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Foxryo's Note Pad

【新緑ドライブ】 ラ コリーナと湖東三山めぐり

2017年 4月26日(水)




ラ コリーナ近江八幡百済寺金剛輪寺

近江八幡の和菓子屋さん「たねや」の本社があるラコリーナに行ってみたくてhideに前々から提案していたのがやっと採用され、hideが行きたい湖東三山のお寺めぐりとともにドライブに出かけました。
あいにくの大雨。でもそれは「ふたり占め」の幸運でもありました♪


ラ コリーナ近江八幡

面白い建物

彦根で降りて、彦根城を素通りし、琵琶湖沿いの水郷の里を走ること、約30分。あまりに雨が強かったことと、あまりに自然に溶け込みすぎていて通り過ぎてしまいましたw

駐車場はかなり広大。もっと鮮やかな緑色の建物だと思っていたのですが、今の季節は茶色でした♪

この風変わりな建物は、たねやとクラブハリエのお店+2階はカフェ。

中に入っても面白い 「ようこそ!」

中に入ると、スタッフがあたたかく声をかける。

そして中へ入った途端、異世界。

洞窟の中に入ったら、超近代的な空間が広がった、的な。うーん表現違うなぁ。

やっぱり、名前の由来通り、イタリア〜ンな感じかも。


時は12時少し前。ランチできる場所は、ただ一つw

オムライスとカステラ カステラショップカフェでオムライスとカステラのセットを注文♪
ソースはかつおだし、トマトの味もよく出ていてさわやか。たまごはふんわり、ではなく、どっしり。厚みがあります。カステラにゃ使われている、たくましい感じのたまごですw

中は古代米。「もっちり<パリパリ」した食感も含め、それぞれが単独感があって、なんとなくアンバランス。個人的意見です。

そして、主役のカステラ。

たまごの黄身がたっぷり。ほわほわの生地に餡をのせていただきます。
foxryoは、カステラにはミルク派。
できたてほかほかのカステラにミルク。幸せな時間でした。
ちなみに餡は、ほぼhideに差し上げましたw


ラ コリーナには、たねやのオフィスもあります。背後の山と一体となり、琵琶湖の緑と水の恩恵を受けています。自然とともに生きている感がいっぱいです。たねやは環境保全にも取り組んでいて、小豆のカスの肥料化や、容器のデポジット(一部店舗のみ)などいろんな活動をされています。ラコリーナもその試みの一つ。

本社

たねやの経営理念は、

「天平道」商道は人道である、「黄熟行」手塩に掛けること、「商魂」今日如何にお客様によろこんで頂けたかの心

近江商人の三方よしは、現在にもつながっていますね。
「コリーナ」はイタリア語で「丘」なんだそう。確かに、この建物は丘っぽいかも!

ショップ入口

☆ラコリーナ近江八幡 http://taneya.jp/shop/shiga_la_collina.html
 滋賀県近江八幡市北之庄町615-1 TEL:0748-33-6666

P.S.
サイトを見ると、約1時間で本社内の展望台などにも入れるツアーがあるようですよ。(1グループ5000円)

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百済寺

庭園

湖東三山のひとつ、百済寺。

ここもhideと二人で独占。 見事な枝ぶりの菩提樹を通り過ぎ、狭めのわき道を通って本坊へ出ると、目の前に池と新緑が広がります。お庭が素敵♪

いろんな形をした大きな岩をかっこよく配置。距離感もいい。そこに山側にある新緑が映える!
桜の季節や紅葉の季節もきっと素敵なんだろうなぁ。

庭園

ここは聖徳太子が建てたお寺。
信長の時代、全盛期を迎え、一千のお堂が建ち、湖東の小叡山と称されるほどになったといいます。戦乱の世になり、京都を守る城塞都市のような役割を持ったがために、信長によって焼き討ちにあってしまう。信長さん、本当にいろんなお寺を焼き討ちしていたんですね・・・。そして、百済寺で使われていた巨石たちは、安土築城に取られてしまったそうです。

そうそう、ご住職が本堂までは5〜6分とおっしゃっていましたが、結構登りましたw
山ですw 天然の城塞です。上からは町が見渡せて、超見晴らしがいいです。

雨が降りそそぐなか、本堂に着くと、鐘楼との間に1000年菩提樹がありました。この菩提樹はこのお寺の出来事をすべて知っているんだろうなと思いながら、下山しました。

新緑の庭園

hideが御朱印帳をとりに行くと、ご住職と一緒に猫ちゃんがでてきました。オフホワイトでかわいい。頭をなでても怒らなかったから、喉をごろごろしておきました。

☆百済寺 http://www.hyakusaiji.jp/index.html

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金剛輪寺

湖東三山、2つ目に拝観したのは、金剛輪寺。
何より素晴らしかったのは、本堂。ここは741年、天平時代から焼失することなく今にその姿を残しています。建物自体が国宝です。約50本の太くて重厚な柱が護摩で黒光りしています。

本堂

1200年以上経っているのに、歩いてもまったく軋みがないのもオドロキです。 昔の人たちの方が、モノを大切に生かすという長期的な考え方でいたのだと思います。実際に世界最古の会社と言われる金剛組では「500年先の職人に挑戦!」と修復に取り組んでいるので、その技は現代にも負けていません。素晴らしいです。

また、仏像も通常は近くに寄ってみることはかないませんが、ここはお堂の中を回ることができます。 インド様式の大黒様がおられ、その表情は戦闘モード。写真で拝見しただけですが・・・大黒様はインドでは破壊と創造の神シヴァなんだそう。日本では福の神(農業系)に転じているのはどうしてなんでしょうね。

ここも雨だったこと、ほぼ拝観時間の終わり掛けで私たちが最後の拝観者。好きなだけ独占でき、お寺の方からも説明を聴かせていただくことができて本当にラッキーでした。

百済寺では、「先にお庭を」と言われましたが、金剛輪寺では「先に本堂を」と言われました。そのわけは、きっと本堂のすばらしさもあるのですが、超、遠いことにあるのだと思いますw
緩やかながら、登れども登れども本堂にたどり着かない・・・。風車を持ったお地蔵さんを延々と見ながら、最後に45段ほどの階段でゴール・・・。ここは平地に建っているお寺だと思い込んでいただけに、ギャップが激しかった二人でした。
金剛輪寺、超広大です。

本堂まで

そうそう、お庭も国宝です。foxryo的には百済寺の方がこじんまりしていて好きでした。

臨済宗のお寺なので、龍潭寺のお庭につくりが似ています。 建立時、室町、江戸期とその時々の流行を取り入れ、お庭が拡張されていったようです。

お庭

☆金剛輪寺 http://kongourinji.jp/


帰りは下道でのんびり。雨はなかなか止まず、夕飯は、岐阜のグリルばくろでいただきました。

ということで、雨の降るゴールデンウィーク前の観光地は、マイナスイオンたっぷり+ふたり占めができる絶好のチャンスです。皆さんも来年試してみてはいかがでしょう???

お * し * ま * い

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