恋する灯台から見る富山湾
今回のドライブ旅、foxryoのリクエストが1つだけ入っていてHAPPY♪ ただ、もう何年も前に「行きたい」と言ったので、忘れていたくらいなんですがw hideが行きたいところを何年もあっため続けて(多分)、やっと富山ドライブ旅が実現しました。
■農家レストラン大門
ゴールデンウィークとか一般の人が休みの日には出かけない、というhideのポリシーをちょっとゆるめて、皆が動かなさそうな日を選んだつもりでしたが、のっけから大渋滞。さらには、白川郷ICの前で高速道路は12kmの大渋滞。しかも、10分くらい全く動かず4〜5km動く、というありさま。13時に予約していた「大門(おおかど)」に着くはずもなく・・・。
13:30を過ぎ、やっと渋滞が解消されたところで運転中のfoxryoに代わってhideがお店に電話すると「今日はチューリップ祭りがあるのでお昼も少し長めにしようと思っていたから大丈夫ですよ。ちゃんと予約いただいた分はとってありますから」と女神さまのようなお返事をいただけたと聞き、ほっと一安心。
私達の旅行って、結構ご飯を食べ損ねることが多いんですw
やっとの思いでお店に到着したのは、14:15頃。とっても素敵な古民家です。
名物の「大門素麺」とそのほかに富山の伝承料理がいっぱい。朱塗りの器も美しく、地産地消の産物を使った、心にも身体にも優しいお料理たち。
寒天に溶き卵、しょうがを入れ、醤油や砂糖で味付けをして固めた「ゆべす」は、べっ甲飴みたい。まぁるいがんもどきの「まるやま」は、豆腐にタケノコ、シイタケ、山菜などが入っています。
どれもとりたてて珍しいとか、超美味しいとかじゃなくて、古き良き砺波の、そして日本の心を感じて、あの渋滞のことなんかすっかり忘れ、癒されました。
以下、お店のサイトから↓
“砺波平野は、緑豊かな屋敷林に囲まれた家々が点在する、散居村の地域として有名です。
そんな砺波平野唯一の伝統家屋における、「農家レストラン大門」。
それは、「あずま建ち」であり、「わくのうち」であり・・・、太い梁を利用した間取りを眺めながら伝承料理を頂く・・・。
・・・時間を忘れ、至福の時をお過ごし下さい。”
確かに富山に入ると、黒光りする重厚な瓦屋根と白い壁が田んぼの中にぽつんぽつんとあり、美味しいコシヒカリを育てておられるのであろう豪農のお宅が見えてきます。豊かな土地であることが一目でわかります。日本らしい風景の一つです。
☆農家レストラン大門URL:http://n-r-ookado.co.jp/index.html
住所:富山県砺波市大門165 Tel.0763-33-0088
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■恋する灯台 岩崎ノ鼻灯台
空の青、深い蒼を湛えた富山湾、そして真っ白な雪を戴く立山連峰。灯台から見る景色はとても美しい。
春は桜が咲いてきっとこの白い灯台が映えるんでしょうね。
この岩崎ノ鼻灯台は、昭和26年5月に点灯し、今では一般にも開放(登れませんが)されています。
ただ、道がわかりにくい!
実は、展望デッキからJR氷見線の線路と富山湾が広がるフォトジェニックな道の駅として最近有名な「雨晴」(“あまはらし”と読みます。名前もステキでしょ)に行きたかったんですけど、国道415号線が渋滞していていけず・・・。
Uターンするために入った「もみじ姫公園」の駐車場で、hideが行先に入れていた灯台の名前があったんです。ラッキー。車を置いて、そこからずんずん道を上っても、
「あれ?どこだろう???」
でも、歩いているだけで、海と立山連峰がとってもクリアに見えてキレイ。爽やか! 岬の上の喫茶店を通り過ぎ、さらに歩くと道しるべがあり、とっても細い登り坂が。そこからさらに徒歩3分くらい。
本当に灯台あるんだろうか、という感じです。ゴールデンウィークですが、立ち寄る人は私たちのほかに1組くらい。とても静かな場所です。
源義経が奥州へ落ちのびる途中、にわか雨が晴れるのを待ったという伝承がある岩がある、というのもなんだかステキです。気持ちが落ち込んだ時、ここに来たらきっといろんなことを吹っ切れそうでした♪
☆2017年度「恋する灯台」岩崎ノ鼻灯台URL:https://romance-toudai.uminohi.jp/toudai/iwasakinohana.php
住所:富山県高岡市岩崎ノ鼻
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■海王丸パーク
蒼い海と空と白い立山連峰を眺めながら海岸沿いをドライブ。
海王丸パークに着いたのは16時過ぎ。
海王丸の中を見られるのは16時までだったので外から見るのみ。そうか、それで駐車場に入る車が少なくて、出てくる車は渋滞していたのねw
売店やパン屋さんなどもほぼ似たような状態でw それでも、美しい帆船の後ろに白い橋、そして立山連峰が見られてとっても癒されました。
写真に撮ると立山連峰がはっきり映っていないのですけど、本当にキレイに見えていました。翌日は、晴れていたものの春のうららかな霞で立山連峰はほぼ隠れて見られませんでした。なので、貴重な一日だったのかもと思っています。
公園には、波のハンモックがあったりして、家族連れでにぎわっていました。
☆海王丸パークURL:http://www.kaiwomaru.jp/
住所:富山県射水市海王町
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■富山市ガラス美術館
建築家 隈研吾さんデザインの美術館 兼 図書館。
富山のレトロな市電が似合う。
ガラスの街、富山の駅や街角にはいたるところにガラスの工芸品が飾られています。
館内は、集成材の板の直線を使って5階の天井まで吹き抜けているさまは、なんだか森にいるような空間に感じます。
半分が美術館で半分が図書館。
いいなぁ、こんな図書館、おっしゃれー。近所にあったら毎日いりびたること必至ですね。ソニーの創業者 盛田昭夫氏の所蔵品コーナーがあり、思わず写真撮っちゃいました(左下)。読んだことがない政治・経済・歴史・宗教・世界の本。ひと世代前な感じです。
5階のグラス・アート・ガーデンもステキ。光を操るガラスたち。アメリカの作家、デイル・チフーリ氏の作品。超豪華です。
ところで写真の下段の左側だけは作家が違います。作風違うからわかりますね。マルタ・クロノフスカ氏の作品です。古典絵画からモチーフをもってきて、ワイヤーで形創り、そこにガラス片を貼り付けていく。光があたってイルミネーションみたいに見える。ゲージツ家って、オリジナルを創り出すという才能があるんでしょうね。
こうした海外の有名なゲージツ家の作品だけでなく、地元や日本の作家の作品も置いてあります。
所志帆さん(調べてみたら、岐阜の方でした)の積層されたガラスの中に気泡が整列して形を成している溶着スランピングという技術で創られたオブジェが気に入りました♪
2階には、foxryoが大好きな不室屋のカフェがあり、行きたかったんですが、朝食を食べたばかりで残念ながら立ち寄れず。お昼に「ふやき御汁弁当」、食べたかったな・・・。そうそう、最近、不室屋からキティちゃんのおすましとお味噌汁が出たらしいです。麩を破らないと中身が出ないはずだから、写真はちょっと加工しているのかも。でもかわいいですよ。
☆富山市ガラス美術館URL:http://toyama-glass-art-museum.jp/
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■森記念秋水美術館
そうそう、車はガラス美術館近くの神社の有料駐車場に停めて、ガラスのゲージツを堪能したあと、日本刀を見に、この森記念秋水美術館歩いてやってきました。
リードケミカルという医薬品の会社の創業者 森さんという方が収集された美術品を公開する美術館。おしゃれなカフェも併設されているとっても立派な建物です。先日も名古屋大曾根の徳川美術館でもそうでしたが、ここでもルーペ片手に名刀の刃紋などをじっくり観察(!)する女子が多かったです。写真撮影OKだったので、思い思いの角度で皆さん写真を撮っていました。
展示は「備前刀 用と美の系譜」と題され、見事な太刀がたくさん展示されていました。平安、鎌倉、室町、江戸と、時代の変化とともに、戦ものから美術品へと変わっていくさまも感じられました。
備前ものは、刀工房のあった地域が雨による土砂崩れや川の決壊で壊滅し、それを引き継いでいく刀鍛冶がいなくなってしまったという残念な歴史もあるのだそう。 今も昔も人は地球のゆりかごの中で生きているのですよね。
☆森記念秋水美術館URL:http://www.mori-shusui-museum.jp/
住所:富山県富山市千石町1丁目3番6号 TEL:076-425-5700
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■世界一美しいといわれるスタバがある富岩運河環水公園
運河の街らしい公園。ドラマでも使われたことのある滝のようにふってくる噴水の通路があったり、富岩水上ラインには運河をめぐるクルーズ船だけでなく生活にも使われている船もあるし、1日乗車券とかあったりするので、もっとちゃんと調べていくと楽しいかもしれません。
運河をめぐるクルーズ船はちょうどいい時間がなくて諦め、野鳥観察の小屋でぼぉっとアオサギ3羽によるの攻防戦や亀の甲羅干しなどを眺めていました。
こんないい気候のときにぼぉっと座りながら本を読む、なぁんてことができるといいなぁ。市民の憩いの場になっているようで、旅行者だけでなく家族連れでにぎわっていました。いいなぁ、富山。豊かな感じがする。
スタバは運河にかかる橋から見える建物を撮影しただけで完了。行った、見た、撮った的な感じでしたが、ま、ここでもそれなりに楽しい時間を過ごせました。
☆富岩運河環水公園URL:http://www.kansui-park.jp/
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■道の駅 ウェーブパークなめりかわ
富山の旅、最後は、ホタルイカを見に、いえ、食べにいきましたw
富山って、こうしたスポットの手前まではほとんど道が混んでいません。ただ、1キロ圏内に入ると不思議と混み始めます。
ここでも同じ現象でした。
駐車場を采配している地元の方たちの連携が見事で、もう駐車場が入りきらないと判断すると、漁港の方の空きスペースへ誘導し始めました。
道の駅の建物の中に入る前から、ホタルイカの天ぷらが露店で売られていたり、中に入ると獲りたてのホタルイカが30くらい入ったプラスチックのトレイを片手にしゃぶしゃぶをしている人が所狭しと並べられているテーブルで食べていてビックリ。
すでに13:30を過ぎていてもたくさんの人がホタルイカに舌鼓をうっています。スゴイ。
そして、hideとfoxryoは2階のレストランへ。ここも並んでいて6組目くらい。ここまできたら食べたい!と並びました。
そして、並んでよかった。
ホタルイカってちょっとだけ生臭く感じることがあったのですが、もうふわっふわで濃厚な甘ささえ感じる。名古屋で食べるホタルイカとは大違い。
ぜひぜひ、今のホタルイカの季節に行って、見て、食べてをおススメしたいです。
窓の外には雄大な日本海。とても眺めのいいレストランでした。
☆道の駅 ウェーブパークなめりかわURL:https://hotaruikamuseum.com
ということで、春がちょっと残る富山、とても美しい運河の街並みと豊かな穀倉と海の幸と、まさに「富」かなところでした♪
お * し * ま * い
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