上海は今、急激に成長しています。市場経済化、近代都市化、グローバル化、観光化(?)など、さまざまな角度から変革を伴う成長をしていることを肌で感じました。1枚目の写真奥が上海の中心です。巨大なビルが乱立しているのがわかりますか?
上海には中心を流れる黄浦江(河)があって、それを隔てて東を浦東、西を浦西と呼びます。浦東は10年前には何もない地域でしたが、いまでは金融中心拠点やコンベンションホール、工場地帯などが立ち並ぶ一大経済地区に発展しています。浦東も浦西、どちらも建設中のオフィスビル、マンションがあちこちにあります。すごい発展の勢いを感じます。
建設ラッシュのほかに急成長の例としてあげられるのは、新車の購買台数。毎月2000〜3000台増加しているそうです! すごいですよね。昔はプロの運転手さんだけが運転していたので危なくなかったようですが、今は自動車の購買が個人消費に移ってきて事故がふえているそうです。反射神経と運転技術の高さが必要だなぁと思ったのは、まずは信号。日本だと丸ですよね? 上海では矢印でした。矢印が赤青黄色に変わります。そしてもう一つ。道には、車だけでなく、自転車、人力車、バイク、人が無秩序で動いています。そこを車が通るのですから・・・。向こうのひとは無秩序の中に秩序があるといいますが、道を渡るには命をかけなければならないです。台湾の台北だと車対バイクの戦いだったんですけどね。
車種は国内で生産している車が多く走っています。たとえば、フォルクスワーゲン(VW)のポロから高級車まで、そして、GMのBUICKが多かったです。トヨタ車もホンダ車も数えられるくらいでした。タクシーはVWのサンタナが多かったです。
治安の面はというと、地方から上海に出てくる人は1人1人厳密に政府に管理されていることもあり、表側ではとても安全に思いました(ほとんどホテルと事務所の往復だけですからね)。女性が小さいバッグを気楽に持っている姿を見ても安全そうに感じました。一方、事務所のあるビルでは平日に堂々とノートパソコンが何十台と盗まれたりすると聞きました。かなり大所帯の会社で、社員はメンテナンスの人が来ている、とくらいにしか受け取らなかったようです。やはり油断は禁物ですね。
今回宿泊したホテルは4つ星ホテル。貴都ホテル(897元/泊)。上の写真はすべてホテルの部屋から携帯電話のカメラで写した上海の写真です。ホテルの感想は、そのうちホテル宿泊記にレポートを掲載しますね。それにしても、お風呂の水はちょっと泥臭かったです。
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