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Foxryo's Note Pad

 


東京&六本木ヒルズ お上りさんレポート


マーケットは女性の天下? グルメとファッション 2003年4月29日(火)〜5月1日(木)

今年のゴールデンウィークは、随分前から「東京に行こう!」と決めていました。それもディズニーリゾートではなくて、東京の新しい街づくりを見に行くこと。そして美味しいものをいっぱい食べて帰ること。2泊3日で、六本木ヒルズカレッタ汐留、恵比寿ガーデンプレイスに行ってきました。

恵比寿ガーデンプレイス●まずは、恵比寿ガーデンプレイスへ
JRの恵比寿駅を降りて、動く歩道を乗り継ぎ、恵比寿ガーデンプレイスへ。私はここへ来るのは2度目ですが、街の作りが本当におしゃれだなと思います。まずはホテルに荷物を置いて、早速ランチを食べにグラススクエアへ。事前に調べておいた「板前ごはん 音音」へ行き、hideは「さばの赤味噌煮膳」、私は「おばんざい膳」をいただきました。お店の作りも和のテイストが効いていておしゃれだし、お料理も美味しかったです。おかず食いの私にはちょっとおかずが足りませんでしたけど、hideはご飯をお代わりする勢いでした。鯖はとっても柔らかく煮てあり、普段食べないのに、太い骨を美味しそうに食べていました。
満腹になったところで、グラススクエアやガーデンプレイスの中を探索しました。恵比寿は周りにマンションや住宅地があるので、都会というよりちょっと落ち着いた感じがします。三越の食材売り場へはご近所のかたが普段の買い物をしているようです。でも、さすがここは東京。イタリアの珍しいワインがあったりして、名古屋とは違うなぁと思わせます。

●美味しい おフランス料理 タイユバン・ロブションの「カフェ フランセ」
ディナーは、恵比寿ガーデンプレイス内にある、有名なフレンチレストランタイユバン・ロブションの「カフェ フランセ」へ。ここはメインダイニングではないので少し気軽に入れます。スープ、前菜、メイン(魚&肉)、チーズ、デザート、コーヒーのコース(7500円)をいただきました。フランス料理は見た目がとても綺麗なので、一皿一皿わくわくしながらいただきました。かぼちゃのポタージュスープと前菜は普通でしたが、メインの魚料理と肉料理は手が込んでいて、ソースがものすごく美味しかったです。
デザート:ケーキ お魚料理は、「厚切りスコットランド産サーモンのスモークミディアムローストwithこくのあるソースヴァンルージュ」。スタッフの説明によると、ソースは赤ワイン、ポートワイン、蜂蜜等を煮詰めたもの。そして、サーモンは、スモークしてからその風味を逃さないように油に漬けたあと焼いてあるので、外はカリカリ、中はふわっと、スモークの風味も残り、とてもソースとの相性が良かったです。
デザート:アイスお肉料理は「とろけるような和牛ホホ肉のローストwith甘酸っぱいバルサミコヴィネガーソース」。このお料理はこのお店の定番とのこと。このホホ肉はスジまでとろんととろけるような柔らかさでした。ミルポア(香草)と一緒に6時間煮込んであると聞き、本当に手の込んだお料理をいただいたなぁと感動してしまいました。hideはこのお肉を食べた途端、「う〜台湾の牛肉麺にのってる牛肉のスジと同じ位煮てあるぞ、懐かしい。それにうまい」と喜んでいました。
とてもお料理が美味しかったので、いろいろとスタッフのかたに聞いたのですが、とても爽やかな応対で、お料理の知識もかなりあり、誇りを持って働いているなと感じました。
今回は初めてだったのでコースで出る料理が決まっているほうが良かったのですが、次回行くことがあれば、他のお料理も食べてみたいと思います。デザートも美味しかったですよ(写真)。

●本当におっしゃれーな「六本木ヒルズ」
ウェスティンからみた六本木ヒルズ六本木ヒルズは「森ビル」という民間企業が作った街です。道路をまたいだ建造物というのは、通常道路交通法にひっかかるのですが、それも緑地を作ることでクリアしています。民間企業なのにこれだけのものを良く作れたものだと感心してしまいました。写真は前日に泊まった恵比寿のホテルの窓から撮ったものですが、ひときわ大きく、他のビルの5倍は太いのではないかという感じです。実際行ってみると、エリアが5つに分かれていて、完璧な「街」が形成されているように感じました。とはいってもあまりに広いので「周りを回ってみただけ」という結果でしたけど。
地下鉄から直結したエスカレータのある「メトロハット」は、ガラスの曲板を貼り合わせた帽子(明和電気のグラスカープを縦にした感じ)ような外観です。メトロハットはB2から2階までで、ここだけでもレストランとSHOPがたくさん入っています。
エスカレーターを降りると「六本木ヒルズ」の正面に出ます。大きな蜘蛛のオブジェの横を通って六本木ヒルズへ入らずに、テレビ朝日のほうへ(ヒルサイドというらしい)。毛利庭園も見えて、散歩するには良いコースかなと思います。そのままレジデンス棟がある、「六本木けやき坂通り」へ抜けてしまいました。レジデンスはとてもかっこいいです。森ビルのサイトを見たところ、レジデンスはコンラン卿の率いるオフィスのデザインで、一番狭い78uで1ヶ月60万円はするようです。とても住めませんよね。。。だからでしょうか、六本木けやき坂通りのほうには、高級ショップ&レストランが入っています。「とらや」のカフェがあって、そこはマダムがずらりと並んでいましたよ。
歩きつかれたなぁと思って、建物の中にはいると、そこは「グランドハイアット東京」でした。かっこいー、渋い!という空間の作り方です。黒を基調にしていて、本当に渋いです。ロビーから2Fに上がって、ソファーで一休み。トイレに行ったらこれがまたすごい。説明できないんですけど、宇宙空間のようでした。一度入ってみてください(笑)。
ヒルサイドから見上げた六本木ヒルズそれから「六本木ヒルズ」へ戻って、ヒルズの中を探索。どのショップもかっこいいし、建物のレイアウトも歩くことを考え、良くできています。いろんなショップやレストランの開店祝いのお花についている芸能人の名前を見て楽しんでいました。
お腹が空いてきたので、5階のレストラン街へ。ここはグランドハイアットとつながっていて、ホテルのレストランにもいけます。それにしてもイタリア料理の「ザ・キッチン・サルバトーレ」とカレーの「新宿中村屋」のすごい列。5階をぐるぐる回ると、どこも満席なので、メトロハットまで戻ってみても、どこも満席。時間も経ったしそろそろ5階も空いてきてるかなと戻って、少し列が短くなっていたので、中村屋のカレーにしました。ベーシックなチキンカレーを注文。美味しかったですけど、名古屋人としては、ルーも鶏もさらっとした感じで、ちょっとコクがないかなぁと思いました。
これで「六本木ヒルズ」のレポートは終わりです。タワーの上までは面倒だったので行きませんでした。30日は平日だったので、比較的混雑はしていなかったんですけどね。午前中に行くと比較的空いていると思います。午後からはどどっと人が増えたように感じました。それにしても、レストランに入る人は多かったけど、雑貨以外のショップで買い物をしている人をあまり見かけなかったように思います。まずはリサーチしてからといったところかもしれませんね。

●超美味しいイタリアの食堂『ラ・ベットラ・ビス』
今日の夕飯は銀座にある「ラ・ベットラ・ビス」。ここは人気のイタリアン食堂(ベットラは食堂という意味)です。本店のイタリア料理「ラ・ベットラ」は殆ど予約が取れないので、手打ちパスタをメインにした「ビス」のほうへダメもとで前日に予約の電話をしました。なんとか席が取れたのが、21:30。
お料理は3200円のコースのみで、前菜20、パスタ料理30、リゾット3種類の中から3品選べます。手打ちパスタは、フェットチーネ、パッパルデッレ、ニョッキ、ペンネ、ラビオリの5種類。アルデンテに茹で上げられたパスタの食感がサイコーで、ソースは濃厚で名古屋人向け?
私達は「2人だから6品ね」といいながら、前菜1、パスタ4、リゾット1、という満腹コースを選択しました。パスタ6でもOKですよ〜。私が一番美味しかったのは、「ウニのソースのスパゲティ」。hideは「ウサギとエジプト豆を煮込んだソースwithニョッキ(ジャガイモのでんぷんで作ったパスタ)」と蕎麦のフェットチーネ(きしめん状のパスタ)がお気に入りでした。その他のパスタソースも本当に美味しかった。あとから追加注文したカプチーノもとっても美味しかったし(300円だし)。お腹が一杯でドルチェ(デザート)が食べられなかったのがちょっと残念でした。
☆情報:席は18席しかないから必ず予約を! TEL:03-3567-5657 。場所は、地下鉄新富町駅2番出口より徒歩5分。かなりわかりづらいです。(東京都中央区銀座1-27-8)

●46階からの眺めは最高 「カレッタ汐留」
最終日、ゆりかもめの新橋の駅からそのまま「カレッタ汐留」の建物内に。ここ汐留は、日本の鉄道の発祥の地。1872年に汐留から横浜まで、日本で初めての鉄道路線が開通したのです。この頃は旅客も運んでいましたが、1914年に東京駅ができてから貨物専用の駅になり、1986年、役目を終えた汐留駅は廃止され、再開発の運命をたどることになりました。そして、旧新橋停車場の駅舎とプラットフォーム(一部)の復元を含め、汐留の再開発が行われたのです。駅舎は鉄道資料館と、ミクニのカフェになっていて、なんだか時を超えたロマンを感じます。新橋の駅の周りには、カレッタ汐留のほかに、電通、松下電工、日本テレビなど、高層ビル群がそびえています。これらのビルは地下2Fでつながっていて、カレッタ汐留は、亀の噴水や色とりどりのオブジェが目印です。ゆりかもめの汐留の駅の周りはまだまだカッコイイ高層ビルを建てていて、再開発中といった様子です。
前日夜、銀座から新橋まで歩いた時に、カレッタ汐留のエレベーターが上がって行く様子がものすごくカッコ良く見えたので、どうしても乗りたくて、46階までの直通エレベーターに乗ってみました(笑)。すごい早さなので、重力がかかって耳がとっても痛かったです。でも移り変わる景色はサイコーだったし、壁がガラス張りになっているので46階からの景色はどこから見ても綺麗です。そんな46階と47階には、おしゃれなレストランが8つ入っています。こんな景色の良いところで食事するのは気持ち良いだろうなと思いながら、もともと行くことにしていた新橋の駅の近くにある、うわさの瀬戸内郷土料理のお店に行きました。讃岐うどんを食べたのですが期待はずれ。うーん、残念。でも、46階のレストランも、下のほうのレストランもどこも列ができていたので、かなり待たなければならなかったでしょうね。
そのあと、アフタヌーンティをしようとミクニのGrand cafeに行きました。お店の中はおしゃれでしたが、紅茶は普通だし、ケーキはショーケースにあるまま(ケーキのまわりのフィルム付き)で出てきたので、テイクアウトするのと変わらないなと思いました。これでサービス料も入ってます。混んでいたので随分待たされたし、なんだかとっても残念でした。レストランのミクニは本当にきっちりサービスするのにな、と。。。

●すべては女性のためのマーケティング?
さて、今回のお上りツアーも終盤です。東京駅の丸ビルに行って、新幹線の中で食べるお弁当の買出し。それにしても、恵比寿ガーデンプレイスも六本木ヒルズもカレッタ汐留も、結局どこもかしこも食べ物と女性のファッション中心。男性はいったいどこでなにを買っているんでしょうね〜。丸ビルは何回か来ているのですが、ゆっくり見るのは初めて。とはいえ、六本木ヒルズを見た後ではなんだか色褪せてしまい、もういいやって感じでした。hideももうビルめぐりには飽きたようで、すっかりお疲れモードでした。
今度東京に行くときは、ディズニーリゾートをメインにしようかな。

●おまけ
☆ホテル:今回は、 恵比寿のウェスティンと、竹芝のインターコンチネンタルに泊まりました。国内で、外資系の高級ホテルというと、リッツカールトン大阪しか泊まったことがないので、どうしてもリッツと比較してしまいます。インターコンチのほうはクラブフロアに泊まりましたが、クラブフロアでもこうも違うんだと感慨深かったです。今回のホテル宿泊記はこちら。

☆「ぷらっとこだま」の使い方: JRって顧客視点が全く抜けてると思います。GW中はビジネス回数券が使えないのでぷらっとこだまのチケットを買いました。良く調べずに買ったのがいけなかったのですが、このチケットは指定の時間に乗れなかったら実質「紙くず」になるんです。JRの都合で遅延した場合も一端払戻金を支払わなければ変更不可能です。それも「JRの旅行会社」の窓口でないと払い戻しできないという非常にキビシイものです。また、この切符で入れる改札口が決まっていて、実際にそれ以外では出入り禁止でした。普通の切符に比べてものすごく安いわけでもないし、移動時間も長くなるのに異常にキビシイ切符でした。絶対この列車に乗るゾっていう人とか、往きだけとか、ひかりやのぞみが停まらない駅の人にはいいんでしょうね。


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