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 金沢21世紀美術館をめぐる旅


<< *** 金沢21世紀美術館をめぐる旅 menu *** >>  2007年5月2日〜3日

Day 1:荘川〜六角堂  Day 2:金沢21世紀美術館百万石菓子百工展


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【Day 1】 荘川〜六角堂

金沢城 ●トンネル、またトンネル

土岐ICから東海環状自動車道にのって、東海北陸自動車道へ。ここまででトンネルは、すでに23個。そして、荘川ICで降り、国道156号で白川郷ICへとひたすら走る。この間トンネルは8個くらい。

荘川では、道の駅に寄り道。まだ、桜が咲き始めたばかりの初春といった感じ。ここには温泉とレストランとドライブインの3つの施設がありました。
そして、ここで、とーっても良い香が! え? 春の香? 桜の香? いいえ、飛騨牛串焼きの香です(^^;)
待つこと数分。串焼き200円ナリは非常に美味しかったです。 写真を撮ったものの、かなり寂しいショットになってしまいましたので、掲載は断念。

さて、寄り道の話はさておき、白川郷から東海北陸自動車道で金沢西ICの間でのトンネルの数は11個。
帰りに数えたのでちょっとルートが違い正確さを欠きますが、全部で46個(23+12+11)。
トンネルやカーブや起伏が沢山あるものの、東海環状自動車道、東海北陸自動車道は新しいからか、ほとんどの道がきちんと整備されていてとても走りやすかったです。そして、なによりこのゴールデンウィークに空き空きでした。名神を経由して走らなかったhideの策が成功要因です。
東海北陸自動車道の飛騨清見ICから白川郷ICが完成したら、中部地区から日本海への道はさらに便利になりそうです。


鉄板焼き「六角堂」高尾店

六角堂 店内
随分昔に、hideと二人で卯辰山にあるステーキ・鉄板焼きの「六角堂」へ行ったことがあります。その時、と〜ってもステーキが美味しかったんです。そこで、今回は、その系列店の「六角堂」高尾店でディナー。

店内はとても落ち着いた雰囲気で、ガラス張りの窓からは、花水木が青々としてキレイでした。

お料理は、もちろん、目の前で鉄板で焼いてもらう、魚、海老、ヒレステーキがとぉっても美味。特に牛肉・・・。hideより50グラム多くいただきました(^o^)v 
焼き加減と手捌きは、さすがプロ。魚も海老もプリップリ。また、ステーキの手前に写っている「梅干」まで焼いちゃいます。これがいい箸休めになってました。
また、南瓜の冷製スープには、タピオカがころころ入っていて食感が面白かったです。

南瓜の冷製スープ 白身魚と海老の鉄板焼き
ヒレステーキ 抹茶ムースと甘夏のシャーベット

浅田屋旅館
「六角堂」高尾店は、今回宿泊した金沢国際ホテルの別館内にあります。それが実はこのホテルを選んだ理由。また、このホテルは金沢「浅田屋」(本店?)の経営です。ホテルの最上階には分店がありますし、この「六角堂」も浅田屋系列。
ちなみに、六角堂のスタッフの方に、東京・名古屋の浅田屋との関係を伺ってみたところ、東京・名古屋は、金沢の浅田屋社長の弟さんの経営だそうです。へ〜×20。
写真は、近江市場のすぐ側で、偶然見つけた慶応3年創業の、由緒正しき「浅田屋旅館」です。


☆浅田屋URL: http://www.asadaya.co.jp/page.php?cid=ryokan_top



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【Day 2】:金沢21世紀美術館〜百万石菓子百工展

●金沢21世紀美術館

まぁるい建物、空間や光、全てがゲージツを感じる「金沢21世紀美術館」。
この作品の実物がすごく見たくて。

不思議なプール(上から) 不思議なプール(下から)

まるで水の中に迷い込んだようでした。





空
次はこれ。

空に向かって、ぽっかりと切り取られた空間。

部屋の壁に沿って作られたベンチに座り、
限定的な空を眺める・・・。


ここ、夜、サラリーマンがよく訪れるそうです。
(美術館は22時までで、ここは入場無料)


 



建物自体が芸術品空間

祭日ということもあってか、美術館の外では、ミニSLを走らせるイベントや、芸術家の卵のためのスペース貸し出しなどが行われていました。
金沢って、伝統や文化をコアに創造と破壊を繰り返し、次世代に新しい形として受け継いでいこうとしている街なんだなぁと思いました。
たとえば、ちょっとしたことですけど、金沢の街を歩いていると男女とも着こなしセンスがいいです。しかも、男性が名古屋とは違って個性的。名古屋ってそういう意味で文化的というより、実質的(質実剛健的?)なんですよね。粋⇔質実、工芸⇔からくり、伝統⇔機械化? どう言うとぴったりくるのかちょっとわかりません。コンサートや美術展ってだいたい「名古屋飛ばし」が行われてるのも、この違いがあるからかもしれませんね。

★金沢21世紀美術館URL: http://www.kanazawa21.jp/ja/index.html

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百万石菓子百工展

美術館を出た後、香林坊でお買い物。そして、ステンドグラス(?)の塔がついた不思議な形の尾山神社の前を通って、いざ、近江市場へ! 40分待った結果、お目当ての海鮮丼とは縁がなく・・・。とりあえず、市場内で「甘エビ」のコロッケをGET。これ、熱々でとっても美味しかったです。

二の丸広場 さてさて、本題。加賀といえば、見目麗しい和菓子がいっぱい。丁度、5月3日は、石川城で和菓子展が開催されていました。水飴の俵屋さんとか、落雁の諸江屋さんをはじめ、伝統的な和菓子屋さんがたくさん出店していました。また、自分で和菓子作りを楽しめるイベントもあり、たくさんの人で賑わっていました。

結局、私達が買ったのは抹茶餡のどら焼き。その場でどら焼きの皮を焼いていて、とぉってもいい香がしていたのもあります。熟練の技っていうんでしょうね。平たい鉄板の上に、特に型があるわけじゃないのに、たくさんのまん丸の皮を焼き上げていました。

金沢での最後を締めくくるのは、浅の川の鯉流し。とはいえ、結構、歩き倒したため、時間が遅くなってしまいました。私達が橋の上を車で通ったのは、鯉流しの終了時刻5分前。右手をみると、遠くの方で鯉が引き上げられていました。タイムアウト!

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●鮎味噌カレー

鮎味噌カレー 「奥美濃カレープロジェクト」。これは、読んで字のごとく(?)奥美濃のお味噌と地元の食材をふんだんに使ったカレーを作ろう!ってのです。
東海北陸自動車道の白鳥ICを中心に156号沿いにあるお店が次々に新しいカレーを作り出しています。自然薯カレーとか面白いものがたくさんあります。中でも鮎がカレーになってるなんて面白そーと、「だるまや」さんにいくことに。

お店に入ると、割烹風で、お客さんの中には誰一人としてカレーを食べている人がいない・・・。イノシシ鍋食べてる人とか、鰻食べてる人ばかり。ううむ・・・。しかし、ここまで来てカレーを食べないのでは、武士の名がすたる・・・(?)。

で、出てきました、鮎味噌カレー。熱された石の上にカレーが載ってます。えと、これ、ほとんど鮎味噌です。カレーが少し混ぜてあるだけかな。上品な味にまとめてあり、それなりに美味しかったですが、カレー風味の熱々の鮎味噌でご飯を食べた、って感じでした。お味噌汁と小鉢もついてたし。はっはっは。
どなたか「これは!」という奥美濃カレーを見つけたら、是非とも教えてくださいね。

★奥美濃カレーURL: http://www.okuminocurry.com/index.html

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そんなこんなで今回の旅行は終わりました。反省点は2日目を欲張りすぎたこと。
2日目の当初の予定は、朝、ホテル内にある浅田屋さんで朝食、お昼は近江市場で海鮮丼、おやつとお土産は和菓子展で、夕方、鯉流し、夜は奥美濃カレーを食す。
朝の浅田屋さんが期待しすぎて大ハズレで、海鮮丼屋さんが入れず時間がかかり、お土産には綺麗な和菓子は買えなくて無理やり兼六園の近くにあるお土産や産にいってさらに時間を使い、鯉流しは遅刻、そしてカレーは・・・という結果になりました。
あんまり詰め込みすぎてはいけませんね。反省反省。意外なところで意外な発見があるのが旅の面白いところ。次回の旅は余裕を持って、楽しくいきたいと思います。

お・し・ま・い!

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