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2005年 京都の桜


2005年4月8日(金)

琵琶湖疏水  哲学の道  祇園白川  円山公園  高台寺  番外編: 祇園の釜飯 

 
琵琶湖疏水の桜 by hide

●蹴上〜琵琶湖疏水界隈

琵琶湖疏水の桜1蹴上の駅からちょっといったところに、この琵琶湖疏水があります。ここは明治維新後、京都の産業振興を目的に「琵琶湖の水を京都に!」と作られました。琵琶湖の水を引き、水力発電に活用したり、船のまま鉄道に乗せて品物を運んだり、新しい商業施設として活躍したようです。
今ではここは桜の名所。ノスタルジックな線路の上を沢山の人が歩いて両側から線路を覆いつくす桜を楽しんでいました。

琵琶湖疏水の桜2  琵琶湖疏水の桜3  琵琶湖疏水の桜4

  琵琶湖疏水の桜6  琵琶湖疏水の桜8  琵琶湖疏水の桜9 

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苔むした桜の木に咲く桜 by hide

●哲学の道

大島桜しだれ桜 哲学の道には、ソメイヨシノのほかに、しだれ桜(写真左)、桜餅の葉っぱに使う大島桜(写真右)、そして赤みがかった風雅な山桜が咲いています。苔むした幹から小さな花を咲かせているのも趣があります。

歩いていると、ふとニッキの香りが漂ってきました。昔ながらの和菓子屋さんで八ツ橋焼いてます。早速1袋買って、それを食べながら延々と続くかと思える見事な桜並木の下を、青空に映えるピンク色の花を眺めつつ、の〜んびりと歩きました。哲学の道の「端から端まで」(銀閣寺→南禅寺付近)初めて歩きました。2時間以上歩いたような・・・。疲れも忘れる桜の花の美しさ、ってところでしょうか。


桜のほかにも春を感じさせる花々が咲き乱れていました。ある神社に咲いていた見事なピンクの「ひでこぶし」、タンポポの花、あと名前も知らない変わった朱色の花。そして、ふと左を見やると、ぽっかり開いた空間に、京都の古寺や街が広がり、見上げるとそこには青空に一筋 真っ白な飛行機雲。キレイでした。

ソメイヨシノ1   たんぽぽ   なんの花? 

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桜とお茶屋さん by hide

●祇園白川

舞妓さんが窓際に座っていました。川べりにこれみよがしに大きな窓を持つお茶屋さんのお座敷。京都の花街のあでやかさ、ですね。

祇園白川1   祇園白川2   祇園白川3  

哲学の道を完歩(?)して、南禅寺付近でバスに乗ろうとしたら、超満員。平日だったのに! 祇園白川まではタクシーに乗っていきました。タクシーを降ろしてもらった場所には丁度小さな川があって、こじんまりとしたお茶屋さんらしきものがあったので、「なぁんだ、写真で見るよりこじんまりしてて、桜もそんなにないのね」と内心思っていたところ、場所が違っていました(笑)。そのまま間違えて誰かに話してたら、ほんとの「白河夜船」になっちゃいましたね。

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円山公園のしだれ桜 by hide

●円山公園

丸山公園は花見の宴でいっぱいでした。そぞろ歩く人並みは川の流れのようで、この公園のシンボルのしだれ桜に吸い寄せられるように、その位置で淀みができます。みなここでこの桜の美しさと大きさに圧倒されて歩みが止まる。見事としかいいようがないです。
この「祇園しだれ桜」は、桜守の佐野籐右衛門氏が生まれたときに先代が誕生祝に佐野家の庭に植えた桜。だから今年75歳。1949年に前の桜が死んでしまって庭の桜を円山公園に植え替えたそうです。
桜って、本当に日本人が大切にしてきたものだなぁとつくづく思いました。

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●高台寺

高台寺の桜豊臣秀吉とねねの寺、京都東山高台寺。ここは毎年桜の季節、「夜」に特別拝観があります。今年のテーマは「夢鏡」。
夢鏡って一体なんだろーと思いながらお庭を歩いていると、臥龍池に桜の花や池の周りの樹々が立体的に見事に映しこまれています。なんていうか映画の「Lord of the Rings」に出てきた古い戦地跡の湖のなかに戦士がまるで生きているかのように沈んでるのが見えたみたいに。池の中から木が生えているような。それはとても幻想的。
ライトアップの仕方が本当に絶妙。写真は境内の桜。庭に敷かれた黒色アクリル板で桜が映えています。竹林も上のほうがライトアップされていて、これまたとてもキレイでした。

  「夢鏡」のライトアップは、5月5日まで(日没後〜21:30)

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●割烹・釜めし「竹きし」

竹きし入り口 祇園白川付近にある「竹きし」。hideは空豆と白魚の釜めし、私は小芋とじゃこの釜めし。そのほかに天ぷらの盛り合わせと生麩の田楽を注文。
ぜぇんぶ美味しかった!。天ぷらの海老も物凄く美味しかったし、生麩には白甘味噌とウニがのってて上品な味。釜めしは空豆の香りがすごく良かったし、小芋とじゃこの釜めしは山椒の緑の実がすごくいいアクセントになっていて本当に美味しかった。

突出し   小芋とじゃこの釜めし   空豆と白魚の釜めし  

是非ここの釜めし食べてみてください。釜めしはお味噌汁とお漬物がついてきて1300円〜1800円くらいです。
お店は、カウンター10席くらいと4人座れるお座敷席が2つ。こじんまりとして清潔な感じです。

●竹きし 住所:京都市東山区祇園花見小路末吉町西入ル 高見ビル1F TEL: 075-525-4547 日曜定休


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