foxryo's note pad

Foxryo's Note Pad

粋を極める 長崎花柳界への旅

2009年10月10日(土)〜10月11日(日)

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電車でGO!  着付けでGuuu・・・っ  粋なお座敷遊び  しっぽく料理  長崎風情


iphone写真館

博多駅
博多駅

かごめぇ〜♪
かごめぇ〜♪

諫早湾
諫早湾

男性陣
男性陣

女性陣
女性陣

いざ、花月へ
いざ、花月へ

花月の門
花月の門

玄関をくぐる
玄関をくぐる

芸妓さんに挨拶
芸妓さんに挨拶

龍馬の刀傷があるお座敷で
龍馬の刀傷があるお座敷で

芸暦70年 桃勇さん
芸暦70年 桃勇さん

玉羽さんの舞い
玉羽さんの舞い

芸妓さんの舞い
芸妓さんの舞い

お客も参加
お客も参加








2日目のお座敷
2日目のお座敷

記念撮影
記念撮影

●電車でGO!

♪長崎から船に乗って神戸に着いた〜♪ 

ではなく、名古屋から電車に乗り継いで長崎に着いたぁ〜♪

博多で乗り換えるとき、ちょっとドキドキ。初めて行くところはやっぱりドキドキします。「かもめ」に乗り換えると、椅子が大きめで座り易そう。ただ、荷物を置くところがないのが難点。なぜかというと、和服一式を大きなキャリーバッグに詰めたから・・・。偶然、隣に人が座らなかったのでセーフ。ゆったり座ることができました。

美味しい鶏飯 名古屋から博多は3.5時間、博多から長崎は1.5時間、合計5時間の旅。
朝早かったのでうとうとしたり、本を読んだり。博多駅で買った鶏飯おにぎり、美味しい♪ なかなか、イケます。

今回の粋ツアーは現地集合・現地解散。どんな人が集まるのかなぁ。楽しみ。

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●着付けでGuuu・・・っ

長崎駅で、ぽつーん。

改札出てもそれらしき人もいない・・・。そうだ、電話してみよう。と掛けたのに出ない・・・。不安になりつつ、イベントで盛り上がっている駅のロータリーを見回すと・・・。遠くに見慣れた和服姿の原さん発見!

神は我を見捨てなかった♪

それにしてもいったい何人あつまるのだろう????

何も聞かずにここまできたfoxryo、無謀?

とりあえず、集まった人からということで4人でタクシーで宿へ向かう。宿へ着くと、すでに何人か着物を着てスタンバイ完了。

私も着付けしなきゃ、と宿のおかみに着替えられる場所を伺う。練習したけど、ほんとにうまく着れるかなぁ。時間はたっぷりあるのになんだか一人で焦る。小さな部屋で姿見がなくて全身が見えない。うーん。ま、いっか。一旦着てみて広間に下りてみたものの、どうもおはしょりとか帯のつき具合が着ていて気持ち悪い。

やっぱり納得がいかなかったので、再度、着替えの間で一人奮闘。
今度はおはしょりの処理がスッキリできました。そして帯もGoooooooooooooood!

エアコンつけたし普段は汗かかないのに、首筋のあたり、汗を感じる。でも、まずまず、うまく着れた♪ と思ってたら、おかみ登場。

「ちょっと見てあげようと思って」というお言葉に甘え、首の抜き加減が悪かったのを、少し調整して頂きました。和服着ている人を見ると、着れる人はだいたい親切にしてくださるんですよねー。不思議。捨てられた子犬を拾う感じなんでしょうね(笑)

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●粋なお座敷遊び

総勢19名。男10名、女9名、全員和服で、いざ、お座敷へ。

長崎は、いたるところに坂があります。なかなか風情がありますよね。その風情の中を粋に和服で歩くのは結構気持ちがいい♪ なんか馴染むって感じ。

花月に到着すると、ワクワク感でいっぱい。佇まいのいい建物、花月の大きなちょうちん。どれをとっても初めての感覚。

玄関を通り、花月の建屋の中を歴史を交えて紹介いただきます。古きよき日本の伝統がここにも残ってるんだな・・・。

さぁ、お座敷の始まり。4、5人で丸テーブルに座ります。そこに、2人ずつ芸妓さんが座ってくださって、卓袱料理を楽しみます(これは次回)。

芸暦70年の桃勇姐さんが隣に座ってくださってとっても温かいオーラを感じる。どんな話をすればいいのかわからないまま、うなずきマンになってたfoxryo。

しばらくすると、桃勇姐さんが三味線を引きながら唄う。そしてそれに合わせて芸妓さんがしとやかに踊る・・・。わーほんと、お座敷遊びしてるんだー、って感じ。

どんどん盛り上がる中、後半は、お客側も舞台へ! 私、海亀やりましたぁ・・・。芸妓さんの踊りを手本に桃勇姐さんの三味にあわせてみんな踊る、踊る♪ ほんと楽しかった。

こんな経験ができたのもハラシントラベルの企画があったからこそ。初めてづくしだったけど、ものっすごく楽しかった。いつかまたお座敷遊びしてみたいなぁ。

★料亭 花月サイトURL:http://www.ryoutei-kagetsu.co.jp/

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●卓袱(しっぽく)料理

最初にどーんと出てきます 卓袱料理とは、長崎独特の会席料理のようなもの。
漢字の通り、卓がテーブルで、袱は、進物や祝儀などを包む絹の一枚の布、つまりここではテーブルクロスを指すのだと、桃勇姐さんに教えていただきました。
テーブルが丸いのは、中華の様式を取り入れたのだそうです。


最初にどーんと出てきますそしてお料理は、長崎の料理とポルトガル、中華の料理が入り混じった独特なものです。
最初におかみさんから「お鰭(おひれ)をどうぞ」という挨拶から始まります(鰭とは、お吸い物)。


きぬかつぎと鰆焼いたの和食、ポルトガル、中華の順でお料理がでてきて、最後は豚の角煮で終わるのが正式だそうです。もちろん、今回は正式な順でお料理がでてきました。

これなんだったかなー。どーんと出てきた料理は、中華形式で仲居さんが取り分けてくださいます。どれも身体に優しい感じの味です。そしてどれも美味しいです。踊りを楽しみながら、パクパクと平らげました。

締めの豚の角煮 長崎でなければ食べられないお料理の数々。

foxryoにとって、とても贅沢な時間でした♪



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●長崎風情

大楠 2日目の朝はゆっくり。
しのぶさんが見つけてくださった、宿の近くのトトロが棲んでいそうな楠の巨木。大人4人が手を伸ばしても一周できないのではないかと思うくらいの太さ。表に回ると、そこは神社でした。名前も「楠神社」。何百年とこの地で人々の変化を眺めてきたんでしょうね。

さぁ、2日目のお昼もお座敷があります。10:30頃宿を出て、坂の多い細い道をそぞろ歩いて中華街へ。

今日のお座敷は中華菜館「福寿」さんで。

玉勇姐さん、玉羽さん、美代菊さんに来ていただいて、長崎ぶらぶら節などを披露いただきました。楽しい時間というのは本当に「あっ」っという間に過ぎてしまいます。

大楠 そしてお料理も美味。中華料理の枠ではないです。長崎ならではなんでしょうね。食パンに海老のすり身を挟んで揚げたものが出たり、ちゃんぽんがでたり。ちゃんぽんってこれまでとっても苦手だったのですが、マジで美味しかったです。これまで食べたのとぜんぜん違う!

花柳界からも、お料理からも、そこにいる人々からも、長崎ならではの文化の存在を感じました。そして、この粋な文化を次に伝えようとしている、玉勇さん、玉羽さん、美代菊さんたち、芸妓衆の皆さんの熱い志に感動した2日間でした。


帰りには長崎駅で美代菊さん推薦の坂本屋の「東坡煮」(とうばに) を買って帰りました。 長崎駅のおみやげ物売り場のところにひっそりとあるので探すのが大変です。売り場のおばさんが「坂本屋のは美味しいんだけど、なかなか置いてないからねー。」って。探した甲斐あって、本当に美味しかったです。美代菊さん、ありがとうございました♪

★中華菜館「福寿」 場所:長崎新地町2-5 095-821-3032

長崎のタクシーの運転手さん、面白いです。行きも帰りも楽しいナビゲーションをしていただきました。
長崎、また行ってみたい街の一つになりました。

* お し ま い *

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