GOTO第二弾。世界遺産になった熊野古道はいまだ大人気。去年キャンセル待ちで結局行けなかった熊野詣でのツアーのリベンジ。今年もキャンセル待ち状態だったのですが幸運にも催行されることに♪ さらに今回はGOTOの地域共通クーポンまでGETできてラッキー♪
そして、大樹や巨石好きのfoxryoとしては、自然を神として敬ういにしえの人々の心に触れ、癒される旅となりました。
熊野那智大社 樹齢850年の大楠
■まさに鬼ヶ城
名古屋駅8:50出発のワイドビュー南紀に乗り、13:50くらいに熊野駅に到着。
まずは鬼ヶ城へ。
宿のマイクロバスに乗り換え、駅から15分くらいの場所です。
海だ!熊野灘だ!
そして、いきなり巨岩と対面。
波に削られトゲトゲした様子はまさに鬼ヶ城。ここも世界遺産です。
岩の入り口を潜り抜けると目の前に広がるのは、大勢で待ち伏せが出来そうな天然の要塞。
時間が30分しかなかったので、遠くまでいけませんでしたが、城の周りを崖沿いにぐるっと歩けるようになっていました。時間があったら、城跡の展望台も含めて歩き倒してみたかったー。
戻りながら岸辺を見ると六角形の柱状節理が! 確かここ、ブラタモリでも取り上げられていたかも!
自然の面白さを感じる場所でした。
★熊野鬼ヶ城URL:https://onigajyo.jp/
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■花窟神社
続いて、イザナミノミコトを祀る「はなのいわや」神社。 ご神体は巨石。おやしろはなく、ここに花を供えて飾ったことが神社の名前の由来となっています。
窟の頂から掛け渡す綱が神と人をつなぐといわれ、毎年綱の掛け替え神事があるそうです。
このあたりの山は、岩でできている?!
山頂を見るとどれも波で浸食されたように穴が開いています。おそらく海面近辺だった岸壁が天変地異(?)で山のように隆起したのでは。そういう意味でも神様の力を感じられるパワースポットです。
★花窟神社URL:http://hananoiwaya.jp/
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■熊野倶楽部
15:00過ぎ、宿に到着。ここはコテージが点在しているタイプの宿泊施設で敷地が広大。
他のツアー客の皆さんと一緒に朝食会場で宿泊に関する説明を聞いて、順次ミニバンで部屋まで連れて行っていただきました。
私たちの部屋は501号室。新月庵の撫子というお部屋。玄関の戸を開けると、広い!
しかもデッキにお風呂がある! 椅子も二つあったので、二人で早速足湯に浸かっていました。
夕飯が19:30で時間を持て余していたfoxryoは一人でお風呂に出掛けました。撫子の部屋からは、お風呂は割に近いです。歩いて5分ちょっと。内風呂1つに露天風呂3つ。シャワーの水力がめっちゃ強くて気持ちいい。そして、お風呂の床が石でも木でもなく、畳! これだと冬でも冷たくなくていいですね。
夕暮れが早いこの季節、お風呂の後、部屋まで戻るときには、星が瞬き始めていました。
あまりにキレイだったので、眠りこけていたhideを起こして見てもらったくらいです。夜は雨が降るって言ってたからこれを逃すと満天の星を見られませんからね。実際、夕飯の時間には雲が空を覆っていました。
そして、夕食がこちら。
飲み物は一部を除きフリードリンク。熊野といえば梅。梅酒が3種類ほどあったのでその中から変わり種の桃風味のをいただきました。
食事の中では三元豚の紀州備長炭焼きが一番気に入りました。デザートの紀州ミカンとブラッドオレンジのシャーベットはちょっと赤みのさした柿の葉の上に器が載っていてキレイでした。
夕飯のあとは夕食会場の下にある「里山BAR」でコーヒーをいただきつつ、ゆったり過ごしました。
眠る前のお風呂も堪能。今度は部屋に置いてある牛乳札を持っていき、りんごオーレをいただきました。滞在型の宿泊施設なのでちょっとずつ楽しみを持たせています。そうそう、最初に万歩計を渡され、5,000歩超えるとお土産がいただけるというのも、移動のために歩くことを楽しめる工夫です。
朝食はバイキング。
大自然に囲まれているのを実感しつつ、緑に癒されながら食事ができるのはいいですね。
ただ、「朝は洋食!」という方にはお料理的に選択肢が少ないような印象かも。
食後は「里山BAR」までいき、宿のパンフレットに穴場と書かれていた場所へ。ハンモックに揺られながら野鳥の声に癒されていました。
(事前にお宿のサイトで伊勢海老などの豪華メニューを見てしまったこともあり・・・)夕飯を除けばとっても満足なお宿でした♪
可能であれば、GOTO地域共通クーポンで夕飯をアップグレードできたら嬉しいですね。今回のツアーのように、行く先々で物販以外にクーポンが使えない状況(*)になるんだったら、お宿の夕飯で使えたら、お宿、旅行社、お客さんの三方よし=Happy-Happyになると思います♪ ぜひ、ご検討を!
(*)2日目の昼食、ティータイムに入ったお店では使えませんでした。
★熊野倶楽部URL:https://kumanoclub.jp/
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■熊野速玉大社
ここからfoxryoが大好きな巨樹シリーズ。
まずは樹齢約1000年といわれる「梛」(ナギ)の大樹。
針葉樹なのに広葉樹のように幅広めな葉っぱであることが特徴。また葉脈はすべて縦方向に入っているので手でちぎろうとしても切れないそうです。誰からも傷つけられず、割けないことから葉の持ち主を守護してくれる縁起が良い植物とされ、熊野詣の帰路の安全を祈って持ち帰るのが流行ったこともあるといいます。
ナギの木は神社のご神木となることが多いのは、この熊野速玉神社から始まったのでしょうね。
社務所の奥には青々と茂った大木がたくさん見えるので行ってみたかったのですが、神々の領域と諦めました。
熊野の神々は、この速玉神社の近くにある神倉山にあるコトビキ岩に降臨。その後、本宮、新宮(速玉神社)、那智の三山に分かれたそうで、ここ速玉神社では神倉神社の御朱印もいただけます。神倉山にも行ってみたい。巨石も大好きなのでした。
神社の裏手からちょっと坂を上ると熊野川の土手に出ます。空の青を映してとてもキレイでした。
★熊野速玉大社URL:http://kumanohayatama.jp/
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■那智の瀧と那智大社
「この上が那智の瀧なんだよね」と、以前ドライブ旅で通った時、hideに言われていたんですが、なんと登らずとも、上から降りていく形で瀧が見えることがわかりビックリ(笑)
バスを降りるとすぐ飛瀧神社の鳥居と杉の大木が巡礼者たちを迎えます。大木に癒されつつ135段の階段を降りていくと木々の間から那智大社のご神体である瀧が姿を現します。
駐車場に戻るために階段を上る前に、ふと呼ばれた気がして階段左側の一段目のあたりを見てみると、まあるい石が。
それは熊野の神様が降臨したといわれる光ケ峯に通じる石なんだそう。この石をなでると信仰の原点の力をいただけるということで、パワーいただきました♪ 既に階段を上り始めていたhideも呼び戻し、二人でパワーGETしました。
続いて、またバスに乗って5分程移動して、那智青岸渡寺と熊野那智大社へお参り。
ここもなかなかの階段数。 今度は上りの487段!
途中、お寺と神社に分岐。皆さん神社方面へいくなか、アマノジャクのfoxryoはお寺の方へ。すると那智の瀧とお寺の三重塔がとてもきれいに見える場所に行くことができました。
たまにはアマノジャクが役に立つものですね♪
ここも神仏習合なので、お寺を通り過ぎてそのまま神社へ入ることができます。
写真左側は神社のご神木 樹齢約850年のクスノキです。護摩木を手にもって幹の中をくぐり抜けました。木の室の中はしぃんとして、ここでもたくさんパワーをいただけたように思います。
そうそう、お寺の入山心得3箇条がなかなかいい味出してました。
「持って来たもんはぜんぶ持って帰ってよ」
「残していってええのは足あとだけやで」
「持って帰ってかまんのは土産と思い出だけやで」
はい、大自然そのものがご神体の熊野ですから、これは大切。守らなきゃですね。
★那智大社URL:https://kumanonachitaisha.or.jp/
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■大門坂
熊野古道のちょっとだけ、木漏れ日のさす巨樹の間を嬉々として蝶々が花から花へととまるように、木から木に腕を回して身体いっぱいにパワーをいただきながら歩く♪
15分ほどでしたが、とっても気持ちのいい時間でした。
樹々の間の階段を抜けると、明るく段々畑が広がり、美しい里山の風景に深呼吸をひとつ♪
ここから熊野本宮大社にいくまでに「瀞峡」(どろきょう)に立ち寄り、ランチ。
台風による爪痕が結構大きかったようで、観光パンフレットの写真のような蒼い水をたっぷりとたたえた峡谷は見られず、ウォータージェット船も運行していませんでした。船の発着所になっているお土産屋さんも旅行会社のこうしたツアーのためだけに開けているという状態でした。太古の昔から神々と自然と共存をしてきた熊野の人たちですからきっと大きな流れの中でどっしり構えられているのかもしれません。
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■熊野本宮大社
足が三本の「やたがらす」。神様の使いと言われ、人々を未知の地へ連れていく道案内ができる鳥で神武天皇が熊野詣でに迷ったときに助けてくれたという伝説があるそうです。人の道開きのお守りにもなってます。
本殿はとってもシック。いざなみ、いざなぎ、すさのお、あまてらすの神々の神殿が建てられています。遠慮がちに神殿の上の方だけ撮影させていただきました。
★熊野本宮大社URL:https://www.hongu.jp/kumanokodo/hongu-taisya/
こうして熊野の旅は終わり、地域共通クーポンは半分残ってしまったので、名古屋に戻ってから山本屋本店で味噌煮込みをいただき、あとはサラベスで栗のパウンドケーキなどを買って帰りました。クーポンとっても地域に貢献していると思うものの、使えるところが限られているのとツアーで自由時間があまりないと使い切るのが難しいです。とはいえ、今回の旅先が三重県だったので隣接6県で使用でき、名古屋駅に戻って使えて有難かったです。さすが世界の三重県です。
前回の志摩と今回の旅とクラウドファンディングでの支援で、政府からいただいた10万円をほぼ使い終わりました。
パワーをたくさんいただいた旅に感謝します♪
お * し * ま * い
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