウキビ由来のバイオ素材でできたプチプチもある。

川上産業のサイトには次のように書かれています。

「くうきとともだち

わたしたちが大切にしていること

私たちが送り出すプチプチは、空気を利用し製造され、空気のチカラで人やモノを守ります。
そして粒をプチっとつぶしても、空気をそのまま自然界に解放し、ふたたび人間と共存していく優しさも備えています。」
そして今回開発された手でまっすぐ切れるプチプチは、
「より簡単に楽に綺麗に大切なものを包みたい!」「できるだけ輸送コストは安くすませたい!」「プチプチがまっすぐに切れない!」というニーズに応えられる新しいプチプチを生み出すべく研究開発を重ねてできました。
by DIME記事
のだそう。

手で切れるっていうのと、梱包材として破れずに包めるって結構バランスが難しい気がする。そうした課題も乗り越えて売り上げは好調。確かにこういうプチプチ、欲しかった! 価格は1200×42mで3500円ほど。

ブログも読んでみたら、プチプチをめぐる劇を創っちゃった劇団まである!

→ 舞台「月野木グラビティ」×プチプチ

こんなに愛されているプチプチの可能性をどんどん拡げてこれからも進化させていくのでしょうね。

手でまっすぐ切れるプチプチ≠ェ登場!ハサミがなくてもきれいに包める川上産業の梱包材「スパスパ」
 出典:@DIME アットダイム 2021.07.07
誰もが自分の意見を言う責任 2021年7月4日(日)

今日は、いつもの週末。録画した番組をまったり見ながら一歩も外に出なかったものの、史上最年少で9段に昇進した藤井棋聖の言葉に感動していたfoxryoです。

「結果ばかりを求めてしまうと、逆にそれが出ない時にモチベーションを維持するのが難しくなってしまうのかな、と思っているので。
結果よりも、内容を重視して。
そうすることで改善していけるところが新たに見つかると思っているので、それをなんとかモチベーションにしてやっていきたいと思っています。」

目的をどこにおくか。外からの評価ではなく自分の新たな面を見つけていくという、ライバルは自分自身というか自分を高めていくことに重きを置いている。その向き合い方がスゴイです。

そして同じように経営に取り組んでいるのが「物語コーポレーション」の若き社長さん。30代! 約2万人の頂点に立つ。

「常に謙虚でいること、遠慮しないこと」
自分の考えを明言するという同社の社風でもある。
「そんなことを?」という小さなことでも全員が意見を言い合う場を作っている。会議で発言しない人はいない。
小さなことを言いあうという日常の積み重ねがあるから大きなことも言い合える。
誰もが発言することはその会社に存在しているという責任なのだ。

「自分の経営者は自分」と採用の場で大学生たちに語る現会長さん。
このコロナ禍の中で社長交代を決めた。
好調な時に経営を託すより、困難を乗り越え未来を切り開くのを支えることを選んだ。
社長選びの基準は「経営理念(Smile & Sexy)を一番体現しているか」「明言していることがわかりやすいか」

「人が育つ」ことに重きを置き、店長を「プレジデント」として文字通り経営を任せる。プレジデントは自身のアイデアと意思決定で店舗の経営し、その店舗を繁盛させている。それと同じ意思決定なのだ。

物語コーポレーションは「焼肉キング」「お好み焼き本舗」「丸源ラーメン」などのブランドを持つ飲食業。「焼肉キング」は行ったことがないので、今度行ってみようっと。

●出典:テレビ東京「カンブリア宮殿」2021年7月2日
納豆で日本一になる 2021年6月27日(日)

今日は、一日一歩も外に出ずカウチだったfoxryoです。
そんな今日、6月13日の愛知発酵美食学コンソーシアムのトークライブの動画を視聴。動画はfacebookにアップされています。

今回のテーマは「納豆の美味しさを知らネバ」で、大府市にある高丸食品の社長さんが登場。
30代のころ、全国納豆鑑評会に自社商品を出してみたところその低評価にショックをうけ、日本一を目指すことに。
「すべての人を幸せにしたい」という社是を掲げ、子供が安心して噛む力をつけられるおやつ「きらずあげ」まで創り出した高浜市にあるお豆腐工房「いしかわ」の石川社長に出会い、大豆について学び始めました。

納豆と言えば水戸。それに適うはずはないと思ったものの、納豆にあう大豆を探し、安全に収穫された北海道と地元愛知の大豆で、作り方を工夫し、今年で三年連続全国一位という栄誉を得ることができています。三度目は偶然なんかではありません。
このトークライブを見ようと思ったきっかけは、その納豆がhideが美味しいと言って買う銘柄だったからです。hideはもともと納豆は食べられなかったんですが身体にいいから克服すると宣言し、まずはひきわりにした納豆汁から始めました。いまではひきわりはイヤというくらいにまでなった人なので、大豆にこだわりがあるんですよね。

「近年納豆作りも機械化が進み『本物の納豆』が減っております。納豆とは、醗酵食品です。コマ目に人の手を加えてこそ真の醗酵食品です。納豆作りで大事なのは、1に原料選び・2に努力・3に情熱です!
私の喜びは、『あ〜この納豆うまいな!』のお客様の一言の喜びの為日々大豆と格闘中で御座います。まだまだ若輩物では御座いますが目指すところは、日本一、皆さんに喜びと感動していただける納豆屋です!」
by 高丸食品サイト
お客様の「おいしい!」を目指して進み続ける高丸食品さんです。
愛知県にはいま納豆屋さんは3軒あるだけなんだそう。昔はもっとあったみたい。できれば地元の匠の技でつくられたものをこれからも食べられるといいなと思います。全国だと成城石井では売っているそうです。ぜひお試しあれ。
それから納豆を買って一番おいしいタイミングは、作り手によって違うそうですが、高丸食品さんの納豆は賞味期限ちょっと手前だそうですよ。あわせてお試しあれ♪

★あいち発酵美食学コンソーシアムfecebookここをクリック

by design 2021年6月23日(水)

今日は、久々の出社。帰りに高島屋デパ地下で駒ケ根のソースカツどん弁当を買ってウキウキだったfoxryoです。

さてさて、今日はディズニーのキャストが何故イキイキ働いているか。
そのカギは"by design"

ディズニーリゾートには約2万人のキャストがいてアルバイトの割合は9割。なのにキャストはイキイキとディズニースピリットを持って働いている。

これらすべてのことは意図して作っている。
映画もテーマパークもグッズも意図して作る。 映画を見ている人に感情移入してもらうためにバックストーリーを脇役まで作り、それを演者が体現する。 シナリオも見ている人が主人公と同じように泣いたり笑ったり。そして最後に感動できるように伏線を回収していく。

それは意図して作られている。
このシーンで号泣してもらいたい。だからこのシーンのこことここでこういう伏線がある。

すべては"by design"。意図がある。
テーマパークも会社の風土も意図して作っていると言い切っている。
いい風土が自然発生してもそのメンバーがいなくなったら風化するもの。 ディズニーはウォルトがいなくなっても2万人が創業当時のことをかたることができる。

そこに"by design"がなければできない。

では"by design"として何をしているか。
2つあって、1つは入社して初めて教わる創業当時の思い。それを2万人全員が知っていて語ることが出来る。
導入教育の一番目に教えてもらうのが創業者の思い。どこで生まれてどんな思いでディズニーランドを作ったか。 強烈にインプットされる。

ビデオを見せるのではなく、トレーナーがその現場を見たかのように話す。 そうすることでウォルトが一人ひとりの心の中にいる状態ができている。

もう1つは毎日の朝礼。
リーダーが語るいい話と行動がセット。 何のために仕事をするか。リーダー自身の言葉で所感を伝える。それを聴くメンバーはどんどん引き出しが増える。

★香取clImax貴信さん by himaraya 6月21日
 No.071 ディズニーマジックの正体その1“創業の想い何の為に”

"by design" 意図をもつ。

DNAを継承していくためには、"by design"が必要だと改めて感じる。目標はDNAの共有が日常ででき、自分たちの部門がなくなることと思っていたけれども、やっぱり追求し続けなければならないことを引き継いでいくために意図をもって動く人や組織が必要なんだ。そしてその意図は広がり世代を超えてつながっていく。顔晴ろう!

★出典:人生で大切なことは 全部 皆んなから教わった by himaraya ここをクリック

データを可視化 2021年6月17日(木)

今日は、一歩も家から出ずに在宅ワーク。夕方hideがケーキを買ってきて幸せだったfoxryoです♪

大量のデータをとってみたものの、どうやって見せるか・・・
そんな時ありますよね。

今回ご紹介するのは全国コンビニ勢力図。
想定通り地域によってコンビニの特徴があるのが一目瞭然。
こういう才能に惹かれます。

で、愛知はどこが多いのかって?
興味があれば定時に仕事を終えて以下をクリック
    ↓
「全国コンビニ勢力図」を作った猛者の仕事が凄すぎると話題に
 出典:秒刊SUNDAY (yukawanet.com) 2021/06/14
と定時の日の昨日、社内向けメルマガを発信したところ、
丁度、グループ内の勉強会で、「見える化」ができていない! で
ちょっと、この本の書評だけでも、参考になるから熟読しておけ

  正しい「見える化」できてますか?
 組織を変えるために本当にすべきこと

 出典:type

と、タイミングぴったりだなと、コメントさせてもらいました。

とメールが届きました。

読んでみると、ううむ。確かに。

可視化は大事。
でも可視化に甘んじてはいけない。
目的があるハズだから。

アラートがたち、改善に向けた行動ができるように、が大事です。

件のサイトには、

「問題の見える化」を深く理解するためには、さらに対象を細かく分類して、「異常」「ギャップ」「シグナル」「真因」「効果」を目で見えるようにして「気づく」ことの大切さが書かれています。
それを進めるための10箇条がありました。
  1. 現状を整理する
  2. 見せたくないものほど、「見せる化」する
  3. 見せるものを絞り込む
  4. 鮮度・タイミングを重視する
  5. 見える化実現のためのツールを検討する(デジタル/アナログ)
  6. わかりやすくシンプルに
  7. 当事者がアラートに気づける仕組みづくり
  8. 本当の勝負は見えた後、問題解決に動く
  9. 成果・失敗を共有し知恵として活かす
  10. 経営トップがけん引
重要なのは目的なので、それを意識した見える化ができるように努力します。

P.S.
DF-2のクラウドファンディングは残すところ11日。
makuakeのページはここをクリック

このmakuakeも参画したくなる「見える化」が仕組みにできていますよね。
KPIはコア視聴率 2021年6月15日(火)

今日は、お昼はファミマに買い出しに行ったらあまり食べたいものがなくて近くのスーパーにいったら1か月に1回の定休日で、そこに入っているカフェも定休日で、思いがけずたくさん歩くことになったfoxryoです。

ダウンタウンの松本人志が民放で20年ぶりに新作コントを披露した6月12日放送の『キングオブコントの会』(TBS系)の“視聴率”が話題になっている。松本が自身のツイッターで「ネットニュースっていつまで“世帯”視聴率を記事にするんやろう?その指標あんま関係ないねんけど。。。」と言及したからだ。・・・(中略)・・・

同番組の世帯視聴率は6.8%だったという記事も出ており、低いイメージを持たれてしまうことを懸念したのだろう。松本は続けて、「コア視聴率が良かったんです。コア視聴率はスポンサー的にも局的にも世帯視聴率より今や重要な指標なんです。そのコア視聴率が3時間横並びでトップやんたんです。だから。低視聴率みたいなミスリードは番組を観てくれた皆さん。後輩達に申し訳ない気がします。」とツイートした。・・・(後略)・・・
★出典:NEWSポストセブン 2021年6月15日
 松本人志も言及したテレビの新指標「コア視聴率」が浸透しない事情

KPI:Key Performance Indicators,重要成功要因

たとえば、10kg痩せたい人がいる。でも、KPIを設定せずにやみくもにダイエットすると失敗することがある。 それは目的が違うから。outputは10kg痩せる。outcomeは?ということです。

モデルさんだったらショーで1位を獲得する。
ボクサーだったら優勝する。
結婚式でみんなにキレイと言ってほしい。

さて、そうしたら方法は変わってくるし、どこが重要成功要因かが変わってくる。
ボクサーはやみくもにダイエットだけして筋力が落ちたら優勝できません。

上記ニュースサイトによると、TBSは4歳から49歳までの視聴者を“コアターゲット”と定め、その視聴率をとっている。データ上、“コアターゲット”が購買意欲を持っていると出ており、スポンサー獲得のために、その数字をいかに上げるかを考えているという。

はい、そういうことです。
世帯視聴率は意味がない。

いま、スマホやネットで番組を見る人も多い。テレビだって一家に1台の時代ではなく1人に1台の時代。
個人の視聴率のデータ自体は1997年から取っていたけど、やっと昨年春から視聴率の発表を担うビデオリサーチの発表の主体が世帯から個人に切り替わった模様。

広告換算額も数式変わっているのかな? ネットの換算額はどんな数式なんだろう。

とちょっとググってみたら面白い。
Googleやekitenなどのネット広告、郵便局などのリアル広告のPRが出てきた! へぇ。
そしてお目当ての広告換算額は、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットサイトといった媒体ごとに決まっている。まぁ、そうでしょうね。掲載枠、掲載メディアの影響力なども加味されている。ふうぅん。

でも結局本当に見たかどうかわかるわけでもないし・・・。
だったらTBSのように購買意欲まで取れたらいい気がする。

何をKPIに設定すると目指す姿になれるのか。

そこを最初に決めて目標達成にむけて値を測りながら軌道修正をかけていく。
理論はシンプルではあるものの、KPI設定、なかなかに知恵が必要です。
クレドはブランディングとマーケティング 2021年6月13日(日)

今日は、山道を後ろの車に譲らずに爆走してしまい、hideの腰を痛めてしまったfoxryoです。ごめんなさい。

さて、リッツ・カールトンホテルのもと日本支社長 高野さんのご講演を先日少しだけ拝聴しました。その中で特に印象に残ったのがコチラの2点。

  • クレドはブランディングであり、マーケティング手法である。
    ブランディングがないとマーケティング戦略成り立たない
  • トップのコミットメント、覚悟を示すこと
    理念を自分の言葉で語れるか
特に理念を自分の言葉で語れるというところはとても重要だといつも感じています。
自分の言葉で語れるとは?

foxryoなりに考えると・・・。

自分の体験・経験から語れること。
自分のミッションから語れること。
相手のミッションとつなげて理念を語れること。

そして、覚悟を示すとは・・・。

一回言っただけでは伝わらない。何度でも繰り返し伝えること。
行動していなければ伝わらない。いつも自分自身の行動を内省すること。
相手がコミットメントに貢献しているかいつも見ていて、見つけたらその貢献をタイミングよく伝えること。

クレドがあるだけではだめで、こうした行動が組織として一人ひとりが律して体現できていることが大事。
それができていることでブランドが高まり、オススメ(口コミ)となってお客様がマーケティング担当者になる。

そんなプラスのスパイラルが回るように毎日優れた事例を共有する。クレドがブランディングになるにはちゃんと仕組みがあるんですよね。他が真似できないやり方や風土も。
感染拡大に見る企業の情報開示 2021年6月9日(水)

今日は、100年間違っていることに気づかず複数の人から修正依頼が届いたfoxryoです。年号、日にち、野球、将棋ネタの確認は見落とす可能性がほんと高くて反省です。(このブログ内のことではないですよん)

さてさて、企業の情報開示。
たまたま名古屋の高島屋からのメールで、地下2階の売り場を閉鎖していることを知りました。ぼーっとしているので原因を思いつかなかったのですが、そのメールhideに転送したら、「今日は地下1階の売り場で感染者が出たって書いてあるのに、1階は閉鎖しないんだ」というではありませんか。

そうか、それが原因だ。コロナ禍あるあるなんだ!

メール本文には感染について書かれていなかったものの、確かに「詳しくはこちら」でリンクがついていました。クリックしてみると地下2階の売り場で複数の感染が確認されたとのこと。そうだったのか。

ということで、うちの会社ってWEB上でどういう開示をしているのかを改めてチェック。

  • 対応方針の開示
  • 感染者が発生した際には1人でも開示(どこで・何人・いつ判明・最終出社日)
  • ウイルス感染防止に向けた支援活動(ミシンやマスクの寄贈や休校要請期間中のコンテンツ提供、巣ごもりでの過ごし方提案など)の紹介
真摯に開示しているなぁと安心。
そしてトップページに掲載していることもすごくいいと思う。 そして他の会社はどうかといろいろ見てみると・・・。
意外に大企業でも載せていなかったり、わかりにくいところにあったりする。伊那食品工業や六花亭は載せていませんでした。 そうなんだ。

そうそう、調べていたら
「DX調査2021:コロナ対応部門(カスタマーケア部門)に選定」なんてのも出てきました。

そんなのあるんだ。
経産省のサイトを見てみると、なんと今年のDX選定銘柄は一昨日発表されたばかり。
グランプリは日立とSREホールディングス。詳しくはここをクリック(経産省サイト)

そして、今年度新たに新設された「デジタル×コロナ対策企業」には、ヤマト、アスクル、資生堂、コニカミノルタ、サントリーなど11社が選定されています。詳しくはここをクリック(経産省サイト)

これらの選定対象となるにはDX企業認定の申請が必要なので(だいだいそうなんですけどね)、そういう企業と社会から認められたいところが申請していると思うので大企業中心ってことになりますね。

ということで、こういうことも含め、情報開示をどうしていくかはその企業の理念に基づいてなされている。
皆さんの会社は皆さんの納得できるカタチで情報開示をしていますか?
スシローすごい 2021年6月6日(日)

今日は、hide実家でお隣のお庭と屋根に届きそうなトゲトゲの木の枝を高枝ばさみではらって、顔がタコチューになったfoxryoです。がんばりすぎなかったので熱中症にはならずにすみました♪

先週の「カンブリア宮殿」を見ていたら、スシローが登場。行ったことないのですが、スゴイシステムです。
回転ずしのレーンはまるでamazonの物流倉庫のように注文したお客様のもとに最短で流れていくように設計されていたり、入店時は店員さんに声をかけることなくテーブル番号がディスプレイで表示されて自分でそのテーブルにいけばいいし、支払ももちろん非接触で完了。

これはこの新型コロナウイルス感染拡大にあわせて、というのではなく、人手不足に対応するためにかねてから開発を進めていたのが功を奏している。作業の効率化だけでなく、「これは便利!というお客様を増やしている。

そして、テイクアウトも、これまで何度もトライしてきたおうち手巻きずしセットが好調。よくモノづくり企業ではタイミングが早すぎたといってお蔵入りになることも多いのですが、スシローさんは「いまこそ手巻きずしだ」と意思決定できる力がある。

それから定番商品をおろそかにしない。お客様がいつも注文する商品の品質を維持・向上する努力を怠らない。安定供給のためにパートナーとの信頼関係を高め、またお客様にとってお手頃価格にするために、まぐろは1匹まるごと買いし、お店で出すラーメンの出汁や具に使うなど余念がない。廃棄ロスにもつながるから、SDGsの「つくる責任、つかう責任」「海の豊かさを守ろう」にもつながる。

ここ数年、お寿司をお店で食べたことが全くないのでスシローに見学に行きたい!と心から思いました。


ヤマト魂 2021年5月29日(土)

今日は、天気が良かったのにもかかわらず一日中家にいて録りためた番組を見続けていたfoxryoです。

そのひとつにNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」があって、そう、タイトルにした「ヤマト魂」を感じたんです。
クロネコヤマトの発送から相手の手に届くまでを追った映像に特に感動。コロナ禍で会えない遠くに住む家族に送る人が増えているのだそう。そういう人々の思いを大切に考え、「翌朝午前中」として受けたからには必ず届けるというヤマトで働く人達の気持ちの連携。荷主から近隣の配送センター、続いてルート上にある県内のハブ拠点に届けられ、仕分け。そこから長距離トラックで県外のハブ拠点を目指す。そうしてつながれた荷物は受取人の住む地域のセンターに届き、センターで担当地域ごとに振り分けられ、見慣れた小さめのトラックで配送される。ヤマト魂うけつがれています。

こういう人たちに支えられて当たり前のようにいろんなものが届くことに本当に感謝です。
今日は久々に「大地を守る会」の注文をしたのでヤマトの方が届けてくださり、hideが受け取り。
いつも午前中を指定していますが、届いた食材を使うかもしれないからといつも9時台に届けてくださるんですよね。

番組でも、担当地域の住民がいつ在宅しているのかを熟知してその時間帯に届けるようにしたり、雨の日は荷台の扉を開いても荷物に雨がかからないように風に向かってトラックを止めたり、さまざまな工夫と配慮がなされていました。

「君の笑顔が一番大事なんだ」と手を差し伸べてくれる先輩。
心から笑顔でいられることを大切にできるヤマトはステキだなと思う。創業者の小倉昌男さんが百貨店の配送をやめたように、amazonの配送をやめたことは大きな決断だったと思う。
その決断には、働く皆の笑顔を奪うことはできないと思ったからじゃないのかなと。

何が一番大事か。配送を通じて人々の役に立つこと。モノを運ぶんじゃなくてココロを運ぶんだという気持ち。1/100個ではなくて荷主にとっても受取人にとっても1/1個だと思える責任感。

そうしたところにヤマト魂を感じる。

何を大切にするかが揺るがない会社は、変えていいことはどんどん変えていける。
どんどん進化することが出来る。
ルート検索にAIを導入して最短ルートをわりだせるようになってはいるけど、そこに人間の判断を加える。なぜなら街路樹などの障害物や時間帯による交通量などAIにインプットされていない情報があるから。
働く人たちが笑顔で活躍できる場を提供する。そんな会社ってやっぱりいい。


サービスの進化 2021年5月24日(月)

今日は、なんだかんだでまだまだ「聴く人にとって、こういう伝え方がいいよね」という正論を受けて立って仕事が進んでいないfoxryoです。顔晴るぞぉ♪

さてさて、サービスの進化。
10年ひと昔と言いますけど、それだけじゃなくてコロナ禍のなか、サービスはどんどん進化してきています。
たとえば1on1。さっき見つけたツールは事前に部下側が1on1で話したいトピックと上司に求める対応が選べる。アドバイスが欲しいとか、自分の意見を聴いてほしいとか。スケジューラも自動登録される。部下の自発的な行動で1on1が始まる。上司は上司でそれが事前に通知されるから、何についてどう対応すればいいか準備できちゃう。さらにメモ機能や自動録音機能もあるのであとから何話したかも振り返りができる。1on1のあとは部下が「スッキリ!」とかボタンを押せる。その評価は上司側の行動改善にもつながる。

「1on1やりなさい」とただ言われたけどどうしたらいいかわからないという上司がいたらこれはやりやすそう。でも、ツールがあれども信頼がないとうまくはいかないかもですね。小さな鬼に大きな金棒をもたせても・・・。短い対話を繰り返しながら本音で話せるようになればいいですよね。

非接触のサービスもどんどん進化。サイゼリアはアナログだけど進化しています。注文票をお客様側が記入して渡すし、小銭のやり取りを減らすために消費税込みの値段を1円玉単位が出ないように変えています。
技術としてパネルやディスプレイを触らなくても光をコントロールして映像を空間に映し出してタッチパネルのように使えるものもある。回転ずしの注文はオンラインで出来ちゃうみたいだし。スーパーや小売店でもセルフレジが増えてきています。スキミング防止のために自分でカードを入れるようになっているし。

オンライン決済もpaypayなどデジタルになっているし、ネット通販の画面も使うことができる。
amazonなどのオンライン通販は、本屋やコンビニなどに宅配ボックスを置いて受け取れる。

などなど数え上げればきりがない。

じゃ、アナログなサービスはどんどん消え去っていくのか。
新型コロナウイルス感染の拡大のようなパンデミックが起きればさらにデジタル化や非接触が当たり前になる。とはいえアナログなサービスは人と人との間で逆に大切にされるのではと思う。
これからは、一人ひとりがクローズアップされる時代。youtubeだって、自分の好きなもの、自分の好きな人がいればいい。一般化されずコアなつながりが深まっていくんじゃないでしょうか。
皆さんはサービスといったらどんなことが進化したら便利とか世の中の役に立つって思いますか?


デジタルによる進化 2021年5月19日(水)

今日は、天気予報通り15時過ぎから雨があがり、靄はかかっていたものの夜散歩ができて気分がよかったfoxryoです。

「企業の目的は顧客の創造」by ドラッカー

デジタルな世界になってお客様の立場で変わったこととは?
アナログの世界のものにデジタルでプラスされたことはたくさんあるし、ニューノーマルな世界に向けて準備が出来ていたようにも思う。デジタルで顧客の創造はまだまだ広がりそうですね。

区分 アナログ デジタル
選択 新聞・雑誌・ラジオ・テレビの広告+識者・知人の紹介 PC・タブレット・ケータイ・スマホのyoutubeなどの広告+SNSの口コミ
購入 店舗・通信販売 ECサイト
決済 現金・カード 電子決済
受取 店舗・自宅 コンビニ・ロッカー
使用・消耗品 店舗で購入、使い切り 使用履歴データに基づく自動発注、サブスクリプション(一定期間の利用権利を定期的に支払う)
廃棄・リサイクル リサイクルショップ メルカリなどで販売

MECEで抜け漏れなくダブりなくになっていないのでまだまだ考えてみるのは楽しいかも。
皆さんならどんな分類にしますか???


ストーリーって大事 2021年5月16日(日)

今日は、愛知県も梅雨入り宣言されて雨が降ったりやんだりとても不安定なお天気で、ちょうどhide実家では雨が降り始めて庭仕事がはかどらなかったfoxryoです。

さてさて、昨日は久しぶりに遠出をしましたが、海外にいけるのは新型コロナウイルスに人間が対抗できるまでお預けなんでしょうね。台湾に住む友だちからも「いったいいつ会えるんだろうね、わたしたち・・・」というやりとりをしていました。

そんななか、JALのこんな記事が目にとまりました。

飛行機の左ドアから乗降する理由、ご存じですか?
 フライトがより楽しくなる7つの飛行機雑学

 出典:JALが提案する観光ガイド 2020.09.29

友だちとのやりとりがあったからカラーバス効果でついつい見ちゃったんでしょうね。
その中には機内の換気についての内容が載っていて、「機内の空気は2〜3分程度で新鮮なものに入れ替わる」 と書かれています。

心配していた映画館も専門家による実験で換気が20分で入れ替わることを実証しています。
カラオケボックスも同様に1部屋6分程度で換気されることが実証されています。

建物はそもそも建築基準法で換気が規制されているから商業施設はどれも換気には問題がないのではないのだろうかと思ったりする。

じゃ、乗り物系は?

あのクルーズ船では、客室は1時間に8回、公室が1時間に10回〜15回行われており、病院の一般病室の基準が1時間に6回以上。
新幹線は飛行機と同じように常時換気されていて、JR東日本の実証実験によると6分30秒だったそう。

さまざまなところで換気については問題ないのだとしたら、感染はどこでどう広がっているのかだんだん不思議に思えてきます。

でもそこはおいといて、JALの記事に好感を持てたのは飛行機ってこういう考えで設計されているというストーリーの中で換気も語られていたこと。

バルミューダなどもそうですが、お客様がその会社のもつストーリーに共感することで接点を持ち続けられる。感動はロイヤルカスタマーを生み出す。生涯顧客となっていただけたらこうしたパンデミックの時であってもその企業を何らかの形で応援していただける。そういう関係性をもてる企業は数少ないのかもしれませんが、企業で働く人には家族もいて、取引先などのパートナーがいてその取引先などで働く人にも家族がいて、いろんな人が支えているものだから自分たちのストーリーをいまこそ伝えていくことが大切なんじゃないかな。


改善の意識を広げる 2021年5月11日(火)

今日は、マンションの裏口のドアに袖をひっかけてしまって強打。夜お風呂に入って右手の甲にあざが出来ているのを発見したうっかりなfoxryoです。

そんな今日のチーム会で、「改善の意識を広めていくには」というお題が出ました。
改善するって一見簡単そうですけど、そうでもない。目の前のことに忙殺されていると刃を研ぐ時間さえ持つことを忘れてしまう。欠けてボロボロになった刃がついた斧では木を切るには余分な力と時間がかかる。たとえば、ピカピカの刃を手入れして毎日保っていれば1日に100本、1か月を30日とすると300本切れる。ところが、ボロボロの刃では1日に70本、1か月に210本。90本も減ってしまう。刃がどんどんボロボロになってどんどん切りにくくなることをさらに考慮すれば、もっと減ることになる。

そう、改善の意識を広げるには、何故それが必要なのか、目的は何か、だけでなく、具体的な数値やエビデンスという客観性をもって相手が納得できるように伝えること。それが重要。

それからちょっとしたことでも「できた!」「改善して良かった!」という成功体験をもてること。

成功体験には、スピードアップとかコストダウンとかクオリティや顧客価値の向上とか、周りから評価を得られることなど、さまざまな成果を実感できることに加え、そうした成果をうみだすまでの人との連携だったり、知識やノウハウ、スキルの習得がある。

成功体験は自信になり、次の改善へのワクワク感をあげていく。
そのワクワク感は周りに伝わる。
ワクワクしている人を見ると、人ってどんな改善をしたのか聴いてみたくなる。
その内容が組織内外に「すごいことやっているやつがいるぞ」とどんどん広がっていく。
水平展開できるものはさらに広がっていくし、改善意識も広まっていく。
実際、foxryoも後輩が改善を進めている姿を頼もしく思うし、自分もやってみようってエクセルのマクロも「マクロの記録」で使い始めました。「できる!」が増えていくと楽しいものです。
「こんなこともできるんだよ!」というのもはじめの一歩。
そして、自分と同じように、「これ面倒なんだよね」と思っている人の役に立つかもしれない。
うん、改善、うちのチームでは広がっているぞ♪


やりたいことができる組織 2021年5月7日(金)

今日は、朝からどんよりした雲のなか、雨の降っている時間に出くわさず、傘をささずに帰ってこられたfoxryoです。

さてさて、「やりたいことが出来る組織」ってどんな組織なんだろうと考えてみた。
だって、そんな組織があったら、きっと誰だって働きたい。

まず、一番大切なのは「やりたいことがあるか」ってところ。
意外に「やりたいことができない!」って思っていても、その問いを振られて「あれ?なんだっけ?」と漠然としている場合もあったりするから。

自分はこれを絶対やらなければならない

そういう信念を強く持っていれば、どんな失敗も壁も苦難も乗り越えて成功するまでやり続けることができる。
そこには支える誰かや仲間がいたらきっといい。

ここから「環境」という面がでてくる。
ヒト、モノ、カネ、情報といったリソース。

それらがないと愚痴を言ったりするかもしれないけど、全部なくてもそれを楽しめるくらいの信念の強さがあればいい。
あ、戻っちゃった。

環境でしたね。

周りの人たちの支援に加え、「やってみなはれ」と言い、その失敗を許容でき、サポートもして、成功するまで待つことのできるリーダーがいる。
やりたいことが言える環境とやりたいことを始める機会がなければ何も始まらない。
「できっこない」「やっても無駄」、そんな言葉でフタをしない。

それは心理的安全性という言葉で表されるかも。

そして、「やりたいこと」に大切なのは、合目的であるかどうか。
組織の中にいるのであれば、ビジョンやミッションがある。
そこに対して貢献できる「やりたいこと」であれば、周りの人たちの協力は得やすい。
そう、「自分がやりたいだけ」というのはNG。

誰もが「それって、私たちがやるべきことだよね。」とか「私たちのビジョン実現に近づくよね」と思えることに結びついていることが大切。
そして、そのやりたいことを言い続ける。
時間軸で考えた時、最初は反発されたり理解を得られなかったりすることがある。
それでも折に触れ、言う。伝わらなければ言い方を変える。
相手にとってのHappyにもつながること、組織にとってのhappyにつながること。
一番重要なのは、最終的にお客様や社会のHappyにつながること。
そこにつなげて語ることで、それは自分のブレない意思を伝える機会になる。

きっとそんなことをした人がいるのだろう。
社会からの要請の強さを感じたからなのかもしれない。
動かないと思われる岩も動くことがある。

言うべきことは言う。
そしてやりたいことに向けて半歩でも歩み続ける。

あなたは、自分のやりたいこと、できていますか?
仲間のやりたいと思っていることをサポートできていますか?

そんな組織がきっと強くてお互いを成長させる。
そうした風土を次につないでいけるように顔晴らないと、自分♪


Amazonのヘアサロン 2021年4月23日(金)

今日は、家に帰って夕飯を食べてからお腹がいっぱいになり寝落ちしてしまい、髪の毛ぼさぼさだったfoxryoです。

さてさて、Amazonがまた新たなサービスを開発。従業員向けとして始めたのですが、なんとヘアサロン。
4月20日、ロンドンで!

AR(拡張現実)を使って鏡に自分がトライしてみたいヘアスタイルやヘアカラーが次々と映る。

「鏡よ、鏡! 世界で一番美しいのは誰?」
と問いかける白雪姫に出てくる王妃様のよう。

人間が空想したことはいずれ科学技術によって実現する。
火星に行って、そこで空気も作っちゃったくらいです。あと10年もしたら火星で暮らす人たちもいるのかもしれません。

さて、Amazonのヘアサロン。
ここの目的は、新しい商品や技術を紹介する場なんだそう。
ヘアスタイルだけではなく、店内にはamazonで販売されているヘアケア商品が置いてあり、指をさすとその商品の紹介が表示されたり注文だってでき、後日自宅に届く。

なんて便利なんでしょう。ヘアスタイルの失敗はないだろうし(あ、美容師さんの腕による?)。
数週間後には一般客にも開放されるというこの店舗、今のところ他の地域での展開はないそうです。

企業の目的は顧客の創造。
こうした先進的な挑戦はアーリーアダプターをひきつけ、受け入れられればフォロワーが生まれ一般化していくのでしょう。

先進的といえば、Amazonは3月にAmazonフレッシュの米国外初の実店舗をロンドン郊外にオープン。
こちらはamazonフレッシュのアプリをダウンロードすると入店でき、レジレスで後から請求が届く。数百ものカメラの監視と棚の重量センサーで商品を管理しています。店内の商品は3分の1ほどがAmazonのPB商品、加えてAmazon HUBもありオンラインショッピングの受け取りや返品も可能。

ヘアサロンもスーパーも店舗内にいる時間が短くなればウイルス感染防止にも役立つでしょうね。

Amazonがeコマースから実店舗への挑戦をするのは何故なのかなとちょっと思う。
「その場で買いたい」というのはAmazonの得意とするところじゃないし。
Amazonの弱点はデリバリー。米国ではホールフーズを買収して活用しているから米国ではOK。
だとすると、実店舗の機能はいずれは自宅にやってくる?!

★出典:アマゾン、初のヘアサロンをロンドンに開店…新製品や最新技術を体験できる場に
 TECH INSIDER 2021年4月21日
話し合いの質を高める 2021年4月9日(金)

今日は、中部経営塾の10周年という節目の鬼澤さん講義に真人間の気持ちを思い出したfoxryoです。

 「話し合いの場は4象限に分けられます。」
と言われて、foxryoは答え探しを始めた。
議論と情報共有と・・・それからなにがあるっけ?

対話 | 議論
ーーーー ーーーー
会話 | 討論


右半分の象限にある「議論」と「討論」の先には何が生まれるか。

意思決定。

では、上半分の「対話」と「議論」の先には?

相互協力。

続いて、下半分の「会話」と「討論」の先には?

自己主張。

最後に、左半分の「対話」と「会話」の先には?

関係構築。

「アイデアを出せ」と議論の場を設けてもアイデアは浮かばない。 この中で新たな知恵やアイデアが生まれる場はどれかというと「対話」の場。 ただ、気楽な場がベースにないと対話にならない。だから雑談ができる会話の場があることが重要。
あなたの会社には、たまり場のようなところはありますか?
意図して作っていますか?

そして、対話の質を上げることも重要です。
対話の基本とは?
○○ × □□
〇〇と□□には何が入るか。
聴く × 話す
はい、予想通りという方も多いと思います。
では、なぜ「+」ではなく「×」なのか。
「聞く」ではなく「聴く」なのか。
なぜ「聴く」が「話す」より先にあるのか。

はい、考えてみましたか?
私は答えがあると安心するし、答えを教えて欲しいと思いがちです。
大切なのは正解のないなかで自分で考えて仮説を持つことです。
  • 「聴く」が10で「話す」がゼロだと対話になりません。
  • 「聞く」は「hear」聞こえてくる、「聴く」は「active learning」、つまり積極的、意図的に意識して聴く。
  • 「聴す」。
    さて、何と読むでしょう。foxryoは全く分かりませんでした。

    答えは「ゆるす」

    では、何を「ゆるす」のか。
    「違い」をゆるすのです。
【聴す】不都合なことがないとして、そうすることを認める。希望や要求などを聞き入れる  by weblio辞書

ディズニーでは、マネージャーになる前にこれまで経験したことがない部門に異動し、2週間過ごすという仕組みがあります。 それは新たな場で不安や期待がいりまじる気持ちを思い出し、自分がマネージャーになった時に新人さんにどう接するとよいかを学ぶためなのだそう。

私たちが話す意味とは。

私たちは、相手の立場に立つことはできないし、相手が感じていることもわからないし、相手が見ている景色もっわかならいし、相手の経験も知らないし、相手の捉え方も知らないから、相手が物事に対してどのような意味づけをするかわからない。

それらを知るために話す。
感謝を持って聴く。
そして目的に合ったよりよい話し合いの場を作っていく。
それが想像力を高め、新たなモノ・コトを創造する力を高めていく。
「この会社なら」、「この会社しか」できないものを生み出し、社会に価値を届けていくことが出来る。 それは自分を成長させ、自分たちの組織を成長させていく。

よりよい話し合いの場をつくり、変化を起こしてものごとを動かしていく。
そうしたリーダーシップがいまこの刻々と変化する世界にとって必要なのでしょう。

今日の中部経営塾の場をつくってくださった櫻山さんと事務局の皆さん、そして講義をしてくださった鬼澤さんに感謝です。
アラブGCCのサーキュラエコノミー 2021年3月29日(月)

今日は、お昼にほぼ満開の桜並木を歩いていたらツバメたちが早くもやってきているのを発見。きっとこの秋の実りも豊かだろうなと予祝の気分を味わったfoxryoです。

さてさて、ここのところビジネスワードで頻出する「サーキュラエコノミー」。
端的には、「資源の採取→作る→使う→廃棄する」から「採取→作る→使う→リサイクルする」というモデルに置き換え、現在の消費パターンを持続可能な循環型エコシステムに変えていくということです。

Forbesの記事でアラブ諸国の取り組みが載っていて世界はそこに持続可能な社会と地球、そして新たなビジネスの芽を見出してすでに動いているのだと感じます。

その記事には「GCC」って出てくるんですけど、なんだろうとググってみると、

1981年に、防衛・経済をはじめとするあらゆる分野における参加国間での調整,統合,連携を目的としてサウジアラビア,アラブ首長国連邦(UAE),バーレーン,オマーン,カタール,クウェートによって設立された国家間の連携体制です。
というのが出てきました。

GCCではサーキュラエコノミーやそれを実現可能とする自己改革の継続を戦略計画の中心に据え、特に廃棄物に関する取り組みを自国だけでなく互いに連携しあって展開している。
世界政府サミットのレポートではサーキュラエコノミーの導入によって廃棄物の4つのカテゴリー(廃棄された生産力・ライフサイクル・廃棄された内在的価値・資源)に有力することで生まれるビジネスチャンスは4兆5000億ドルと見積られています。
そこでGCCでは廃棄物発電プロジェクトで有害廃棄物の再資源化、廃棄物を発電に変換するエネルギープラントの入札などに取り組んでいます。

こうした取り組みを加速させていくためには新たなバリューチェーンの構築、ビジネスを創出する循環志向の起業家の支援が重要です。

サーキュラエコノミーで難しいと言われるのは、そもそものモノづくりの段階で資源循環を意識した商品やサービスの開発。リサイクルできるという観点だけでなく、より少ない資源の採取、作られた商品・サービスの長寿命化など、その商品のライフサイクルにおいて地球にも人にも優しく持続的に使っていくための仕掛けづくりが求められていることです。

だったら何にも作らなければいい?
というわけにはいかない人間社会。何億年とこれからも地球と地球上の生物と共存していくためにいま何が大切なのか、立ち止まって考える時代なのかもしれません。

★参考)Forbes記事URL:「ごみ」を資産に変える? サーキュラー・エコノミー世界の動向
 2021年3月29日
自己と他者の最善を考え続ける経営 2021年3月13日(土)

今日は、食べては録画した番組見て食べては録画した番組見て、食べてはテレビ見て・・・の一日だったfoxryoです。

「人間は考える葦である」by パスカル
パスカルって誰さ、といまさらながらに思う。どこの国のヒトだっけ。意味って何だっけ。

NHKのドラマ「ここは今から倫理です。」の最終回はこの言葉が引用されていました。
自己の最善と他者の最善は両立するのか。他者のために自己を犠牲にするのか。全体主義でいいのか。利己的に動いて他者はどうでもいいのか。
それを考えることができるのがヒトである。
原典には、「人間は一本の葦のように弱いけど、自分が死ぬことや宇宙が自分より大きいものであると知っている。ゆえに、人間の尊厳は考えることにある。だから考えよう。」ということが書いてあるらしい。

foxryo的新解釈として、葦ってパピルス。記録を残して次につないでいけるのはヒトだけ。
今日見ていた解剖学者の養老先生と猫のまるの番組内で養老先生が「これを引き継いでくれる人がいるかもしれない」とおっしゃっていた。
それから東大寺二月堂で毎年おこなわれる修二会(しゅにえ:お水取り)が初めてテレビで映像となって映されていたけど、これは1200年以上続く祈りの儀式。火で悪しきものを祓清め、人の健康と安全と社会の安寧を祈る儀式として大切に受け継がれている。
どんな厄災があっても毎年このときだけは他者のために祈りをささげる。

食材ネット通販のOisixの初代野菜バイヤーだった小堀夏佳(こぼりなつか)さん。
彼女は畑で規格外だからと捨てられている野菜をビジネスの場に持ち込んだ。
農家の皆さんが昨日まで一生懸命育てていた野菜なのに・・・。
不揃い上等!美味しさにおいて何も変わらない。
それらが売れたら農家にとっても廃棄しなくてもよくて笑顔になれる。

彼女にとっての自己の最善は他者にとっての最善でもある。

ミライのビジネスは、それが実現されているものだけが残っていくといい。
後を継ぐ人がちゃんと居て、文化として成り立っていること。
そういうのがいいな!

★小堀さんのサイトURL:https://www.natsukakobori.com/
 お野菜はこのサイト内で紹介されている「バルーン」という通販サイトで購入可能です。


グローバルで目指すには 2021年3月7日(日)

今日は、サツマイモと梅干しの炊き込みご飯を作ったものの、ちょっと色味がいまひとつになったfoxryoです。

「それまでのCSRの取り組みとSDGsの位置づけをどうするか。
 これを足掛け2、3年議論した。
 何故かというとグローバルのメンバーとディスカッションの中でSDGsの捉え方が多様だったから。
 欧州では「欧州でSDGsは当たり前。企業戦略としてCSVを考えるのが普通。サスティナビリティという言葉がいまさらでてくること自体おかしい」。
 日本ではコンプライアンス?
 米国では人権や環境・社会貢献
 亜州では、安全やコンプライアンス、ファンダメンタルが重要。

 そこで、CSRはCSRでSDGsやサスティナビリティは別に考えるのではなく、進化させる。  CSRもサスティナビリティも目指すのは持続可能な社会。
 日本はコーポレートな視点。顕在化するリスクや問題はそれでいいが、機会側はプロアクティブに動きにくい。  人事や法務ではなくCSR部門が取り組まなくてはならない場面がある。
 サスティナビリティはビジネスになりにくいではなく、ビジネスへトランスフォームしていく必要がある。」
これはとあるグローバル企業での議論。
状況はうちの会社とあまり変わらない。
ただ、この会社では議論を重ね、グローバルに納得感をもてる姿を描いているというところがスゴイ。
議論に参画したという事実は共通認識となり、「日本の本社から降りてきたもの」ではなくなるからだ。

相手によって伝え方や議論の仕方を変える。
いまあらゆるビジネスにおいてサスティナビリティで進めていなければ取引もされない状況になってきている。amazonやWal-Martなどから膨大なチェックリストが届き、それができていなければ取引から外される。
それは、消費者がこれはサスティナブルなもの、エシカルなものかで判断するようになってきたから。人にやさしいのか、フェアな取引なのか、地球環境にやさしいのかなどなど経営指標に載らないものが重視される。

サスティナブルなビジネスを戦略に落とし込むにはどうしたらよいのか。

・経営トップ自身が腹落ちして従業員に話しているか。
・日々のオペレーションに落とし込まれているか
・企業文化にインテグレートされているか。

この3つが重要と前出のグローバル企業のCSR部長さんは言う。

腹落ちするには、ビジネスとサスティナビリティを結び付けなければならない。
そこで企業文化が重要なファクターとなる。
自分たちが大切にしてきた企業理念や使命といった原点に戻ると、サスティナブルが必要であると説くこと。
そうして自分たちの日々の活動そのものがサスティナブルにつながっていくことを自分たちの会社で働く人達、そしてビジネスパートナーも含めて実践していく。

原点に戻って何が大切か。
それをグローバルに議論すること。
多様な価値観であっても、私たちの会社は何を大切にするのかが明確で腹落ちしていれば自ずと進んでいく。
グローバルでなくとも、社内の横連携をとるためには一貫性がキーポイントになる。

ウォルマートはこのコロナ禍の中で来店できないお客様のためにeコマースへとビジネスの舵をきった。その背景には自分たちの使命に立ち戻ったからと言われている。

 「私たちの使命は、商品をお客様に届けること」

それはウォルマートで働く人たちを一つにする魔法の言葉だったんでしょう。
Workとlifeの境目 2021年3月1日(月)

今日は、3月のおついたち。そしてうちの会社では年度の〆の月の始まり始り。新たな年度の計画も立てなきゃと思うfoxryoです。
そんな今日、「work」と「Life」についてちょっと考える機会がありました。
いつも一郎さんが「この2つを分けるのは違和感ある」というのですが、確かにそうなんですよね。
会社にいる自分も生きている。
プライベートの自分も生きていくために家事をするために働いている。

会社というステージで生きている。つまりそこも「life」。
ふとした瞬間に会社で行き詰っていたことの答えがひらめいたりするし、逆もあり。
結局境目なんてないのだ。
すべてが人生なのだから。

上手くいかないことは人生の中でいろいろある。
経験を積んで自分の得意なところを広げていく。それが独自性につながる。
それは会社の中での経験かもしれないけど「life」にも役に立つ。
算数を勉強したって役に立たないというけど、実はそうでもないのと同じ。
よりよく生きていくためのステージはいろんなところにあって、そこで花開く才能もある。
境目を分けようとするのではなく、「work」と「Life」のシナジーを楽しもう!


ノジマの原点 2021年2月21日(日)

今日は、セーター1枚で散歩に出掛けたら、もうほぼ春爛漫な感じで陽が背中をあっためてくるので、むちゃくちゃ暑かったfoxryoです。

そんな今日、録画してあった先週の「カンブリア宮殿」を見ていて、大塚家具を思い出しました。 それはこんなエピソード。

「張りきって売らせていただきます!」
売り場を訪れた憧れのオーディオメーカーの社長さんに言った野島さん。

すると思いがけない言葉が返ってきた。

「そんなことはいい、3ヶ月に1台でもいい、本当のファンになってくれる客を増やしてほしい」
「量を追いかけない」という考え方があるんだと衝撃が走った。
お客様がその商品を使って何をしたいのかまで考え、納得して買ってくださる売り方をしよう。
それが家電量販店ノジマの原点になった。

オーディオだけでなく、全ての家電においてその原点を貫く。
エースコンシェルジェを育て、お客様はその接客と納得して買った商品のファンになる。
ノジマが出店すると5か月ほどは赤字が続くけれども、それ以降は売り上げが上がっていく。この事実はリピーターが確実に増えていることを示している。

昔は大塚家具もそうだったのにと思う。
商品を熟知していて、自分たちがイイと思うものを取り揃え、お客様のかなえたい状態を聞き出して提案をする。

おそらくノジマでは、お客様が来店する前に自分で調べなくてもいい。「こういうのが欲しいんだけど」というだけでお客様にあった最適な提案をしてもらえる。それがいまの御用達の売り方なんでしょう。

量を追いかけると価格競争に陥るしかない。そういう売り方はたぶんスタッフも疲弊していく。自分たちは何を提供しているのか、そこに価値を置くことで売り方は変わっていく。
店舗では店長さんに品揃えや売り場のレイアウトなどすべて権限移譲されている。その地域のお客様にあった商品と売り方で業績を伸ばしている。新しい生活様式の中で人々はモノを買うときに何を大切にするのか。
amazonだと信頼できるレビュアーがわかるようになっているとはいえ、そういうレビュアーの投稿がなかったりすることだってあるし。amazonディスカバーっていうアプリで自分の好みの商品が選択されるというのもあるようですけど、それは見た目であって性能ではないかもしれないし。探す楽しみを持っている人ならそれがあうとは思うけど、ピンポイントで「こういうのが欲しい!」という人にとってはノジマのコンシェルジェのような人がいる方がきっと安心。
こうした売り方がまた大切になってきたような気がします。

★出典:2021年2月18日 テレビ東京「カンブリア宮殿」
チョコから見るSDGs 2021年2月16日(火)

今日は、ピエールマルコリーニの公式オンラインショッピングサイトで購入したチョコレートがバレンタインデーに届かず炎上したというニュースを読んで、新型コロナウイルスの影響はこんなところにもあるんだと思ったfoxryoです。

さて、そんなバレンタインデーのチョコレート。うちはふくぎやのバームクーヘンマザーハウス+Dari Kコラボのチョコでした。

ふくぎやのバームクーヘンはついつい届いたら即食べてしまったので、実質、マザーハウスのチョコだけです。

マザーハウスも途上国からブランドを創ると取り組んでいるし、Dari Kもインドネシアのカカオ農家と高品質なカカオづくりに取り組んでいるという、どちらも絵で描いたようにSDGsに大貢献している会社です。

フェアトレードという言葉はもう一般的に定着していますが、チョコレートひとつとってもさまざまな貢献の仕方があるんだなと、とあるレポートから改めて感じました。

  1. 適正な価格で仕入れた材料を使うフェアトレード
  2. 廃棄食材を使ったアップサイクルでフードロス削減
  3. 買うだけでカカオ生産国の森林保護、子供の教育支援
  4. 買うだけで難民支援
社会に貢献する方法はたくさんある。
他の商品に置き換えてもきっといろんな方法がある。

そして、2030年の目標SDGsに会社としてだけでなく、個人として貢献できるってわかる。
そんなレポートです。
詳しくはこちら
 ↓
★HUFFPOST: 「人と地球に優しいチョコ探し」に初めて奔走した27年目のバレンタイン、私の記録
  2021年02月11日 Haruka Yoshidaさん
WhyにYouを入れる 2021年2月3日(水)

今日は、朝から夜までとあることにほぼかかりきりだったのと、hideのお昼時間があわず、家から一歩も出なかったfoxryoです。

さて、そんな今日のチーム会。「普段の仕事の中で、どういう姿を目指してどう動いているか」というテーマをみんなで話し合いました。
To beとかビジョンとかあるべき姿とかいろいろあるけど、やっぱり最初にあるのはWhyなんですよね。
そこを間違わなければ、描く姿もそこに到達する道のりもどうとでもなるし、さまざまな環境変化にあっても対応ができる。

Whyは追求すべき価値ともいえる。

そして、WhyにはYouを入れることがMust。
Whyだけでも周りを巻き込むことはできるかもしれないけど、独りよがりや"At my side"なものだとメンバーの意思決定や行動がブレてしまう。

誰にとっての価値を届けるのか。
たとえば、製造・販売・開発といった別機能の組織ではそれぞれ追求している価値が違っている場合がある。品質だったり、安さだったり、技術だったり。それらを最終的に使うのは、商品を使ってくださるお客様。それぞれの機能の部分最適な議論になってしまったときに、「お客様にとってはどうだろう?」という言葉を投げかけたとしたら?

それまで組織の損得で話していた人たちが、お客様のためになることを考え始める。

それが全体最適であり、一貫した価値提供へとつながっていく。

WhyとYou。人と人をつなぐ、大切な視点です。

昨日ちょうどそんな事例がありました。
こちらの「したいこと」。案は2つ。そこに「誰にどういう価値を届けたいからなのか」を後輩がメールで書いたところ、そこを引用して、「そうであれば、案2」にしましょう、と。それはその組織にとっては仕事が増え、面倒なこと。でもWhyがあったからこそ相手にも考えていただけて、最適解をだせました。お互いがそのyouのために貢献できることに向かえる。

改めて、WhyとYou。人と人をつなぐ、大切な視点と感じました。

★サイモン・シネックTED動画: 【TED】優れたリーダーはどうやって行動を促すか/サイモン・シネック (日本語字幕)  YouTube 2016/04/21


商品 2021年1月31日(日)

今日は、そこそこ動いたfoxryoです。

そんなかな、1月の「100分de名著」の録画みてました。これ、オススメです。

第1回 「商品」に振り回される私たち
第2回 なぜ過労死はなくならないのか
第3回 イノベーションが「クソどうでもいい仕事」を産む!?
第4回 〈コモン〉の再生

バルセロナではオーバーツーリズムによる民泊が増え、そのために家賃が上がりすぎて住民が住めなくなってしまった。 これも資本主義により起こる事象。なんでも商品にしてしまうことでコモン(共有財産)がなくなる。
民営化することで利益を追求するようになっていく。 バルセロナでは住民たちが声をあげ、一定数を公営住宅にすることにより、生活の安定化を進めている。

利益を多く得ようとするとコモンがなくなる。たとえば、家畜を育てる方が儲かるとわかった地主が農地を農民からとりあげる。すると、農民はそれまでの経験や知見、能力を発揮する場所をなくしてしまう。農民は自分たちの生活を守るために新たに働く場所を探し、都会へ出ていく。
イノベーションは一見良いことに思える。便利になるし、楽になるはず。人間の工夫や努力が数値化され誰がやっても同じように機械化される。構想と実行で分けられ、構想は資本家が、単純労働は労働者がと分断されてきた。
ここはどうなるかわからないところだけど、単純労働がなくなれば、人は想像力でさらに新しいことを生み出していく必要があるのか???

過去2000年間GDPのグラフを見ると2000年前を0とすると、産業革命で10で2015年は100。どんどん便利になっているのに仕事はなくならないし働く時間も変わらない。

人は何を求めて生きるのか。共通財産も商品にして利益を追い求め続けるのか。 それはコモンを捨ててアメリカのように自国第一主義を各国が加速させていくのか。

経済活動で人を幸せにする方法をいま立ち止まって考えるべき時が来ているのかもしれません。

★100分de名著: 1月の名著:資本論


「また」と「もっと」と自己開示 2021年1月27日(水)

今日は、無事うちのチーム主催のグローバル会議が初Zoomで開催でき、ほっと一息したのもつかの間のfoxryoです。

会社から最寄り駅までの帰り道、会議に出席した役員さんを発見。声をかけて感想を伺うと、ポジティブなアドバイスをいただきました。嬉しい瞬間です。
多かれ少なかれ、人には「この人にはこういう接し方」っていうのが知らぬ間にできあがっているものです。関係性っていうのですが、その関係性において、あの言葉たちは本心からだと捉えられます。

仕事も人生も「関係性」で成り立っている部分が大きい。
たとえば、どんなにいいものを創っていてもそれを伝えられる力が必要だし、どんなに優れた技術を生み出しその技術を応用していてもそれを使いたい人が必要。シーズ発想だけでお客様不在となる場合もある。

なので、人との関係性は重要。

そしてそこにあるのは、

 「また一緒に仕事をしたい」

と言われる能力が必要なのでは。
1回一緒に仕事をしたけど、もう二度と関わりたくない、というのは信頼を失っているということ。
信頼を得られる工夫や努力や成果を出しているか。

そのための姿勢として、

 「もっと良くしたい」

という気持ちを持っているか。完璧と思った瞬間にコンフォートゾーン(安住の地)から出ることはない。多くのプロフェッショナルは「まだある!」と口にする。多くの人はそうした真摯な姿勢に「この人は信頼できる」と思える。

関係性を創り出すものとして、もう一つあるのは自己開示。
何を考えているのかわからない人とは仕事はしにくい。自分の考えを相手を気遣いながらも正直に伝えることができる、自分はこうだと言える。
相手に自分の考え方を理解してもらえるように努力しているか。
自分のまわりの様々な関係者から「また一緒に仕事をしよう!」と厚い信頼をもって言っていただけるようなことができたら社会にも貢献できる資質を備えているということになりそうです。

そのために自分はどんな行動をとるのか。

胸に手をあてて考えてみます。


虫で独自能力を極める 2021年1月23日(土)

今日は、今日とて一歩も家から出ずに、昨日届いたキムチ三昧だったfoxryoです。

さてさて、偶然、あるトラウマから虫が苦手だった人がひょんなことからとある虫の研究をすることになり、以来、「気持ち悪いな」といいながら調べていくと「健気に生きている」と虫に対する見方が変わり、虫への尊敬をもってしまうように。

そんな川野さんは、山口県下関市に2004年「豊田蛍の里ミュージアム」が開館するからと学芸員に採用された。学芸員はたった一人、展示物はほんとに薄い内容。しかも普通博物館って展示物を集めてから作るハズなのに、収蔵庫は空っぽ・・・。

開館当時は、これでは来館してもらえないと、他の博物館から標本などを取り寄せて企画展を開催するようになった。
とはいえ、苦労して作った企画展も標本などを返却しなくてはならず、自分たちのミュージアムに残るものがないことに気づく。

そこで、企画展では地域に生息する身近にいるけど注目されない生き物や自然を紹介することに方針転換。その生態や標本をつくり、仮説を立てて生きものの健気さを展示。企画展のポスターも対象物を決め、自ら撮影することから始まる。それが川野さん自身のコミットになり、2週間で企画展を創り上げるようになった。
企画展のパネルは冊子にして展示できるし、標本などはミュージアムの財産となっていった。しかも刊行物として売ってる。

ムカデの中には後ろ歩きができるものがいたり、意外に清潔で朝起きるとあのたくさんの足を舐めてきれいに整えている・・・。ナメクジは上に登る性質があり、フタにはりついてしまい、見えないので実物展示ができないとなると試行錯誤。入れ物の上部に銅を巻いてみたり、辛子を塗ってみたりと試していく。結局食器用洗剤に反応することがわかり無事実物展示できました。

所さんの「笑ってこらえて」の再放送を偶然見たのですが、川野さんの取り組みは本当に興味深い。

ないものをないと言ってもどうにもならない。身近なものにも目を向けて、仮説を立てて証明していくことで、独自能力が極まっていく。どこにもないミュージアムのできあがり。

日本初のホタル船のアイデアもすごいし、まるで星が瞬くかのように川面を乱舞するホタルがとても美しい。

サイトをみると、先週3つのクラフト教材が手作り&紹介されていました。「自然の声を聴く」(ための増幅器)、「カマキリの偽瞳孔の仕組み」(を理解できるキット)、「ホタルの光り方早見盤」(種類による違いがわかる星座盤みたいなもの)。どうしてこういうアイデアを思いつき続けられるのだろう。

観察力と仮説力を高めるためには対象物に対する興味と好奇心を集中させることがカギかもです。



★豊田蛍の里ミュージアムUTL:http://www.hotaru-museum.jp/index.html


人権 2021年1月18日(月)

今日は、私用外出中、ジョウビタキのオスを発見したfoxryoです。昨日調べたことで、ジョウビタキという名前を知り、さらにオスとメスの区別がついたので、カラーバス効果が発動されました♪

さて、こちらもそんなカラーバス効果発動。
以下の1つ目の差別語だとしてオーストラリアの企業がチーズのブランド名を変更したというニュースを読んで、他にもこういった人権にかかわるニュースはあるのかなとみていくと出るわ出るわ。米国のBlack Lives Matterもまさにその一つ。

前出のチーズのブランド名は創業者の姓にちなんだものでもあるのですが、非白人を意味する差別語のため、今年7月から「チア・チーズ」に変更するということです。こうした世間からの提案は、20年も前からされていたと書かれていました。人権については、SDGsの前のMDGs(ミレニアム開発目標)やグローバルコンパクトが提唱された頃から、いまでは自社だけではなく、部品や原材料の調達先といったサプライチェーンにおいても市場から強く要請されるようになってきています。それが世の中の潮流です。

SDGsでは、「10.人や国の不平等をなくそう」「16.平和と公正をすべての人に」に取り組むことで人権を尊重する社会の実現に貢献につながっていきます。

foxryoができることは、お互い尊重しあうこと、何か問題が起きた時は、人を責めず、プロセスを解決すること。
そして、Iメッセージで良いことも改善すべきことも伝えていく努力をします。今朝のNHK「あさイチ」で、愚痴もIメッセージを使うといいと言ってました。確かに! 
自分がイライラする理由は、自分にある。自分の考えが相手と違うだけ。「自分はこう考えるから、あなたの言っていることはこういう風に聞こえる。あっているかな」といったように確認するとよさそうです。
パラダイムが変わるとき 2021年1月16日(土)

今日は、家から一歩も出ずに録りためた番組三昧だったfoxryoです。

その中にテレビ東京「カンブリア宮殿」でUberEatsが取り上げられていました。
先日、知人宅の家人にUberEatsの配達人が誤って配達物を渡してしまい、Uberに電話してもつながらず、包みからお店はわからなくて連絡がとれずお料理を捨ててしまわなければならなかったことを聞いたばかり。 配達人の事故に関するニュースもよく聞くし、最近は配達人が多くなりすぎてUber地蔵なる配達人同士の仕事の争奪戦もあると聞きました。

なので、どんな内容なのかなと興味を持って見てました。

Uberの配達人は個人事業主。Uberに雇用されているわけではありません。最初はなり手がなかったそうで、モチベーションがあがる料金体系を作りあげていました。何件届けるとボーナスがつく、といったようなもの。
番組内では副業で配達人をしている女性がいたり、UberEatsで配達しながら日本一周に取り組んでいる若者がいたり、誰でも配達人が出来るようにナビがあるので土地勘がなくてもいいし、アプリで自分の空き時間で仕事を受けることができていました。

このパンデミックの間でUberに登録する飲食店は7倍ほどに増加。いまや7万件ほどが登録しているそうです。 高価格帯のレストランもその中にはあり、お客様にとっても並ばなくて自分の好きなお店の料理がいつでも届くわけですから便利なことは間違いありません。

Uberはタクシーだけでなく、飲食店の出前も変えてしまった。働き方も変えてしまった。

このパンデミックで、さらなるパラダイムの転換点にきている。

Uber地蔵はタクシーの乗車予測をアプリに取り入れれば解消していくだろう。 配達人同士のユニオンができるかもしれないけど、それよりAIが使える。そうすれば、もっと配達人たちが住む町の近くでも働くことができ、Uberも地域に広がっていく。パンデミックな中で、UberEatsの仕組みは「ちょっと空いた時間に働きたい」人と地域経済活性化の救世主になる可能性もあるかもしれない。

まさにUberEatsは今度は飲食物以外の物も運ぼうとしている。あのバッグに入るサイズならどんなものだって運べる。宅配の個人事業主化がどんどん進みそうな気がする。
「どんなものも家で受け取りたい」といういまの顧客の要望が続く限り、ますます加速していく。amazonも配達人は欲しいから、UberEatsと提携して小さいものなら運んでもらっちゃったりして・・・。
Appleがスマホをつくり、googleMapが使えるようになって、アプリはどんどん進化。Paypayの用にスマホ支払いだけでなく、デジタル通貨だってこれから主流になっていくかもしれない。世界は広がりを持ち始めたけどまた螺旋階段を上ってすごくドメスティックになっていくかもしれない。科学技術がもっと進んでスタートレックのようにいつでも食べたいと思えば食べ物が合成されて目の前に出現するようになるのも夢じゃないかもしれない。
今、そういう変化の真っただ中にいるんでしょうね。


1.01は加速する? 2020年12月29日(火)

今日は、在宅勤務で仕事納め。チーム会もTeamsで。今年の元旦にはこんなにTeamsを使うと思わなかったfoxryoです。

いまでも時々使い方を失敗しちゃうのですが、みんなもTeamsに慣れて、それなりに有効活用が出来ています。あと、呼び出しにくいなというハードルもだんだん下がり、Outlookの予定みながら連絡取れるようになってきました。

そういう意味で、これも「1.01」でコツコツ努力すれば37倍になるっていう法則が当てはまるかも。

【1.01の法則】
1.01×365日=37.8
0.99×365日=0.03 by 楽天 三木谷さん
あの緊急事態宣言発出から365日経ってないし、努力した結果、37倍になったかというと、どうかなっていうのもある。
今日はチームメンバー一人ひとりが今年の1.01を披露し合いました。

foxryo的には、ちょっとした改善って、というか仕事以外でもそうかもしれないけど、「できる!」と思った瞬間から楽しくなるし、これもできないかなと、いうゾーンに入ってくると加速するのでは?
加えて改善によって空いた時間は他の業務に使うことができる。

1.01のちょっとした努力をし続けることで37倍になるってすごすぎるとして、足し算にすると「368.65」、0.99の結果は「361.35」。そりゃそうですよね、「365×1.01」、「365×0.99」なわけだから。1%は1%。

10年たったら「3686.5」かぁ。10.1倍。うん。なんかいい感じ。
時間軸を長期で見た方が説得力がある感じ。

一人ひとりが努力を積み重ねていくことで、周りにも影響し、仕事自体のやり方も変わる。
そして、仕事自体のやり方を考えるうえで大切なのは、「何のためにやるのか」、つまり目的。
そこに軸足を置いていくことで小さな改善は、変革へとつながっていく。
今日のみんなの話を聴いていてそんな印象を持ちました。

また新たな一年を迎えるにあたり、小さな成長について話し合えるいい機会でした♪
グループでKAITEKIな未来に向かう 2020年12月9日(水)

今日は、今日とていろいろあったけど、ゴールは近い、顔晴ろうと思ったfoxryoです。

きっかけは、グループ会社の再編とM&A。2011年、KAITEKI経営を旗印に、ホールディング+メイン4社のもと、グループ500社7万人と未来に向かう三菱ケミカルホールディングス。

KAITEKI経営とは、「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと」と定義。これを経営ビジョンとして、イノベーションを通じて社会価値と経済価値の両立を実践していく。グローバルな言葉にしたくて「快適」をローマ字で表した。経営の意思を表した言葉。

世の中は刻々と変わりパラダイムシフトも起きる。そのようななかで、企業として存在価値を認められ成長を続けていくためにはどのような会社であるべきか。その道しるべが「KAITEKI」。

実践するための価値基準は3つ sustainability、health、comfort。

この3つは、2006年のプロジェクトから生まれ、KAITEKIへと引き継がれている。

どのようにKAITEKIを実装していくか。 チーフサスティナビリティオフィサー(CSO)をホールディングスとメイン4社に置き、KAITEKI推進会議を毎年2回実施。議長は社長。位置づけとしては役員会と同列。

そこで議論するのは世の中の変化、非財務指標の結果とそれを踏まえた次年度の計画。世の中の変化をインプットしておくことは重要。
また、非財務指標は定量目標を掲げて、社内外に公開。200項目と非常に多く集計をしているのは、グループ7万人が何らかの形で貢献する指標を作ろうとしたため。ただ、対外的にも生データではなく指数として公表しているので、何を意図しているのか、どの活動に結びついているかを説明しないと企業価値につながる対話がグローバルにもしにくいことから、現在非財務指標を再検討中。

人を動かすには理念だけでなく仕組みに落とさなければならない。 2011年から役員級にはサスティナビリティの成績を評価に反映させようと業績評価に反映(財務9割、非財務1割)。これにより経営層の意識改革に一定の成果があった。

KAITEKIの先には、事業ポートフォリオ・トランスフォーメーションがある。 過去10年もそういう思想でやってきたができない理由がいろいろある。今後、外部環境も待ってくれないし今度こそ最後のチャンスという思いがある。基盤としてやり遂げるのはサスティナビリティマネジメントの徹底意識改革と制度改革。30〜40年かけて急速に今までと違った上昇曲線スピード曲線で世の中が変化していく可能性がある。その時点で「やっぱりそうだったよね、いまからやろう」と言っても無理。今から準備をするために「KAITEKI30」を設定した。

自分たちの目指す姿。持続可能な未来に向けて社会課題の解決をグローバルに。
必要なことは何か。
やっぱりビジネスモデル変革。
イノベーションの軸をもって10年の計、時間やお金かけるだけでなく、世の中の技術の進歩が速いのでアライアンスやベンチャー活用を組み合わせる。自分たちの得意技術を磨いていく。研究開発は自分たちの技術にこだわり価値を拡げる。コト化のレベルを上げていく。社会システムが大きく変わっていくようなところに最初から入り、中核の意思決定を自分たちができるようにする、など。

3つの基軸の出発点はサスティナビリティ追求。社会の課題・ニーズ、イノベーションの軸を通じてソリューションを提供する。それらの製品・サービスというコト化が財務的価値に転換され、財務的価値から次の変革への原資が提供でき、最適なトランスフォーメーションが実現していく。財務価値につながるのはブランド価値。それは、従業員が活力高く創造性高く活動することにつながり、かつ、社会からの信頼・認知が進む。するとまた次に活かされる。そうしたスパイラルを回す支援をするのがKAITEKI推進室の役割。

企業は人の集合体。社会も同じ。自分たちだけがよければいいでなく、人の資質も上がり、企業の資質、社会の力にもなる。大きな好循環になる。

 More Creative
 More Innovative
 More Productive

この3つがどんな事業のどんな領域の人であっても大切だと考えている。

経営者による強いリーダーシップはあるものの、講演者の神田さんの変化を捉え、それを自分たちに活かし続けることを仕組み化する強い意思と行動力を感じた。その姿勢は、「まずはやってみる、PCDAを回して変えていく」ということ。7万人の仲間が「これは自分に関係あるんだ」とわかるように非財務指標を決めたというエピソードなど、推進に関する考え方や工夫に共感しました。

☆出典:2020年12月8日 中部経営革新研究部会 第5例会
 三菱ケミカルホールディングス
 経営戦略部門KAITEKI推進室 室長 神田三奈氏 講演
 地球と共存する経営;KAITEKI経営〜思想とPDCA〜
小さな改革で大きな効果を 2020年12月7日(月)

今日は、夜は天丼とネギタップリ納豆汁を作って食べたfoxryoです。

さてさて、「小さな改革で大きな効果を、でお願いしますよ」。

これは、名古屋本社の喫茶店「コメダ」に、7年前就任した現社長がフランチャイズ店のオーナーたちから言われた言葉。
面白かったのは、あるオーナーさんが「本社のパワハラかと思った」的な発言を笑顔でおっしゃっていたこと。
そしてコメダ社長は、コメダの強みをこのオーナーさんたちの一国一城の主(あるじ)的オーナーシップだと言い切っていたこと。
コメダはいろんなフランチャイズ店と比べて本部に収める上納金が少ない(らしい)。
そんなこともあって、基本はあるけど、各店舗が地域のお客さんたちに合った展開を自由にできる。たとえば、週1回駐車場で朝市をやってみたり、店内での物販のポップを自分たちで作ったり。

でも、データを分析すると、お客様は高齢化して減少傾向。何とか手を打ちたいー。

そんなオーナーさんたちを見て、社長さんは、考えた。

 「小さな改革か」

そこで、初めにやってみたのは、カツサンドを作ること。カツカレーがあったから、そのカツだけ使ってパンにはさむ。現在使っている食材や料理を合わせてちょっと新しいものを創り出す。続いてカツサンドにカレーソースかけてみたり。他にはシノノワールのソースを変えたり、抹茶版をつくったり、Godivaとコラボしたり。

そんなちょっとしたメニュー改革をしていったところ、やっと(?)、認められ始めた。

社長さんの現場の声を聴く力と強みを見抜く力があったからできたこと。

そしてもう一つ、コメダの強みがある。
それは「空気(雰囲気)」。

これが他の店との差別化ポイントだという。
フランチャイズのオーナーになるための研修は普通1〜2か月のところ、コメダは3か月。コメダが目指すお店作りができるかを徹底的に学ぶ。お皿を洗うところから、調理、ホール、マネジメントに人財育成。
それをクリアできたらオーナーになれる。現社長も同じプロセス踏んでいるようです。(「おじさん、遅いね〜」と当時の若いトレーナーに言われたとおっしゃっていました)

コメダの居心地の良さはこういうところから作られているんですね。
そして、いまでは客層が広がり、全国47都道府県に店舗展開されるまでになっています。
メニューに飽きがこないようにいろんな工夫を凝らし続けている。
顧客の創造に余念がありません!

☆出典:2020年12月3日 テレビ東京「カンブリア宮殿」


amazonが気候フレンドリー認証 2020年12月4日(金)

今日は、夜散歩に出掛けて、久々にとんこつラーメンを食べたfoxryoです。
さて、昨今名だたるテクノロジー企業が環境配慮への取り組みを強化しています。 たとえば、Appleは事業活動・サプライチェーン、製品ライフサイクルにおいて2030年までにカーボンニュートラルを目指すと発表。現状すでにオフィスや直営店、データセンタは再生エネルギーで稼働していてカーボンニュートラルは達成できている。今後は製品のサプライチェーンでの取り組みが広がっていく。
マイクロソフトやGoogleも同様にカーボンネガティブで100%再生可能エネルギーへの切り替えやサービスを脱炭素エネルギーを利用できるようにすることをめざしている。

そんななか、Amazonは社内からの声を原動力に、自社独自で「クライメイト・プレッジ・フレンドリー(Climate Pledge Friendly)プログラム」を開始。19機関の提示する持続可能認証のなかの1つ以上獲得している商品に「クライメート・プレッジ・フレンドリー」のラベルを表示する。

これにより、amazonのサイトを訪れたお客様が持続可能性に配慮した商品を見つけやすくする。

19の認証のうち、一つはamazonが独自で認証するもの。その名は「コンパクト・バイ・デザイン」。
過剰包装やパッケージの空気量を減らしたり容積を減らしたりといった輸送効率を高める開発を促すもの。

社会のニーズはどんどん変わる。
今を生きる私たちが何を選ぶかで社会が変わる。
持続可能性に配慮することにリーダーシップを発揮する企業がどんどん増えている。 そうしたことに取り組んでいる企業は、従業員そして顧客からの信頼を集め、事業の永続性を高めていくのでしょう。

★出典:HuffPost 2020年12月02日
 環境に配慮したいあなたに。アメリカのAmazon「気候フレンドリー」ラベル表示へ


スケジュールとコミュニケーション 2020年12月1日(火)

今日は、2020年の最後の月の始まり。時間が経つのは早いもの。年初にたてた目標「やったことないことをやる (5件以上)」が達成できるかな?

さてさて、そんな今日、チーム会でスケジュール管理についてみんなにアドバイスを求めました。
皆さんは複数の人がかかわるプロジェクトなどでスケジュール管理ってうまくできますか?

foxryoはいま外部の会社の人たちと仕事を進めています。長期的なスケジュールはある。でも、それが本当にそのように進んでいるかが、知識やノウハウがなく、どこで切り込んでいいかがわからない。
「お互いわかっているし」とか、「連絡ないけどスケジュール通りに進んでいる」とか、希望的観測になっていて、いきおい直近でやらねばならないことをお互いが思い出して、なんとなくギリギリセーフな感じで進んでいる状態。

でも、それだとうまくいかなくなった時に、破綻するのは目に見えている・・・!

「三方よし」で、成果を出したい。
そのためには、自分が理解している範囲で考えていることや期日を示すこと、わかっていないことを明らかにして伝える。そのようにコミュニケーションを変えることで、「管理」をしっかりしていこうと決めました。でも、もっといい方法があるのでは? とみんなに聞いてみたわけです。

Tさん:
ゴールを明確に伝えておくことで手戻りが少なくなる。期日も明確に!
Iさん:
「相手に"As soon as possible"と言ってはダメ。自分の“至急”と先方の“至急”は違うんだぞ」とかつての上司に言われた。
0さん:
「わかってるだろう」でうまくいくことはある。それが常態化しがち。週報や月1回レビューする部方針の計画・実績でで見直すことも次の一手を打つことにつながる。あとは納期感覚を持つこと。自分の仕事が遅れたら、誰かに影響が出る。それを考えて伝えることも一つの方法。
Hさん:
まずは、いつまでにやるのかを決めること。相手の忙しさも想像できるので、自分ができることを準備しておく。役割分担のようなイメージ。相手の準備が整ったら、お互いがすぐ走れるようにしておく。
Aさん:
相手にやってもらいたいこと、いつまでに、を相手がイヤイヤではなく楽しくやれるようにする。そのために良いコミュニケーションをとることが大切。そして、自分が相手から頼まれたら納期以前に提出、期待以上で応える。
Iさん:
なぜなのかを理解してもらってやる。やらなきゃならない理由。こうなるからとか、こんないいことがあるってことを伝える。一体感もつためにも、共通認識を持つことって大事。
みんな、ためになるコメントをありがとうです。
これは、foxryoのチームのバリュー「明るく、楽しく、役に立つ!」で行動できているかをレビューする場。
ほんの10分くらいですけど、みんなのコメントを聞いて、「なるほどですね」と納得。
有言実行できるように、外部の会社とのコラボをあと少し顔晴りまーす♪
サスティナブル 2020年11月27日(金)

今日は、夕方買い出しを兼ねて散歩に出かけ、売り切りのために半額になってしまった、でも買う方としてはお得な かき揚げ、お寿司をGETしたfoxryoです。

そう、これもサスティナブルにつながる行動。
廃棄されたらそれは材料となるものを育てたり作ったりした人、運んだ人、作るために必要な空気や水や土地といった地球にあるもの、お惣菜を作った人、店頭に並べた人などなどいろんな人の努力や資源が無に帰してしまう。
販売機会の損失、ということはあるのかもしれないけど、足りないくらいがちょうどいい。

さて、ブラックフライデーといえば、サンクスギビングデーから始まる一大セール。
さまざまなものが叩き売られる。
そして様々な会社がブラックフライデー用の品をそろえて量販店などに納入する・・・。

そんな光景もそろそろ拒絶する社会の空気が生まれつつあるようです。

ハフポストの記事タイトルに目が留まりました。

 ★ブラックフライデー、やりません。
  IKEAもボイコット。その理由は?

  出典:HuffPost 2020年11月27日

読んでみると、面白い。

  • 商品を1ドル値上げし、値上げ分を寄付に回す企業
  • オンラインストアを閉鎖し、自社の交換サイトにリダイレクトし、使わなくなった商品の交換を促す企業
  • 商品を買い取る「サスティナブルウィーク」という企画を初めて実施する企業
ファッション業界は年間何万トンと服の廃棄をしている。ほとんど廃棄しているといっても過言ではない状況がある。
「わずかな値上げによって、ファッション業界が直面しているより大きな環境問題についての会話が活発になることを願う」という企業の姿勢もいまや好感をもって受け入れられる。

大量消費をあおるのではなく、地球市民として、次の世代によりよい地球を残していくための努力をする。
それこそがサスティナブル。

私達の今が地球を変えているとするなら、個人として企業としてサスティナブル(持続可能)な取り組みを追求していき、そういう社会を作っていこうという姿勢や行動を起こし、世界中に広げていくことが人としての使命なのかもです。
どういう人材がいる組織? 2020年11月12日(木)

今日は、頻繁にTeamsを使ってのミーティングをしていたfoxryoです。だんだん心理的ハードルが下がってきたかも? 

リッツカールトン元日本支社長 高野さんのfacebookに、とあるクイズが載っていました。
そのエッセンスを出典をあきらかにしつつ、社内メルマガ用に編集。好評だったので転載します。

■質問

「スクールバスにゴルフボールをいっぱい詰め込んだとすると、何個入るでしょうか?」

     ↓
     ↓ Thinking time
     ↓

これはgoogle本社の入社試験問題らしいです。
それなら答えは変わりますか?
そして、皆さんなら、どう答えますか?

     ↓
     ↓Thinking time
     ↓

バスの内容積を計算し、ゴルフボールという球体が何個収まるかを計算しましたか?
Googleが採用するのは、こうした情報処理型の思考をする人でしょうか?

やっぱりそうではなかったようです。
情報編集型で想像の羽を広げる人でした。

■答え

スクールバスには子供たちが乗っている。
ゴルフボールを詰めようと思っても、子供たちが面白がって投げ返してしまう。
結果、一個も詰め込めない。

←メルマガ ここまで

高知にあるトヨタの販売店で顧客満足 全国No.1であり続けている「ネッツトヨタ南国」では、面接に長期間かけて、スタッフのみんなも関わりながら、スタッフのみんなが「この人と働きたい!」と思う「この会社で自分の人生をより良きものにしよう」という価値観を持った人を採用しています。
一方、東京にあるダスキン+経営コンサルの会社「武蔵野」では、門戸は広くて、人の本質は同じはずと、モチベーションを目指す方向へもっていくための仕組みとトップの強いリーダーシップが発揮されるので、価値観には重きをおかず、スペックで判断して採用しています。

まさに両極端。とはいえうちの会社を含む多くの会社は「武蔵野」方式。スペック重視。

同じ価値観を持った組織は2:6:2の法則は当てはまらないような気がする。
どんな組織でも当てはまるっていうけど 6:3:1くらいな感じでしょうか。
そういう中にいると、「1」の人って、おそらく、いたたまれなって辞めていくように思うからです。 ハイパフォーマー揃いで成果も高い。
新陳代謝もされやすいのではないでしょうか。

価値観が合わない人たちの集合する組織では、普通の人たちが「6」と一番多くて、最初の「2」の人たちがけん引していくイメージ。
ビジョンや目標を掲げ、ことあるごとに伝える、それにあわせてコミットメントもすることで「6」の人たちは、「自律」というよりは「他律」で動いていく。

大量生産大量消費の世の中であれば、こうした組織がいいかもしれませんが、新たなものを創り出していこうという場面が求められる昨今では、価値観のあった人たちが多い方がスピーディだし、意思決定もしやすく、時代にあっているようです。

皆さんはどんな人たちと、どんな組織で働きたいですか?

歯止め 2020年11月2日(月)

今日は、雨が降り続く静かな一日で、1回だけドアを開け、宅配を受け取るために玄関を数歩出ただけだったfoxryoです。

そんな朝、役員さん二人からメールが届く。イントラネットのポータルサイトの公開日とタイトルが間違っている、という内容。昨晩正しく最新情報が公開されていることを確認したのに、何故???

どうして先祖返りしてしまったのだろう???

とりあえず修正を完了して、役員さん二人にお詫びと報告。
その後、原因をさぐるために9:30から関係者3人で打ち合わせ。
原因は、フローの共有不足。
どんどん自動化されていく公開方法を知らなかった故に起きた出来事。

「そこもだったか〜」という作業漏れ。

で、なぜ起きたかがわかったので、歯止めを依頼。
1つのファイルを更新しているのだから、シンプルにその1つは移動させない方法をとればいいと考えたのですが、それだと 公開前日にしか作業ができず、もっと前の日に準備しておき、担当者が休みやすくするというのができなくなってしまう。

そこで、手作業で更新したファイルを所定のフォルダにコピーするバッチファイルを後輩がつくってくだすったです。
これにより、今後はファイルの内容が先祖返りすることもなく、イントラに古い情報が表示されるということがなくなります。

その場合の更新内容も理解したし、実際にバッチファイルを動かしてみて動作を確認。
手順書への追記もしていただいた。

いつも後輩がいるから修正をしていただけていたんですが、お互いの状況を踏まえて、二度と起きないように歯止めができたのは小さな成果。

実はすでに二度目だったので、三度目はなくなるってことです。
役員さんお二人にもこの歯止めをお知らせしました。

ついつい、あとはやっておいて、とか、とりあえずお詫びしておくとかで再発防止、みたいなことで済ましてしまうこともあったりしますが、しっかり歯止めをすることで業務品質を上げることができる。
一つひとつの品質が高まることで、信頼につなげていくことができますね。


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きつねのお仕事
景気が低迷する中、株価を上げ、最近少〜し有名になってきたメーカーの会社員です。 お客様や市場の変化を素早く察知して、その変化に柔軟に対応することのできる「At Your Side」な企業文化を持つ組織作りを後方支援しています。

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