● 上梨地区でお豆腐
スーパー銭湯に泊まる行き当たりばったりの旅。初日は、東海北陸道北上し、最初の目的地、五箇山へ。五箇山は世界遺産となった合掌づくりの集落です。岐阜ではなく、富山県です。
数十個のトンネルを潜り抜け、五箇山のインターで降り、こきりこの里「上梨地区」でランチタイム。いつもの通り、くいっぱぐれそうになりながら、なんとか15時前に到着。
その道中、「くま鍋」「くまつけそば」という看板があるお店を発見!
五箇山、奥が深い!
っていうか、クマがいる!
思わず写真を撮るためにhideに車を停めていただきましたw
さすがにここで食べる勇気はなく・・・というか、hideは五箇山豆腐を食べるつもり満々だったので・・・。でも、看板よく見ると「熊、豆腐料理」!(笑)
上梨地区も合掌造りの家々が残っています。
まずは、観光案内所に車をとめて、五箇山豆腐で有名な喜平商店へ。お豆腐は売り切れていて、冷たい豆乳をいただきました。スモーク豆腐をお土産に買い、いざ、ランチへ。
小雨の降る中、歩いて定食屋さんに入り、お蕎麦と五箇山豆腐をいただきました。意外と固い。木綿豆腐よりもだいぶ固いです。で、薄味つき。なんとなく保存食っぽいという感じでしょうか。
このお店で、実物の「こきりこ」を見ました。
「こきりこ」って、民謡♪こ〜きりこの〜たけはぁ、いちすんごぉぶぅじゃ〜♪の、まさに「こきりこ」。
お店の隣にある、白山宮へ。
富山県最古の木造建築物で国の重要文化財。奈良時代に建立され、1502年に再建されたものだそうです。
大木を見上げてパワーをGET。
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● 世界遺産の五箇山
さらに山道を走って、世界遺産の「五箇山」へ。名古屋方面から1つめの集落は駐車場が道沿いで、よくわからず通過・・・。そして、2つめの集落「相倉」へ。
小学生の頃、父親に白川郷で合掌造りの民宿に連れて行ってもらった記憶があります。ここの集落も多くのお宅が民宿やお土産やさんをされていました。
近くで見るより、上から見る方が断然いいカンジ。旅行記冒頭のサイズが大きい写真を見ていただくと、里山の緑がよりきれいですよね。
こうした里山の風景に癒されるのは、日本の原風景だからなのでしょうか。
歩いていると、頭をからっぽにできるのもリフレッシュできていい。ただ、そんなに涼しくはなかったのがちょっと意外でした。
外国人の観光客もちらほら見かけ、世界遺産って名前がつくことが観光資源になるのを改めて感じます。とはいえ、世界遺産がどんどん増えたり、意外に身近にあったりすると、ちょっとだけありがたみを感じなくなりますねw
天狗の足跡(!)や、和紙を使ったアートギャラリーになった合掌造りの家に入れたり、手入れされたコスモス畑(?)が家の横にあったりします。秋は秋で黄金色に輝く中にコスモスが美しく咲いているのを脳裏に描きながら、今宵の宿を探しに16時過ぎに出発しました。
「道の駅上平 ささら館」に寄り道して、和紙の紙漉きを見たり、お土産を物色。そこでラグビーボールのような南瓜をGET。今年は暑くて南瓜の成長がものすごく良かったんだそう。hide母への御土産にして、あとから1/4ほどいただきました♪ ホクホクしているものの甘味はない南瓜。ほぼ毎朝薄く切って焼いて食べてました。
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● 日本のベニス新湊
日没前にこの日泊まるスーパー銭湯を物色しないと・・・。第一候補の富山市内の銭湯に行ってみると、hideが思い描いていたものとは違ったもよう。気を取り直して、夕飯を食べてから金沢へ向かうことに。
新鮮な魚介類が食材として使われていそうな割烹料理が食べたいとお店を探してみたものの、そこはとっても小さな小料理屋さんで・・・。一見さんで大丈夫か不安になったので諦めて、とりあえず近くにあった無料の駐車場に車を置いて、日本海を見に。
やった!日本海だ!と真っ黒な海を眺めてから、車に戻ると、「新湊は日本のベニス」という看板を発見!
いや〜、ビックリした。そうなんだ、知らなかった。
確かにキレイ! 夜景を撮って、この場を去った二人でした。
そんなこんなでうろうろしていたら、目星をつけていた料理屋さんがオーダーストップ!
結局、「ぼてじゃこ」というお好み焼き屋さんへ。なんといっても量が多い。コスパ超高いです。牡蠣、ホタテ、海老、イカ、豚、コーンなどあらゆるものが入ったもので1200円くらいだった気がする。地域によって物価って違うものだと実感しました。
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● テルメ金沢と近江市場
お腹もいっぱいになり、いざ、テルメ金沢へ。そう、そこが日本最大級じゃないかなと思うスーパー銭湯。スーパー銭湯初心者のfoxryoですけどw 宿泊施設も併設されていて事前予約はできなかったものの、いってみた。駐車場はいっぱい! 人気なんだなぁ。
まずは、1,200円を払って、お風呂場のロッカーで館内着に着替えて、館内を一周。館内は車の量ほどは人がいない感じ。
休憩室にはテレビやラジオが楽しめるリクライニングのソファーがずらっと並んでいます。24×5列くらいでしょうか。音声はソファーの頭部分から聴こえるので、イヤホンする必要もありません。問題は、隣同士で空いてないこと。みんな思い思いの番組を見ながらリラックスしています。
とりあえず、お風呂に入りにいきました。
お風呂も充実。ただのお風呂ではなあく、ナトリウム塩化物泉、はい、温泉です♪ 胃腸にも効能があるみたいで、飲むこともできます。飲んでみたらちょっと塩辛い。
打たせ湯、ジャグジー、サウナ、露天風呂ほんといろいろあります。お風呂を出ると、お決まりの牛乳などの冷たい飲み物の自販機が待っていて、ついつい買ってしまいましたw
休憩室にいってみると、少し人が減っています。きっと近郊の人は帰ったんじゃないかな。そして、hideと並んでテレビを見ながら過ごしていると少し睡魔が襲ってきました。しかーし、2時過ぎから眠いのにいびきで眠れない。いろんなところからいろんないびきが!!! ということで、女性専用の休憩室に逃げ込みました。香もいいし(笑)、静か! ここで2時間ほど熟睡することができました。
5時頃起きたら、私の周りの女性たちはいなくなっていて、ビックリ。朝早くから次の観光地に出発されているんでしょう。お風呂に行ってみたけど皆さんいませんでしたから。
そうそう、館内にはいる時、靴箱の鍵をフロントに預けます。2時を過ぎると1,200円チャージされるシステムです。フロントに必ず寄ることによって管理を一元化していることに感動。スーパー銭湯ってどこもこういう風なんでしょうか。面白い経験でした。
それにしても、やっぱり、ちゃんとベッドで寝るのがいいです。いいソファーなんですけど、やっぱり熟睡できない感じ。おかげさまで、朝早く起きられて、近江町市場で朝ご飯をいただくことができましたw
まだ9時になっていないのにこの賑わい。さすが人気ですね。岩ガキが積み上げられていてその場で食べられます。foxryo的には無理ですが、好きな人にはステキな光景に見えるんでしょうねw
「じもの亭」で海鮮丼と甘海老丼を注文。
海鮮丼の魚系はすべてhideに提供。そして、hideからは甘海老を4匹いただき、foxryoの食べられる海鮮丼に変身♪ それはお見せしづらいのでこの美しい状態でご覧くださいw
★テルメ金沢: http://www.terume.net/
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● “まれ”の舞台輪島
そして、最後の地、輪島へ。
世界遺産になっている棚田も見たいし、NHK連続ドラマの“まれ”の撮影地もあるだろうなと期待。そこへ行くまでに写真は撮れなかったのですが、とっても美しい海岸線を走ることができました。
運転しているhideは楽しめなかったかもしれませんが、青い空に夏の白い白い入道雲、そして、大きく広がるキラキラした海原。
がんじさんやフミさんはいなかったものの、「桶作」の旅館の玄関だけ見ることができて、なんだかドラマの世界に入ったようでとても楽しかった〜。
お盆休みで人は少ないかと思ったら、意外に観光客が大勢いてビックリ。
こういうところに住むのは人と人とのぬくもりがないと難しいんだろうなとボンヤリ思ったりして。そうやって生きていることって大事だと思ったfoxryoでした。
「間垣」というこの風よけ。日本海側だから風が強いんでしょうね。上大沢地区はこの竹の垣根で囲われています。昔ながらの海沿いの家が並び自然の厳しさと村を守る人たちのあったかい気持ちが感じられます。朝ドラの「まれ」がなかったら、ここに来ることはなかったのだろうな。
そうそう、輪島には昔鉄道が走っていたようで、そこはいまは道の駅になっています。そしてそのあたりには、輪島塗のお店や塗師屋さんを何軒か見かけました。いまも脈々と伝統が受け継がれているんだなぁと感動。旅行って、その土地その土地の新たなことに出会えるのが新鮮でいいですよね。
そしてこの日、家に着いたのが、23時過ぎ。hideの企画によると長野辺りでもう1泊して帰ってくる、という予定でしたが、断念。
世界遺産の塩田も棚田も見られずでした。
いろんな発見もできたし、行き当たりばったりの旅も結構面白いものです。
なお、スーパー銭湯は楽しかったものの、やっぱり、ちゃんと部屋で眠れるのがいいですね。
お * し * ま * い
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