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Foxryo's Note Pad

foxryoのコミュニケーション道【 たすけて、女王鯖 】 第3回


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+タイトル編:メールが読んでもらえません!
+本文編:見た目:質問がいっぱいきます!
+C.C.編:折角C.C.したのに!
+本文編:お願い文:回答がこないんですぅ!
+本文編:お礼文:ありがたみ、ないんです!
+本文編:返信:なんて書いたらいいかわかんない!
+回答極意編:回答が来ないんです!
+本文編:お詫び怒られちゃったんですぅ!
+本文編:書き出し 本題がみつからないんですぅ!
+受取り編: ちゃんと読んでるのにぃ!
+番外:会議編:結論に辿り着かないんですぅ
+本文編:お願いした数と違うんですぅ。
+本文編:返信、いらないんですぅ。
+本文編:会議設定されちゃったんですぅ。
+宛名編:出だしダメだしされちゃったんですぅ。
+回答編:「長文は読まない」っていわれちゃったんですぅ。

■拝啓、女王鯖。折角C.C.したのに! 2007年11月15日

ぽぴ
 「女王鯖ぁ〜、こないだ、けろ先輩にC.C.(Carbon Copy:カーボンコピー)したのにお願いした仕事してくれないんですよ。助けてくださいよぉ〜」

女王鯖
 「ていうか、なにをしてもらいたくて、けろ君にC.C.したのよ」

ぽぴ 
 「けろ先輩に資料作成のお願いですよ。ほらあのプロジェクトの。
で、課長をTo(宛先)にして、C.C.は、けろ先輩」

女王鯖 
 「あのね・・・、どんだけ上目線なのよ。それにそーいう場合は、けろ君がToで課長はC.C.でしょう。C.C.されたら自分がやるもんだって思わないっしょ」

ぽぴ
 「え、そうなんですか? 
課長が指示してくれるんだから課長にお願いしなきゃ」

女王鯖
 「んだったら、課長だけに出して“けろ先輩にお願いして頂けますでしょうか”っていう文面じゃないの?」

ぽぴ
 「そっか」

女王鯖
 「だいたいC.C.とかB.C.C.(Blind Carbon Copy)ってなんのためにあるかわかってるの?」

ぽぴ
 「B.C.C.って紀元前のことですか?」

女王鯖
 「・・・。あのね、C.C.もB.C.C.も “連携が命”なのよ!」

ぽぴ 
 「? 連携?」

女王鯖 
 「そう、連携。特に連携が必要なければ、c.c.せずに本人にメールするだけでいいでしょ。今回だって、あなたから けろ君だけに出せばいいでしょ? 課長になんで送ったの?」

ぽぴ 
「あ、ほんとだ。課長からけろ先輩にプッシュして欲しいからだ」

女王鯖 
 「やっとわかってきたようね。
 じゃ、女王鯖のこみゅに道、いくわよ?」

まずは、情報共有って切り口から考えてみよっか。
自分の周りに仲間が一人しかいなかったら、口頭でOKだよね。 メンバーが増えていくと、口頭で一人ひとりに伝えるのは時間がかかって大変。
じゃあ、どうするかっていったら、掲示か、回覧か、メールになるよね。 回覧は、うちみたいに10人しかいないとこでも回覧状況をみると、かなり時間がかかりそう。掲示は場所が悪いと見ないよね。イントラネットの掲示板もそこに自主的にアクセスしたり、アクセスしてもらえるように働きかけないと見ないし。

そうなると、たくさんの人と素早く情報を共有できるのはどれかな?
メールだよね。それにうちのグループウエアのメールなら、読んだか読んでないかの確認もできて便利。

今日私が送った情報あるでしょ。あれだってメール1通で全員に伝わるよね。そしてそれをC.C.で受け取った けろ君から追加情報がみんなに送られてきたよね。その情報が仕事に とぉっても役立ったりするよね。たった1通のメールからみんなの行動が起きるんだなぁ。こうやって広がりや連鎖が生まれる。だから「連携が命」なのよ。

ぽぴ 
「なるほどぉ。連携の大切さはわかりましたけど、実際C.C.とかB.C.C.ってどう使ったらいいんですか?」

女王鯖 
 「そうね、基本は連携を良くするために「役割を明確にすること」よ。
 宛先(To)は、大人数にしないこと。1人もしくは2、3人までね。
 そうしないと“私がやらなくても、他の人がやるからいいか”ってなっちゃうのよ。
 てことで、

  • C.C.は、宛先(To)の他に巻き込みたいメンバーがいる時
    From:  ぽぴ
    To:    けろ先輩
    C.C.:  課長 女王鯖  
    C.C.された人は自分はメインじゃないのを認識した上で、必要に応じて情報提供やアドバイスや行動をすればいいな、って思ってくれるよね。ただ、「情報共有だ」っていってやたらとC.C.されても、毎日何10通とメールが来る人にとっては迷惑なだけで読み飛ばされたら逆効果になっちゃうから気をつけなきゃね。

  • B.C.C.は、宛先(To)の人にわからないように情報を共有したい時
    From:  ぽぴ
    To:    けろ先輩
    C.C.:  課長 女王鯖  
    B.C.C.: 社長    
    社長にもプロジェクト進捗を共有しておきたいけど、けろ君にはプレッシャーかけたくない時って感じかな。

    そういう使い方のほかには、大勢の人とメールを共有する時。

    From:  ぽぴ
    To:    (設定しない)
    B.C.C.社長;課長; 女王鯖; プロジェクトメンバー
    このメールをB.C.C.で受け取った人からみたときのメリットっていうと、送信者である ぽぴのアドレスしか表示されてないので、B.C.C.先の人たちが知り合いじゃないとき、個人情報保護にも役立つよね。それから、もし誤ってその人が「全員に返信」で返事を出してしまっても宛先は ぽぴだけだから他の人に迷惑かからないよね。
    デメリットは、その情報を共有した全員に対してメールを返信したくてもできないのよね。まぁ、そういう時はメーリングリストのアドレスを使うって手もあるし。といってもメーリングリストだと誰に宛てた内容かが曖昧になって責任不在になるときあるけどねー」


ぽぴ 
 「じゃぁ、結局、どーすればいいんですかー」

女王鯖 
 「今回の答えは、「To:けろ君、C.C.課長」だったってことよ。
そして、要はそのメールを出す目的をよーく考えること。「連携が命」ってとこで話したように、メールは連携に役立つツールなんだから、どう周りを巻き込みたいかって考えてみることが大事ね。」

ぽぴ 
 「そっかぁ。でも、なんかいろいろ考えるの面倒だからみんなにC.C.しちゃおっかなー」

女王鯖 
 「・・・。今回のは、ぽぴには役に立たなかったみたいね(泣)」

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