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【温泉旅館の旅】 和倉温泉 加賀屋
2007年10月1日in〜2日out

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和倉温泉 加賀屋 → 山代温泉 百万石


2日目は青空 ●海を臨む温泉旅館「加賀屋」
本のページで紹介したことのある、和倉温泉「加賀屋」さん。26年間、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で選ばれ続けているヒミツを探りに行ってきました。


チェックイン予定時間から大幅に遅れそうだったので、途中で電話。男性が電話口に出ました。遅れそうだと伝えると、「いまどちらですか?」と私達の現在地を聞かれました。その後、加賀屋までの道のりとおおよそ掛かる時間を手短に伝えていただきました。「あとどのくらいの時間が掛かるのか」って私は結構気になります。こういう何気ない心遣いができる加賀屋さん、さすが!と思いました。そして私の加賀屋さんへの期待値は跳ね上がったのはいうまでもありません。

青空にそびえる雪月花さて、宿を発見したものの、駐車場がどこにあるかわかりません。宿の周りを1周してから、正面の車寄せにどーんとつけることにしました。車寄せに入ろうとすると、男性スタッフが近寄り声を掛けてくださいます。やっぱり、いろいろと配慮があります。車の移動をお任せし、いざ、チェックイン。

フロントへ案内され、すぐお部屋に通されました。チェックインは、フロントで行うのでなく、お部屋。待たせないのがいいですね。しかも、「女将からです」と、能登客殿から雪月花へのアップグレード。もうこのあたりで加賀屋さんへの期待値は最大に!

ストーリー性のある館内フロントから客室までは、きらびやか。地震でかなり被害を受けたと聞いていましたが、そんな傷跡は一切わかりません。また、流石に大きな旅館ですし、旅館から外に出なくても過ごせるようになっています。無料で見られるショーやお土産屋さんも22時まで開いてるという充実ぶり。特にお土産は食べ物から九谷焼、輪島塗などの工芸品まで幅広く扱っています。そして翌朝は朝市も開かれていました。


お部屋

16階のお部屋へ到着。目の前には空と海。見晴らしがいい! お部屋は広くて清潔。リンドウが活けられていて部屋の空気をキリっとさせていました。写真以外にもう1室、4畳ほどの書斎(?)もありました(2人なので一切使いませんでしたけど)。

風情のある入り口上品で開放的な室内空と海が見放題

●お料理

和倉ならではの食材が沢山使われていました。「海が近いのに肉料理がでる」なんてこと、何にも考えていない温泉旅館だとありがちですが、ここ加賀屋は和倉ならではの海の幸満載。鮑の和倉源泉蒸しや「いしる(魚汁)貝焼き」、水魚、「この海で朝取れた海草です」といったものまで堪能しました。
初めて食べるものが沢山あったし、どれも丁寧に作られていて、こういうのがおもてなし料理っていうんだなと感じました。しかも美味しかったです。hideなんて、苦手な鮑を「おいしい!」と言ってたくらいです。
☆写真にマウスを乗せると解説がでます。


加賀屋特製さざえ粕漬:毎年1回仕込むんだそうです前菜は、初めて食べた干し口子包みなどhideの御造り

御造りの代わりに天ぷら(^^)。海老丸ごと!鮑、動いてますっ鮑和倉源泉蒸し、できあがり〜

美しい久谷の器煮物いしる貝焼き:帆立美味しかった!

忘れ去られた吸い物:水魚はコラーゲンたっぷりデザート:焼きリンゴ、梨コンポート、栗アイスおまけ:きりりとしたリンドウ

加賀屋さんは夕食、朝食とも部屋食。大型旅館であっても、昔ながらの温泉旅館の風情を残し、大切に守っています。食事をしていたら、番頭さん(?)登場。ご挨拶に来てくださいました。女将はきっと宴会で忙しかったのでしょうね。
ただ、残念だったことが一つあります。お料理の出し忘れがありました。おしながきを見ていたら、順番的に既に出ているはずのお吸い物がありませんでした。「ご飯と一緒に出てくるかもしれない」と思っていたら、出てきたのがお味噌汁。そこで仲居さんに聞いてみたら「申し訳ありません」ってことで、お味噌汁とお吸い物同時に食すはめに。これ、彼女だけの責任じゃないと思います。その日のメニューは決まってるので、調理場が気づけばいいことですから。
お客様側の期待値が高すぎると、「顧客満足度No.1って、難しいなぁ」と思った瞬間でした。

朝食:もちろん温泉玉子ありました。朝食は、能登コシヒカリの新米の美味しさが引き立つものばかり。岩のりとか干物、いいですよね。お決まりの温泉旅館朝食メニューじゃなかったのがとっても嬉しかったです。

●温泉

これがカルキ臭くて、ちょっと残念でした。源泉の掛け流しがしてありましたが・・・。
女性は雪月花に内風呂と露天風呂、能登客殿に内風呂があります。男性はお風呂は1箇所。やっぱり加賀屋は女性客が圧倒的に多いんでしょうね〜。
シャンプー、リンス、ボディソープなど、かなり種類がたくさんありました。脱衣所も清潔だし、化粧スペースもとても綺麗。設備的にはとても充実しています。

●お見送り

チェックインからチェックアウトまで、一人の仲居さんが担当。チェックアウトの連絡をすると、車が正面の車寄せまで移動されてきます。お見送りはテレビの見過ぎかもしれませんが、女中さんがみんなで手を振ってくれるのかな〜と思っていたところ、担当の仲居さん一人でした。そういうもんですよね。

P.S.
夜、コーヒーが飲みたくて、ラウンジでコーヒーを飲んだところ、そこのウェイトレスさんのサービスと受け応えはとても気配りができていて素晴らしいなと思いました。「サービスは人なり」といいますが、そういうもんなんでしょうね。
そうそう、ラウンジの上にある宴会場から台湾語の大音量のカラオケが聞こえてくるので、hideがその女性に「台湾からのお客様は多いのですか?」と聞いたところ、かなり増えているそうです。その理由とはいいきれませんが、「台湾 加賀屋」を現在建設中なんだそうです。「まずは本店に泊まってみよう」というお客様も居らっしゃるようですね、とのこと。台湾には温泉地がたくさんあるし、温泉ブームはまだ続いているようですね。


●加賀屋サイトURL: http://www.kagaya.co.jp/kagaya/index.html


お * し * ま * い !

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