栗きんとん拾いの前日は、お休みをいただき、女子旅へ。
朝8:20に集合! 出勤より早いよ〜w
今回のメインは、資生堂アートハウス。そう、新幹線から茶畑の緑がまぶしいなぁと思っていると見えてくるあれですよ、アレ。秋だし、食べてばっかりじゃなくて、美にも触れないとw
●資生堂アートハウス
掛川駅に着いてからバスの時間を見ると、1時間に1本! 歩けば15分・・・。いやいや、やっぱりタクシー。線路沿いの寂しい感じのところを通っていくので、こっちであっているの?と不安になる。
でも違いました。ただ単に敷地が広いだけ。そして、見慣れた外観がどーんと広がっていました。
左の写真は資料館、そして、右の写真はアートハウスにいくまでの景色。アートハウスの外観はかなりシンプルにまとまっていたのと逆光気味でうまく撮れませんでした。残念。アートハウスまでは200m位だと思うのですが、大きなオブジェが彫刻の森のようにあったりして、アートな雰囲気を漂わせています。
展示内容は、ルネ・ラリックの香水瓶。工業製品ではない、一つひとつが手作りのアールヌーボーなガラス細工たち。香水好きじゃないですが、その造形に瓶だけ欲しくなりましたw 1900年初頭のアトマイザーの大きさにもビックリ。今は誰でも持てるけど、昔はハイソな人たちしか持てないものだったんですよね。
最初に見学したのは資料館。こちらは資生堂の歴史がつまっています。資生堂のはじまりは調剤薬局。創業者はいまでいうモノではなく、コト創りをしていたことに気づきました。
だから、化粧品に参入していく過程でも、それをつかって女性が素敵な人生を送るということを考えて様々な商品展開や花椿のロゴを核にしたブランディングがなされている。先見の明がある方だったのでしょう。
昔の化粧品を観るのも楽しかったけど、2階のポスターが圧巻。こちらもとっても楽しめました。
こんなに素敵な施設の見学が無料でできるってとっても素敵。とはいえ、男性には向かないかもですね。
★資生堂アートハウス サイトURL:http://www.shiseidogroup.jp/art-house/
▲トップへ
●駆け足の掛川城
駆け足、というより、写真撮っただけw
テリーさんから「戦後再現されたお城は数ある中で、ここはコンクリートじゃなく、木造なんだよ」と教えていただいたので、行ってみようと思っていたんです。
が、時間がない。資生堂アートハウスでゆったり見ていたら時間が〜。浜松で待ち合わせをしているので無理!
ということで、アートハウスから駅までタクシーで戻るときに写真を撮るために立ち寄りましたw
タクシーの運転手さんは女性で、しかもとっても優しい。この日15時過ぎから、掛川のお祭りがあることを教えていただいたり、私たちがお弁当を買って浜松までいくというと、駅のそばに出来た商業ビルの1階にあるお肉屋さんのカツカレー弁当を勧められました♪
まずは掛川城で教えていただいた撮影ポイントに立ち、地元の小学生の子供たちとも撮影w
そして、お弁当!
カツカレー弁当はとっても美味しそう。「でも、浜松から掛川までの車両は対面シートだった!」とサリーが主張したので、あきらめました。が、この決断は後から本当に感謝することにw
結局、ここでは掛川アンデルセンというお店でパンをGET。
抹茶メロンパンがめちゃくちゃ気に入りました。抹茶の味は濃くて甘すぎずクリームもとろーり。これ、また買いたい。されど掛川遠いです。
そうそう、このメロンパンを車内で食べるのは、とても勇気がいりました。車掌さんや女子高生にガン見されながら・・・。御馳走様でしたw
▲トップへ
●うなぎパイファクトリー
浜松に到着すると、ナビゲーターが待っていました。車に乗り込むとまずはうなぎパイファクトリーに進路をとる。
浜松は中学3年間自衛隊の近くに住んでいたので、駅近辺にはなじみがなく、懐かしさは感じません。駅、超綺麗になってるし。
ファクトリーに着くと、どこもかしこもうなぎパイで飾ってありますw ここの見学も無料。さらにお土産つき! 中国からの旅行者が何故かいたりして、人気なんだ〜と思う。
館内は香ばしくてあま〜いかおりがしています。自動でどんどんうなぎパイができている様子を上から眺めた後、foxryo目的の「モンブラン ミルフィーユ仕立て」を注文♪
「うなぎパイでアイスクリームをすくって食べてくださいね」とご指導があったので、その通りにいただきます。下の栗ペーストの中もアイスクリームでした。この組み合わせ、意外にいいかもです。夕食の時に落ち合ったナビさんの奥様からは「あそこで食べるべきは、みたらし団子ね」という情報もありましたが、季節のものをいただけたので、ま、いっか。
カフェの照明カバーにはうなぎパイのレプリカが縦にいっぱい張り付いていたり、外の手すりはうなぎの形だったりして、探してみるとなかなかうなぎおたくになれそうな作りです。
車でなければいけないような山の中にあってたくさんの人が訪れる理由がなんとなくわかりました。
★うなぎパイファクトリー サイトURL:http://unagipie-f10th.com/
▲トップへ
●庭園に心洗われる龍潭寺
引佐の山奥にある龍潭寺。ここの庭園は心洗われる場所。平日の時間ギリギリに行ったこともあって、私たちだけで独り占め。中央の守護石や「心」字池を見つめていました。
庭園についてのガイド音声が数分ごとに流れるなか、「鶴をかたどった・・・」というのがどうしてもわからず、先に売店の方に行ったサリーたちが男性から講義を受けていた。
それは、ご住職でございました。
「鶴はどこ、ではなく、周りの木々が季節によって移ろうのと対照的に庭に配置されている石が無常を表していることを感じてください」
さすが禅寺です。
石は守護石以外はすべて上が平らになっているのだそう。そして無常に見える石も、次第に白くなっているところも江戸時代の名庭師 小堀遠州の遠きを図る心のようです。
またこの日は再来年のNHK大河ドラマの「おんな城主 直虎」が決定したことにあわせて特別展示がされていました。ここ龍潭寺は井伊家の菩提寺であることから、ディレクターによる取材も前日にあったと伺いました。
金沢文庫に所蔵されている南宋時代の百科事典の実物が展示されていて、ちょうど開かれていたページには「八景」という言葉が載っていました。ここから「○○八景」という言葉が生まれたのだそうです。
また、信長の持っていた天目茶碗も見られました。ご住職から庭園や重要文化財、そして大河ドラマのお話を伺うことができたのってとっても有難いことでした。
秋の庭園も紅葉が美しいでしょうね〜。また訪れたいお寺の一つです。
★龍潭寺 サイトURL:http://www.ryotanji.com/index.html
▲トップへ
●うなぎ「あつみ」
浜松駅に戻って、歩いて人気の鰻屋さんへ。すでに「真食感!」でご紹介しましたが、鰻の白焼き丼です♪
それは、foxryo的に想像を超えた食べ方だったんです。
皆さん、うなぎといえば、タレをつけて焼く、蒲焼をイメージしますよね。そして、それを長焼きでいただくか、お重でいただくか、丼でいただくか、に加えて名古屋では、ひつまぶしでいただくかですよね。
そして、いったん焼いたのを蒸しあげる作り方もある。
ところがこの「あつみ」さんでは、白焼きがあり、しかもそれが丼になっている、というものでした。
薬味は柚子胡椒、わさび、生姜、ネギのみじん切りと盛りだくさん。
タレのかかったご飯の上に白焼きがどーんとのっていて、醤油を付けてご飯の上にもどし、薬味をつけていただくか、柚子胡椒をつけていただくか。
いやぁ、ビックリしました。まだまだいろんな食べ方があるんだなぁ。
白焼きはとってもふっくら。口の中に入れるといつも食べている鰻の硬さは一切ありません。いままでの常識を一切なしくずしにする、新感覚!
いつも食べているものを違う食べ方で。それはとても新鮮に思える。
仕事でもなんでも「こうあるべきだ」とか「これで完璧だ」となった瞬間から進化は止まる。
このお店の鰻は温故知新だ!と感動。
これまで食べたことがない味。foxryo的には初めての食感。
当たり前だと思っていたことを覆すことって感動を呼び起こす。
そんな仕事ができるといいなぁ。
だいぶ話が逸れましたが、器も美しい。なかなかこの翠と黒をうまく使うことってないんじゃないでしょうか。
皆さんももし浜松に行ったら、立ち寄ってみてはいかがでしょう。平日の夜なら予約ができるそうです。
なお、もちろん、蒲焼もありますよ♪
★うなぎ「あつみ」 サイトURL:http://unagi-atsumi.com/
ということで、楽しかった女子旅もこれにておわり。予定では中田島砂丘で夕日を見る、というのもあったんですけど、龍潭寺のお庭の美しさに負けましたw
御土産は浜松駅で。
うなぎパイは、foxryo的にはいつものうなぎパイかナッツ(アーモンド?)がついてるちっさめのがいいな。
お * し * ま * い
▲トップへ
Copyright foxryo's note pad. All Rights Reserved. Since 2002.8.16
|