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Foxryo's Note Pad

 


【電車旅】 夏の終わりの伊豆下田と熱海でゆったり
2022年9月4日(日)〜5日(月)
新幹線&踊子号伊豆下田 逢ヶ浜弓ヶ浜お宿熱海 MOA美術館熱海駅

阪急交通の「タイムセール!」のメールで突然旅行熱がわいてきたhide。
「露天風呂付き!金目鯛・イセエビを食す弓ヶ浜温泉、壺中の天 宿〇文 2日間」というタイトルの「金目鯛」に惹かれたfoxryo。
旅程を見ると、「踊り子号」の文字が! え?それって海を見ながら過ごせる話題の列車?という勘違いに気づいたのは申し込んだ翌日くらい。でもまぁ、泊りで旅行するのは4か月ぶりでウキウキ。
そして、とても美しい浜辺を眺めながら過ごすことができました。

宿の窓から、朝の弓ヶ浜


新幹線&踊子号

新幹線に乗るのは何年ぶりだろう。2017年の12月以来! ひょえー。コロナ前から車と普通の列車ばっかりだったんだ!
「新幹線って速いなぁ!」とhide。「こだま」だけど、びゅんびゅん浜名湖、掛川のお茶畑、雲で全く見えない富士山を通り過ぎ、いくつもの駅で「のぞみ」と「ひかり」に追い越されて、熱海に到着。

写真は、帰りの熱海のホームに入ってくる新幹線と頂上がかすかにのぞいた富士山。



踊子号への乗り換え時間でお弁当をGET。こういうのも電車旅の楽しみ。
hideはシューマイ弁当、foxryoは鯛めし。鯛のあま〜いそぼろがご飯の上いっぱいに広がっている!
わさび漬けも久々!



そしてこれを1番線のホームで食べていたら、なんだか雲行き怪しい。
普通電車しか来ない・・・? アナウンスを注意深く聞いていたら、踊り子号は2番線!
二人して食べかけのお弁当を持って移動。
よりによって私たちの車両は先頭! 発車が近づいていたのでとにかく乗り込み、車両を5つくらいお弁当持って移動するという・・・。マスクするのも忘れていました。乗客の皆さん、ごめんなさい!

そしてこれが踊り子号。青が基調の車内。どっかの駅まではJRで、どっかの駅からは伊豆急になるみたいでややこしい。



車窓からの眺めはとてもいい。
沖縄近辺では台風がきていて天気が不安定でしたが、おかげさまで熱海と伊豆あたりはほぼ快晴♪ 遠くに初島も見える。たくさんの小さなトンネルと時折眼下に見える青い海がとても美しい。
「伊東にいくならハ・ト・ヤ♪」などの温泉地もいくつかあって温泉吹き出し口(?)からモクモク湯気が出ているさまに火山活動を感じる。



そうそう、トンネル内は新幹線より圧があって耳がキーンとなってました。
13:23に出発した踊り子号は伊豆急下田駅に14:47に到着!



このあと、駅の改札を出たところに宿の旗を持って並んでいるたくさんの運転手さんたちの姿に遭遇。あぁ、湯治場にきたんだなぁって実感したのでした。



伊豆下田 逢ヶ浜

下田の駅に着いてからお宿のバスで20分程。山を越え、青い川に並行して走ると海が広がる! 弓ヶ浜は白い波間にサーファーがいっぱい!

宿に荷物をおいてから、周りを散策。

弓ヶ浜は部屋から見えるので、山側へ。
道しるべには3つの行先が書かれている。

2kmくらいなら「タライ岬」に行ってみよう。

そこでまず出会ったのはまったくツンデレなネコちゃん。
カニにも出会い、古めのペンションや別荘を通り過ぎると、そこは海水浴場とは程遠い景色。

波が荒く、岩礁だらけ。さすが外海、そこは太平洋。

逢ヶ浜はおそらく火山が創り出した景色。


足元にはまん丸い石ころだらけ。海に浮かぶ奇岩はギザギザ。洞窟らしきものさえある。
1kmも離れていないのに、どうしてこんなに違うんだろう。
自然ってスゴイ。





どうしてもタライ岬に行ってみたいfoxryo。hideを残して「落石注意」と書かれた人ひとり歩けるだけの山道を登っていく。
草木が日陰を作り、スイスイ登っていたけど息切れが・・・。
海が見える!眼下に吸い込まれそうな海。
冒険者になった気分。



さらに登っていくとうっそうと茂る林の中。ちょっと怖くなってきた。
タライ岬まであと0.5kmと書かれた分かれ道。
登りだ・・・。
山道の500mは結構キツイ。しかも登り。そしてさっきのほぼ崖状態の岬を想像して冒険者の気分はシャットダウン。
踵を返し、昨日の雨で湿った道を用心しながら駆け足で下る。

すると目の前をイノシシの親子が道を横切った!

今の、イノシシだよね? まず母親が通って後ろを子供が1頭ついてったよね?!
戻ってきたらやられる?!

いや、わりに早足だったし、イノシシは猪突猛進なハズだし戻ってこない!
と覚悟を決めて一目散に海岸へと走る。

あーこわかった。
あんなに至近距離でイノシシを見たことがなかったので。

案の定、暑さでタコチュー状態(顔真っ赤)になっていたfoxryo。hideのところまで無事戻れて何よりでした。

と、今日は逢ヶ浜レポートまで。次回は弓ヶ浜をレポートします。

そうそう、後から調べたら、逢ヶ浜はシュノーケリングがオススメで熱帯魚が見られるらしい。まるで美女と野獣。あんなにいかついトゲトゲの浜辺に熱帯魚がいるなんて!



伊豆下田 弓ヶ浜

暮れゆく弓ヶ浜。サーファーの皆さんはもういない。
地元の男子たちが波打ち際で遊んでいる。

弓ヶ浜は南伊豆で最も南にある海水浴場で日本の渚百選に選定されているのだそう。確かにこの円弧は美しい。


宿のプライベートビーチへ降りてみようとしたら、途中でイノシシの親子に遭遇!
この日、二組目のイノシシの親子!
こんなにイノシシにご縁があるとは・・・。
今度は写真におさめました。ウリ坊は3頭。hideによると母イノシシがfoxryoに向かってうなって威嚇していたそうで・・・。全く気付かずどんどん下に降りているところでした。
結局、イノシシの親子に阻まれ、浜辺まで近寄ることができず、翌日含め、海に足をつけてみることもなく帰ることに。まぁ、海は見ているだけで気持ちいいのですが。大自然の生命力にはかなうはずもなし。


そしてこちらが晴れ渡った翌朝の弓ヶ浜。波頭の白さが青い海で引き立ちます。


この浜は、レッドリストに登録されているアカウミガメの産卵地。命が大切に守られている場所でもありました。

☆南伊豆弓ヶ浜公式ホームページURL:  https://yumigahama.info/



お宿

宿に着くと、浴衣を選ばせていただきお部屋へ。


お部屋からの景色はとてもいい。2階がフロントで私たちの部屋は4階。全面ガラス張りの窓から弓ヶ浜が見渡せて青い空と海と白い雲が心地よい。
部屋ごとに露天風呂がついているし、なんとトイレからも海が見える!


1階にある大浴場の露天風呂からも海が見えて気持ちいい。部屋数が30室と少ないのでお風呂が混雑するということも全くなかったし。大浴場の通路からプライベートビーチへ降りることができる入り口があり、足洗い場とかあって、海の家的な作りにもなっている。
築年数は結構経っていそうなものの、宿全体の設計や雰囲気もよく、清潔に保たれている印象でした。

お食事は、伊豆らしい食材がもっとたくさんあったらfoxryo的にとっても嬉しかったな。夕食のメイン、伊勢海老と金目鯛は作り置きしてあったのを温めた感じ。特に伊勢海老は志摩や知多で大きいのを食べているだけに・・・。量的にもの足りずでした。


朝食は、わさび漬けやあおさ海苔が伊豆らしい食材。ただ、アジの干物や明太子はどこでもいただけるかな。ここでしか食べられない、「そんな名前の魚、知らない!」って記憶に残るとステキだ。ま、foxryoのワガママでしょう。



このお宿はツアーで申し込まず、直接予約した方がお料理含めてよさそうでした。



熱海 MOA美術館

宿のバスで伊豆急の駅まで送っていただく。開国の湯にちょっとだけ触れてから10:06発の踊り子号に乗り込む。月曜日なので車内はほぼ貸し切り♪ 海は霞んでいて伊豆の島々を臨むことはできなかったものの、往きに撮り損ねた河津桜が両岸に青々と茂るさまを撮影でき、満足。



約1時間30分で熱海に到着。熱海の駅は初めて降りる。バスの時間を見ると時間に余裕がなかったのでまずはバスに乗ってMOA美術館へ。温泉地らしい急な坂をぐぐぐぐっとローギアで登っていき、到着。バスも現地も若者がいっぱい。まだ夏休み?! 

長い長いエスカレーターを何本も登っていくと、プロジェクターの映像が美しい天井が広がる。なんか落ち着くスペース。
そしてそこから建物の外に出ると、さらに階段!どんだけ高い山なの?!
熱海の温泉街や海が広がるのが見える絶景の場所にこの美術館はある。



美術館のドアは真っ黒な漆塗りで圧巻。建物も巨大でデザインもシンプルで華美ではない。展示品も個人が集めたものとは思えないほど豊富。能舞台や大阪城の金ぴか茶室を復元したものまである。



日本庭園も茶室も素晴らしい。ここは一日居られる美術館かも。



ランチは美術館の中にある、パティシエ鎧塚俊彦さんプロデュースのスイーツ店「La Patisserie du musee par Toshi Yoroizuka」。
クロックムッシュをいただきました。そしてデザートは、カシスのケーキを二人でシェア。 カシスのムースとキャラメル風味の生地の中にイチヂクがいいアクセントで入っている。緑深いお庭を眺めながら、しばしのんびりくつろぐ。やっぱり月曜日だから空いていたのか、ランチには遅い時間だったからかも。



☆MOA美術館URL: https://www.moaart.or.jp/



熱海駅

美術館を後にして、熱海駅へバスで戻って商店街を歩いてみる。
熱海プリンのお店や蒸しパンのお店に若者がたくさん並んでいる。温泉街らしいちょっとした傾斜のある地形で、干物や練り物などお土産が所狭しと並んでいる。スティック状になった練り物をベンチで食べている女子もちらほら。みんな楽し気。みんなも夏の終わりの旅行なのかな。



16時過ぎの「こだま」号の自由席に乗って帰る。
雲間からほんのちょっとだけのぞく富士山の赤い頂上を少しだけ見ることができ、名古屋駅に着いたのは18時ごろ。

エスカの「山本屋本店」で味噌煮込みをいただいて、「あぁ、名古屋帰ってきたなぁ」と思う。

雨に降られることなく、青い海と青い空を堪能できた1泊2日の電車旅♪
今度はどこに行こうかな。



お * し * ま * い




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