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Foxryo's Note Pad
お仕事きつね 【 きつねのメモ帳 】
ちょっとカフェタイム
〜foxryoが感動したことや、ふと考えたこと、セミナー・講演などからの気づきメモです。〜
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ちょっとCafe time

>> 51-100
+DO IT!が広げるネットワーク
+小さなピンバッジ博士
+ここまで描く?
+愛地球博・赤十字館
+バイス(万力)の思い出
+バラさんは遠い
+原点を見つめる
+光り輝く日本の伝統技術
+全席優先席
+人の可能性は無限大
+自分のやり方で誰かの力になる
+イキル チカラ
+コミュニティの進化を学ぶ
+フランスの美を守る
+I'm OK! You are OK! We are OK!
+Will
+いいんだよ
+どんなものにも役割がある
+できちゃった!
+明るい笑顔も商品
+マイワシがサメに勝つ
+125歳まで生きる!
+今を楽しむ
+魚をもらうか、釣るか
+真っ白な吸収紙のように
+大切なものから先に入れる
+2人の勇気ある日本人
+笑顔で勝つ
+Let's try it!
+レクサスの成功に学ぶ
+3つのV
+幸せは自分の中に
+havingとbeing
+顧客視点でプロセスを考えてみようっつ
+一番良い仕事って?
+ヤマト運輸 対応いろいろ
+使命を持つ強さ
+無名的英雄
+OK牧場
+台風娘のセーラさん語録
+なぜスピードが求められるのか
+静電気がたまる女?
+そのとき どう動く
+自己実現を追求できる組織へ
+自らを知り、人を知る
+目標は2段で構える
+まず自分が変わる
+感動のメカニズム
+親切な駅長さん


きつねのお仕事

DO IT!が広げるネットワーク 2005年10月5日(水) 

「日本を元気にするビデオを作る!」のコラムで紹介させて頂いたブロックスさん主催の「日本を元気にするセミナー」に参加しました。会場には350人、立ち見にはならなかったものの満員御礼! 
今日のテーマは「人を輝かせる人間性尊重の経営」。人と経営研究所の大久保さん、沖縄教育出版の川畑社長、ネッツトヨタ南国の横田社長のご講演。
そしてそれを聴きに集まったのは、バグジーの久保社長パナホームの山田部長香取感動マネジメントの香取さんなど、今日本を元気にしようと取り組まれている人たちばかり。もちろんその中心にいるブロックスの西川社長! 懇親会ではそんなみなさんと直接お話させていただき、さらに元気を頂くことができました。
また、熱い志を持った「てっぺん」の大嶋社長との新しい出会いやDO IT!社員のブログFisherman's Cafeの藤原さんにもお会いすることができ、なんだかこのネットワークの広がりはすごいことになっていきそうな感じです。
このような素晴らしい企画をされた西川社長に感動&感謝です!

今日、私の心に一番残ったのは「自ら輝くこと!」。私も顔晴(がんば)ります!


小さなピンバッジ博士 2005年9月24日(土) 

「夢見る山のピンバッジ持ってませんか?」

小さな男の子がブースの入り口に立っていた私を真っ直ぐ見上げて言いました。
「ピンバッジ?」。アテンダント失格ですねぇ、全くわかりません。近くにいた男性アテンダントに即助けを求めに行きました。ピンバッジって買うのではなく、配られたものを集めるか、交換なんですね。見ると彼の帽子には外国館や企業館のピンバッジがいっぱいついています。
男性スタッフは「ちょっと待ってね。あるかなぁ」と調べます。と、男の子は緊張の面持ち。
なんでかっていうと、この夢見る山のバッジ、超レアモノなんだそうです。バッジがあるのを確認した男性アテンダントは、「本当は交換もできないとこなんだけどなぁ。あと2日で万博も終わりだし・・・。よし、他のバッジ2つと交換ならいいよ」と言われ、じーっと考えてました。一生懸命集めたピンバッジの中から夢見る山のバッチをGETするためにどれかを諦めなければなりません。後から来たお母さんに促されて、ようやく「じゃ、これとこれの2つで・・・レアモノのバッジだもんね。僕わかってるんだ。やっぱ2つだよね」
といいつつ、バッジを差し出したのはお母さん。彼の気持ちが良くわかります。折角集めたバッジ、自分から渡したくないですよね。そして、うちのアテンダントが「内緒だよ。すぐにしまってね!」と夢見る山のバッジを渡されたときの彼の笑顔ったら! ポケットに大事そうにしまって手で押さえてました。

その後、私は彼が集めたピンバッジをじっくり見せてもらいました。本当にすごい数。良くこんなに集めたものだとビックリです。「ほんとはね、友達が持ってる○○のレアモノのピンバッジが欲しかったんだ。そのバッジは最初決められた曜日と時間に配られてて、最近はいつ配られるかわからなくなっちゃったんだ。でも、友達とおんなじの持ってても自慢できないし。このバッジは配られてないから超レアなんだよ。これで友達に自慢できるよ! ホント嬉しい!」って大きな目を見開いて私に言いました。
小さなピンバッジ博士に脱帽!(^^)

そのほかにもイラストシール作りで全種類制覇した女の子や、タッチパネル操作に奮闘するちっちゃな子。たった2日間だったのに、今回の愛地球博の自社ブースのアテンドを通してたくさんの子供たちの笑顔を見つけることが出来ました。子供たちって本当に真っ直ぐですね。


ここまで描く? 2005年9月18日(日) 

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        新型パイオニアプラズマテレビが登場!

これ、「家電のタンタン」のメルマガについてくるアスキーアート(等幅フォントで見てください)。要は文字で作る絵ですね。ほんとここまでくると感動。食器洗浄機やDVDデッキやら、タンタンのメルマガにはこんな楽しいアスキーアートがいっぱい。そりゃもうほんとにそう見えちゃうから不思議。
家電のタンタンはネットショップオンリーのお店です。先日テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」にも取り上げられてました。従業員一人当たりの売上が7000万円超えてるんですよ。こういう面白いメルマガやサイトでお客様をつかんで離さないんですね。ネット時代ならではのビジネスです。
●家電のタンタンURLここをクリック
愛地球博・赤十字館 2005年9月14日(水) 

「自分ができることから始めてみる」。これは赤十字館を訪れた多くの人が持つ感想だと思います。今日、この赤十字館の話をなっちゃんとしていて、やっぱりそうだよね、と思いました。日本人は、というか私たちの世代は何不自由なく育ってきました。飢えで亡くなっていく国もあるというのに、日本は自殺して死んでいく人が年間3万人もいるという不思議な国です。それだけストレスの多い社会なのかもしれませんね。
どちらの国が歪んでいるのか、一概には言えないような気もします。でも、幸せのコップは常に小さくして(Dr.テラさんのサイトへ)、幸せだなと感じられること、自分を大切にすること、周りの人を大切にすること、そして自分ができることは何かを考えることができたらいいなと思う今日この頃です。


バイス(万力)の思い出 2005年9月3日(土) 

バイス 東急ハンズでぷらぷらしていたら、なんだか私の記憶をくすぐるモノに出会いました。それは、「バイス」と呼ばれる、材料を固定するために使われる工具(写真)。
私の母方の祖父は発明好きな人で、名古屋市内の公園の遊具を作ったり、額づくりをしたりしてました。だから、私の実家の庭には祖父が作ったシーソーとブランコと鉄棒がありました(今はもう取り壊してありません)。また、祖父が端材で作ってくれた木のパズルとか動物の形を切り抜いた木切れ、額に使う金糸銀糸を使った綺麗な端切れなどがたくさんありました。
祖父の家の隣には小さな工場(こうば)があって、1階が材木置き場と作業場になっていて、そこに確かバイスがあったんですよね。祖父の家には年にお盆とお正月くらいしか寄らなかったし、祖父は私が小学校低学年の頃に亡くなり、それと同時に工場も閉めてしまったのに、不思議と覚えているものですね。
祖父の血を受け継いだからか、私も何かを作ることは大好きです。だから私は何かの縁でモノ創りメーカーに勤めているのかなぁ、なぁんてふと思ってしまいました。


バラさんは遠い 2005年7月21日(木) 

「バラさんの写真撮影には妥協がなかったよね」と、社内広報紙担当者2人と私。これは社内広報誌やイントラネットに載せる写真を撮る時の難しさを話してたときに3人から共通して出てきた言葉。
写真を撮る難しさっていうのは、たとえば、講演会や社内行事の写真を撮るときに、前に出て行くタイミング、撮影対象にどこまで近づけるか、参加者のジャマにならないように素早く撮る、といったことです。私はいつも人を気にして前にいけずにズームで誤魔化したり、早く取ろうとしてブレたり、いいショットじゃなくても諦めたり。
「バラさんは、後ろに誰がいようがきっちり前に出て行ったよね」「そうそう、時間が掛かろうが、とにかくいいショットが撮れるまできっちり粘ってアングルを狙ってたよね」「すごかったよね〜。なかなかあれができないよね」「でもさぁ、社員に伝わる写真を撮ることが私たちの使命だよね。バラさんってプロだよね」
バラさんとは、昨年定年退職された社内広報紙の編集長。いまだに私たち3人はプロになりきれてないのでした(笑)


原点を見つめる 2005年6月24日(金) 

昨日、テレビ番組で、アイシン精機が初代カローラを復元した取り組みを紹介していました(アイシン精機リリースページはここをクリック)。
このプロジェクトメンバーは、若手社員が中心。技術畑の社員だけでなく本社部門の社員も加わって部品を再生していました。そして、若手がわからないメカ部品については年配の熟練技術者が丁寧に指導します。整備工場で野ざらしになっていた自動車の部品はサビサビ。それらの部品を製図用紙の上にじかに置き、丁寧に書き写し、それをもとに部品を再生。気の遠くなりそうな作業なのに、みんな楽しそうに取り組んでいました。しかもこれ、時間外に自主的に集まってやってるそうです。
自動車にICが組み込まれてなくて、すべてメカトロニクス技術で動いていた時代。自動車はどうやって駆動するように造られていたのか−「原点を見つめる」ことって大切だと思います。今の車の設計とのギャップからいろんな発見があるし、電子制御ではなくて自分でコントロールできる部分があるっていうのがカナリ面白い。これがみんなをワクワクさせるような取り組みになった理由なんじゃないかな、と私は思いました。おまけにこういう取り組みが技術の伝承に一役買うし。これはアイシンさんの狙い通り(^^)。素晴らしい取り組みですね。
今日、美容院の店長さんが、「今、ジャズにはまってて、ジャズのこといろいろ調べてるんですよ。調べてみると奥が深い。面白いし。でね、ふと自分の仕事を振り返ったとき、ヴィダルサスーンのカット理論の原点を調べたら面白いんじゃないかな、と思って。ほら、サスーンのヘアデザインで前髪が片方だけ長いのあるじゃない。あれはある女優さんの目を隠すためにできたんですよ」なんて言ってたので、ふとこのアイシンの初代カローラ復活の話を思い出しました。
「原点を見つめる」。うちの会社の創業の製品でやってみても面白いんじゃないかなぁ。


光り輝く日本の伝統技術 2005年6月21日(火) 

世界的な大ヒット商品となったApple社の「iPod」。この「iPod」の裏面カバーって見たことありますか? ここには製造業の大和魂(っていうんでしょうか)が込められています。 あのデザインにこだわるAppleが、ここじゃなきゃできない!とステンレスの鏡面仕上げを依頼したのは、新潟県燕市にある小さな町工場。職人さんが1つ1つ丁寧に仕上げているそうです。日本の伝統の技術がITの最先端技術のものづくりに一役買っているのは感動的です。
●磨き屋シンジケートURL:http://www.migaki.com/


全席優先席 2005年6月6日(月) 

帰りに満員電車に揺られていたら、千種でお年寄りが2人乗ってらっしゃいました。混んでいるのにお二人は立ったまま。私は立ってたので席は譲れず・・・。そこでふと思い出したのが横浜のみなとみらい線の座席表示。窓に「全席優先席」と大きくシールが貼ってありました。なんだかほのぼのとしたのを覚えています。混んでいても「全席優先席」。そんな思いやりが行動に移せるといいですね。
ところで、そもそも優先席ってどうしてできたんでしょうね。ネットで調べてみると1973年にJRの中央線で導入された模様。9月15日がなんとシルバーシートの日! ちなみに1997年に「優先席」と改称されてます。30年も前から昔は誰もが出来ていた思いやりの行動がとれなくなってきてたんでしょうか? ていうか、そんな名前つけてわざわざ優先席を設けたからそこだけ空けとけばいいという状態に??? 卵が先か鶏が先か、って感じですね。


人の可能性は無限大 2005年5月29日(日) 

昨日のコーチング研修で張琴先生から聞いたお話。
人の遺伝子60兆個の95%は眠っている。私たちの遺伝子はたったの5%が活動しているに過ぎないんですって(☆)。そして、その5%は増えない! え? では人間の可能性は無限大じゃないの??? 眠っているOFFの状態の遺伝子を目覚めさせONにする方法はないの?
そこには「変化」というキーワードがあるようです。
変化と挑戦できる環境を与えられたら、ONの遺伝子が増える可能性がぐっと高まるそうなんです。また、人の可能性は環境を与えられれば高まるだけでなく、自分自身で作り出すことが出来るそうです。それはなにか。
夢や目標を持つことです。夢や目標に向かっていくことで、人は現状を自分自身を「変えていく」ことができるのです。それが、人の可能性を無限大にするんです。
私も可能性を無限大にすべく、何か新しいこと、はじめてみようかな。

☆書籍「生命(いのち)の暗号」村上和雄氏の講演会で聞いたお話だそうです。


自分のやり方で誰かの力になる 2005年5月22日(土) 

GW中に、録画してあった「エリン・ブロコビッチ」という映画を見ました。
「誰かの力になりたい」という思いはものすごい行動力に変わるんだな、と思いました。押しかけで弁護士事務所のスタッフになった、資格も学歴もない、離婚暦2回、3人の子供を持つ女性が、病気に苦しむ住民たちを助けるため、大企業を相手取り訴訟を起こして勝訴するんです。これは実際にあった話だというからビックリ。
そのパワーと行動力は本当にスゴイんです。6価クロムが人体にどんな異常を引き起こすのかを大学教授に聞きに行ったり、水道局で情報を仕入れたり、住民の心を開き何百人もの話を聞いたり、訴訟を嫌がっていた住民を一人ひとり説得したり・・・。大企業からの脅迫にあっても負けずに「住民の健康を守りたい」という一心で。
それも彼女でなければできないやり方で。これが小気味いいんです。そして、真っ直ぐな心で諦めず、絶対勝てそうにないという困難な状況を打破していきます。最後の重要な証拠は彼女でなければ得ることが出来なかったでしょう。久々に心にぐっとくる映画でした。


イキル チカラ 2005年5月17日(水) 

プードルのような街路樹の銀杏。なんでかっていうと、冬に枝を殆ど切り落とされちゃったから、新緑の今、枝のない幹にまとわりつくようにもこもこと新芽を吹き出してるんです。おまけにそれでも足りないとばかりに根っこ付近に新しい幹となる芽を何本も吹き出しています。駐車場の周りの楠の木も幹を半分くらいの高さにされてしまったのに、幹の先端や周りから赤っぽい新芽を出してます。新しい枝を張り、太陽に向かって成長していこうとする真っ直ぐなイキルチカラが眩しくて感動的でさえあります。
こないだ交通事故に遭ってしまい肩を複雑骨折したじゅじゅさん家のわんちゃんも驚異的な回復力を見せています。ここにはもちろん家族の力もあるけれど、わんちゃん自身のイキルチカラを感じます。
それに比べて人間ってなんて難しい生き物なんでしょうね。この命溢れる季節にどんなことにも負けずに生きようとするものたちからイキルチカラをもらって元気をだしましょうね、みなさん(^^)。


人力検索サイト「はてな」からコミュニティの進化を学ぶ 2005年3月3日(木) 

今日は「はてな」の近藤社長による講演会を聴きました。社員たった7人で20万人のユーザーのサポートとプログラム開発をしているんだそうです。すごいですね〜。近藤社長の出身地、三重県の四日市市では、3000人の職員で30万人(?)のサポートを行っているそうです。どうして7人でやっていけるのか。それは「はてな」のコミュニティに秘密があります。
「はてな」開設から1000人ほどのコミュニティの大きさの頃は、自分たちでサイト内のユーザーの発言の管理ができていたけれど、それが、1万人になり、10万人になり、20万人になる過程で、ユーザーとともに「はてな」の技術的進化、そしてコミュニティのありかたを進化させていったのです。
どうやってそのようなコミュニティを作り上げたか。その一つの要因は、徹底したクレーム情報の開示です。悪い情報の公開って難しいですよね。中途半端が一番いけません。「はてな」では、ユーザーに公開すること・しないことをはっきり決め、スピーディに、透明性のある意思決定、背景説明、ユーザーへの感謝を忘れない表現での内容公開に努めてきたそうです。たとえば、システムの脆弱性について。あるユーザーから意見がくる→本人だけに回答するのではなく、「はてな」のWEBページを通してコミュニティ全体に公開(内容・状況・今後の対応、他にも問題があったら教えて欲しいと開示)→その課題を解決する、というサイクルを回します。それにより、結果的に「はてな」の信頼度が増し、正常なコミュニティを形成することになったのです。
ユーザーを信じて任せることで進化してきた「はてな」。私は社内のホームページ2つの運営に関わっているので、今回の話は実務レベルでとても役に立ちました。
●はてなURL:http://www.hatena.ne.jp/


フランスの美を守る 2005年2月11日(金) 

ルーヴル美術館には、「ルーヴル友の会」という会員制度があります。これは、ルーヴル美術館のコレクションの充実を目的に作られた有志の組織です。
ある時、ルーヴルから紛失したラ・トゥールの絵が、フランスの片田舎の教会の壁に無造作に掛けられていたのが発見されました。その絵の価値も扱いも知らなかったその教会のある市との間で所有権の争いが起こり、法外な高値をつけてきました。それを聞いた、ルーヴル友の会の中では、絵を買い戻すことに否定的な意見のほうが多かった。そのときの会長の言葉が感動モノでした。
  「私たちの組織の使命は、フランスの美を守ることだ」。
そして、それを聞いた会員から次々とその絵を買い戻すための署名と寄付が届くのです。使命や価値観を共有する。それって、やっぱり人々を一つにする力になるんですね。
☆これは、NHKの「夢の美術館」という番組中のエピソードのひとつです。


I'm OK! You are OK! We are OK! 2005年1月25日(火) 

 I'm OK!  You are OK!

これは交流分析にでてくる言葉。以前このページでも紹介しました。
ところが、DO IT!ビデオに出てくる沖縄教育出版という、健康食品を通信販売している会社では、さらに「We are OK!」がついてるのを知りました。
そして、先日、ある講演会会場で沖縄教育出版の川畑社長とお目に掛かったところ、

 「本当はね、
   I'm partly OK.
   You are partly OK.
   We are partly OK.       というんだよ」

一人ひとりが、まぁるい円の弧の「一部分」である。一部分であるから、一人だけで円は描けない。完全ではない。 それぞれが補完しあい円を形づくっているのだということ。 そうか。 そうなんだ。 誰かが欠けたら円にはならないんだな。 人は誰でもが、かけがえのない貴重な存在である。 SMAPの歌う、世界で一つだけの花のなかにある、「もともと特別なOnly One」ですね。そして、みんながチームで協力しあえば、まぁるい円が描ける。たくさんの人で作った円ならさらに大きな円が描けるということですよね。

こうして人を大切に思う会社だから、お客様一人ひとりに誠心誠意対応する社員がいる。そして、お客様は、沖縄旅行の途中にわざわざ立ち寄って、電話の声しか知らない、会ったこともない自分の担当者に会いにきちゃう、というすごい循環ができちゃうんですね。沖縄教育出版も、素晴らしい会社ですね。
Will 2005年1月22日(土) 

ジンーギュ・ロバートソンという女性の自叙伝「希望 私はあきらめない!」。 びろちゃからのお勧めで読み、感動しました。それは、「希望」ではなく、「Will」、自らの意思の強い力にです。ここまで強く自分と対峙して結果を出せる人は少ないのではないでしょうか。彼女は1948年に韓国で生まれ、1971年たった一人でアメリカに夢を追って移民し、米陸軍将校となり、今ではハーバードの博士を目指しています。その人生のすべての決断の瞬間において「Will」があります。そして、それは自分のためではなく、「諦めず希望を持ち続けて取り組めば誰でもできるんだ!」ということを世界中の人に証明したいから。
この本を読んで、私はとても恵まれている! 家族にも、友人にも、そして会社の同僚にも。自分の生き方を尊重してもらえるし、好きなことをさせてもらえてる。もっと自分に出来る何かを見つけて挑戦していかなければバチがあたるかも、と思ってしまいました。
いいんだよ 2004年12月19日(日) 
「いいんだよ、過去のことはいいんだよ。今日から私と一緒に未来のことを考えよう」。これは、「夜回り先生」こと、水谷修さんの言葉。撮りためたビデオのなかから、「夜回り先生」のドラマを見ました。深夜の横浜の街を浮遊している子供たちを助けるために、毎日夜間の定時制高校の授業が終った後、2時3時までそういう子供を見つければ声を掛け続ける−。「早く帰りなさい。気をつけて帰るんだよ」。子供たちが打ち明けるさまざまな話を聞きながら、「いいんだよ」と言える。あるがままを受け入れ、これから、未来をどうしようかと話していく。そんなことを10年以上もやり続けている。
もちろん、助けられなかった子供もいる。でも、水谷先生に助けられた子供は数知れない。本当に感動の物語でした。

どんなものにも役割がある 2004年12月12日(日) 
NHKでたまたま見た自然番組。アメリカのイエローストーン国立公園。そこは、かつては緑豊かで野生動物が沢山住むところだったそうです。それがいつからか樹木は育たなくなり、緑が減って、川にいたビーバーたちもすっかり姿を消してしまいました。何故? そこでそのあたりに良く生えていた木に着目して樹齢を調べます。すると、ほとんどが樹齢70年以上の木だけで、それよりも若い木がないのです。1930年代、それはヒトが最後のオオカミを仕留めた年でした。
狼がいなくなってから木が育たなくなった? そう仮説を立てた保護区の学者たちは、一定区域で狼を放しました。
すると、狼が草食動物を食べる→草食動物が繁殖しない・定住しない→草木が食い尽くされない・草木の種が草食動物によって運ばれる→草食動物の屍骸からバクテリア類が繁殖→草原が息を吹き返す→樹木が育つ→ビーバーが巣作りできる川辺の緑と小枝が増える→ビーバーが戻る→昔のイエローストーンの景色が戻ってきた。
人と狼の共生はとても難しい課題ではあるものの、自然界のバランスを保つためには、どんなものにも役割があるんですね。人の世界も自然界のように例えられるように思います。いろんな人がいて、そしてみんな必ず何らかの役割を持っている。自然界から教えられることって、本当にたくさんありますね。

できちゃった! 2004年11月29日(月) 
「ここに生のジャガイモとスタバのストローがあります。さて、このストローをこのジャガイモに突き刺したら、貫通して反対側に突き抜くことが出来るでしょうか?」
これは、「社会人として大切なことは・・・」の香取さんが、今年4月に企画・開催した「踊る!セミナーコント!」のDVDに出てきた、あのスプラッシュマウンテンの佐賀屋君の担当部分。佐賀屋君が、実際にアメリカのディズニー大学での講義の中で学んだことなんだそうです。
さて、みなさんはどう思いましたか? ストローがジャガイモを突き抜けると思いますか? それとも途中まで? それとも絶対ムリ?
「ムリでしょう〜」と思ったあなた、やる前から頭で可能性を否定してますよね。可能性を信じることが大切です。自分のやりたいこと、やる前から諦めていませんか? 貫き通すことって、大事です。
そしてこれ、できるんです。ちょっとしたコツはあるものの、固いジャガイモにストローは貫通するんです。人はこ〜んな簡単なことも、やりもしないで、はじめからできないと思っちゃう生き物なんですね。さぁ、自分の思考に限界をつくらずに、自分のやりたいことは必ず出来る・叶うと思って、是非、お試しあれ。

P.S. どうしてもストローが貫通しない人で答えが知りたい人は、foxryoまで。
明るい笑顔も商品 2004年11月20日(土) 
たまに食べに行くスパゲティ屋さんでの出来事。自分たちが何故そこへ食べに行くのか、もう一つ理由を発見しました。それは、ママさんの明るい笑顔と楽しげな大きな声。いつもお店に入った途端、「はぁ〜い、いらっしゃい」と大きな声で迎えてくれるのに、その日に限ってその声が聞こえない。あれ? 休憩かな? と思って待っていても、いつも店内を飛び交っている、あの独特&楽しげな「はぁ〜い」の声が聞こえない。どうしたんだろう、体調でも崩したのかな。調理場のパパさんが料理を作ってはお客さんのテーブルに運んでるけど、なんか痛々しい。大丈夫かな??? と思いつつ、帰り際にレジで「今日はママさんは?」と尋ねました。すると、「今日、母はお休みです。有難うございます。母に伝えておきます。喜びます。」って。私の顔がよっぽど心配そうに見えたんでしょうね〜。
私たちにとっては、あそこのスパゲティには、ママさんの声と笑顔がついて商品価値になるんだなとしみじみ思ってしまいました。ママさんのあの声が疲れていても楽しい気分にさせてくれていたんです。ママさん、今度行くときは必ず居てね〜。

マイワシがサメに勝つ 2004年11月16日(火) 
以前NHKで見た、南極の海で繰り広げらる壮大な弱肉強食の世界。鯨が4頭くらいでチームを組んで、マイワシの群れを一網打尽にすべく、ちびくろサンボのトラのように、ぐるぐる、でも静かに円を描き、しかも鯨が鼻(?)から吐き出す空気の粒で海面まで届く丸い柵を作りながら、だんだんその円を縮めていきます。そうして深いところから海面近くまで大量のマイワシを追い込み、最後に鯨は、海面近くからガバーっと大きな口を空に向けて開け、一飲みしてしまいます。海面まで追いやられているので水鳥もマイワシ食べ放題。サメもそのおこぼれを頂きます。
こうしてマイワシは一方的に食べられるばかりなのかぁと思っていたら、生存を賭けた知恵がマイワシにもありました。鯨には勝てませんけど、サメに勝つことがあるんです。
マイワシはサメの胴から尻尾にかけて集団で団子のように固まってまとわり付いて、サメの身動きを取れなくしてしまうのです。するとサメは溺れるとでも思うんでしょうか、必死で逃げていきます。小さなマイワシが大きなサメに向かっていく。この様子がとっても感動的だったのを覚えています。
マイワシは繁殖力がかなりあるようですが、種の保存のために、知恵を絞っているんですね。ちなみに群れるのも大きな魚影に見せるため、だそうです。いつか鯨もまくことができるようになるんでしょうか。(ない、ない)

125歳まで生きる! 2004年11月11日(木) 
びろちゃから目からウロコのサイトを教えてもらいました。それは、渡辺弥栄司さんという87歳のステキな男性のサイトです。全部で10個のコラムなので、是非アクセスしてみてください。自分が望めばもっとステキな人生にできるんですね! トップページの左上にある、小さな炎のアニメーションが私にはなんだか印象的でした。

注記)サイトは現在closeされています。

★渡辺弥栄司さんプロフィール
60歳で、弁護士になることを決意し、65歳で司法試験に合格、TOEICの生みの親でもあり、国際ビジネスコミュニケーション協会 会長、「125歳まで生きる」書籍執筆。
今を楽しむ 2004年10月15日(金) 
前回のカフェタイムに魚関係の話を書いた後、ふと随分昔にネットで流行った(と思う)お話を思い出しました。今回は、南の島で繰り広げられる漁師とビジネスマンの話を紹介します。

お魚 白人のやり手ビジネスマンが休暇を取って南の島に遊びに来ていました。 ある日、彼が海辺を散歩をしていると、帆かけ船から降りてくる漁師を見つけます。

ビ)「今日は、大漁だったかい?」
漁)「あまり釣れなかったね」

そう聞くと、やり手ビジネスマンはもっと早い時間から漁に出て、魚を沢山取るためのアドバイスをしはじめました。

漁)「わしは1日に数時間 気分のいい時に漁に出て、あとの時間は子供や家族とのんびり過ごすのが楽しみなんだ。魚を沢山とるつもりはないね。その日家族全員が食べられさえすればいいんだ」
ビ)「でも、魚が沢山取れたら儲かるし、儲かったお金でもっといい船を買ったり、人を雇ったり、いずれは会社の社長になれるかもしれないんだぜ。そうさ、僕のプランならきっと君は億万長者になれるぞ」
漁)「じゃあ、そうやってあくせく働いて億万長者になったとしたら、あんたならどうするんだ?」
ビ)「そうだな、休暇には必ず南の島に来てのんびりするさ!」
漁)「そうかい。わしはいま、毎日南の島でのんびりしてるよ?」

魚をもらうか、釣るか 2004年10月 4日(月) 
人は何かにつけ答えを探し出そうとする生き物ですよね。人生の意味だったり、目の前の問題だったり。私は、簡単には答えが見つかりそうにない壁が立ちはだかるとついつい「(誰かに)答えを教えてもらおう」と思ってしまいます。

中国の故事に、飢えた人には「魚を与える」のではなく、「魚の釣り方を教える」のだ、というのがありますよね。
魚(答え)をもらった人は、確かにその場の飢えをしのぐことができます。でも、その人は、魚をもらうこと以外に答えを知りませんから、また誰かにもらえるまで待ち続けます。他人に依存するしかないのです。その結果、待ちくたびれて死んでしまうかもしれません。やはりこれでは長期的に考えたときに、解決策にはなりません。
一方、「魚の釣り方」(方法)を教わったとしたら、どうでしょう。自分で釣れるから自律的に行動できます。たとえば釣れなかったら場所を移動したり、釣竿や針や餌に工夫をしたりと、知恵が生まれてきます。

この2つを比較すると、やっぱり答えだけを欲しがるのはナンセンスなんですよね。 答えを自分で見つけられるようになるために、魚の釣り方を学びたいと思います。
真っ白な吸収紙のように  2004年9月10日(金) 

今日、ある研修のアンケートをまとめていました。すると、優等生的をはるかに超えたすごいコメントを発見しました。それは講師が考えていたシナリオがポイントを押さえながら順を追って書かれ、その上、こちらの意図したこと以上の気づきまで書かれていました。これには感動しました。一方、この研修へのコメントがネガティブな人もいます。同じ研修に出てこんなに感じ方が違う、その差はいったいどこにあるんでしょう。前出の気づきが多いほうの人の姿勢というのは、私が知る限り、どんな人からも「学ぼう」という謙虚なものがあると前々から感じていました。そこにヒントがあるような気がします。学ぶときの姿勢というのは、真っ白な吸収紙がインクをすべて吸い尽くせるように自分をコントロールすることが必要なのかな。自分の考え方や先入観、経験などをとりあえず横に置いて。また、自分が興味のない研修に上司に「受けさせられた」としても、受けるからには興味が持てるように自分の意識を前向きにする必要があるのかな、と思いました。
学ぶ場だけでなく、仕事においても、「あいつが言うことは大したことない」とか「自分と考え方が違う」と拒絶した途端、思考停止が起こって、それ以上の成長はなくなるのかもしれませんね。自分で自分の成長を止めないように、なるべく真っ白な吸収紙のように謙虚でいたいと思います。あ、でも、「講師から教えてもらったから」とか、「あの人が言ったことだから正しい」という、「鵜呑み」はダメですよ。これも思考停止に陥ります。自分で考えることが大事ですよね。私はそういう傾向ありますから、切腹!(byギター侍)
大切なものから先に入れる  2004年8月31日(火) 

これはある実験です。みなさん、想像してください。ここに4リットル入る大きな壺があります。
それに拳大の石を1つづつ入れていきます。石が壺の口のところまで来てそれ以上は入らなくなりました。さて、この壺はもういっぱいでしょうか?
では、次に壺に小石を入れてみましょう。何個か壺に入れ、ゆすります。すると隙間が詰まって壺の中に納まります。さて、みなさんにもう一度尋ねます。この壺はもういっぱいでしょうか?
それでは今度は砂の入ったバケツを取り出し、砂を壺の中に注ぎ入れていきます。さて、今度こそ壺はいっぱいになりましたか?
実はまだ入るのです。今度は水差しを取り出し、壺がいっぱいになるまで水を注ぎいれましょう。これで壺はいっぱいになりました。
さて、この実験の意味は何だと思いますか?
コラムのタイトルを見て、すでにおわかりの方もいらっしゃるでしょう。最初に大きな石を入れないと、それは永遠に入らないということです。あなただったら、人生において、仕事において、自分の壺にどんな大きな石を最初にいれますか?
これは、「読書きつね」で紹介した「ザ・ビジョン」に挿入されていたお話を引用したものです。
2人の勇気ある日本人  2004年8月26日(木) 

昨日、hideが体験した出来事です。高蔵寺終点の電車に乗って高蔵寺駅で降りたhide。ホームを歩いていると、後ろから「ざくざくっつ」というような妙な音が聞こえました。なんだろうと振り返ると、おじさんが線路の真ん中でうずくまっていたのだそうです。あれ?と思っていると、その後ろから2人の男性が物凄い勢いで突進してきて、線路に飛び降りました。ちょうど彼らが飛び降りた時、hideは駅に向かって走ってくる特急「しなの」のヘッドライトを見つけていました。なんとか特急が来る前に2人はおじさんをフェンス近くまで避難させました。そして特急が何事もなかったように通り過ぎたあと、3人とも無事なのを確認したそうです。
おじさんの命を救った2人の勇敢な男性に拍手です。見ず知らずの酔っ払いのおじさんを後ろのほうに居たその縁もゆかりもなさそうな2人が助けたんです。勇敢な日本人はまだまだいるんだなととっても嬉しく思いました。

笑顔で勝つ  2004年8月21日(土) 

アテネオリンピック、連日、日本選手の活躍が聞こえてきます。金曜日に女子ダブルスの杉山・浅越組がベスト4入りを果たした準々決勝の試合を見て、とても感動しました。47歳とは思えないナブラチロアのプレイは本当に素晴らしかったです。そして、それよりその試合で印象的に思ったのは、杉山・浅越組の笑顔というか前向きな雰囲気。試合中、ポイントを落としても、必ず二人はお互い片手を上げてパチンと手をたたき合っていました。たぶん、1回1回のプレイを称えあっていたのではないかと思うんです。それから、浅越選手は失敗したときに、「すみません」という言葉を2回くらいしか言っていなかったように見えました(杉山選手は1回も言ってなかったと思います)。きっと次のプレイに向かって自分ができることに集中するためでしょう。片やナブロチロアのペアは、第2セットをとって、第3セットでもリードしていたものの、惜しいところで試合を落としてしました。この試合に勝てたのは、杉山・浅越組の実力のほかに、前向きな雰囲気だったのではないかなと思いました。
Let's try it!  2004年8月8日(土) 

テレビ番組を見ていたら、あるジャズピアニストが曲作りについてこんなことを言っていました。
「新しい曲を創ってメンバーに披露するでしょう? するとメンバーから、“この1小節いらないんじゃない?”と言われることがあるんですよ。でもそこで“そうかなぁ”とは言わない。“じゃ、そこ抜いてやってみよう”って言うんですよ」

なんだかこの言葉に感動しました。
ジャズというカテゴリだから、セッションメンバーの感性が大事なのだと思います。でも、チームで「いいものを創り上げよう」というときには、“Let's try it!”って大事だと思います。相手の考えを受け入れること、そして、試してみようよ。そんなチームに居たらなんだか元気になれますよね。みんなが考えることを保証する、そしてそこから新しいものが生まれる、そしてどんどん成長していく。そんなチーム作りができればいいですよね。
レクサスの成功に学ぶ、これからの日本のモノづくり論
  2004年6月25日(金) 講演者:ボブ・スリーヴァさん

書籍「レクサスが一番になった理由」の著者、ボブ・スリーヴァさんの講演を聴きに行きました。1時間と短い時間でしたが、早口の日本語(!)で、面白い話を展開されていました。日本では知られていない、アメリカでのレクサスの成功ストーリーです。

  • 企業そのもののブランドを創るのではなく、「モノ」からブランドをつくる。  しかし「モノ」だけではだめ。「コト」創りも重要。
  • 車は、ただのモノ(道具)から経験までを含んだシステムの一部となった。
  • 日本車へのイメージの変化。おもちゃの車→壊れない車→価値ある車。
  • 生活・文化・ブランド・クルマといった消費の進化図からレクサスが成功した「背景」を考える。
  • エンジンと同じくらいインテリアにもディテールにもこだわる。そういったちょっとした差が選択基準に。
  • 徹底したラグジュアリーへのこだわり。モノにこだわると、そこからサービス、そしてモノから得られる経験にまでこだわりを広げることができる。
    発明よりも、組み合わせのイノベーションが重要。
  • 「完璧さ」の追求
    1989年発売から数か月でラジエータにリコール。普通の車ではリコール対象にならない欠陥だが「売りは完璧さ」なので、対象8000車を回収し、三週間で修理、洗車、ガソリン満タンでユーザーへ返却。
     これが、レクサス神話となる。
  • マズローの5段階欲求説のクルマ版。下から、機能性→信頼性→ユーザビリティ→効率→クリエイティブ。 日本の車はクリエイティブという部分は弱いが、機能性に優れている。
  • モノの良さがマーケットを拡大する。ラグジュアリーというカテゴリーはレクサスが作った。Lexus-likeという形容詞が辞書に載っているくらい。
  • これからは、顧客満足だけでなく、「顧客の成功」のために役に立つ「顧客経験」を提供していくことが求められている。
    ものづくりにおもてなしの心を内蔵することができれば、日本のMonozukuri-likeは完成する。
    アメリカ車の復活については、ルーツをつきつめること。自分たちは何者で、何を提供しているのか(強み)、そこを振り返ることが重要。(ちなみにアメリカ車の強みはフォーム:形)。

3つのV  2004年6月22日(火) 

たまたまNHKの再放送で聖路加国際病院の日野原先生が出ていらっしゃったのを発見。その中で、地下鉄サリン事件の時のことが取り上げられていました。聖路加は、一番たくさん救急患者を受け入れた病院であること、そして日野原先生自身が陣頭指揮をとられていたのは知っていたのですけど、驚いたのは、併設されている教会が災害時の救急施設になることです。酸素吸入口(?)も完備され100人は収容できるようになっているんです。これが、日野原先生が描いたビジョンの中の一つが実現された姿なんだと、ものすごく感動しました。
「1つ目のVであるビジョン(将来に対する展望)を描き、2つ目のVであるベンチャー(勇気ある行動)を実行すれば、いつの日か3つ目のVであるビクトリー(勝利)がある」
これは日野原先生のお父上の言葉です。人生をデザインするためにビジョンを描き、3つのVを実行する。そんな強い意思を持ちたいなと思いました。
ちなみに聖路加って、今年のMB賞を受賞した、カンザスシティのセントルークス病院と同じ系列の病院のように思います。
幸せは自分の中に  2004年6月12日(土) 

昨日、日本メンタルヘルス協会講師の衛藤信之さんの「普段着の心理学」という体験講座を受講してきました。講師の第一印象は、濃いピンクのシャツ着て顔も黒くて、おまけに異常にニコニコしていてとっても風貌の怪しい人なんですけど(失礼!)、人を惹き込む話術にとてもびっくりしました。会場の受講者を笑わせたり泣かせたり、忙しいのなんのって。もちろん私もそうでした。
この衛藤さんの教える心理学は「精神病を患う人を正常に戻すことに使うのではなく、正常な人をもっともっと向上心や自己実現に向けるようにする」ところにターゲットを置いて教えているそうです。それは、最近の大人が元気じゃないってところにあるようです。電車の中で眠っている大人達。「なんか熱くなれることないですかねぇ」と、まるで空から何か落ちてくるように言う学生たち。 生きていること、それ自体がとっても幸せであること、自分の存在が自分の周りの人を幸せにしたり、誰かに感動を与えることができることを「自分自身が」受け入れ、認知すること、それがまず大切なんだと思います。ちょっとしたことに感謝できたり、感動できたりする。そういった感性を磨くことによって幸せを感じられたり、感動を作ることができるのではないでしょうか。
「幸せのパラドックス」、これは幸せに到達すると幸せに思えなくなることです。たとえば「外車に乗る」「高級マンションに住む」「お金持ちになる」「あの人と結婚する」、これらは手に入れた途端に幸せだと思えなくなる(ことがあります)。これはモノや相手という「環境」に求めた幸せだからなんです。
だから自分の幸せは自分の中で作るものであるべきなんでしょうね。健康というささいに思えることや、人に感動してもらえたり、自分の成長を感じられる(自己実現)こと、それこそが幸せってことなんだと思います。これは企業活動においても同じで、「売上や利益」ではなく、「感動を創って、提供する」、内なるものに目的を置くことです。だから今、そこを組織の目標としている企業が成長「し続けて」いるのでしょう。
最後に、講義でとっても心に残った言葉、それは「一期一会は、いつも会っている人に今日で最後だと思って出会うこと」というコトバです。深い。深すぎる。これはなかなか難しいことですね。でも、まずは「いつも笑顔でいること」。それでいいみたいです。これが周りの人にとっても自分自身の心と身体の健康にとってもいいんです。これなら私も努力できるかな? なお、歳をとってから笑おうとしても顔の筋肉は動かないそうですので、皆さんも私と一緒に今から努力しましょう!
havingとbeing  2004年6月4日(金) 

また新たに三菱自動車のリコールが公表されました。今度は乗用車数種。ニュースによると、「リコールを公表せずに、修理や車検のときに修理工場に入ったものだけ内緒で部品交換をしていたが、運輸省の取り締まりが厳しくなったことをうけて、バレると困るから、その部品交換をやめてしまった」ということでした。え? それって、もっと悪いじゃん。フタしてどうする? 人の命に関わる欠陥を隠してしまう組織風土、一体どうしたらそうなるのだろうと考えてしまいました。自分の家族が乗るって考えたら絶対できないことだと思うのですが。結局、お客様のほうを見ずに、自社の内部の損得しか考えていなかったからでしょう。たとえばコストがかかるとか、お客様の信頼を落とすとか、企業イメージが悪くなるとか、会社内部の圧力があって、いいだしっぺになると処分されるから言えないとか。問題が起きた時に「言えない」状況になってしまうと、上からの指示通りにしか動かない、「誰も考えない」無責任な組織風土になるんでしょうね。
書籍のページに載せている、聖路加病院の日野原先生の本に、心理学者のフロムの言葉が引用されていました。「欲望は外に対して願望を持つ」。日野原先生によると、「欲望は外に対して何を持つかという“having”、希望はどうありたいかという“being”」なのだそうです。三菱はシェアや売上、イメージという“having”を求めてしまい、組織内部のどうありたいかという“being”が埋もれてしまったのでしょうね。自分や組織を見つめ、“being”を求め続けることこそが大切なのだと思います。
顧客視点でプロセスを考えてみようっつ 2004年5月13日
通帳の記帳欄が残り少なくなったので、hideが某銀行の支店にいきました。番号札を取ろうとすると、「お客様、本日はどのようなご用件ですか?」と係員が素早く接近。用件をいうと、「お客様、まず残ってるページに機械で記帳してください。(機械だけでなく行員がいる)支店の機械はページの最後の行まで記帳できますから」。え、なんで?と思うhide。係員に連れられ通帳記入をすると、案の定、「通帳が一杯になりました」というメッセージが。するとまた素早く係員が近づき、「今、機械から自動的に新規の通帳を作る指令が行員のところに届きました。行員が通帳を作るまでしばらく掛けてお待ちください」。これってどう思います? どのみち行員の前の椅子で待たされるなら、わざわざ機械で通帳記入するというステップを踏まなくても、はじめから行員が記帳と新規通帳発行をすればいいと思いませんか?
私も何年か前、この銀行で2つの口座の住所変更をしようとして、変更申請書も完璧に書いて昼休みに行ったのに、番号札をとって待った挙句、窓口で「お客様、住所変更の申請は電話で受け付けております。今、ここで、この電話番号にダイアルしてオペレータを通して変更してください」と言われました。申請書は2つ、住所も明記して印鑑まで押してあるのに。。。口頭で住所を説明する面倒といったら。窓口で受けてくれたら数分で終わる作業だと思うのですけど。「今回は、窓口で対応します。当銀行では、お客様に窓口にわざわざお越し頂かなくてもご自宅からでもどこからでも電話一本で住所変更が可能なしくみを作りました。次回からはこのパンフレットを見て是非電話をご利用ください」とか言って頂けたら、不満はなかったと思うのです。銀行まで歩いた時間、順番が来るまで待った時間、電話の分、長く掛かった時間。それって、どーしてくれるんですか〜と憤ってしまいました。きっと、「リストラで窓口担当人数を減らしているのに今後も住所変更ごときで銀行に来られたら困る」という理論でお客様を教育しようという意思が働いているんでしょう。明らかに銀行側の立場で接客プロセスを考えてますよね。しかも「何年も」変わらず自分たちの立場でしか改善してないんだなぁとつくづく思いました。
銀行っていまやどこに価値があるんでしょう。金利もほとんどないのに、時間外での取引は法外な手数料を取られる。もしかして、お金を置いておくだけ損?と考えてしまいます。銀行間で共通して使える預金や引出しや振込みといった支払いのシステム以外の価値はあるのでしょうか。それ以外のところでも、お客様から見て価値を感じるプロセスを是非創っていただきたいものですね。

一番良い仕事って? 2004年4月25日
あるオンライン証券の社長さんが、メルマガにこんなことを書かれていました。
「(新入社員として、ある)会社に入社したての頃、ある上司に会い、その上司の一言で私の人生は大きく変わりました。それは何かと言いますと、その上司は「〇〇くんは常務から指示された時に、『指示された内容で一番良い仕事』をするようにしているが『それは間違いだ』」ということでした。
仕事とは『上司に指示された内容が、その会社にとって、その時点で一番良いことなのか』をまずチェックし、一番よいことであれば最善の仕事をすればよいが、他のもっと良いことがあれば『別の良いことを提案しなければならない』ということでした。
このアドバイスによって、それからの私は『突然、新入社員の経営者』になることが出来ました。つまり、私は仕事を始めた最初から『社員ではなく、経営者の目で仕事が出来る』という非常にラッキーな仕事の始まりを経験することが出来ました。」

これを読んで、2つの感想を持ちました。1つは、そういう考え方を新入社員に伝えている、そして、新入社員の提案を受け入れる柔軟性がある会社って素晴らしいなぁと思いました。意思決定の基準が変われば、仕事のアプローチの仕方も変わる。全体最適で自律的に考えられる社員を育成しようとしている姿勢がありますよね。そして、もう1つは、「その会社にとって一番良い仕事」を自ら考えることは、企業に所属するすべての人にとって(どんなポジションであっても)一番重要な使命のように感じました。「会社にとって一番いいこと」というのは、結局、自己や自社内で完結する思考じゃなくて、もっと上から、たとえば「お客様」から見て、「地域社会」から見て、(そして時間軸も考えて)「会社として」何が一番良い仕事なのか、ということだと思います。それを考え抜くことって、目の前の仕事や忙しさで忘れがちになりますが、それを考えることが企業人としてのプロフェッショナルなのかなと思いました。

ヤマト運輸 対応いろいろ 2004年3月15日
先日、めぐみちゃんから福島名物「凍み天」が届きました。「もち処 木の幡」というところのお菓子(?)のようです。まだ食べてないのでその感想は後日「名古屋pipi」に載せますね。
さて、その「凍み天」配達でのヤマト運輸の対応あれこれです。届けてくれた人はとても顧客の立場にたった対応をしてくださり、思わず御礼の葉書きまで書いてしまったくらい感動しました。
最初、月曜日の昼間に荷物が届いたのですが、私が帰宅したのが21時過ぎで受け取ることができませんでした。普段なら不在時は「マンションの宅配ボックスに入れてください」というところなんですが、この「凍み天」、冷凍ものだったので、それができません。配達人の携帯が配達時間外で繋がらなかったので、フリーダイヤルに電話して火曜日の20:30以降に届けてもらうことにしました。でも火曜日も仕事の都合で帰れず、翌 水曜日の20:30以降に再度配達をお願いしました。ところが当日運悪くお通夜が入ってしまい、20:30も厳しい状態に。それで、今度は配達人の携帯に直接電話。事情を話すと、

(配達人)「大丈夫ですか? もし、20:30に帰れないようでしたらもっと遅くに配達しましょうか?」 
(foxryo)「いえ、昨日時間指定して帰れなかったので、今日も帰れなかったら申し訳ないので、20:30以降不在の場合は宅配ボックスに入れてください。遅くても21時には帰れますから。それに宅配ボックスは伝票にタイムスタンプがつきますし、冷凍が溶けたりしても苦情は絶対いいません」
(配達人)「では、ご不在の場合は宅配ボックスにいれますね」

そうして結局、配達時間外の21:00を過ぎてから届けてくださいました。丁度届けていただいた時に夕飯のしたくをしていてhideがでたので、残念ながらお礼が言えませんでした。それで、お礼のハガキを書いたってわけです。
一方、月曜日のフリーダイヤルの担当者の対応はというと、顧客視点ゼロでした。私がフルタイムで働いていること、火曜日も帰宅が遅いので、朝8:00前か20:30以降に届けて欲しいことを伝えると、「取りに来れませんよね?」って。う〜ん、なんのための宅配?。すぐ「あ、働いてらっしゃるんでしたね」とは言ってましたけど。結局、「地域の担当者から連絡させます」といわれて電話終了。20分くらいたってからでしょうか(遅いですよね)。今度は中年の男性から電話があり、火曜日の20:30に届けてもらうことになりました。きっと地域の責任者だろうと思われるのですが、その時の声のトーンはとても暗い感じでなんだか面倒くさそうでした。
同じ会社でも、お客様との距離や、価値観の共有状態によって、対応って違うものだなぁとつくづく思った一件でした。



使命を持つ強さ 2004年3月3日
今日、「お役立ち」を企業理念とする三重リコーさんが主催するTOPセミナーに参加しました。冒頭に池田社長から、1992年6月に行われた国連の環境サミットでの12歳の少女のスピーチ映像を紹介されました。彼女の名はセヴァン・カリス・スズキ。私たち大人に対して「解決策もわからないのにこれ以上地球を破壊しないで」と訴えています(「あなたが世界を変える日」という本にもなっています)。自分が地球のためにできること、それは全世界の環境を考える各国の代表者達(ほんとは地球上に暮らすすべての人が考えるべきですが)が集まる席で思いを伝えることだったんです。自分でお金を貯めてカナダからサミット会場に出向いたセヴァン。使命を認識したとき、人は強くなれるのではないでしょうか。

さて、その後のセミナーではディズニー関係者お2人の講演を聴きました。一人は元オリエンタルランド専務の山下尭さん、そしてもう一人はこのコラムでもご紹介した、書籍「社会人として大切なことはすべてディズニーランドで・・・」の香取さんです。

山下さんからは、映画のように色あせることのない「夢づくり」に対するウォルト・ディズニーの本気のこだわり、そして、「ハピネスを提供」を理念に、「具体的に」何をするのか考え、それを徹底的に追求し実現することでお客様に信頼され、感動を提供することをディズニーリゾートでは使命としていることを伺いました。
「夢づくり」のキーワードは、ImaginationとCommunication。お客様のImaginationが広がり、夢の世界を実感していただくためのCommunicationを大切にしている。そのために本物以上の本物らしさを追求している。たとえば、ディズニーランドから湾岸道路や高いビルなどが見えないようにしたり、初めて訪れたときと同じ状態を保ち続け、お客様が何回訪れても新しい発見があるようにしたり。一方、お客様にも夢を壊さないためのルールを守って頂いている。それは、お弁当を決まったエリアで食べていただくこと、お酒は出さないこと、など。当初はお客様から受け入れられないと思ったことが、今ではアンケートを取ると、一番支持の高い項目となっている。これは、お客様からの「本当にお客様に喜んでもらいたい」という思いを信頼していただけているのだと考えている。
ディズニーランドのサービスの基本は人が人を喜ばせるエンターテイメントであり、本気でお客様の心の満足を提供しようと思ったらそのためのサービスとは何かをきちんと考えている。たとえば、人が不満を感じるところは、機械が壊れたり、雨が降ったといったモノや自然現象といった部分では起こりにくくて、人がすることに「もう2度と来ない!」といった強い不満を感じる。だからこそ、ディズニーで働くキャストすべての「心を育てる」ことを支援している。人はプライド(使命感)を持てれば活き活きとお客様に接することができるし、そうしてお客様からキャストに届けられたハピネスは、皆の良い判断基準となる。夢と心、この2つが大切なんだとおっしゃっていました。

香取さんからのお話は、8年間のディズニーランドでの体験を通して学んだことです。
ディズニーの素晴らしいところは「すべてはお客様のために」を徹底していること。たとえば、いろんなルールはすべてお客様を中心に考えられていて誰一人として例外はないこと。それが本当に徹底されていることに気づくと、次第に「本気でお客様のことを考えてるんだ」と、そのルールに共感し、自ら行動することに使命感を持てるようになる。また、誰かひとりが欠けても(さぼっても)ディズニーのサービスは完結しないということや、お客様のことを真剣に考えるというのはいったいどういうことか、毎日の朝礼でキャスト全員が考え、共有する機会があり、それによって、自分に誇りを持つことができる。それこそが、ワイワイイキイキ働ける原動力になるんだと、お話頂きました。詳しい講演内容は、先日、茨城経営品質協議会の鬼澤代表幹事からご紹介頂いた茨城のHPの月例会講演録をご覧ください。タカシ君の話では泣かないように香取さんと目を合わせず、下を一生懸命見ていました。。。

●セヴァン・スズキのスピーチが掲載されている環境・文化NGO「ナマケモノ倶楽部」のURL: http://www.sloth.gr.jp/Severn1992.htm
●セヴァン・スズキ関係の情報「ナマケモノ倶楽部」のURL: http://www.sloth.gr.jp/Severn-top.htm




無名的英雄 2004年2月28日
昨年話題になった香港映画「HERO(英雄)」。今日レンタルビデオやさんで借りて見ました。派手なワイヤーアクションで騒がれていましたが、それよりも背景に流れるテーマにとても感動しました。ブッシュ大統領にも見て欲しい気がします(^^)。
話が二点三転するのでちょっとわかりにくいのが難点ですが、ストーリーは、秦王が自分を狙った刺客3人を倒した「無名」という男から、その刺客3人をどのように倒したのか聞き出していくというところから始まります。「無名」は本当は両親を秦の兵士に殺された趙国人。武術の修行をし、策略をたて、秦王まで10歩の距離まで近づくことに成功し、まさに今、秦王を亡き者にできるチャンスをつかんだのです。でも、刺客3人の中の「残剣」、秦王を殺すことができたのに、あることを悟ったために殺すことを善しとしなかった人です。その「残剣」から「秦王を殺すなかれ」と、あるキーワード(漢字2文字)を託された「無名」。そして「無名」も秦王を殺さずに、そのキーワードのもとに死んでいきます。その後、秦王は「無名」の意志を心に、秦の始皇帝となるんです。この「残剣」の「無名」に対する気づきを促すキーワードの与え方、「無名」の「秦王」の気づきを促す語り、そして、真実をつかんだときの「無名」の潔さ、「秦王」の使命実現のための意思決定の強さ。混沌に戻さないために。。。人は自ら、そして心底気づくこと(悟りかもしれません)ができたら変わることができるんだなと思いました。

OK牧場 2004年2月12日
先日、「へぇ〜」の番組(トリビアの泉)で、「OK牧場」がでてました。OK牧場というのは交流分析(心理学)の中に出てくる4つの人生態度のことです。番組では、「待ち合わせの時間に相手が10分遅れてきたら」という例題で自分がどこに当てはまるかやっていました。
@相手に遅れる事情があるかもしれないと冷静に落ち着いて待つ、A自分が待ち合わせの場所や時間を間違えているのではと不安になり調べまくる、B不機嫌になる、Cなにもかも信用できないと思う。
さて、あなたはどれですか?
私はA。

 @正常・良好 I'm OK, You are OK. 
 A自分に自信がない I'm not OK, You are OK 
 B相手は信用できない I'm OK, You are not OK 
 C絶望 I'm not OK, You are not OK

岡本先生が経営革新の推進をしていく人は、この4つの人生態度の中の、@の協力・強調型でなければ出来ないとおっしゃっていました。何故なら、Bは、支配・強制型で、方法の強制では目的から目がそれる、Aは、依存・逃避型で、「うちの会社は元気がない。あんたが威張っているから」と自己逃避に走る。Cは、絶望・混乱型で、やたら不毛な議論ばかりをしている状態になってしまう。
自分を信じ、人を信じること。人生の目的がびしっと決まったら、できるのかもしれないな、そうなりたいなと思いました。

台風娘のセーラさん語録 2004年1月25日
2003年10月16日「TKC大学」セーラ・マリ・カミングス氏 講演

長野県小布施にある枡一酒造。廃業寸前の造り酒屋で、300年の伝統に現代風な息を吹き込むことで売上を20倍にし、経営再建を果たした女性。それは、なんとアメリカ人の女性でした。日経新聞主催のWoman of the year2002に輝いています。
そんな彼女の講演から。


●ポリシー&行動基準
・知行合一
・アクシデントがあるからこそ面白くなる
・余裕のない時こそ、楽しさを見つけて笑う。遊び心を忘れない。
・今やれることをやる。葛飾北斎の「波」の絵のように、海のない小布施で今の波を作っていく。
・提案すると飛び出すネガティブな「止める理由10個」に対しては、「やれる100個の理由」を考える。そして、できるこからやること。
・がんばれる職場があれば、がんばりたい人が集まる。
 蔵部(クラブ:「寄り付き料理」と言う郷土料理のお店)を作った当時は働く人がダレもいなかったのに、現在は20人もの人が集まっている
・常に姿勢を正す
・大変な時に頑張れば頑張るほど、頑張れたことによって普通の時は楽に過ごせる

●夢
・小布施を開かれた文化サロンにしたい!
 −国際北斎会議の主催 →実現済み
 −小布施見にマラソンの開催 →実現済み
  地域のボランティアですべてを運営。橋まで作った。
  ごみ拾いをする。雨でも嵐でも暑くても雪でも、必ず月2回決まった日にやる。
 −電柱のない街を作る
・大量生産の低コストには勝てないから、地域のシステムを創る!
 地域のコミュニティの繋がり、アイデンティティを確立する
 −通い瓶の復活 またお店に来ていただける
・木桶で日本酒を造る。木桶で日本酒を造る事を後世に伝える
 木桶を造る技術自体が廃れかけていた。 桶を作るための材木がない。地域の林業も復活できるのではないか

こうして彼女の夢は果てしなく広がって続いていきます。
●枡一酒造HPのURL: http://www.masuichi.com/sarah/index.html#
 本も出てます。「セーラが町にやってきた」清野由美著 プレジデント社


なぜスピードが求められるのか 2004年1月12日(日)
社内報など、社内に情報を発信する仕事をする時に、スピードかクオリティか、と悩んでいたら、ある人がアドバイスをくれました。
スピードが第一だよ。外部の環境はどんどん変化する。内部で正確さを求めている間に、外部の変化はおかまいなしでやってくる。考えている間は何もしていないのと同じだよ。まずやること、そして間違っていたら変えること。それが重要なんだ。もともと100%正確なんてことはありえないのだから。
たとえば、ある戦略が、6:4の確率で成功すると判断したら、それは、やるべきである。51:49だとしても、可能性があるのだからやるべき。社内の内部努力で、その比率を変えることができるとしてもほんのわずかである。何故なら、外部の事実は変えられないし、変化は止まることがないからだ。社内で内部の議論をしているうちにお客様や外部環境は変わる。
ただ、やみくもに「スピード第一」ではなくて、目的に対して、スピードと正確さとのバランスをとる、それが重要なんだ。簡単に言えば、お客様にとってどうか、ということだよ。こういう決まりだから、社内だから遅くていい(事実前提)ではない。内部のひとりよがりであってはならいのさ。

静電気がたまる女? 2004年1月9日(金)
先月、会社でノートPCに向かって仕事をしていたら、急にハングアップ。というか、マウスは動くのに、クリックがきかない。あれ〜? とりあえず、Windowsキーを押したら動いたので、Windowsを終了。その後、気を取り直して、電源ON。ところが、ログイン画面はでたものの、キーボードから入力ができない。ひえぇえ〜。まだ使いはじめて2ヶ月もしないのに壊れちゃった!? それにたったいま、HDDに保存してたデータはどうなるのぉ〜? Windowsが起動しないと、DELLのサポートデスクも調べられないじゃない!、とパニックに。
なんとか平常心を取り戻し、隣の上司のPCでサポートページを見つけてトラブルシューティングを検索。でも該当するトラブルが見つからず、電話。こないだユーザーが電話かけなくても解決できるようにインターネットのQ&Aを充実させているという記事を読んだばっかりなのになぁ、と不満。おまけにやっぱり繋がるまでに音声ガイダンスをたっぷり聞き、サービスタグナンバーを入れたりしなくてはならず、面倒。気は焦るばかり。
繋がるまでに3分くらい待ち。事情を話すと、@電源アダプタ、マウスなどPCについてるケーブル類はすべて外し、バッテリーパックも外す、A5回電源ボタンを押して、約2分間放置、B起動。なんとこれで直ってしまいました。2分間放置中、DELLの担当者が後日サポートアンケートのためのメールアドレスを聞いてきましたが、私は何故それが起こったかとか、こんな状況が頻繁に起こるのかどうかのほうに興味があり、質問攻めにしていました。彼曰く、「静電気が原因では」「頻繁に起こるかどうかは」と言葉を濁していました。確かにその日セーター着てたけど、それって今日に限ったことではないし帯電してくのかなぁと訝しく思ってました。さっき、DELLのサイトを見たら、12月の更新情報の中に「起動後にキーボードからキー入力が全くできない場合の対処方法 (Inspiron 2500, 2600, 2650 / Latitude V700, V710, V740)」が追加されてました。ううむ。載るってことは頻繁に起こってるんじゃん。今後が心配なfoxryoでした。
でも、DELLのサポートは適切かつきちんとしていました。再起動してキーボードが効くかどうかまでを、私と一緒に確認してから電話を切っていましたから、トラブル解決能力は評価できると感じました。星2つ半ってところです。
昨日は昨日で、家のPCの動作がNortonのインターネットセキュリティのせいで異常に遅くてイライラした私は思わずアンインストールしちゃいました。今日、HIDEがNortonのサポートページに理由が掲載されているのを発見。そういう状況がわかっていたら前もってなんとかできなかったのかと考えてしまいました。


そのとき どう動く 2003年12月17日(水)
R:相田みつを 東京の国際フォーラム ガラス棟B1にある「相田みつを美術館」に行き、1時間程、いろんな言葉を見つめてきました。その中で今の私にぴったりの言葉のポストカードを1枚買ってきました。それがこの写真です。ほかにも気に入った言葉が2つありました。そのポストカードがなかったのがちょっと残念。一つは「馴れ」。これはいつでも初心という内容の文章。もう一つは「ゆ」。これは本当にたった一文字書かれているだけ。自分のいる場所という解説がついていました。
場所は東京駅の丸の内口から地下道を歩いて5分くらいと近いです。是非、心を癒しに、そして元気をもらいにいってください。
●相田みつを美術館のURL:http://www.mitsuo.co.jp/

自己実現を追求できる組織へ 2003年11月27日(木)  JQAA中部 ベストプラクティス研究会
千葉県経営品質賞 奨励賞を受賞された、京葉ガスの推進者、石上さんの講演がありました。そこで一番感じたのは、これからの組織は、というか社会全体は、自己実現を追及できるような形でなければならないということ。
マズローの5段階欲求説では、人は、生理的欲求(食べる寝る)からはじまって、それが満たされると、安全の欲求(住む、安全、安定)、社会的欲求(どこかに属したい、仲間が欲しい)、認知の欲求(他人から認められたい)、自己実現の欲求(自分を高めたい、社会の役に立ちたい)と段階を追って欲求が変化していくと言われています。
組織の中で認められると、人はその組織の中だけはなく、社会に目を向けて自分を高めていこうと思える(自己実現)。そういう人は、自組織内だけでなく、組織外でも通用するスキルや知識を持つようになる。そしてそういう人がイノベーション(革新)を起こせるのだと思います。組織の中にそんな人が沢山いて、ビジョンやミッション、バリューを意思決定の軸にして自発的に行動していたら、その組織は学習し続け、かつ成長し続けられるんでしょうね。人は究極そんな組織を夢に描いているものなんだと思います。

自らを知り、人を知る  2003年10月31日(金)
コーチングのセミナーを受講しました。レクチャーだけでなく、実際に自分達で体験しながら進められる講義で、なおかつ椅子だけのセミナーってはじめてで、とても面白かったです。今後、社内広報誌のインタビューや人との関わりにおいて役立てていけそうだと思いました。


コーチングというのは、相手の自発的意思を引き出すものです。そのための質問のしかたや態度、誉め方、存在自体を認めることなど、コミュニケーションの理論やコーチングのスキルを学びました。特に面白かったのが、思考のパターンや、周囲の人との関わり方によって、人は大きく次の4つのタイプに分けることができること。
 ・人も物事も支配していくコントローラー
 ・アィデイア豊富で行動的なプロモーター
 ・人や周囲を支持していくサポーター
 ・分析や戦略を立てるのが得意なアナライザー

自分は他人から見てもらっても、自分で分析した結果も、プロモータータイプでした。特徴として、計画を立てずに直感で行動していくタイプ、おまけに身振り手振りが大きく、擬音を使うのが多いヒトらしいです。。。4タイプしかないのに、当たっていると思えるのがとても悔しい?です。
この4タイプを行動で見分ける方法も教わり、自分の苦手なタイプに対処する方法が見つかって得した気分です。タイプの違いを理解すれば、アプローチの仕方がわかるんです。
それから経営品質の考え方に近いなと思ったのが、コーチングするときに、現状認識とあるべき姿のギャップを本人に認識してもらって、自分でできることは何かを引き出すところです。当事者として自発的に動く、これが人のチカラを最大限に引き出す方法なんでしょうね。
今回のセミナーでの自分としての気づきは、相槌をうったりしてはいるけど、結果をコントロールしようとして人の話を実はあまり聞いていないことを自ら認識したこと。家でこのことをhideに話したところ、「そうだよ。気づいて良かったね」と言われ、ちょっと落ち込みました(+_+)
●講師の所属団体「コーチ・エィ」のURL:http://www.coacha.com/index.htm
目標は2段で構える  2003年7月
ある講演会で、女性アルピニストの今井通子さんのお話がでて、それがとても印象的でした。
「山を登る時には、必ず次の目標を掲げておく」。何故かというと、山を登る時よりも、降りる時のほうが危険だからです。「次はあの山に登るんだ」と目標を決めておくと、山を降りる時の滑落事故が減るんだそうです。山を登るまでを目標にしていると、登頂に成功したとたん、達成感で一杯になり、あとは降りるだけという安心感が芽生えて事故が起こってしまうのです。
このお話を聞いて、ビジョンというのはとても大切だなと思いました。短期的な目標を目指すだけでは組織の成長は考えられません。ミッション(その組織が社会に提供するもの)、バリュー(守るべき価値)に基づいて創られる、ビジョンは夢。これに向かっているかどうかをいつも意識できれば、組織は革新でき、進化し続けていくのだと思います。
まずは自分が変わる  2003年6月18日(火)
私の友人のM澤さんの好きな言葉、「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」。この「自分を変える」ということをもっと真摯に考えられる言葉に出会いました。
それは、昨年の日本経営品質賞受賞企業報告会の時に、岡本正耿先生が引用されていた、イギリス ウェストミンスター寺院の地下大聖堂にある英国国教会大主教のお墓に刻まれている言葉です。

『私が若く、自由で、創造力が豊かだった頃、世界を変える夢を見ていました。ところが、歳をとるに従って、世界はどうしても変わらないことに気づきました。そこで多少視野を狭め、私の国だけ変えようと決心しました。しかし国も動きませんでした。そして私は自分に最も近い家族を変えることにしました。しかし、家族さえも思うように変えることができませんでした。
 今、死の床に伏し、私は悟ったのです。もし自分自身をまずはじめに変えることができていたなら、家族を変えることができたかもしれない。そうしたら家族に勇気づけられ、その家族のまわりの人にも後押しを受けられて、この国を少しでもよくできていたかもしれない。そして、ひょっとすると、世界をも変えることができたかもしれない。 私は順番を間違えたのだ』

この言葉を胸に刻んで、まずは自分から変わっていきたいといつも思っています。が、現実は厳しく。。。変な人にならないように注意したいと思います。

ウエストミンスター寺院の鐘の音
このコラムを見た同僚のT内さんから、中学生の頃BCLにはまっていて、その頃の英国放送協会(BBC)のインターバルシグナルという、放送局の識別音が、ウエストミンスター寺院の鐘の音に続き、ビッグベンの音が鳴り響いていたとのメールを頂きました。以下のURLから、懐かしの日本語放送 英国放送協会(BBC) mp3で当時のインターバルシグナルが聞けます。
http://homepage2.nifty.com/osappi/bclmp3/radio_bbc_rs.mp3
感動のメカニズム 
「テーマパークが私の学校」オフ会(☆) 2003年5月31日(土)

左から、あの町丸さんと香取さん「感動」がテーマの今日のオフ会。広島の大学の先生から、「私は感動のメカニズムを明らかにした。年をとると涙腺が弱くなるというのは全く違うことを実験で証明したんだ。感動というのは、本人の経験が相手の経験と重なった時、心を動かすから起こるものなんだ」。でも香取さんは経験してなくても感動することがあるのはなんでだろうと疑問に思います。想像力が関係するんじゃない?という人もいます。そこで、香取さんは自分の体験した感動を2つ話して、みんなで考えてみようと提案しました。
1つは、3年前、中国の北京に科学技術博物館がオープンする時、スタッフのトレーニングに出掛け、中国の人は、普段の行動の中で目上の人を敬う心や行動が自然にでるのに感動したこと、いつも青いセーターを着ていた教え子の女性から、3年経った今でも時々「今日お客様とのやりとりでこんなことがありました。私の対応は正しかったでしょうか」というメールが届く勤勉さに感動したという話です。
もう1つは、メルマガに出てくる佐賀屋君のスプラッシュマウンテンに掛けた情熱の話(これはメルマガになるので詳しく書けません)。
私は感動というのは、自分が経験していなくても、それを見たり聞いたりした時、揺るぎない意思を感じ、自分にはとてもできない、かなわないと感じる時に生まれるのではないかと思います。実際、佐賀屋君がスプラッシュマウンテンの工事現場から完成までの様子を、毎日2分30秒づつこつこつ撮ったビデオを1つのストーリーに編集したビデオを見せていただいた時、本当に感動しましたから。

その後は、香取さんや町丸さんへの質問コーナー。お二人に聞きたいことはやっぱり職場での悩み。(最後はあまりに突っ込んだ話だったのでカットしました)
Q:部下や仲間のモチベーションを高めるには?
−相手に期待することを明確にし、ストレッチさせてあげること。そしてそれを積み重ねていくことを心がけてる。
−この人と一緒に仕事をして良かったと思われる存在に自分(上司)がなること。
−やれていることを認めて、一言余分に、本人が気づかない一つ上のことが言えるかどうか。
Q:高度な事務仕事でも、ディズニーランドのようにやりがいを感じて楽しんでできるか?
−職場としてどう運営するか、どういう雰囲気かが大切。雰囲気というのは、トレーニングの積み重ねでできるものではなく、上司自身の言動と行動が一致しているかで決まる。
−ディズニーランドでゲストに写真を撮るサービスがあるが、それをやっていない人がいることのほうが変。皆がやってるからやるのは当然。そういう意味では「はじめにそれを徹底した人」がすごいと思う。
−主義主張を持つ(なんにでもこだわる)
−ディズニーランドではお客様が笑顔だから自分も笑顔になってしまう。難しい仕事をしていて笑顔でいるのは難しいのでは???

集団になったときに変えられるのはムード。雰囲気をリラックスさせるために人が共感できる話題をすることも必要。たとえば、「最近体験した感動」などが有効かもしれませんね(by香取さん)。

オフ会後の記念写真 ☆私が「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」という書籍に初めて出会ったのは2002年の8月頃。作者は香取貴信さん(写真:右)で、ディズニーランドを卒業して現在は、テーマパークの運営支援をする会社に勤めています。今日はその本の元になった、メルマガのオフ会が蒲郡のラグナシアで開催されました。
●テーマパークが私の学校メルマガURL(by SHUU研究所)
温かいJR春日井駅の駅長さん  2003年5月30日(金)
今日は午後から外出。ワークショップの最中から頭が割れるように痛かった。終わる頃にはお腹まで痛くなってきた。なんとか春日井駅まで持ちこたえたけど、電車に乗る気力もなく、ぼーっと10分ほど座っていても一向に良くならない。冷や汗が出るし、小刻みに震える。もうだめだ〜と思って、駅員さんにどこか横になれるところがないか聞くと、「ないけど事務所に入りなさい」と言われ、人がいないところに座れるように案内して頂いた。しばらくじっとしてても全くダメ。そうしたら、他の駅員さんたちも心配してくださり、「大丈夫?」と声をかけてくれたり、ソファーのある部屋に通してくれたり、毛布を持ってきてくれたり。部屋に入れてもらった時に、誰かがデスクに座ってなにか作業をされていたけれど、しばらくしてドアの閉まる音が。暫く横になって気分が良くなってきて周りを見まわすと、ここはもしかして駅長室?。歴代の駅長さんの名前が書いてあると、ぼんやりしながらまた眠ってしまった。なんとか電車に乗れるくらいに回復して皆さんにお礼を言って帰りましたが、どなたが駅長さんやらまったくわかりませんでした。高蔵寺の駅を降りて歩くたびに吐きそうでしたが、暖かい気持ちで帰れました。春日井駅のみなさん、本当に有難うございました。
きっと、駅長さんは、普段から人を思いやることを大切にされているのだろうと感じました。(注:変な文章ですみません。まだ気分が回復していないのにどうしても書きたくて。)
きつねのお仕事
景気が低迷する中、株価を上げ、最近少〜し有名になってきたメーカーの会社員です。 お客様や市場の変化を素早く察知して、その変化に柔軟に対応することのできる「At Your Side」な企業文化を持つ組織作りを後方支援しています。
経営品質協議会認定アセッサー

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