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Foxryo's Note Pad |
【高知やりがい創造フォーラム2015】 目的が定かなら実現する方法は自分の中から湧いてくる 日時: 2015年 8月22日(土)12:30〜16:30 場所: 高新RKCホール | 第1部 横田さん講演 | 第2部 鍵山さん講演 | 第3部 パネル | おまけ | |過去のレポート:高知本氣フォーラム2008 |
【第1部】目的と目標
横田英毅さん(ネッツトヨタ南国 相談役)
【第2部】掃除実践60年 人生と生き方
鍵山 秀三郎さん(イエローハット創業者 日本を美しくする会 相談役)
東京生まれで11歳までは安定した生活を送っていた。11歳で山梨へ学童疎開。その後、空襲で家が焼け、家族全員で岐阜へ疎開。農業で鍛えられた。そして、20歳で一人東京へ。 「いかなる教育も逆境から学んだものにはかなわない」自分の考え次第で、成長できる。 昭和36年10月。独立し、自転車で行商を始めた。まさに自転車創業(笑) 行商先では人間扱いされず、2度、3度いくと水を掛けられたり、自転車を倒されたりした。忍耐心がついた。 昭和51年、売り上げは51億。しかし6割の取引を停止した。業界の常識を変えたいと思った。今は良くても、いずれつぶれる。つぶされるより、つぶした方がいいと思った。 飛躍は覚悟から生まれる。 そして、お客様から「欲しい!」と言われる商品が生まれ、大ヒット商品となった。 何も決心のない人生に、何かを得られることはない。覚悟、決断、実行が大事。 車屋で働いていたころ、店は汚いし、働いている人の口も粗暴。経営者から「掃除をしたって儲からない」と言われていたが、一人で掃除していた。お店に買い物に来る職工さんもツナギは油だらけで、素足にサンダルといういでたちだった。それが次第に態度が変わっていった。すると、歌手やスポーツ選手がやってきて繁盛するようになった。気を良くした経営者はやりたいことをやらせてくれた。 ところが、雪が降ると値段が10倍、20倍になる商品があり、定価で売ろうと提案したときは反対された。「みんなやってる。」これが独立のきっかけとなった。 売上ではなく、業界の悪しき習慣を変えるんだ。お客さんがいつきても同じ値段で売ろう。業界をもっときれいにしたい。手形を発行せず、現金支払いにすることにも着手した。今業界内で手形を発行する会社はない。 今はできないが、未来永劫できないわけじゃない。 掃除も笑われた。 費用 対 効果これをすぐ考えるから、掃除がわからない。 将来よくなるのはわかっていてもやらない。それで反対・抵抗する。 成功までの3段階。掃除も何もないところからスタートして、いま、ルーマニアや台湾、サンパウロなど海外副目130カ所に「掃除で美しくする会」がある。 一昨年甲子園に出た前橋育英高校。どうせ1回戦で負けると言われ、1回戦は誰も来なかったが優勝した。 18年前に監督が道具を大事に磨き、トイレ掃除をさせていた。 「そんなことをしているから勝てないんだ。勝つ野球を教えろ」と言われていた。「3年以内に甲子園に行かなければ首だ」「監督は頑固で古臭い」といっていたのが、甲子園で優勝した途端、「指導方針がしっかりしている」「信念がある」という。人の評価とはそんなもの。 正しいこと、いいことをやればやるほど反対する。勇気をもって、行動してほしい。 ある時「人が見ているからやれません。どうしたらいいでしょう」とご婦人がいうので、こう答えた。 「あなたのことは誰も見ていません。大丈夫です」 本当にいいと思ったことが何故できないのか。 「0から1への距離は、1から1,000までの距離より遠い」やらないうちはゼロ。どんないい考えをもっていてもゼロ。行動していないからゼロ。 「人間が、今日一日、穏やかな気持ちになるか、荒れた気持ちになるかは、たとえば、タクシーの乗車距離が1メーターのとき、運転手さんに700円のところ、1000円渡して“お釣りはいらないよ”という。すると、それまで無言だった運転手さんが急に笑顔で話し始めたりする(笑)。 自分が降りた後に運転が粗くなるより、運転手さんが気分がよくなって、次のお客さんに気持ち良く対応してほしい。 いいと思ったことは勇気を持って行動する。人の心を荒ませることを少しでも減らしたい。悪の連鎖を断ち切る。いいことが起こる種まきをしていきたい。 大正時代の日本人も素晴らしかった。アートスミスというサーカスが日本に興業にきたとき、飛行機の曲芸があった。それを近所で見ていた人が3人「あんなすごいものをタダで見てしまっては申し訳ない。」と入場料をわざわざ払いに来た。「世界各地を回っているが、こんなことは初めてだ!」と称賛されたという。 モースやエジソン、チャップリンも日本人を称賛していた。日本の伝統、民族性を次の世代につなぐ使命が我々にはある。
*以下、敬称略
おまけ
■横田さん、鍵山さんのエピソード
■ 映画「陽気楼」の舞台
大皿料理を仲居さんがとりわけてくださったり、みんな思い思いにお皿にとったり、いろいろ。
豚肉のシャブシャブは豚肉が何層にも丸めてあって面白かったし、シメの鯛ソーメンが(おそらく)アゴダシが効いていてすごく深みのある味になっていました。
そして、高知ともお別れの時間。路面電車に乗って高知駅へ。ちょうど私たちの乗った路面電車の車両が、名鉄電車のお下がりだったのでビックリ。もうこういう電車はつくられていないのか、路面電車を廃止したところから車両を集めているようです。
* お * し * ま * い *
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