Foxryo's Note Pad

【高知本氣フォーラム2008】 全レポート一挙大公開!
日時: 2008年11月15日(土)12:30〜19:00
場所: 高知市文化プラザかるぽーと7階

【セッション2】

◆支援の先にあるもの
テラ・ルネッサンスは8年目。カンボジアの地雷除去、技師装具士養成、小学校の建設、ウガンダの元少年兵92名の社会復帰支援などを行っている。しかし、民間支援には限りがある。
マーガレットという女性への支援を2、3ヶ月悩んでいた。なぜなら彼女はHIVで死んでしまうことがわかっていたから。優先順位を悩む。しかし、彼女のこの一言で支援を決めた。

「私には小さな夢がある、洋裁店を開いて、土地を買い、家を建てる。私には3人の息子がいる。土地と家があり、彼らが生き続ける限り、私のことを忘れないでしょう。私はその子達の中に生きた証を残したいのです」。

彼らを支援することで、自分たちが成長できる。変化をする彼らをみて私たちが変わること。コンゴで戦争激化している。コンゴの戦争はレアメタルが原因。戦ってる人、働かされている人たちは誰がレアメタルを使っているか知らない。それはある意味希望かもしれない。私たちが知って、事実を捉えて変われば社会が変わる。自分が変わること、社会が変わることは一緒だと考えている。

◆決めたら準備ができる
1970年代、「インドシナ難民を助ける会」というNGOを立ち上げた相馬さんにこういわれた。

「権力に頼らないこと。自分で立つということ。自分に忠義を尽くすこと。誰に尽くすのでもなく自分に忠義を尽くしなさい。心の底からやりたいことに忠義を尽くしなしなさい。最後は社会が決めてくれる。」

自分は8年間本気じゃなかった。というか、本気で平和が来ると思っていない節がある。平和を自分たちがつくるしかない。準備が整うからではない、決めたから準備ができていくのだ。
最初は一人で始めた。一人でものごとは始まるけど、一人では成し得ない。多くの人たちの力が必要。僕らの中からあるものを追い出さなければならない。それは、「みんなと一緒じゃなきゃイヤ」ということ。「みんなが何も言わないからなにも言わない」「仲間はずれになりたくないから」、「痛いことをされたくないから」。そういう考えを追い出さなければならない。

◆次の世代に託すもの
田坂広志さんの言葉に、

「野心とは、おのれ一代で何かを成し遂げること。志とは、おのれ一代では成し遂げ得ぬほどの素晴らしき何かを次の世代に託す祈り」

というのがある。

何故子供が生まれてくるのだろうか。天が今を生きている私たちを信じているから、希望である子供たちをつかわしているのだ。この事実を真剣に考えなければならないのではないか。たくさんの命が生まれてくる。しかし、条件や環境によって人生が左右される・・・。
僕自身がどれだけ本気になって自分と愛する人の未来をイメージするのか。自分の脳の中でイメージした人生を、社会をつくる。真剣に願うこと、祈ること、思うこと。それが本気なのだ。


◎テラ・ルネッサンスのサイトURL:http://www.terra-r.jp/

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