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Foxryo's Note Pad
お仕事きつね 【 きつねのメモ帳 】
ちょっとカフェタイム
〜foxryoが感動したことや、ふと考えたこと、セミナー・講演などからの気づきメモです。〜
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ちょっとCafe time

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+ パンドラの箱
+ 魅せる
+ 学ぶ
+ サービスって
+ 怒るのって体力いる
+ 流れ
+ 温度を操る
+ 幸せのパン
+ 自分の時間
+ 防衛本能
+ 世界はつながってる
+ 人が輝く
+ 行動を考える
+ スゴイ会社?
+ 働けてよかった
+ 失敗が楽しい?
+ 国家なき政治家
+ 即好きになる
+ バックアップ
+ 前例があるから
+ すべては
+ 影響
+ 自社の技術で役立つ
+ 信頼
+ 一人の力
+ 「大発見」の巻
+ 笑いに変換
+ スミレを守る
+ イケナイ表現
+ 主語を考える
+ 人が支える
+ ありのまま
+ 聴いて欲しい歌がある
+ 心構え
+ 感動が減った?
+ その道のプロ
+ 語れる
+ 顔晴る仲間がいる
+ 言葉にならない不満
+ 期待を超える
+ 周りを明るく
+ モノ語り
+ 記録に残すこと
+ モノを創る企業で
+ プリウスは馬車に
+ タイムマネジメント
+ やっぱり人?
+ 自分を分析
+ 情報を見る目
+ 元気になれる言葉


きつねのお仕事

パンドラの箱 2007年11月22日(木)

1976年に、「わが国の国の進歩を測る指標は、GNP(Gross National Product:国民総生産量)ではなく、GNH(Gross National Happiness:国民総幸福量だ」と言い、GNHをあげるべく取り組んでいたブータンの国王様。1999年にテレビとインターネットを解禁しました。それからこの国では、家族や村での語らいが減り、犯罪が起こりはじめることになります。まるでパンドラの箱を開けたかのように。

テレビとインターネットを開放したって、国民の信仰宗教が変わったわけじゃない。リーダーも変わらないし、法律も変わったわけではない。それなのに生活が激変してしまう。
これまで国民は王様が国民のためを思って様々なことを決めてくれると信じ、それに従って生活することに慣れていた。そこに情報というパンドラの箱が開き、なにを判断の軸にすればいいのかわからなくなってしまったんでしょうね。
「誰かが決めてくれるから自分は考えなくていい」、「知らないからやれない」、「任せた!」という自己逃避。そういう場面は仕事でもたくさんあります。情報や知識を持ち、選択権を持つ。それって結局自分で自分を律しなければならないからとても厳しいことなんだなぁとこの話を聞いて思ったのでした。長いものに巻かれてたら楽ですもんね。
自分を律するためには・・・。一人ひとりの心の中にある正義、価値観、信念。どう考えるか、どう判断するか、どう行動するのか。結局は、軸となる考え方を持っていることが一番重要なんですよね。ブータンの国民だったら「GNHを最大にしよう」が軸になったら、王様がいなくても良い国をつくれそうな気がするfoxryoなのでした。


魅せる 2007年11月19日(月)

(フロアに服が広がってる−。なんだろ、このディスプレイ)と思わず釘付けになってしまいました。
床にいくつもの黒い紐で作られた緩やかな円。その中に服がディスプレイされています。まるでスケッチブックに描れたデザイン画のよう。
せめて洋服を低い台に置いたりするものだと思うんですけど、それもしてなくて、しかも柱(?)を上手く使って店内に入らないと向こう側が見えない、というようになってます。 なんだかすごいインパクトでした。
洋服のディスプレイって、10年くらい前だったらマネキンで変化をつけるだけだったと思います。今は、たたむとか吊るすことも店によって個性が出てます。洋服をかけるバーも水平ではなく曲線のものがあったり。目を惹きます。
人をハッとさせるディスプレイって、やっぱりカッコいいなぁ。今、11月末にある、社内イベントをみんなで思案中。どうやったらたくさんの人に興味を持って見てもらえるだろうか。楽しみながら考えよう。


学ぶ 2007年11月17日(土)

 「アタマ、凝ってますねぇ〜」
 「へ? アタマ?」

美容院でいつも「肩、凝ってますねぇ」って言われてたので、聞き間違いかと思いました。でも私はシャンプー台にいたのでそんなはずもなく。
それで、どういうことかと尋ねると・・・

「foxryoさん、自力で頭皮動かせないでしょ。ほら、まるでカツラみたいに前後に動かすのですよ。foxryoさんの頭皮、僕が両手で動かそうとしてもあんまり動かないんですよー」

「ふうぅん、それが凝ってるってことなんだぁ」

「ほら、アタマの禿げた人ってのは、どんな禿げ方してても、耳から下は禿げてないでしょ。あれって、あの部分には筋肉があるから禿げないんですよぉ〜。
てっぺんには筋肉がないんです。歳をとって、だんだん髪の毛が抜けたり、細くなったり、チリチリになってくるのは、筋肉がないので毛根が弱るからなんです。だから、カツラみたいに自力で動かしてくださいね。トリートメントしてる時に前後にマッサージしながら動かすといいですよ」
自浄作用のない土壌では汚染が広がっちゃうみたいなもんですね。それにしても、ショーゲキ的な事実だわー。“あぁ、父もそうだったわ。この話をもっと前に聞いていたら、兄にも、茶○○○さんにも教えたのにっつ”と心の中で呟きました。
いつもいく美容院。もう5年以上も通ってます。初めて聞くこの事実。美容業界も脳科学のように進歩してるんだなー。そして、なんだか知ることって面白いなぁって思ったんです。面白い、と思うことが「学ぶ」につながっていくんですよね。
サービスって 2007年10月28日(日)

N700系 珍しくお怒りモードのfoxryo。それはなんに対してか、っていうと、JR東海。先日の東京出張時、「これってどーよ」と思ったことが2つ。
まず、1つ目は、東京駅のエクスプレス予約したチケット取り出し機の少なさ・・・。丸の内側の入り口には一つもありません。JR東日本の券売機のみ。しかもみどりの窓口でも「エクスプレス予約の変更・取消しは扱っておりません」って。信じられないっつ。東日本さん、確かにシステム違うかもしれませんが、なんとかなりませんでしょうか。そして、東海さん、是非、丸の内側にもチケット取り出し機、1台でも置いてください。

そして、2つ目がtoica。行きも帰りも、在来線から乗り継ぐと自動改札機が通れません。toicaは普段は便利ですけど、新幹線のチケットが磁気切符なので、定期toicaと一緒に改札でわざわざ駅員さんに見せて通るという、まるで時代逆行型のサービス具合。高蔵寺の駅で降りるときも、乗車券とtoicaを駅員さんに見せて、改札を通る。そういう乗客がたくさんいるので、改札は人だかり。なんでしょうねぇ。
あぁ、このページは感動話とかいい話を書くとこなのに・・・
JR東海さん、700系のぞみの新型もいいけど、toicaと磁気切符をちゃんと認識できるようにしてください。定期の更新のときも更新当日の朝に券売所で登録しなおし、するのではなく、事前にできるようにしてください。乗客視点に立ったサービス、宜しくお願いします。


怒るのって体力いる 2007年10月24日(水)

 「オレたちはいつから怒らなくなったんだろう。自分が入社した頃は先輩や上司から良く怒られたし、灰皿で殴られたりしたよなぁ」
 「やってみせ 言ってきかせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
 「山本五十六ですね」

なんていうようなやり取りが、「働きマン」ってドラマでやってました。 「怒る前には期待がある」by衛藤先生。自分が相手に期待していたことを伝えながら話すことが、いまのスタイル。

「おまえ、怒られてよかったな。怒るのって体力いるんだぞ。それだけアイツが本気でむきあってるってことだ」

という台詞にはちょっとぐっときました。今のスタイルであっても、やっぱり「自分の気持ちを伝える」というところはなかなかうまくできないです。本気で向き合うことは体力(精神力も)がいるなぁと思ったのでした。


流れ 2007年10月20日(土)

今朝9:30頃家を出て実家へ。土曜日の朝、南へ向かう国道19号と環状2号はトラックの山。走りにくい〜。楠からの名古屋高速も結構交通量が多く、スイスイ、という流れではありません。
いつもhideと空港に向かうのも土曜日の朝。同じ土曜日の朝でもこちらはスイスイ、ラクラク。家を出発するのは7:30頃。2時間の差というのは大きいということですね。今日は法事の準備を手伝うのに30分前には到着したいと思っていたのに、結果はお寺さんや叔父さんよりも遅く着くという失態をおかしてしまいました・・・。

帰りは16時前に実家を出て、下道走って帰ってきたら、これまた産業道路のインターには白バイがはりこんでいて、みんなまじめーに走っていて、まるで団子のよう。鶴舞のあたりや東新町の手前とかもいつも通り混んでました。
原因はなんだろう・・・。一番の理由は、信号があること??? 信号で右折車がスムーズに曲がれないこと? 交通量が多いこと? それもあるけど、やっぱり、追い越し車線に遅い車が走っていることが原因なんじゃないのかな。みんなが同じようにスイスイ走っていれば、ストレスなく走れるのになと思います。
こないだ走った「東海環状自動車道」は、「ゆずり車線」ってありました。あれを見たとき、「これだ!」と思ったんですよね。「登坂車線」って何?って思うし、「走行車線」vs「追い越し車線」みたいな敵対関係もなくなるし、「ゆずり車線」とすれば、遅い車はアクセル必死で踏み込んでもスピードが出ないのに苦しまずに、「ま、ゆずってやるか」と気分良く車線変更できるし、速い車は素直に「譲ってくれて有難う」と思えるし。一般道もそういう工夫をすればいいのに、と密かに思ってました。
そうしてみると、流れを作りだしてるのは当然1台1台の車なんですよね。遅い車(ボトルネック)がいれば団子ができる。TOC(theory of constraints:制約条件理論)からすると、みんなが好き勝手に運転するんじゃなくて、遅い車にあわせて走るべきなんでしょうね。でも誰かが全体の流れを見ているわけじゃないし・・・。急いでるから車を使ってる人もいるし・・・。誰もが、「速い」「便利」「楽しい」という車の価値を感じつつ、「安全に」という相反することを解決できたらいいのに。そしたら、いい流れができて、ストレスも感じない車社会が実現できるんだろうな、なんて勝手なこと考えてました。みなさんはどー思われます?


温度を操る 2007年10月15日(月)

お菓子づくりに欠かせないお砂糖。お砂糖って、温度変化で「形を変え」、「元に戻らない」、不思議な特性をもっています。

お鍋に砂糖と水を入れ、加熱します。

  1. 100度までは、「砂糖水」
  2. 100度を超えると、「シロップ」。冷やすと、とろみがつきます。
  3. 130度になると、「フォンダン」。冷やすと、砂糖のように固形ぽくなります。
  4. 160度になると、「べっこう飴」。冷めて透明つややかに固まります。
  5. 200度になると、焦げて「カラメル」になります(プリン食べたい)。
こうして砂糖は「用途」にあわせて微妙な温度管理が行われるんですよね。
しかも、調理用の温度計のない時代、こういう方法が発明されて、それを経験とカンで伝承していたんですよね。気泡や香や泡立器の抵抗などから「状態」を感じ取ります。
失敗したら、使えない。だから、意図して「それ以上でもなく、それ以下ではない」という変化をつくる。なんか組織論みたいになってきた。組織もそーいう変化がいろんな形を作りだすのかな〜。そうなるとどんな組織がいいのかなぁ。べっこう飴みたいな組織? いろんな形が作れるし?
いやぁ〜、お菓子づくりって奥が深いなぁ。←オチはそこ?(自己突っ込み)
幸せのパン 2007年10月8日(月)

これまでの自分の生活のどこがいけなかったのか、これからの人生でいったい何をしたらいいのか・・・。癌を克服した高校教師 小倉さんは考えました。
「そうだ、外食が多かった! 毎日の食事って大切なんだ」

そして、辿り着いた答えは、「食べもので幸せを感じるものを作りたい」。
じゃ、自分にとって幸せな食べ物ってなんだろう。それが子供の頃から大好きだった「パン」でした。

それから、全くの素人、小倉さんのパンづくりへの挑戦が始まります。しかも、「無添加、無農薬、天然酵母の完全オーガニック」という徹底的に安全なパンづくり。石釜で焼くことにもこだわりました。
天然酵母づくりに成功するも、実際にパンを焼くと魚の腐ったような匂いがする・・・と大変な毎日が続いたそうです。それでも、「幸せのパンを作りたい」という信念があったからこそ、夢のパンを完成させることができました。いまでは請われて名古屋の有松、豊田市に支店を持つパン屋さんになりました。無添加で安全なパンを広めるために、パン作り教室も行っています。

そのパン屋さんとは、幸田にある「ダーシェンカ」さん。
人生を変える出来事に出会い、みんなを幸せにする仕事を選んだ小倉さん。すごいですね。私も私なりの「幸せのパン作り」ができるといいなぁ。

そういえば、先日、高島屋のイベントでダーシェンカのパン、売ってました。買えばよかった。残念。
なお、この話は青汁のコマーシャルでやってました。

●ダーシェンカURL:http://www.ishigamapan.jp/


自分の時間 2007年9月17日(月)

「ワーク ライフ バランス」、「ダイバーシティ」なんて言葉、良く聞くようになりました。
「従業員のワークライフバランスを考える」とか「ダイバーシティ(多様性)を考えた職場作り」とか、いいます。
両方とも、個人を尊重して働くことを意味しているので、雇用側からの言葉のような印象を受けます。でも、先日、私にとっては新しい定義を聞きました。

「ワークライフバランス」とは、
 「働く側が、自分の時間と仕事のあり方を自分自身が選ぶこと
  (個人の時間は本人に自由に処分する(決める)権利がある)」。

私はこの新しい定義を聞いたとき、まず最初に「南の島のお話」を思い出しました(ここをクリックして読んでみてください)。

要は、まず、「自分の一生の時間の中で、どういう生き方をしたいから、どう働くのか」ということを自らが考えることが必要なんだということです。
たとえば、1日の時間の使い方。自分がやりたい仕事があってそれを実現できそうな会社で残業もいとわずフルタイムで働くとか、自分の趣味の時間や家族と過ごす時間を大切にしたいから、パートやアルバイトで働く、とか。
また、一生の中での時間の使い方。天命だと思う仕事だから一生この会社に勤めるとか、子育て期間は休職するとか、夢を実現するために40歳まで一企業で働き資金を貯めて独立するとか、60歳以降は語学を勉強してNGOで働くとか・・・。

つまり、自分がどうしたいかなんですよね。「働く」ことを決めるのも自分の意思、「働く時間」を決めるのも自分の意思。その会社で働くことを決めるのも自分の意思。

自分のプライベートな時間と働く時間の境界を決める「自由」は自分が持っている。ワークライフバランスの主体は個人だ、ということです。
そう考えて一日の時間を使えば、会社に振り回されることなく、一日の過ごし方って、変わってくるんでしょうね。 会社側も、個人の多様な働き方を尊重し、支援する仕組みや風土を創ることによって、「働きやすさ」だけでなく、「働き甲斐」を集める組織になるのかもしれません。


防衛本能 2007年9月15日(土)

サボテン


猛暑の夏、ずっとつぼんだまま→

冬の間は、太陽をいっぱい浴びようと、中心の葉っぱも開いてました。なのに、なんだか蕾みたいですよね。
まるで桃太郎の桃が川で流れてるみたいな感じに見えませんか?(私だけ???)
8月頃はもっとビシっと葉っぱがつぼんでいました。まるで、新しい葉っぱが生まれてくるのを必死に守っているかのようでした。きっと保水のためにつぼんでいるんでしょう。秋の気配を感じ、すこしずつ、つぼみは緩んできているようです。

「頑張り」過ぎちゃうと壊れてしまうヒトの身体や精神。一方、自分にムリをしないで自己防衛本能を働かせる植物。安倍首相は一人で頑張り過ぎちゃったんでしょうね。やっぱ、「顔晴る」を基準にしてかなきゃね、と思いました。

こないだのクヌギの実は変化を先取りしていました。大自然に学ぶことって、ほんとにたくさんありますね。


世界はつながってる 2007年9月5日(水)

カナリ昔に、ドラえもんが「ワクチン募金に電話しよう」って言ってたテレビコマーシャル、憶えていますか。それは、公共広告機構が「世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」を取り上げたもの。
1994年から今年2007年の14年間、毎年経済的に貧しいと言われている国々で生まれる、約3000万人の子どもたちをワクチンで救ってきました。
当時は、1日に7000人の子供達が亡くなる、といわれていたそうですが、JCVなど、世界各国の支援団体の取り組みが続けられ、いまでは4000人まで減ったそうです。
代表の細川佳代子さんのお話から、「続けること」の大切さを学びました。
この活動は「続けていかなければなならい援助」で、1回ではないということ。そして、支援を続けて行くことで信頼関係が生まれる。人と人とのつながりが時間とともに強くなっていく、ということ。
「ただワクチンを送る」ことが活動ではありません。現地に行くことでわかることがあります。直接つながることで「見えてくる」ものがあり、それに応える、するとまた次の課題が見えてくる。そういう地道な取り組みが、子供達の未来を作っているのです。
たとえば、ワクチンは冷蔵庫で保管しなければなりません。現地にいくと、電力供給事情が悪く、時々停電することを知ります。そこで、ソーラー式冷蔵庫を購入して対応する。
たとえば、ワクチンをうちに、小さな冷蔵庫を持ってスタッフが移動する。点在する家々を周ることを知ります。そこで、品質の高い日本製のバイクを買おうとしたら、「台数が多いほうがいいです」と言われたり。
現地に行って、見て、対話しないとわからないことばかりです。強い信頼関係はこうしたところから生まれていきます。

もうひとつ。細川さんがおっしゃってたこと。昭和20年代生まれの人たちは先進国からミルクや医療品の提供を受けていたそうです。次は日本の番です。高度経済成長を果たした日本がバトンを受け取り、これから世界に対してできる様々な貢献を考えていくことは地球市民として重要なことだと思いました。

私が出来る貢献。福岡ソフトバンクホークスの和田投手は「1球投げるごとにワクチンを支援する」ということをされています。先日、細川代表がある空港で荷物を引きずっていたら、外国人の青年が、荷物を持ってくれたそうです。暗いところだったので、泥棒かもと一瞬疑ったとき、「あなたは日本人ですよね」と声を掛けられたそうです。「私はアゼルバイジャン人です。以前地震が起きた時、日本が真っ先に支援をしてくれました。僕は日本に行ってお礼を言うことはできませんが、あなたが日本人であるなら、僕は今できるお礼をしたい」と荷物を持ってくれたのだそうです。貢献することってリレーのようにつながっていくんですね。
私が今できる貢献。「○○したらワクチン1本」とか、自分のルールを考えて行動に移したいと思います。

●世界の子どもにワクチンを 日本委員会URL:http://www.jcv-jp.org/index.php
このお話は、9/5名古屋で開催された「JCVフォーラム」で聴いた内容です。


人が輝く 2007年9月1日(土)

久しぶりに「映像で日本を元気にする」プロ集団、ブロックスの西川社長と蒲田さんにお会いしました。

先日発売された、「川越胃腸病院」のDO IT!ビデオ
川越胃腸病院って、フツーの組織ではなくなってます。スタッフだけでなく、亡くなった患者さんの家族までもが「患者さんや病院のために何かできないか」って思って行動しています。
どうしてそんな組織になれるのか。結論は、「関わる人すべての人間性を尊重しているから」なのかな。
「患者さんがどうしたいかが大事で、患者さんがよければそれでいい。私たちの立場は関係ない」といい、そのために何ができるかを考えるスタッフたち。全ての組織のスタッフが五感をフル稼働し、患者さんと接する。病院という縦割り組織の中で、医師から清掃スタッフまで、部門や役割なんか関係ないんです。全員が患者さんのために考え、行動しています。
あるスタッフは、「意識の高い(良く考えている)人たちに囲まれていると、自分ももっと意識を高めなければと思う。そういう仲間がいることが誇りに思える」といい、自分磨きに余念がありません。そして、患者さんからは、「最後を迎えるならこの病院がいい」と言われるのです。
最近のDO IT!は、そういった「人が輝く組織」に焦点があたっています。

そういう組織の背景にあるもの、トップやスタッフの一人ひとりのリーダーシップ、風土だったり、しくみだったり。今回のビデオからは、「意識が変わる」→「行動が変わる」というところがスタッフのみなさんの言葉に沢山表れていたように思います。

昨日は、「情報交換しましょう」ということだったのに、西川社長に2冊も本を頂いてしまいました・・・。1冊は沖縄教育出版の会社案内本。もう1冊は、バグジーの久保社長の漫画。ありがとーございました。

p.s. 2度目の「100キロウォーク」ご出場、顔晴って完歩してくださいね。応援してます。誘って頂いただけで充分です、私は・・・。


行動を考える 2007年8月27日(月)

中野医院の看護婦さん。暑い日も寒い日も、毎朝欠かさず側溝の中の土埃の掻き出しと、ゴミ拾いをされています。なので病院の周りはいつも綺麗。
病院って、人の健康を守るのが使命。おそらく病院の外も清潔に保つことが、患者さんの健康保持に役立つと考えて行動されているのだと思います。しかも、イヤイヤ掃除している、って感じではないんですよね。ちょっと前から看護婦さんを見かけると挨拶させていただいていますが、いつも爽やかな笑顔です。
自分達の使命や役割から行動を考える。そして目の前のことに忙殺されることなく、行動すべきことを遂行し続ける。
毎日続けることって、本当に大変なことだと思います。このサイトで文章を毎日書くことさえも難しいのに(昨日書き忘れました・・・)。毎朝欠かさず側溝の中まで掃除しているのを拝見すると、頭が下がります。そういう看護婦さんと接していると、私のように地域に住む人は、「中野医院っていい病院みたいだな」と思います。地域社会からの信頼も増すんですよね。
自分達の使命から行動を考える。まさに今日、部内会議でそんな話をしていました。私たちは自分達の使命を果たすために、周りからの共感と信頼感を得られるようにアンテナを高く張り、行動していかなければならないなと思いました。


スゴイ会社? 2007年8月15日(水)

あるテレビ番組を見ていて「スゴイ会社だなぁ〜」と思った。こないだもある会社の取り組みを聞き、「うん、やっぱり、あそこはスゴイ会社だなぁ」と思った。

感動しやすい体質なので、あるべき姿を極めようとしている姿勢だったり、独自のやり方があり、それらを支える仕組みが構築されてると聞くと、ついつい鵜呑みにしてしまいます。今回「スゴイなぁ」と思った両方の会社で働いている方(私の知ってる人)の行動を考えると、「う〜ん、そうでもないかもなぁ・・・」とも思います。

どんな会社でも、いいところもあれば、悪いところもある。うまくいってるところもあれば、うまくいってないところもある。
「2:6:2の法則」ってありますよね(働きアリの観察の研究で、よく働くアリが2割、普通に働くアリが6割、全く働かないアリが2割という法則)。で、たぶん、最初の「2」の人たちに会えば、きっと「スゴイ会社」だと確信できて、最後の「2」の人たちに会ったりすると「そんなにスゴイ会社じゃないかも」って思うのかもしれません。
なんとか確からしさを高めようとググって「2ちゃんねる」なんかをチェックしたりすると、これまたいろんな情報が入ってきます。ただ、ここの情報も吟味しながら使わないといけません。
やっぱり、外からその会社の実態をつかもうとするのは難しいんでしょうね。

働いている人たち全員が「誇りの持てる会社だなぁ」と思える会社を「目指すこと」は簡単。「目指してるよ」と言えばいいのですから。でも、「実際そうなっているか」=「体現しているか」、というのは、すごくハードルが高いことなんですよね。


働けてよかった 2007年8月10日(金)

「本当に“この会社で働けてよかった”と心の底から思うよ」

こんな台詞を定年を迎えた時に言えるのって、カッコいいですよね。
こういえるのは、やはり自分の信念に従って成果を上げられてきたからだろうな、と思います。うちの会社がモノ創りに携わっていることは大きな要因かもしれません。設計者であれば、自分で設計したものが形になる実感を一番感じられるし、営業はお客様に商品を届けることができるし、間接部門であっても、一見モノ創りには係わり合いがないように見えるけど、自社がどんな商品を作っているかは認識してるわけだし、同僚が開発や設計、製造部門にいたりすればより身近に感じることができます。要は、どの組織にいても当然モノ創りに関わっている、というわけです。私は、もうすぐ新製品が発売される時って、嬉しいですもん。

そんな中で、“この会社で働けてよかった”と心底思うには。
働く環境、たとえば、いい上司に恵まれた、とか、給料が良かったとか、いろいろあるかもしれません。ただ、これって、周りから与えられるもの、ですよね。
それよりも、自分の果たすべき役割を誰にも負けないくらい、情熱や責任感をもって真摯に取り組むことなんじゃないかと私は思います。
「誰かに誉められる」のは確かに嬉しいけど、「自分で自分が誉められる」ことが重要なんじゃないでしょうか。そのためには自分なりの基準を持ち、それに合致した成果を出すことです。それができてはじめて、周りに感謝ができるんだと思います。
会社人生を振り返って、“この会社で働けてよかった”と思えるよう、顔晴ろっと。


失敗が楽しい? 2007年7月24日(火)

農薬を一切使わずお米を作る、「合鴨農法」の古野さん。

「失敗の数だけ、人生は楽しい」

うまくいくことを期待する、私の方が可笑しいんですね。自然に任せ、受け入れることが大事。「失敗の方が学びが多く、上手く行った時は得るものが少ない。だから失敗はチャンス」。この台詞も良く聞くし納得できます。でもそこで、「受け入れ」、「考える」ことを放棄して「悩んでしまう」・・・。
古田さんは「自分の認識ではない世界を体験すること(=変化や失敗)」は楽しくて、それを超えると面白い、といいます。やっぱり、奇妙な理論や異論を受け入れる度量が必要なんですよね。そして、それができなければ成長はないのでしょうね。
「農薬を一切使わずお米を作る」ことに挑み続け、自分の力の及ばない自然とのやり取りを続けていると、悟の域に達するものなんですね。胆が据わっているというか・・・。ただ、1点だけ、辛かったことを話されていました。それは「孤独」。近くに合鴨農法に取り組んでいる人が一人もいなかったこと。「一人でも仲間がいれば心強かったかもしれない」とおっしゃっていました。強い信念をもってしても、たった一人で続けていくことは並大抵ではなかったのだと思います。

「自分の仕事を限りなく楽しくするために楽しく試行錯誤をし続ける」
これも古田さんの言葉。自分の仕事を「孤独なもの」だとか「ツライ」ものだと認識しない。つまり、「夢の実現に向けて」だとか、「この仕事の先にいるお客様や仲間の笑顔のために」とか、自ら「楽しく」取り組める「心の姿勢」が必要なんだと思います。

自分の仕事が「楽しい」と言えるだけのストーリーや価値を自分で設定する。
たとえば、松下幸之助翁の逸話。つまらなそうに電球磨きを毎日続けている従業員に「きみ、ええ仕事しとるなぁ」と語りかけます。すると従業員は「こんな仕事のどこが楽しいんや」と不満顔。そこで幸之助翁は「きみの磨いてる電球、どこで光るか知ってるか? その電球が夜の街に灯りをともす。女性達は安心して家路につくことが出来るやないか。それだけやない。絵本を読んでいる子供達。外が暗くなると、家の中はもっと暗くなる。物語の続きを諦める子供達がいる。そこで、きみの磨いた電球が一個灯るんや。それだけでその子は物語の続きを読むことができるのや。きみの磨いているのは電球やない。子供達の夢を磨いているのや。ものづくりはモノをつくったらアカン。モノの先にある笑顔を作るんや」

自分の仕事の先にある価値を見つける。それが失敗も成功も、どんな変化も、楽しめる秘訣なんじゃないでしょうか。

☆合鴨農法の古野さんのお話は、NHKプロフェッショナル仕事の流儀から。
 松下幸之助翁のお話は、日本メンタルヘルス協会 衛藤先生から。


国家なき政治家 2007年7月21日(土)

大富豪であり、国家なき政治家と称されるジョージ・ソロス氏。彼の師は、「可謬主義(すべての知識は誤り得る)」という考え方を提唱した、哲学者 カール・ポパー氏。ソロス氏は、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス在学中にポパー氏の著書「The Open Society and its Enemies」に出会い、その哲学を直接学びます。そしてソロス氏は20年前、「Open Society Institute」という慈善団体を私財を投じて設立。特に東欧社会の民主化や病院や大学設立などに力を入れ、その活動や寄付額が一国の支援を超えることが「国家なき政治家」と称される所以です。
こういったフランソロピー(慈善活動)に彼が取り組むのは、彼自身がハンガリーでユダヤ人として迫害を受けた体験から。「世界中の誰もが生命の危機をおびやかされることなく、安心して活動できる開かれた社会にすべきだ」という思いにあります。彼が目指すのは「Open Society」なのです。

そして、彼の信念には、「人間が作り出すものには必ず過ちがある」というポパー氏の教えが息づいています。「常に自分のしていることが間違ってるかもしれないと考えながら活動している。彼らを助けたいけれど、自分がしたことで、彼らを傷つけたくはない。どうやったら傷つけないかを基準に活動を行っている。常に、批判精神を忘れず、自分を批判しなれければね」と語っていました。

21世紀。地球規模でものごとを考える時代がきているんでしょうね。今日、日テレの番組「世界一受けたい授業」で、英国国営放送BBCのジェシカ・ウィリアムズさんが語る「世界を見る目が変わる50の事実」のいくつかを聞いて、改めてそう思いました。


即好きになる 2007年7月17日(水)

いつも元気でニコニコ、動物王国国王 ムツゴロウさんの講演を聴きました。
質問タイムに「人間と仲良くなるコツは?」という問い掛けがありました。

答えは、「会って即、相手を好きになること」

アフリカはカラハリ砂漠に住む、ニカウさんたち部族との交流を例にして話してくださいました。
コツは3段階。

まず、1つ目が上に書いた「会って即、相手を好きになること」。
2つ目は、「価値観が同じだと示すこと」。たとえば、相手と同じ食べ物を食べたり、同じ行動をすること。それでも、警戒されるそうです。
そこで3つ目のコツは、「奇妙なことをすること」。

この3つ目のエピソードがむちゃくちゃムツゴロウさんらしくて楽しい。女性陣が、小さい子からお年寄りの順に後ろに並んで座り、髪の毛のしらみを取っていたときのこと。ムツゴロウさんは、おばあさんの後ろに陣取り、しらみを取り、しかも!しらみを食べちゃいました・・・orz。これまでの経験から最悪に不味くてヒジョーに後悔したそうです。あまりに不味くて変な顔をしているムツゴロウさんを、周りで見ていた男性陣は大笑い。それでやっと仲良くなれたそうです。

人間と仲良くなるコツは、相手を「即好きになること」、「価値観が同じだと示すこと」、「笑わせること」。つまり、どれも自分を出す、のではなく、「相手」目線なんですね。
そのために一番最初のコツ、これが必須条件だと思います。「ぱっと見て相手を即好きになる」というのは、相手を尊重する姿勢を常に持っているということ。これがクリアできなければ、「相手」目線にはならないですね。「この人はこんな人かな」なんてスキーマーが出来る前に好きになる。相手の存在を認めて尊重する。スキーマーが5秒でできてしまう自信のある私には厳しいお答えでした。人間の器、大きくしなきゃ(^^)


バックアップ 2007年7月11日(水)

新しいソフトをインストールして、早速、使ってみたかった一括置換機能を実行したら・・・。
Oh! No! Oh! my God!

イキナリ外人モード。

ああぁ、こんなハズでは。みんなが見てるイントラネットのページがっつ。真っ白だーーーーー!
背筋からじわじわと血の気が引くのがわかります。
「落ち着け、落ち着け。バックアップはある」と自分に言い聞かせる。念のため、影響が比較的少ない英語サイトで試したことは良かったといえば良かった。今の時間なら欧米圏のみんなは活動中じゃない。影響はアジア圏の英語利用者のみ。ブツブツ・・・

システム保守部門の担当者に電話を掛ける。完全な落ち込みモードで。

バックアップからデータを戻して頂けたのは約1時間後。本来、起こしてはいけないミス。突発的な出来事にも落ち着いて対応してくださるみなさんがいます。頼りになります。サポートして頂ける環境にあるということに、今日は本当に感謝しました。

なお、その後、自分のデスクトップ上にテスト用のデータを準備したのはいうまでもありません。


前例があるから 2007年7月3日(火)

 「大丈夫でしょう」

って言われて、ほっとした。
でも、「前例があることが決定的なのかな?」と客観的に見てる私がいました。

 前例がなかったらどうなるんだろう。
 あるからどうなんだろう。

「前例がないからできません」というのは「制度」を運用する側にとっては、水戸黄門様の印籠みたいなものですよね。今回の私の依頼は、通常では「ありえない」こと。「前例」が発生した頃は、ルールはあってないようなものでした。今はルール化されて守られているはず。
その前提から考えると、「ルールだからできません」という結論もあり。
ただ、今回の場合に限り、(私ではない人の)「ポジションパワー」が使えます。それが私の印籠。それもどーなんだろうとふと思う。
そこで考えるのが今回の依頼の目的。そのようにしたいのは、「自分がしたいから」ではなくて、「価値提供先から見たときにどうか」で決めたこと。そして、「大丈夫」と言ってくれた人も、その目的は納得してくれてる。
そこさえあってれば、ゼロベースで考えられる。そもそも「前例があれば大丈夫」って考えること自体が、すでに前例主義ですよね。目的に合致するようゼロベースで考えられたら、新しい方法が見つかるかもしれない。そして、「前例」って決定的な条件じゃなくて、一つの事実に格下げになるんじゃないかな。


すべては 2007年7月1日(日)

みんなで、映画「武士の一分」を見終わった後、
 誰かが「○○(悪役)がいなけりゃ、良かったのにね」
 foxryo「でも、○○がいなかったら話にならないよね」

あれ??? なんか変だぞ? 悪役とか困難とか転機がないと面白い物語にならない。そのことに、今日、気づきました(え、遅いですか?)。
いや、もちろんそーいう設定がないと物語にならないのはわかってます。ただ、今回の映画の場合、悪役、それもたった一人がいないだけで物語は全く違ったものになってしまうことになんだか異常にビックリしてしまったんです。「悪役」って本当に必要なんだ、ということ。
てことは、普段の生活の中で、悪いことも、悪い人も必要で。悪いこととか悪い人というのは自分で決めてるわけで。それを乗り越えるのは、自分次第なんだなって思って。
そーすると、それを無視するのか、「いま、ここ」で踏みとどまって全力であたるのか、どちらかしかない。すべては自分の中にあるんですね。


影響 2007年6月27日(水)

地球温暖化の事実と原因と課題。そして、このまま温暖化に手を打たないと、北半球、特に北の地域の大雨・洪水、それ以南〜赤道以北の乾燥が進む−(可能性が高い)。

地球温暖化を解決するためには、ケネディの「We choose to go to the moon ! (我々は月にいくのだ!)」というような、大きな意思とビジョンを掲げ、取り組まねばならない。
バイオエタノールや原子力などのエネルギー開発、先進国同士のCO2の排出量取引など、個別の課題を考えるのではたちゆかない。地球規模でいつまでに何をどうするのか、具体的に考えなきゃいけないのだ。

海、氷、陸地、山、河川、大気、動植物・人間の活動、すべてが何百年、何千年、何億年もかけて因果関係をもって影響し合っている、ということがひじょーに大きな気づきでした。また、“何か”inputされて、別の“何か”に現象としてoutputが表れるのが、100年とか200年とか、そんな単位だということも、自分の想像を遥かに超えていました。
人の社会や組織内だと、もう少し短いスパンでダイナミックに影響が現れます。それは、相互関係が加わって、さらに複雑なんですよね、きっと。


自社の技術で役立つ 2007年6月23日(土)

沖縄美ら海水族館。尾びれの75%を病気で失ったバンドウイルカのフジ。「再び泳げるようにしたい」と2002年10月に始まった人工尾びれプロジェクト。
獣医の植田啓一さんが医師として壊死した尾びれをレーザーメスで切除したのは、「いまできる最善のこと」をする、という強い意思があったから。その意思のもと、「イルカの皮膚に似た感触のゴムで尾びれをつくれないだろうか」と、彼はブリジストンスポーツに勤める友人に相談しました。
ブリジストンのスタッフはできるかどうか不安をかかえながらも、フジと植田さんとスタッフが、「それぞれがいまできること」を考え、一歩一歩進めていきました。途中、フジの回復に伴い、尾びれへかかる圧力が変化し、尾びれが割れたりしたこともありました。
そして、2004年12月のある日、ジャンプもできる、割れない人工尾びれが出来ました。

 自社の技術で自分達の事業以外のところで役に立つ。

  • 優れたプレス加工技術を持った会社が、糖尿病患者のため、「痛くない注射針」を開発
  • 梱包用のビニールのプチプチを製造している会社が、地震被災者のため、防寒効果のある寝袋を作る
  • 蚊帳を作っている会社が、カンボジアのマラリア撲滅のため、蚊帳を寄贈する
  • 建設機械を作っている会社が、世界遺産を守るため、モアイの修復プロジェクトにクレーンを寄贈する
などなど。
ものづくりの会社だからこそ出来て、しかも、相手に喜ばれること。
うちの会社だとどんなことができるんだろう。

●ブリジストン「イルカ人工尾びれプロジェクト」URL:http://www.bridgestone.co.jp/eco/project/project_dolphin.html
●沖縄美ら海水族館「世界初人工尾びれプロジェクト」URL:http://www.kaiyouhaku.com/fuji/index.html
信頼 2007年6月22日(金)

とあるシステムを開発してもらっているグループ会社さん。いろんな不具合があり、かなり不信感を持ってしまった。でも、その人たちでなければ出来ない仕事。「プロなんだから、ちゃんとやってよ!」と心の中で叫ぶ。でも、人間ってプレッシャーを感じるといい仕事が出来ないものだし。任せなきゃ、でも不安・・・。
納品後の検証だけはしっかりやろ、と心に決め、「いざ、検証」
そして、こちら側のアプリケーションのバージョンとは違ったり、指定した用件が満たされてなかったり、文字化けしてたり・・・、これもだめ、あれもダメ。「開発機で試したって言ってたのは、いったいなに試したの?」という状態。
もう最高潮に不信感が高まる中、私の勘違いが2件発生。その件は、全く彼らのせいじゃなかったんです。それまでの不具合が頭にあり、「これも設計ミスなんじゃないの?」と思っちゃったんです。完全に色眼鏡で見てるって感じ。
そこでの反省は、2つ。一つはお互いに相手がわかる言葉を使うこと。前提を揃えることができてなかったので、事実を伝える言葉が双方違っていたんです。だからコミュニケーションが取れなかったんだと思います。
もう一つは信頼すること。自分が口を出せない部分は、信じて任せるしかないんだなということです。
一つ大人になりました。←ここつっこみどころです(笑)


一人の力 2007年6月20日(水)

あるスポーツで大活躍中の、うちの会社の従業員。春の大会で一組の親子に出会い、そのお母さんから、うちの会社のオフィシャルサイトへお礼の書き込みがありました。
その親子は彼のファンで、お母さんはお子さんのために思い切って声を掛け、普段の練習方法を聞いたのだそうです。その時に、うちの会社で働いていること、扱ってる商品を知り、興味をもってくださり、購入いただきました。商品にもご満足頂き、「いい会社ですね」という書き込みへとつながりました。

一人ひとりの従業員の仕事上の行動だけでなく、社会との繋がりの中で、うちの会社のイメージが作られているんだということを改めて実感しました。
今日は社内のイントラネットのwebサイトを制作していただいている会社の社長さんやカメラマンさんが撮影のためにショールームに来社されました。「こんな施設があるの初めて知りました」とおっしゃったので、お時間が許すなら、と館内をご案内しました。すると50代の方でしたので、初代のミシンや、編機、洗濯機、オルガンなどを「懐かしいねぇ」「こんなに多角化されてたんですねぇ」と目を輝かせてご覧になっていました。
社長さんから先日うちのMFCもご購入いただいたと聞き、「お客様だわ」と思ったこともありますが、パートナーさんにはやはりわが社のことを良く知って頂きたいですから。とカッコよく今回のコラムを締めるつもりでしたが、途中で、カメラマンさんから、「この印刷技術って、当時このあたりでは御社しか注文受けてくれなかったんですよ。ほんとに有難かったです」という嬉しいお話を逆に教わったりして。
まだまだ修行のたりない、foxryoでございました。


「大発見」の巻 2007年6月12日(火)

「遠くで見るのと、近くで見るのでは、大きく違うもの、なーんだ?」
そして「スピードが加わるとさらに見え方が違うもの、なーんだ?」

って、なぞなぞを発見したわけではありません。
「ものごとは、その人の心のありようで、幸せと感じたり、不幸と感じる」と似たような発見です。
いつもの帰り道。曲がりくねった道を、車がいないことをいいことに、ついつい、直線に歩こうとする私。ふと、

 「遠くで見てたときは、道は曲がってるのに、近づくと真っ直ぐに見える」

ことに気づいたんですよ。線だったものが点になるような感じでしょうか。歩くスピードをダウンすればするほど、真っ直ぐに見える。走れば曲がって見える、自転車で、車で、スピードをアップすればするほど急カーブに思える。
ごく当たり前のこと。ただ、いつもいろんなものごとを、自分のできる範囲で先読みしてスムーズに素早くやってしまおうとしてバタバタしている、そんな自分を思い出して、なんだか可笑しく思えてきたんです。遠くからカーブを見極めてから、少しスピードを遅くして進めば、バタバタすることなんかないんじゃないかなぁって。「常に猛スピード」は、ケガのもとですよね。


笑いに変換 2007年6月11日(月)

BRUTUSの特集「大松本論」。カンヌで映画「大日本人」を披露した、ダウンタウンの松本人志さん特集。
世の中の常識や「なにか」に対して怒っている。ただ、その怒りというのは、本人的には「怒り」であるにもかかわらず、周りから見ると「笑い」に変換されて受け取られてるみたい。
ふぅん。こないだの「すべらない話」では、駐車場に自ら閉じ込められた話が面白かった。自虐的なのかな。静かな笑いっていうのか。なにかにすりかえるというレトリックがダントツに上手いのだと思います。
あんな風に、自分の雰囲気を醸しだせるようになりたいなぁ。といいつつ、「女王様」と「小心者」という雰囲気を併せ持っているといわれている私。みんな一人ひとり、自分の雰囲気を持ってるんでしょうね。
あ、「笑いに変換」ってテーマから完全に外れていってしまいました〜。まぁ、たまにはいいですよね?


スミレを守る 2007年6月6日(水)

 スミレちゃん毎年春になると、銀杏の木の下で、たくさんのスミレが咲き誇るようになりました(写真は4月中旬)。
毎年毎年、少しづつスミレが陣地を広げていきます。さて、そのワケは?

今年も銀杏の木の下に、夏草が生え出して、そろそろその草たちにまぎれてスミレが苦しそうだなぁ、と密かに思っていました。そしたら、月曜日の朝に、スミレだけ残して草抜きがされていました。スミレを大切に思う足長おじさんは、またもやスミレの危機を助けるべく登場してくれました。

ひょっとすると、足長おじさんではなく、市の清掃業者のお仕事かもしれませんね。だとしても、「ただ草を抜く」という仕事であれば、スミレごと抜かれていると思います。
誰も気づかないかもしれない。誰も見ていないかもしれない。そんなことはないんですね。大切にしていることって、誰かが気づいて、「有難う」って思えるんじゃないかな。


イケナイ表現 2007年6月4日(月)

禁止の表現。たとえば、今日考えていた社内イントラの「掲示板」の注意書き。「注意書き」って言葉自体がなんだかネガティブな気がして、「ルール」にしてみたのに、まだしっくり来ない。だって、「ルール」って決まりです。「決まりだから守ってね(やらないでね)」って印象を受けますよね。結局、「ご投稿にあたって」にしました。

一方で考えてたのは、「たくさん投稿してほしい」くせに、書く時に気を配って欲しい。それってナゼ?ってこと。
それは、海外も含めたグループ従業員のみんなが読むから。相手に伝えたいことがあるのであれば、なるべく多くの人にわかってもらえる表現で書いて欲しいと思うから。
でもそれって、事務局の正義感なんでしょうか。
もっといい言葉があるような気がする。
ある旅館の入浴時間が23時まで。「23時以降入浴禁止」「23時で終了です」「23時までご利用いただけます」。自分が宿泊客だったら、どれがいいか。そりゃ、3番目ですよね。相手が笑顔になれる、少なくとも違和感を持たない、そんな表現をつくりたいです。


主語を考える 2007年5月24日(木)

会社の受付に、アポイントなしでお客様が来社。その時、

  1. お約束されましたでしょうか
  2. お約束はございますか?
この二つ、一見、非常に丁寧に、かつ同じことを言っているように見えます。しかし、言い方にも、お客様の受け取り方にも、とても大きな違いがあるのです。
さて、どちらの言い方がお客様目線でしょうか?

ヒントは「主語」。

(1)は、(あなたは)が隠れています。
一方、(2)は、「お約束」が主語です。

つまり、(1)だと、「約束 したのか/しないのか」という、お客様の行動領域に入った聞き方になるわけです。言い換えれば、「あなたが約束とらなかったんだから仕方ないわよね」という質問を暗に突きつけてます。(2)であれば、「約束が あるのか/ないのか」ということですから、「約束」というコトに対しての質問です。お客様からすると事実を聞かれているわけなので自分の責任とは感じません。必然的に受け取るニュアンスは柔らかくなります。
たとえば、電話の声が聞き取りにくい場合。「お電話の声が小さいのですが」とか「もう少し大きな声でお話いただけますか?」(1)、とは言わず、「お電話が遠いようです」(2)というのも、これにあたります。相手ではなく、電話の機能の責任にしているわけですね。

普段の会話の中でも、これ、応用できると思います。前提は、相手が「ネガティブ」になっている時に限り。「あなたはどう思うの?」(1)よりも、「これについてどう思う?」(2)のように言えば、ニュアンスは柔らかくなると思いませんか?

人が支える 2007年5月18日(金)

「人が乗る鉄道を、人の手で支える」

といったキャッチコピーの広告が名鉄の吊広告にありました。線路の整備をしている鉄道マンの夫が「私は乗客のみなさんの安全を守る仕事を毎日してるんだ」と誇らしげに出勤してく姿を妻が語る、というシーンが言葉で描かれています。

今日の帰り、JRの駅を降りたら、自動改札機が全部止まってました。2、3日前は社内のグループウエアの動作が遅くて、ものすごくストレスを感じました。
普段「当たり前」と思っていることは、本当は当たり前ではなく、すべて人が支えてくれているという実感。
新しいものが登場して、最初は違和感があるものでもすぐに慣れてしまうし、それが便利であれば便利であるほど受け入れられ、「当たり前化」していく。そしてその便利さが突然享受できなくなったり、安全が阻害されたりすると、批判の対象にしてしまいます。
私が生活や仕事をしていく上で自分だけの力でできていることを数えたら、たかがしれているんじゃないかな。直接会うことはない、でも確かに私を支えてくれている人たちがいる。なんだか不思議です。


ありのまま 2007年5月14日(月)

「人差し指と中指を動かす腱はつながってる」
そして、残りの指の腱は1本1本、独立している。それを知った当時のピアノ奏者希望の学生達が、医師に人差し指と中指の間の腱を独立させるように切ってもらいました。しかし、その手術を行った学生達の間からは、大成した奏者は出なかったそうです。

どうしてでしょうね。理論上では、それが正しいと思われていたのに。人類の進化の中で、ヒトの機能はその生活条件によって独自性を磨いてきたのかもしれません。
ありのままを肯定し、受け入れ、その上で自分の能力を高めていこうとすることが、進化を導き出すのかもしれません。科学がどれだけ発達しようが、ヒトの心の動きを解明できないのと同じように。

有機的なつながりに、なにか意味がある。断ち切れない何かがある。それを受け入れればヒトも組織も強くなれる。そんなことをぼんやり思ったのでした。


聴いて欲しい歌がある 2007年5月5日(土)

ストリートミュージシャンからミリオンセラーミュージシャンとなった「コブクロ」のお二人さん。
その道のりは、「たくさんの人に自分達の歌を聴いてもらいたい」という思いが源泉でした。また、ストリートミュージシャンの時代から、ずっと「自分達はプロ」という誇りを持ってたんだそうです。
たとえば、

  • 道端はステージ: 
    1ステージごとに機材を片付けたり、演奏している場所では決して食事はしない(プロはステージで食事はしない)
  • 立ち止まってもらえる場所を選ぶ:
    たくさんの人に聴いてもらうために、立ち止まりやすい場所を選ぶ。たとえば、聴いてくれる人たちが日陰になるような所。小さなことですが、効果があるそうです。
  • 立ち止まって聴いてもらえる曲を作る:
    息継ぎの少ない歌を作る(?)
  • 1回のステージの時間:
    最初、「2時間で1ステージ」としていたら、お客さんから「いつ帰っていいかわからない」といわれた。その声をもとに、「5曲を1ステージ」に。

「お客様に立ち止まってもらうにはどうしたら良いか」ということを、いつも二人は考えていました。聴いてもらうには、まずは立ち止まってもらわなければなりません。「昨日のこの時間は立ち止まって聴いてくれる人がいたのに、今日はなぜ一人も立ち止まってくれないんだろう」とか、「水曜日はどうも一日中立ち止まってくれる人が少ないなぁ」とずっと考えていたそうです。そして「水曜日はその近辺のデパートが休み!」というのに気づいたのが半年後。それから水曜日はその場所で歌うことを止めたそうです。

彼らがヒットしたのは、彼らの歌そのものの素晴らしさと、たくさんの人に聴いて欲しいという思いに基づいた相手目線でのステージ作りに進化があったからなんでしょうね。
心構え 2007年4月25日(水)

「仕事に、雑用という仕事はない。どれをひとつとっても重要な仕事。雑用と思う君の心の方が雑じゃないのか?」
「1年前と同じ仕事のやり方して満足してないか?」

「ごめんなさ〜い」(というのは、私の心の声)

こんな台詞が、「新人の頃、先輩社員からいわれた心に残る言葉」として中部電力から頂いている社内報に載ってました。
私が新人の頃って、そういう「ガツン」とショックを受けるような台詞、言われた記憶がありません。たぶん、気づかなかっただけなんだろうけど・・・。
そういえば、わからないことがあるとパニックを起こして、すぐに質問しにくる私に向かって、「まずはマニュアル読み直しなさい。それでもわからなかったら聞きにきなさい」って先輩にピシっと言われたなぁ。自分の仕事をきちんと理解して責任もって仕事をするように、ってことだったんでしょうね。
「ま、入社5年間はモノにならないから、しっかり勉強しとけ! 仕事はそのあとだ!」って言われた技術系の男性社員もいました。これはきっと、アンテナを高く張れ、わからないことはどんどん人から聞いて吸収しろ、どんどんチャレンジしろ、とかってことなんでしょう。

仕事に対する心構え。心構えとは、「心の中での準備」「心の用意」。仕事をする時、常にどこに価値を置くのか意識していることで、仕事の成果も人としての成長も、自ずと変わるんでしょうね。


感動が減った? 2007年4月24日(火)

とここのところ感じてました。燃え尽き症候群か?と思ったんですけど、そうでもないみたいです。
今日放映していた、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」。世界の舞台で活躍するバレリーナ、吉田都さんが出ていました。彼女の「自分を信じる」という語気の強さに感動。
そして、パートナーも信じる。公演9日前に急遽パートナーが変っても、新たに自分のパートナーとなった人のチカラを信じる。本番終了後、そのパートナーからこんな台詞が。

  「彼女と踊っていると、自信をもらえるんです」

「相手を信じる」というのが、言葉ではなく、全身全霊で彼に伝わっているんですよね。

  「テクニックは教えるけど、感情表現は絶対に教えません。
   教えられたことは自分で気づいたものじゃないでしょ。
   だから心から表現することはできないんです。
   彼なりの表現があるはずです」

これも、「相手を信じる」という覚悟があるからなんだろうなと思いました。それにテクニックは教えられるけど経験は教えられないですもんね。
「テクニックだけでは人に感動を与えることは出来ない。ケガをするまではバレエと自分のことしか見えていなかったんです。周りと自分、人としての経験が必要なんですね。」という言葉も印象的でした。
バレエが好きで、1mmの精度にこだわり、理想を追い求め続ける姿。感動でした。


その道のプロ 2007年4月17日(火)

久々に契約書を交わす仕事が発生。しかも今までにない業務の契約書。「契約書って契約書って、どう書くの?」「私は誰?」状態の私。
同じような業務を発注している部門から契約書のデータをGET。ただ、やっぱり全く同じ業務を依頼するわけではないので、社内の契約書のプロにご登場頂く。
こちらがどういう契約を取り交わしたいのか、メールでやり取りしながらアドバイスがもらえる。いいなぁ。自分だけじゃ絶対できないものが、その道のプロといわれる人からアドバイスがもらえる。企業の社会的責任という観点からも、契約はきちんと取り交わさなければ、契約を結ぶ企業さんに迷惑を掛ける可能性がでてきます。もちろん、契約どおりに履行することも重要ですが、会社対会社での取り決めを正確にしないことには履行だってできませんもんね。
会社の中にはたくさんの「その道のプロ」がいます。そういう人たちとのつながりを今日はとても嬉しく思いました。小さなことかもしれませんが、こういう一人ひとりの、一つひとつのつながりが、お客様まで価値を届けているんですよね。
「その道のプロ」がたくさんいる会社っていいなぁ。プロはアンテナを常に高く張ってる。一見関係なさそうな情報も自分の行動につながるように噛み砕いて自分なりの理論にする。自分自身も「これはあの人に聞けばわかる」って言われる人になりたいものです。


語れる 2007年4月12日(木)

食後のデザートに出てきた「嶺岡豆腐」

 仲居さん「こちら、嶺岡豆腐でございます」
 ろばーと「嶺岡豆腐の“嶺岡”って?」
 さんじ 「人の名前? 土地の名前?」
 仲居さん「勉強不足で申し訳ありません。ただいま聞いて参ります」

そんな質問したことさえ忘れ、
 ろばーと「豆腐っていうくらいだから、抹茶味のソースつけずに食べたら
      豆腐の味するかなぁ」
 foxryo 「あ、単独で食べると豆腐の味がする〜」

と、お気楽な会話をしていたら、真打ち登場。
 仲居さん「これは千葉県の嶺岡牧場というところで作っております。
      そこは、酪農発祥の地といわれているところなんですよ」
 全員  「(がーん!)」
 さんじ 「え、てことは、これミルクなの?」
 仲居さん「そうですね、牛乳カンのようなものですね」

あららら。牛乳だとは・・・。味覚衰えたのかしら・・・。
それはおいといて、お店で出す料理を知り尽くして、にこやかに語る様はカッコイイですね。食材や料理への自信を感じます。その背景である「物語」があると、そこに意味づけが生まれ、美味しさへの説得力や、価値が増幅します。
「語る」ことって、大切ですね。グッと記憶に残る親近感や美味しさにつながります。

これは、誰かに何かを伝える時も同じですよね。語れるまで情報や知識を集め、経験を積むこと。あ、ただ、語る相手、語り方、特に語り過ぎにはくれぐれもご注意ください。

ちなみに、「嶺岡」「酪農」でググってみたら、 「嶺岡」は千葉県安房郡丸山町で、江戸時代には「嶺岡牧」と呼ばれ、幕府直轄の牧場だったそうです。享保13年(1728年)に、インド産といわれる白牛を輸入し、嶺岡牧で飼育して乳製品を作ったことが日本酪農の始まりとされています。


顔晴る仲間がいる 2007年4月11日(水)

だから、自分も顔晴(がんば)れる。単純かもしれないけど、そんなもんじゃないかなって思う。そこにはきっと、顔晴ってる姿を見ると「その人と自分が仲間だ」ということが誇らしく感じる自分がいるんですよ。「いい仲間を持ってて嬉しい」みたいな。
この「顔晴る」という文字は、「がんばる」と読んでください。無理して「頑張る」のではなくて「“顔が晴れる”で、楽しく顔晴る(がんばる)」。楽しいからとことんやっちゃうし、楽しいから続けられるし、とことん続けられるから成長する。一石百万鳥ってわけ。これ、バグジーの久保社長が使っていらしゃっていて、私、勝手に「“顔晴る”実行委員会」会長に就任しちゃいました。現在会員ゼロ。募集中です(^^)v

さて、今日の新人研修でのひとコマ。
お父さんから新入生に宛てた手紙の文面に、「あなたの成長は、家族や周りの人を幸せにする」という言葉がありました。なんか本当にそうだなぁとしみじみ思います。その人の成長が周りにいる人にも伝播して、幸せな気分になれるし、誇らしく思えるし、自分も成長したいと思える。たとえば、自分もちょっと背伸びして顔晴ってみようかな、なんて思っちゃいます。
人と人とのつながり、って成長の連鎖を生むのかもしれませんね。


言葉にならない不満 2007年4月3日(火)

鶴舞にあるレストランのカウンターで、珍しくハヤシライスを食べていた時のこと。
そこに、50代くらいの男女が入ってきました。
女性が「サラダと、、、それからなんにしようかしら?」とメニューを開きながら男性に問い掛けた瞬間、彼は連れの女性の手を引いて店のドアへ直行すると、足早に出て行ってしまいました。
「????」
お店のスタッフは驚いて突っ立っているだけ。私はちょうどその男性の隣に座っていたので、ガタガタっと椅子を引く音をさせてふいにいなくなってしまったことに、何が起こったのか、(文字通り)キツネにつままれたようにポカンとしていました。

オーナーシェフはそれを見て、「何をしているんだ。どうして帰られたのか、お客様に理由を伺ってきなさい」と追いかけさせましたが、After the festival、いえいえ、後の祭り。

理由はいくつか推測できるものの、私はハヤシライスに釘付けだったし、本人じゃないので良くわかりません。ただ、こういう事件(?)をきっかけに、話し合い、どこがいけなかったのかを考えて、対処ではなく根本的な原因を探り出しそこに手を打つ、課題解決が重要ですよね。この場合、お客様との接点で考えてみると、来店、席への誘導の仕方、席の場所、テーブルセッティング、水やお絞りの出し方・・・など、すでにたくさんあります。スタッフの第一印象というのもレストランでは非常に大きいですよね。人とモノ、両面から考えないと、「気づく」→「改善」というサイクルは回すことはできないでしょうね。
そして、こういうもの言わぬ不満が、最近流行のネット上の「口コミ(くちこみ)」ビジネスで広がっていくんでしょうね・・・。


期待を超える 2007年3月30日(金)

そういうサービスに最近出会わないのは、私の基準がどんどんキビシクなってるからでしょうか????
こないだ会社の近くに開店した串揚げ&味噌カツ屋さんにいったところ、魅力的品質どころか基本品質に満たないお店があり、「変なの」と思うどころか「どうしてこうなんだろう」って思わず考えこんでしまいました。

お店に入った第一印象は、落ち着いていてオシャレな空間が演出されてるなってこと。で、期待急上昇中。次の瞬間、テーブルに広げてあるメニューが目に入ります。あぁ、お客様のこと考えているなぁと思っていたら、ランチメニューがどこにも載ってません。あらら。外のランチメニューを見に行かなきゃなんないんでしょうか・・・。
そして店長さんらしきヒトはユニフォーム無視のジーンズ姿。ポケットには黒い長サイフ入り、接客中な割りに自分の携帯を首から下げてます。ここまでで身だしなみだけでカナリきてました。
そして、私が店長さんに注文したエビフライは来ず、かにクリームコロッケが来ました。でもまぁ、お昼の休憩時間内で食べれないかもしれないと思い、「そのままでいいです」といったところ、店長は「コロッケはサービスです。エビフライは2分で揚げてきます。それまでかにクリームコロッケを召し上がっていてください」

う〜ん。一見良い対応に思えますが、私のニーズは「昼食時間内に食事をして職場に帰ること」。「店長」なのに&注文を口頭で繰り返したにもかかわらず、注文が正確に聞けてないのは残念ですね。
「当たり」と思う基本品質、「お、これいいね」という魅力品質、基本品質がしっかりしていないとお客様の満足も得られないし、ましてや感動なんてありえないなと思った出来事でした。


周りを明るく 2007年3月26日(月)

するには、どうしたらいいと思いますか?
え? 照明を点ける?
いえいえ、そうではなくて、あなたの周りの人の気分をちょっとだけ明るくする方法です。

思い浮かびませんか?
じゃ、逆に、周りの人を暗くするには?

ゲーテは「ニンゲンの一番大きな罪は○○○(漢字三文字)だ」と言ったそうです。

この○○○がヒントになります。


○○○に入る言葉は、「不機嫌」。

不機嫌は周りに影響するんだそうです。それも音叉のように振動して。どうして音叉のように振動するかというと、ヒトのDNAは他人であっても、たったの0.07%しか違わないからです。ほとんど同じDNAで構成されているから音叉のように波動が伝わりやすいんです。
だから、まずは自分が明るく振舞う。すると、不機嫌な人たちに楽しそうな波動が伝わる。少しずつ変わる。そしたら、家族も職場も変わるかもしれない、という不思議な話を聴きました。
やっぱり、すべては自分の意思と行動ってことですね。ニッコリ笑って、あなたの周りを少しだけ明るくしてみませんか???


モノ語り 2007年3月24日(土)

「それは10数年前の話。」から始まるモノ語り。麩の中に、とてもキレイな汁物の具が入った一品。写真は加賀味噌の入ったお味噌汁。

宝の麩麩を割ってお湯を注げば、お味噌汁に変身

麩屋さんの女将さんが、海外留学した子供達の健康を考えて作ったもの。子供達がそれを知り合いに分けてたら評判になって製品化。
私は海外にいるhideにちょうどいいかなと思って買ったんですが、やっぱりそういう物語があってできたものなんだなと納得。
自分用にも桜の花のお吸い物とこのお味噌汁を買いました。 私は物産展で買ったんですが、高島屋の地下2階でも扱ってます(期間限定かもしれませんが)。
●麩室屋サイトURL: http://fumuroya.co.jp/top.html


記録に残すこと 2007年3月21日(水)

同時進行でいろんな仕事が押し寄せていて、自分の頭の中で整理がつかなくなってしまいました。何事も一つずつ、といつも考えてて、順序だてて取り組むのですが、今回のは順序ではなく中身。どうも自分の中でどう考えたらいいのか迷っていて、悩ましいなぁと思ってることがありました。どこで引っかかってるのかも漠然としていてわからない状態。
そこで、人に相談してみることに。相手のアドバイスももちろん有難いし役立つのですが、やっぱり「話す」と自分の中で整理できるのが良くわかります。一人で考えたり、書いて整理してみても行き詰るものが、「相手にわかるように話す」ことによってクリアになるんでしょうね。

と、こんなような毎日の気づきを、私たちのグループのメンバーはイントラネットの掲示板に書き込んで共有しています。もともとはパナホームのGさんが、「部下から毎日メールで日記をもらって、それにコメントして返してるんだ」というのを聞いて、「それいいなぁ」と思ったことがきっかけです。
掲示板だと履歴が残るし、見やすいし、内容を共有しやすいし。一日一日のちょっとした気づきを積み重ねて、振り返ってみると自分達の成長を実感できるのではないかと思っています。要は成長記録みたいなものかもしれません。
この「今日の気づき」は、2005年9月1日から欠かさず続けています。結構昔の読むと「あぁ、この時こんなことがあったんだ」とか「こういうこと考えてたんだ」と、感慨深いの、ありますよ。気づきを書くことを通して、お互いの考えや思いが理解できるようになるので、だんだんチームワークも良くなるという効果もあるように思います。


モノを創る企業で 2007年3月13日(火)

働く人たちの想い。

先日、バンダイの上野社長のご講演で、採用の会社説明会で使う、3分程のビデオを見せていただきました。
それは、バンダイで働く人たちから、就職活動をする学生さんたちに対しての応援メッセージ。何のためにハタラクのか。モノを創ることとはどんなことなのか・・・

・9つ辛いことがあっても1つの良いことがあったら、それですべてハッピー
・常識は常に壊す。常識は自分で作る
・作りたいのは「おもちゃ」ではなく、遊んだ「思い出」
・本当に変身できる仮面ライダーの変身ベルトを創りたい

・中国のショッピングセンターで、
 バンダイの提供するキャラクターのついたジャンパーを
 じぃっと見つめている子供がいました。
 それを見かねたお母さんが、「着てみなさい」という。
 男の子はそれを羽織って満面の笑み。
 お母さんはくしゃくしゃの10元札を3枚出し、そのジャンパーを買いました。
 その場にいた部長と私は、二人で泣きました。
・あるお店で商品が欠品したと連絡がありました。
 届けに行くと、
 「バンダイさんの商品はバンダイさんにしか提供できないんだよ。欠品しちゃ困るよ!」
 と怒られました。
 怒られたのになんだかものすごく嬉しかったです。
・この笑顔につながっている私の仕事って、最高!


モノを創る企業で働くことって、なんだかとても幸せに感じます。お客様と直接接することがなかったとしても。


プリウスは馬車に 2007年3月10日(土)

勝てない。

これは、LOHAS(Life of healthy and sustainability)という考え方を日本で広めた、雑誌「ソトコト」編集長の小黒さんの、「ケニアの人たちのために彼らが簡単に造れる環境に優しい車を開発して欲しいな」という要望に対する、プリウス開発者の小木曽さんの回答。

 小黒さん 「ただし、ケニアの人たちは根つめて働くのは苦手だから、そんな人たちが気が向いたら造れる車がいいな」
 小木曽さん 「今のままのプリウスはケニアでは走れないし、造れないでしょうね。また、組み立て精度の確保や環境負荷をもっと減らさなければならないとなると、とても今すぐ馬車に勝つことはできませんね」

人間ってすごく無駄な努力をしているのかな? と一瞬思いました。
小木曽さんは「人はモビリティを必要とし続けるだろう」とおっしゃっていました。人がもっと便利に生活していくためには確かにそうだと思います。だとしたら、まさにLOHASを意識した幸せなモビリティが必要なんですよね。
ただ、LOHAS=幸せってことではないですけど。一ついえることは、技術の進化も文化の発展も人々が望んだほうに発展して行くということです。これからも地球と仲良く暮らしていくためには、自分自身の意識や発想を変えなきゃなということですよね。馬車を超えるプリウス、いつか乗ってみたいです。
それでは、小黒さんから聴いたお話で今日のコラムは終わります。

「私がケニアで経営しているホテルには、二人の地主がいます。片方は地代収入を使って家族で世界各国を旅行しています。もう片方は、銀行にお金が振り込まれると、すぐにおろして牛を買ったり現物にするんです。これがとても不思議だったので、ある時、彼に尋ねました。
“どうしてあなたは彼らのように旅行に行ったりしないの?”
すると彼は
“私たちのホテルには世界各国からたくさんの人が集まってくる。その人たちがみな「ここは世界中で一番素晴らしいところだ!」っていうんだよ。ボクはどこかに行く必要があるかい? それにこの土地を豊かにしたほうがいいだろ”」


タイムマネジメント 2007年2月23日(金)

hideが旧正月の長期休暇で戻ってきています。9日間のうち、もう7日経ってしまいました。1日って本当に早く過ぎてしまいます。なので、1日、1時間、1分が大切に思えます。そんなことを考えてたら、録り貯めたテレビ番組を一緒に見てたとき、夢手帳の王者(?)、ワタミの渡邉美樹社長が出演されていて、こんなことをおっしゃってました。

「夢と今日は直結してるんですよ。今日の行動以外に、夢をかなえる可能性っていうのは生まれないわけですよね」

って言ってました・・・。おっしゃる通り! またこんなことも・・・。

「毎日が元旦だと思ってる。目標が実践できたか毎日見直す。ただ、目的と目標(日付)は変えない。でも、計画は毎日毎日変える」

渡邉社長は強い「夢」を持っていて、それを「必ずかなえる」と覚悟されているんだと思います。だから夢に向けて自分を律することができる。毎日初心に返り、決めたことに取り組む。完全に、過去ではなくて、未来志向。「どうしたらこの日までに実践できるのか」、それだけを考えてPDCAを回し続けることが大切なんでしょうね。
「なんとなく星人」の私の場合、まず「どうしたいか」ってとこから考えないと何も変わらないでしょうね。わかっちゃいるけど、1日を有効に使えてないfoxryoでした。


やっぱり人? 2007年2月19日(月)

スーツを探して、あるブランド店に入った時の出来事。
店員さんが私の話を聞き、スーツを2種類選んで見せてくれました。ただ、残念ながら、ぱっと見てそんなに気に入りません。
普通の店員さんだと私の雰囲気を察して引くはずなのに、押しまくり。「軽くて使いやすいですよ。生地をメーカーと一緒に開発したんです」までは良かったんですが、「いま買うと特別なプレゼントがつきますよ」とか「来週だとポイントが2倍のセールが始まって試着も出来ないくらいお店が混むので、空いてる今試着して買って行っていただいたほうがいいですよ」といかにも“お客様のために私はアドバイス差し上げているのよ”的なトーク炸裂。
いらないお世話です。「また来ます」と社交辞令をいうと、「いつ来ますか?」って。コワイ。「今度いらっしゃる時にお客様がどのスーツかわからなくなるといけないので私の名刺にこのスーツの品番とサイズを書き込んでお渡ししますね」って。さらに怖さが増します。お店にスーツの種類はそんなにないのに・・・。押し売りですか?

一方、時々行く皮製品のお店。ここは、滅多に見ない面白い素材やバラエティに富んだデザインや色の靴、バッグ、小物などがあって、見ているだけでも本当に楽しいお店です。
商品を見ていると時々店長らしきおじさんが近寄ってきます。「これは最高の皮で使えば使うほど磨かれるんだよ」とか「このコードバンは1ヶ月かけてオイル加工しているんだ。薬品だったらたった1日でできるんだけどね。丁寧に丁寧につくられているんだ」とか。一つひとつの商品のストーリーを語ってくれます。
「私のお財布もコードバンだけど、皮が爪で傷だらけになっちゃった。だから今日は買い換えようと思って・・・」と私が言ったら、「皮はきちんと手入れすればもつんだよ」というなり、私のお財布をガシっとつかんでカウンターへ戻り、手入れ開始。
私の普段の手入れの悪さから、超キレイに戻りはしませんでしたが、カナリ傷が目立たなくなりました。なんかキレイになってしまったので、お財布は買わずに済んでしまいました。それにしても、本当に皮製品が好きで信念を持って商品を選んで売っているお店なんだなとしみじみと思いました。

みなさんだったら、どっちのお店で買いたいですか?


自分を分析 2007年2月18日(日)

コーチ21が提供する、あなた自身を知るテストサイト「Test.jp」。なんか「そのまんまじゃない」ってつっこみたくなるサイト名ですが、コーチングという専門的な視点から、自分の行動タイプやコミュニケーション診断など、13種類の分析が行えます(1種類だけ有料)。
あくまで自己評価なので、客観的評価にはならないですが、自分の思考や行動の傾向を簡単に知るツールになると思います。
あるテストの最終質問には「もし、あなたと一緒に働いている人が上記の質問にあなたに代わって答えたとしたら、あなたが選んだ答えを選ぶと思う」という質問があって「う〜ん」と迷ってしまいました。
でもこの質問を見つけて、「あ、ここにあるテスト全部、周りの人に自分を想定してやってもらうってのいいかも」って思いました。それこそが360度評価になりますよね。

とはいっても、それをするのは精神的にもハードルが高そうなので・・・。このテストで私が気づいたことをあと2つ。
1つは、「どれからやるか」っていうのも、今の自分を映し出すかもしれないということ。私だけかもしれませんが、いくつかあるテストの中から、自然と普段気にしているものを選んでやってました。そこに課題を発見できるかも。
もう1つは、テストの活用方法。結果は、ほぼ点数だけなので「で、どうしたら?」と思ってしまいました。が、「どうしてこの質問があるのかな」とか「この答えがこうだとどうなのかな」と質問そのものの意味を考えることで、自分の行動を変えるヒントが見つかるかもしれないってこと。
興味があったらぜひお試しを。

●Test.jpサイトURL(by Coach 21): http://test.jp/

P.S.
自分を知るテストといえば、「八方美人度テスト」というのがあります(test.jpではなく全く別のサイト)。Ammoniteのみらさんのブログに載ってたので私もやってみました。きっと私を知る人は、この結果に満足しないことでしょう。

 八方美人度  82%
 自分も周りの人も認める正真正銘の八方美人です。この世渡り上手!


え? どうして満足しないかですか? たぶん、私の周りの人は「100%」と答えると確信しているからです・・・。


情報を見る目 2007年2月2日(金)

国境なき医師団、昨年の「報じられなかった人道的危機」を発表。(by narinari.com)

国境なき医師団によるこのような報道は9回目になるそうです。でも、こういう報道があること自体を私は全く知りませんでした。
マスコミの取り上げる情報に偏りがあることをついつい忘れてしまいます。自分が集める情報だって興味のある範囲だけなんだし、当たり前といえば当たり前なんですよね。そしてその正しさに至っては自分で判断しなければならないんですよね。
先日のテレビ番組「発掘!あるある大事典2」の納豆ダイエット捏造事件だって、番組見てたとしたら、翌日ロバートなんかに「納豆でダイエットできるんだって〜」って言ってたでしょうし。今回の件で一番の被害者はテレビに踊らされて生産量を急増しなければならなかった納豆製造会社でしょうね。

「テレビで放映しているからウソではない」と知らない間に思い込んでいる自分がそこにはいるんでしょうね。情報を偏りなく集める目や見る目を鍛えるのってどうしたらいいんでしょうね。


元気になれる言葉 2007年2月1日(木)

NHKの「英語でしゃべらナイト」にゴルファーの宮里藍ちゃんが出ていました。その時、彼女は日本と海外の観客の違いについて語っていました。

さぁて、彼女はなんていったでしょう。

一番の違いは、 「○○○○ッ○」をした瞬間の第一声。



そう、ミスショットをした時。
日本の観客は、  「あ〜あ・・・」(外しちゃったね〜と、どよめく)
一方、海外の観客は、 「Close!」(おお、惜しい! もうちょっと!と、爽やか)

前者は回復不能って感じに受け取れます。一方、後者は「ちょちょいのちょいっ」と回復できそう。ポジティブに捉えられますよね。
どちらの言葉を掛けられたら嬉しいかっていったら、私は後者。「次、顔晴ろ」って思えるから。これって、文化の違いなんでしょうね。日本人は職人気質だからでしょうか? 

そこでふと、私は誰かに何か悪いこと(?)が起きたときに、「あ〜あ・・・」って第一声を掛けていないかと考えてしまいました。かなりあるような気がします。イカン、イカン。
うちの会長がよく、「危機はチャンス」っていうんですよ。危ないって意味ももちろんあるけど、機は、機会=chance。closeと捉えて、次の行動を元気に起こせるよう、周りの人、そしてもちろん自分にも声を掛けよっと。


きつねのお仕事
景気が低迷する中、株価を上げ、最近少〜し有名になってきたメーカーの会社員です。 お客様や市場の変化を素早く察知して、その変化に柔軟に対応することのできる「At Your Side」な企業文化を持つ組織作りを後方支援しています。
経営品質協議会認定アセッサー

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