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Foxryo's Note Pad

【新緑ドライブ】 滋賀長浜 曲線美との出会い

2017年 5月 4日(木)




柏原野神のケヤキ渡岸寺観音堂十一面観音充満寺メタセコイヤ並木

ゴールデンウィーク中の天気予報、晴天日は5/3と5/4。そこでhideはこの2日間にドライブを設定。初日は岐阜板取。そして2日目は京都の瑠璃光院と緑モミジの回廊を楽しもうと出発!

もちろん、渋滞覚悟でそれを避けつつ、下道を選択。ところが、犬山あたりですでに大渋滞に阻まれます。道路が空いていたら撮れるはずもない、こんなのんびりした青空をバックにした犬山城が撮影できました。

犬山城

結局、いろんなところで大渋滞。目的地にはたどり着けなかったものの、とても素敵な出会いがありました。偶然は必然。そしてそれが運命w


柏原野神のケヤキ

滋賀に入ったあたりがまたまた大渋滞。疲れ切ったhideから運転を替わって、ふと小さな看板が目に留まる。

「国宝十一面観音?」

こんななんでもない風光明媚な里山に?

hideに「寄ってみる?」と聞くと、珍しくOKがでたので、通り過ぎちゃったけど、次の信号で曲がってみた。

すると、目の前にけやきのまぁるい巨大な幹が!

ケヤキ



圧倒的などっしり感とこぶの生命力に、車を降りて二人で10分ほど眺めていました。

樹齢推定500年。
神社の御神木でした。この地域の人たちに愛され、守られ、このけやきもまた地域の人たちの心の支えになってきたのでしょう。
あまりの美しさに一人で撮影大会してましたw ただ、写真1枚には収まり切らないので、インスタの方に動画をアップしました。

圧巻です。

ケヤキ

☆滋賀県緑化推進会 柏原野神のケヤキ


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渡岸寺観音堂 十一面観音

渡岸寺観音堂 これも不思議なご縁。柏原野神のケヤキの道から進んでいったので、お堂がどこにあるかわからず、うろうろしていたら、近くのお食事処のご主人が声をかけてくださったんです。

どこから?と問われて答えると、この観音堂は名古屋の人たちの多くの寄進によって建ったこと、観音様に「名古屋から来ました」とお伝えするようにと言われました。明治時代、この十一面観音さんが国宝と定められ、お堂を建てたいと、これを守り続けてきた村人たちが思ったのですが、そのお金が工面できない。そこで、ある村人が名古屋に移り住み、商いをすることで絆を深め、寄進に至ったのだそう。
この近辺は、観音の里であること、千手千足観音もおられる西野薬師堂もいってみるとよいこと、浅井三姉妹と縁のあるところであることも教えていただきました。

お堂へ入ると、平安初期に彫られた観音さまは、ほかのどこにもない美しさをたたえていました。

そして、なんとこの美しい観音様の周りをぐるっとまわって見ることができるんです。通常は見られない後ろの頭上面「暴悪大笑面」を見ることができます。それだけでも貴重な体験です。普通だったら観音様の後ろをみることはできません。

この観音様の他にはない特徴は3つ。頭上面の位置が違うこと(左右の耳の後ろにもある)、耳飾りをされていること(インド式)、腰をすこしひねり右足を少し前に出していること(一人でも多くの人々を救おうとしている姿)。

それらが、日本全国に七体ある国宝の十一面観音の中でも最も美しいと称されるゆえんでもあります。

こうしたことをしゃきっとジャケットを着用された初老の男性が丁寧に説明してくださるので、見るべきところを見落とすこともなく、有難かったです。秘仏とされていた頃には、その前に置かれていた小さな十一面観音様もあり、そのころもには截金(きりかね)細工が施されていることや、門のところの仁王様も修復していなければ国宝ものだったことなども知りました。

お市の方が生まれた長浜。信長の焼き討ちにあって、多くの寺社はご本尊をなんとか救い出そうと土の中に埋めたり、移動させたりと知恵を働かせて守り抜いたのだそうです。この観音様も土の中に埋めて難をのがれました。その跡地(?)が境内の中にあります。

そうした先人たちの心がこうして今を生きる私たちにも伝わってくることに感動。
イラクでもISによって、パルミラ神殿などの遺跡破壊がありますけど、いつの世にも、それぞれの人がそれぞれの正義を貫いていくしかないんですよね。人の営みを蹂躙する戦争と破壊は何かを生み出すことがあるんでしょうか・・・。

このお堂には、皇室の方々や海外の要人なども訪れていることも驚きでした。
ここの観音様は、本当に美しいお姿をされています。機会をつくって是非ご覧くださいませ♪



☆滋賀県観光情報公式サイト: 渡岸寺観音堂(向源寺)

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松が美しい充満寺

充満寺 千手千足観音様を見に西野薬師堂へ。

ところが入山料を支払う受付が開いていない。

携帯に電話してくださいと書かれていたのですが、きっとこれもご縁なのだろうと次の目的地へ向かうことに。

国宝の美しい余韻を残しておこうというのもあったのかもしれません。
お堂から少し歩くと、充満寺があり、小さな境内に入ると、立派な松の木に出迎えられました。

青い空に松。

いいお天気です。

こうして観音の里を後にしました。

焼きサバ飯 お昼をまた食べ損ねそうだったものの、途中、山間に道の駅を見つけ、そこで焼きサバご飯をGET。シジミ汁と一緒にいただきました。

ここは、道の駅マキノ追坂峠。

遠くに奥琵琶湖が望めます。
大型バイクのライダーさんたちも結構お休みされていました。

反対車線は大渋滞。ずぅっと車が数珠なりになっています。
逆張りで進んでいこうと出発しました。

渋滞中


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人がいっぱいメタセコイヤ並木

メタセコイヤ並木


道の駅マキノで「メタセコイヤ並木クッキー」が売られているほどインスタグラムで人気になったこの場所はすでに観光地と化しています。

メタセコイヤって杉の種類で、和名は「アケボノスギ」。てことは、この並木を日本語で表記すると「アケボノスギ並木」。ただの「杉並木」だとつまんないし、英語名にした人のセンス、いいですねw

思っていたよりも長距離。とても美しい並木が続いていました。
ぐぐってみると2.4キロなんだそう。

思い思いに写真を撮る人たちであふれていました。その人影も意外と絵になるメタセコイヤ並木でした。


*   *   *   *   *



この日のドライブ、目的地は京都の瑠璃光院。たどり着くことはできませんでしたが、またの機会があるはず。あの曲線美の十一面観音様がきっと叶えてくださるはず♪

そして、帰りは渋滞を避けようと琵琶湖大橋を渡っていこうとしたものの、結果的に巻き込まれていました。ゴールデンウィーク恐るべしです。

hideと運転交代しつつ、その前に撮ったのは、白髭神社の海のような琵琶湖に浮かぶ鳥居。
近年は、パワースポットとして有名なんだそうです。若い人たちも、なんとなく温故知新というか、日本回帰というか内向き傾向に進んでいるように思います。

渋滞のおかげで撮ることができましたw
行きは犬山城、帰りは白髭神社。
ドライブ旅行の楽しさの一つでもあります。

白髭神舎


☆メタセコイヤ並木 by 高島市観光協会サイト
 http://www.takashima-kanko.jp/spot/makino/532.html


お * し * ま * い

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