何年も前に偶然通りがかって見つけた天生(あもう)県立自然公園。
ブナの原生林や湿原があって、夏に行ったら涼しいだろうねっていうことで、数年前に行こうとしたら、豪雨のあとで土砂崩れがあり、国道360号が通行止め・・・。そもそもこの360号は冬から初夏まで半年以上封鎖されるので、このあたりの自然は守られているのかもしれません。そして、この夏、念願かなってやっと到着できました。
●荘川桜
天生峠までいくには、東海北陸自動車道で20個くらいのトンネルを潜り抜け、荘川、白川郷あたりを通ります。
荘川と言えば、有名な荘川桜があります。ダムの底に村が沈む。ダムの工事責任者は2つのお寺にある立派な桜の古木を見て、これを沈めるのは惜しい、村人たちに何か残したいと、難しいとされた移植を成し遂げました。そして、いまもこの場所で毎年見事な桜を咲かせています。東海地方に住んでいると、ニュースでよく見ることができます。
晩夏の桜の古木はこんな感じ。青々と葉を繁らせていました。
そのあと白川郷も超えて山の奥へ奥へと向かいます。
途中、道の駅飛騨白山でおにぎりをGET。 このおにぎりのお米が小粒ながらつやつやして独立していて食べごたえがある♪ 煮卵もGood!
水も空気もキレイでなところで育つ山間の食べ物だから、滋味いっぱいなのかもです。
この時期は、大型バイクの方たちもたくさん走っています。みんな涼を求めて、でも360号の山あり谷ありヘアピンカーブありのドライブを楽しんでいるでしょう。
ここから眺める景色ももうすぐ色を変えようとする山々の緑と家々のオレンジ色の屋根のコントラストがとても美しかったです。アルプスの少女ハイジがいるかもw アルプスじゃないけど♪
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●天生県立自然公園
駐車場に到着し、入山料500円を支払って湿原まで。
のっけから、「熊に注意」の看板が・・・。
鈴、持ってない・・・。
ま、いっかと気軽に歩きはじめると、意外な上り坂。これはどのくらい続くのだろう・・・。延々と続く山道を、「あ、ここにもキノコ」「あ、ここにもこんなにかわいい花が!」とモチベーションを保ちつつ歩き続けました。
そして、40分後。
やっと湿原に到着。
道のように見えるのは小さな川。それがわかるのが面白い♪
水芭蕉も終わっているので今咲いているのはニリンソウとか。湿原のわき道を歩くとバッタがぴょんぴょん元気に飛び跳ねていくのが面白い。クロアゲハも美しい。
そんな天生の自然の中で見つけたお花たちを紹介します
湿原は人や動物(主に熊さん?)から守るために、フェンスがはりめぐらされていて、ドアもついています。熊さんがいそうなところは、一斗缶が逆さにつるされていて、それを棒で叩くようになっています。
「ここにいるぞー、通るぞー」
という人間の主張です。foxryoはこれに加え、「森のくまさん」も歌いながら歩きました。 だって、鈴とか音の出るものを忘れましたから・・・。iphoneで音楽流すっていうのもなんだかこうした大自然の中では不釣り合いな気がしたんですよね。
眼前に広がる湿原や大木、小さな花や生き物たち。
天を仰ぐと森の中に抱かれている感じがすごくする。思わずインスタに動画をアップ。といってもあとからですが。天生は完全なる圏外w
360号の分岐にある、郵便局。
冷たい水の桶の中にキュウリが2本入っていました。
自由に食べてね。
ゆっくり、のんびりと、
一休み、一休み
人の心も温かい。
きっとここで「通行止めかぁ」ってつぶやく旅人たちの心を癒すための心遣いなんでしょう。
里山ワンダーランド。紅葉もきっと美しいですよ。山歩きが得意な方にはオススメです♪
☆天生県立自然公園 住所:岐阜県飛騨市河合町天生
北ひだの森をあるこう!URLhttp://hidamoriaruki.com/map/amou/
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