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Foxryo's Note Pad

 


【ドライブ旅】 伊賀焼、信楽焼 探訪
2022年8月11日(木)
Cafe & Library Nokaギャラリーやまほん陶芸の森陶園でランチ伊賀焼伝統産業会館

hideが興味を持っていた作家さんの器を探しに伊賀、そして信楽へ。 伊賀焼は土に琵琶湖の堆積物が入っていて焼いてる時にキュッと締まるので鍋や陶板が得意で、信楽焼はNHKの朝ドラ「スカーレット」にあったように火鉢などの大物が得意なんだなと改めて知りました。





Cafe & Library Noka
車の温度計が34度を超え、太陽が照ってくると、なかなかハードだということがわかってきました。地球温暖化かなりきてますね。あまりの暑さに耐えきれず、目的地のgallery yamahon(ギャラリーやまほん)に着いたのに、ギャラリーへ入らず、併設するカフェの引き戸をひいたfoxryo。
こじんまりと落ち着いた空間が広がっていました。

ランチ代わりになるものはとメニューをみたらトーストが売り切れ。ケーキセットにしてショコラシフォンとケニアの珈琲を。木製のオシャレなトレイとシンプルな白のカップ。hideのチーズケーキもカップと同じ白い陶器でした。 これがやまほんさんで焼かれた陶器。

縦長の窓から見える青空と竹林がステキ。こんな山奥にくつろげるカフェがあるのっていいですね。

ギャラリーはオーナーが建築家でもある山本忠臣氏がプロデュースしているのでアールトやバウハウスといった建築やデザインの本がたくさん並んでいました。

☆Cafe & Library Noka: Instagram
 住所: 三重県伊賀市丸柱1650 定休日:火曜、展示替え期間



ギャラリーやまほん
cafeから隣にあるギャラリーの引き戸を開けると、そこは上質な生活工芸の世界が広がっていました。陶磁器だけでなく、木工、竹、ガラスなどの食器や細工もの、金物、布や雑貨など、こうしたものに囲まれていたら豊かに過ごせそう。見ているだけで楽しい。

毎年この時期、たくさんの作家さんの手による工芸品を展示・販売している。今回は全国から多くの作家さんの作品が集まっているとスタッフの方がおっしゃっていました。

面白かったのは上の写真の一番前にある器たち。

「土器」って書いてあったんです。
土器って土器? 

陶器のように窯で焼くのではなく、土器の作り方そのままで、藁などで覆って野焼きした、いうなれば素焼きのようなものっぽい。 ギャラリーに作品が届いたときに2個割れていたり、水を入れるとしみ出したものもあるようで・・・。もともと木工の作家さんだったのですが数年のブランクを経て土器づくりをはじめられたのだそう。文明の息吹へのリスペクトを感じる荒井智哉さんの作品でした。

hideはお目当ての辻村唯さんの作品をじっくり選んでいました。市之倉には1作品のみだった器がたくさんあり、釉薬を使うのではなく藁の自然釉で火焔が創り出す偶然だけど必然な緑色のキラキラに大満足だったようです。

foxryoは、くりいむ色のお茶碗の外側に一本一本彫られた線の素朴さに惹かれて福森 道歩さんのお茶碗をGETしました。hideから伊賀鍋で有名な「土楽」さんの8代目の作品であることを聞き、なんだかちょっと自分が目利きになれた気分になっちゃいました。(実はギャラリーに置いてある作品はひとかどの作家さんばかり!)

人の手が創り出す温かみと美しさを堪能できるギャラリーの展示でした♪

☆ギャラリーやまほんURL: http://gallery-yamahon.com/
 住所: 三重県伊賀市丸柱1650 定休日:火曜、展示替え期間



陶芸の森
続いて信楽に向けて車を走らせる。 三重から滋賀と県をまたぐわけだけど、意外に近い。20分くらいでしょうか。
陶芸の森は春だったかニュースで火鉢プロムナードが取り上げられていたのを記憶しています。信楽というとタヌキの置物というイメージが強いですけど、NHKの朝ドラ「スカーレット」であったように信楽はこうした火鉢のような大物が得意。風呂桶や水鉢なども売られています。

この陶芸の森はとても広大な施設。焼き物オブジェがたくさんあるので涼しい時に散歩がてら見るのがよさそう。
一番上にある陶芸館で子供たちに陶芸を引き継いでいく取り組みの展示を観てから、まもなく15時でランチを食べ損ねそうだったので、スタッフの方に相談。
そのあと、甲賀市立信楽産業展示館にも立ち寄り信楽焼ってこういう感じを脳にインプットしました。
にしても何故だかここでは写真を一枚も撮らずでした。陶芸館の入り口付近にあったスウェーデンの陶芸家・デザイナーのリサ・ラーソンさんデザインのオブジェだけ撮ったつもりがない・・・。まぁ、リサさんぽくなかったように思えたからかもです。

☆陶芸の森URL: https://www.sccp.jp
 住所:滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7 TEL. 0748-83-0909

陶園でランチ
ということで、スタッフの方に教えていただいた「陶園」さんへ。
オススメだった近江牛の肉丼をいただきました。

このお店は2階にギャラリーを併設しているだけあってcafe部分も陶芸品が小粋につかわれています。 カウンターの壁面にも色とりどりでいろんな陶芸品が並んでいたのでそちらに座って眺めていたら良かった。 肉丼とお味噌汁の器もなかなか渋い。

やわらかいお肉にマイルドなタレが上品。お肉の量が選べたので一番多いのにしておけばよかった!
ご馳走様でした♪

☆陶園URL(by 信楽町観光協会): https://www.e-shigaraki.org/shop/gallery%e9%99%b6%e5%9c%92/
 住所: 信楽町長野883-1 TEL: 0748-82-1495

伊賀焼伝統産業会館
登り窯の写真を撮りたくて、やまほんの近くの窯で写真をとったあと、近くにあったこの施設にも立ち寄りました。
1階は伊賀焼の窯元の商品の展示即売と陶芸体験、2階は伊賀焼の歴史を伝える資料が揃っています。

伊賀の土は琵琶湖の底だったもの。水草など様々な湖底の堆積物を含んでいるため、焼いた後に土が締まる。なので陶板焼きができるように耐火度が高い。茶道が武士の間で極められるなか、古田織部などの指導で茶の湯の水指や花入づくりもされていて趣深い作陶がされていたようです。
ここでは「土楽」の鍋も売っていました。(この日、「土楽」はお盆休み中で立ち寄れませんでした。)


☆伊賀焼伝統産業会館URL: http://www.igayaki.or.jp/
 住所尾: 三重県伊賀市丸柱169-2 TEL:0595-44-1701


帰り道、ちょうど庄内川の花火大会に遭遇。多くの人が川べりから花火を楽しんでいました。運転中だったfoxryoは前の車のリアガラスに映る花火を楽しめました。満月と花火。とても素敵な一日でした。


お * し * ま * い




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