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Foxryo's Note Pad

【夏ドライブ】 奈良 十一面観音をめぐる旅

2017年 8月14日(日)、15日(月)




櫟野寺室生寺壷阪寺五條源兵衛秋篠寺新薬師寺東大寺志津香

hideの御朱印スタンプラリーの一環で奈良にドライブ。本人的には十一面観音めぐりのようでしたが、意外な結末にw  foxryoとしては、五條源兵衛に食べに行けさえすれば大満足な旅なのでした♪


櫟野(らくや)寺

7:30過ぎに家を出たものの、お盆休みのため、四日市〜鈴鹿間はいつものように渋滞。だんだん渋滞距離は延びていき、私たちがはまったときは、12km。約30分のあいだ、ノロノロ運転。やっと抜けたと思ったら、カーナビから鈴鹿で降りるように指示が・・・。だったら下道でもよかったのでは???

鈴鹿からはなんと山また山。峠というほどではないのですが、お寺に着いたのは9時少し過ぎたところ。拝観できるかな〜と社務所にいってみるとなんと本堂修理中のため、当分拝観はないと書かれているではありませんか・・・。

平成30年10月にまで日本最大の座像の十一面観音さんにはお目にかかれないことになりました・・・。
ショックを受け、お寺の写真を撮るのも忘れてしまいました。
おそらく奈良時代に作られた門に立つ仁王様だけ見られました。どこからともなく聞こえてくる木魚の音をあとに、次の目的地へと車を走らせました。

☆>櫟野寺URL: http://www.rakuyaji.jp/
 滋賀県甲賀市

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室生寺

続いては、国宝の十一面観音様がおわす室生寺へ。
平安前期に造られた観音様。緑色の彩色がわずかに残り、表情のアンニュイさとあっています。ここのお寺の仏像はどれも個性的なので人気も高いようです。如意輪観音様は奈良国立博物館で修理中。対面はかないませんでした。残念。
いつぞやの台風で傾いた五重塔もこの通り、修復済み。



ここもお堂2つを修復中。
いにしえの人たちの社会や宗教に対する感覚は現代を生きる私たちには計り知れない。それでも、建物も仏像も大切に保存し続けているから、こうして私たちが時代を超えて見ることが出来ている。
本当に有難いと思います。

室生寺には、中学生の頃だったか家族で訪れたことがあります。その時はお庭や建物ばかりを見ていました。人生のなかで、その時々で視点が変わってくるのが面白いものですね。



☆>室生寺URL: http://www.murouji.or.jp/
 奈良県宇陀市室生

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壷阪寺



原色で圧倒的な生を感じる十一面千手観音様。目の前に迫ってくる。日本の仏像というよりインドの仏像っぽい。眼力がスゴイ。目が大きいんですね。だから眼病のご利益があるのかも。

本堂は仏像を近くに感じられるように回廊風になっています。本堂の裏から奈良の街が遠く見渡せます。

山のお寺の境内で、透き通る声でさえずる鳥がいて、暑さをしばし忘れる。サントリーの野鳥のページで探してみたけど、なんだか違う。昔法隆寺でも聞いたさえずりな気がする。ここはなんとなく飛鳥の風を感じる場所です。

そうそう、お寺の境内には、いたるところにインドのものがあり、ハーブガーデンまであり、不思議な感じ。

眼病予防や治癒祈願で多くの人が訪れているし、古いだけではなく、どんどん変化しているお寺だと感じました。資料館にはカッコイイ不動明王や愛染明王があり、見ごたえありました。



☆>壷阪寺URL: http://www.tsubosaka1300.or.jp/
 奈良県高市郡高取町壷阪3番地

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ミシュラン一つ星 五條源兵衛



奈良五條は昔ながらの町屋が残る風情溢れるところ。この五條源兵衛は、以前、路線バスの旅で、放映されていて、焼きタケノコがあまりにおいしそうで一度行ってみたいと思っていました。

お盆休みは予約できないかもと言いながらhideが電話。「ミラクルですね。昨日キャンセルが入りました」と言われたそう。実際に訪れてわかったのは、夜の予約は2組だけ! そうだったんだ・・・。直前キャンセルしてくださった方に、感謝です。

シェフの「これまでに味わったことのない五條の食材を食べていただきます」という素敵な響きは最後まで続きます。

さて、まずは、飲み物オーダー。foryoはシソジュース白を。何と白赤ロゼの3種類があるんです。 ロゼは葉っぱの表が赤、裏が白のシソから作るのだそう。透明でさわやかな味でした。



左から、先付 いちぢくのごまムースかけ、赤シソの食前酢。ごまムース、濃い♪
お椀は、ペンタスの花、とうもろこしのお餅。
向付は、生の白キクラゲ。それにオクラの一生(発芽、つぼみ、実)が載っています。 下には、マクワウリそうめん。一番下に敷かれていたエゴマの葉っぱのえぐみがむちゃくちゃスゴイ。バジルの新芽もさわやかな味を添えています。



続いて、お肉。大和牛のサーロイン。噛むと肉汁と脂がじゅわっときます。添えてあるのは、ルッコラの原種とクレソン。こちらの味も本当に、濃い。そして、このトマト、まるでイチゴのような味!

天ぷらは、なんと撮り忘れ! 食材は、真ん中の写真から。ビールの香りづけをするホップの花やかぼちゃの花、五條にしかないムラサキ唐辛子、パプリカ、そして、雪深い五條で生まれたコンニャクの天ぷら。コンニャクの天ぷらは、甘くてお菓子みたい。

冷肴は、酢の物。トマト、かぼちゃ、芋茎、ミョウガ。口の中がさっぱりします。



ご飯ものは、バジルご飯! 味付きご飯にバジルと花をぱらぱらと自分でちぎりながらまぶします。バジルのさわやかな香りがぱっと広がります。
そして、最後に出汁をいれて、お茶漬け。 なんて爽やかなんでしょう。

香の物は、高菜と金山寺味噌。hideは超気に入ってました。
そしてデザートは、ブドウたち。奈良は県外には出ないのですがフルーツ王国なんだそう。食べたことのないブドウをいただきました。種類は秘密なため、写真も秘密w
ご興味がある方は、是非、この時期の源兵衛を訪ねていってみてくださいね。

佇まいもとても素敵なレストラン。築250年の町家を改装し、家具や食器もこの町家にもともとあったものを借り受けているそうです。



☆五條源兵衛URL: http://genbei.info/
 奈良県五條市本町2丁目5−17 Phone / Fax 0747-23-5566

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秋篠寺

翌朝、まずは海王龍寺と法華寺を下見。十一面観音さんのある海王龍寺はお盆休みでした〜。残念。
気を取り直して、朱塗りの美しい平城京跡のある道を通って、秋篠寺へ。

苔むしたお庭が落ち着くし、少し涼やかな気持ちになる。



奈良時代に建てられた国宝の本堂の佇まいも清楚。



ここ秋篠寺にも平安期の十一面観音様がおられるし、日光月光菩薩様のやさしい顔立ちに癒されました。

☆秋篠寺紹介URL(byうましうるわし奈良): http://nara.jr-central.co.jp/campaign/wokashi/akishinodera/index.html

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新薬師寺

今回の旅で一番インパクトがあったのが新薬師寺。ご本尊の薬師如来様を囲んで立つ十二神将が躍動感あって超カッコイイ。

見ているとなんだか元気がわいてくる。

真達羅大将に奉納されているろうそくの最後の1本の火が消えそうなのをhideが発見。寅年のfoxryo、2本奉納しました。一日一善。きっといいことあるかもw

隣のお堂では、十二神将の一人、バサラの彩色を再現したプロジェクトの映像が流れていました。今の十二神将がカッコイイと思っているけど、いにしえのひとたちは、極彩色の仏像をカッコイイと思ってみていたんでしょうね。それはそれで見てみたいかな。

新薬師寺の本堂は秋篠寺と同じ時代の建物で、写真を撮ってあったのに、サムネイルを見て同じ建物を違う角度から撮ったんだと勘違いして消してしまいました。ご利益帳消し?!

しかもここでは、ナビがあるのにhideとケンカ勃発。このあたりの道がものすごく細くて、お寺自体も入口小さくてわからないし、駐車場もよくわからなくて3周くらいしてしまったんです。でもその苦労は十二神将を見て消えちゃったんですけどねw

☆新薬師寺URL: http://www.shinyakushiji.or.jp/

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東大寺



ま、ここは解説の必要は全くありませんね。久々に拝見しましたが、巨大な大仏様ですね。 仏像の好きな方は、東大寺ミュージアムはとってもおすすめです。

室生寺の十二神将の2体も含め見ることが出来ましたし、状態の良い仏像がいっぱい。超見ごたえありました。

国宝だらけだし、日光月光さんも超美しいし、特別展示の仏像もあるし。
今年国宝になったという楠木正成にゆかりのある大阪の天野山金剛寺の巨大な不動明王など、明王を集めた部屋があったり、仏像を美術品として扱う時代になってきたんだなぁと思う。今のようなモノよりも心を大切にしたいと思うようになってきた時代だからかもしれません。訪れる人は若者の方が多いように感じました。もちろん外国人も多かったw いろんな国の人を見ました。そしてそれよりも多いかもしれないシカたちもw

☆東大寺ミュージアムURL: http://culturecenter.todaiji.or.jp/museum/

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志津香

東大寺の近くにある釜飯のお店です。
15時過ぎだというのに長蛇の列。
そして、並んでいたのはほぼ外国人。「毎日こんな感じなんですよ。どこの国にいるのかわからなくなります」とお店の人もおっしゃっるくらいw 
おそらく30分以上並んだと思います。注文は結構前にとってあったので、席に着くとそんなに待たずに釜飯が出てきました。

7種釜飯のセット。

エビがぷりっぷり。蟹、アナゴも蒸しあげられ上品な仕上がり。そして、ご飯が白めなのにしっかり味がついています。
長いこと待ちましたけど、満足でした♪

☆志津香URL: http://www.kamameshi-shizuka.jp/




お * し * ま * い

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