「ブランドタグ付き松葉蟹」と耳慣れないけど、なんだか魅力的な響きに加え、「足立美術館」と「出雲大社」というかねてから行ってみたいところがミックスされて、またまた阪急交通社のツアーにお世話になりましたw
名古屋駅に朝7:50に集合したのは、総勢42名。断然女性が多いですが、お父さん世代のご夫婦も多かった。
いざ、大阪まで新幹線でGO!
続いては、なかなか乗り心地の良いバスに乗り換え、ロングロングな欲張り旅の始まり。
運転で喧嘩になることもないので、車窓を流れる景色を堪能。
宮本武蔵の故郷 美作などでトイレ休憩。ようやく少し天気が良くなってきました。
それでも山間では雪がかなり積もっているところがあって、ちょっと不安に。足立美術館、雪まるけでは美しくないかもかも???
写真の通り、大山は雪雲の帽子をかぶって姿が見えません。
そろそろ米子。
運を天に任せるしかない、と思っていたら・・・。やっぱついてます♪
その理由は、・・・
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●お菓子の城「壽城」
米子城を模してつくられたお菓子の城、「壽城」(ことぶきじょう)。
写真の右手奥には大山が遠くに見えます。
お菓子の城、というと東海地方にいる我々は竹田製菓の洋風なお菓子の城を思い浮かべちゃいますよね。ここは純和風w
建ててから20年経つようなのですが、店内は清潔な感じ。入口には、お菓子作りに使われている奥大山の水が飲めるようになっています。
お菓子屋さんだと思えないこの風貌。さらに面白いことがw
それは、天守閣にこの「ついてる神社」があったこと!
ツアーの皆さんは試食とお土産を買うことに専念されていましたが、ワレワレは展望台という言葉に惹かれて、エレベーターで4階に。
360度の展望を楽しみに登ってみたら、ビックリでしたw
お土産に、20世紀梨のクリームをサンドしたラングドシャクッキーを買いました。
「とちの実」を使ったお餅も買いたかったのですが、生ものなのであきらめました。
岐阜県あたりだと「とちの実」煎餅はありますが、お餅ってないような気がします。とちの実の実物、意外に栗っぽいことに驚きました。
そうそう、サイトを見ると、言語対応がスゴイ。英語、ハングル、繁体字(台湾)、タイ語。結構いろんな国から観光客が訪れるのですね。私たちが帰るころには、また別の観光バスが2台ほど到着していて店内は大賑わい。今回の旅行を通して運転手さんがついているのか、私たちがついているのか、いつも他の団体客が来る前に滑り込むことができていました。この神社の御利益かも♪
ついてる!ついてる(笑)
☆お菓子の壽城 URL:http://www.kotobukijo.jp/
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●統制された美しさ 足立美術館
13年連続アメリカで「日本の庭園NO.1」に輝く足立美術館。
後ろの山も購入し、滝も作っちゃった。
生の衝立、生の額絵、生の掛け軸と、それぞれの形に切り取られたところから、庭の景色がまるで絵画のように迫ってくる。そんな仕掛けも外国人から評価が高いのかも。ちなみに、写真ではなく、是非、「生」で見ていただきたいところです。
庭に配置された木や植物、そして展示されている絵画などの美術品は、どれも創設者の美的センスを反映しています。
日本画を描くための画材や絵の具の展示も興味深い。「こうぞ」とか「みつまた」とかの漢字が読めない自分が面白かったり、絹も画材として使われていて、その上に石を砕いた岩絵の具を使っていることなど改めて日本画ってすごい技法だと思います。
小茂田青樹の植物、西村五雲の動物、橋本関雪の風景がステキでした。
とはいえ、foxryo的にはお庭の統制された美しさと魯山人の言葉がここでの収穫かな。
少し雪の残る庭園は、いまごろ雪深くなっているのでしょうね。四季折々の美しさにもこだわった設計に感動でした。
☆足立美術館 URL:https://www.adachi-museum.or.jp/
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●ブランドタグ付き松葉蟹
カニに向けてまっしぐら! ではなく、途中、因幡の白兎うさぎ神社がある道の駅に立ち寄りました。意外に遠距離だったりします。
お社自体は古いですが、参道は写真のように、白うさぎがぴょこんと立って、神社に向かって飛び跳ねていくように石の置物がつくられていました。そしてここは昔から縁結びの神様なんですね。
そしてとうとう、蟹の待つ、鳥取砂丘にある食堂へ♪
待ってました〜w
そのネーミング通り、ハサミのところに写真のようにタグが付いていました。
表には松葉ガニ、裏には船の名前。 「第三なんとか洋丸」って書いてあったような・・・
カニを食べるのに懸命で、覚えてませんw
まさに蟹のフルコース。
蟹1杯と、蟹のお刺身、蟹の天ぷら、蟹みそ、酢の物、カニ鍋・・・
そして今回、お店の方に蟹の食べ方を教わりました。
いつも腹を向けて尻尾みたいなところから外していましたが違いました!
まず、足をもって下にぐっと折ると、甲羅から外れます。次に反対側の足も同じように外します。
それから、細い方の第2関節あたりを切って、太もも(?)の部分にすっぽり入れるとトコロテンのように蟹の身が出てきます。
面白い。
文章に書くとわかりにくいかもしれません・・・。
他にも胴体部分の食べ方も含めて教えていただき、最後まで残って蟹を堪能していたfoxryoでしたw
とっても新鮮で、蟹みそが超コクがあって臭みがありませんでした。ご馳走様でした♪
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●夜と朝の鳥取砂丘
蟹をたっぷり堪能した後、ライトアップされた夜の鳥取砂丘へ。(横断歩道を渡るだけw)
階段を上って、光のトンネルをくぐり抜け、砂丘の入口へと戻っていく。そぞろ歩きにちょうどいい感じ。
地元の子供たちのダンスなどでステージも大盛り上がり。屋台もありましたけど、お腹いっぱいでスルーしてしまいましたw
そして、翌朝。
朝日に照らされるとライトアップのしかけはほんのりと寂しさを運びます。
鳥取砂丘のあの風紋、前日風が強くないとできないのだそう。
自然のなせるわざは、人には創り出せませんね。
悔しいから、風の跡じゃなくて足跡をつけてきました(^O^)/
hideはもちろん、foxryoがこうやって砂丘を走り回っているときに、昨日蟹を食べた食堂でぷかりぷかりと煙草をふかしていたのでしたw
海のはるか彼方に白い大山が見える。
朝の風が強かったけど、気持ちのいい一日のスタートでした。
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●松江城
ここではたっぷり散歩ができました。ラフカディオ・ハーンの世界を堪能。
青い空にシンプルな松江城。
杉の木の間から見上げる。
左手にいくと、神社の横に「興雲閣」なる洋館が。
ここは明治天皇をお迎えするために建てられた洋館。
この日は2階が貸し切りになっていて見られませんでした。残念!
1階には資料館や小物などを売るお店もありました。
お城の方へ戻って城門につくと、お正月の準備に大わらわ。
立派な門松が設置されていました。
青い空にとんびの鳴き声が大きく響き、何百年も前の時代にタイムスリップ。
整ったお城でした。
お城の後ろから武家屋敷に向かう途中、ラフカディオハーンが気に入っていたという神社の耳のないお狐さまを発見。写真を撮ったものの、どうしてこれがお気に入りだったのだろうと首を傾げてしまったfoxryo。
人それぞれですね。載せないなら書かなくてもいいかと思いつつ、記録に残すw
お堀めぐりの船。武家屋敷などをゆったり見られるのっていいかもしれませんが、せっかちなfoxryoたちには向かないのでしたw こちらも人それぞれw
武家屋敷まで歩くとだいたい1時間くらいだったでしょうか。お城も見るだけだったので(笑)、このあと早めに食事もできて、hideの機転である意味、出雲大社での自由時間を満喫できたのでした。
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●出雲大社
出雲大社では、ツアーの皆さんが昼食をとっている間に、一の鳥居よりもっと向こう、昔の出雲大社駅のさらに先まで歩いていきました。
まずはhideの第一リクエスト、福乃和さんの「おふく焼き」。
サクっとして餡は甘さ控えめ。
何より形がかわいいのがいい。
続いて、パン屋さんを探してさらに先へ行くと、旧出雲駅を発見。
ここもブラタモリでもやってたんですよね。
今は使われていない駅。そして、この通りは電車が開通した明治にできたもので、もともとのお伊勢参りの参道ではないんですよね。本来の参道は確か海からの道。
時間がなかったので、その探索はできませんでした。
駅舎の周りは商業施設、新しい風をまとってこうして時代を紡いでいくんですね。
そして、あったあった、パン屋さん「mike」。
やさしい味のパンでした。
時計を見たら、あと10分で集合時間!
駐車場まではかなりの距離・・・。ツアーの皆さんと合流するために、一の鳥居とこちらもブラタモリで印象に残る厳かに見えるアップダウンのある参道を競歩のように歩いてなんとか追いつきました♪
ツアーの皆さんはバスの駐車場から拝殿に向かったので、この鳥居や参道を見ることはありませんでした。hideの食べたいものリストのおかげで、見られたんですよね。食欲万歳♪
お土産屋さん専属のガイドさんから、出雲大社のいわれなどを聴く。
左の写真は結婚式場。立派なしめ縄があったので、てっきりお社かと勘違い。
続いて、樹齢400年の松。こういうふっとくて立派な松が3本並んでいました。
出雲大社は大国主命。神無月には八百万の神が集まり、ここ出雲では「神在月」というのだそう。
拝殿の両側には、神様たちのお宿があります。
そういえば、拝殿の横にご神体に向かってお祈りする場所がありました。もともとの参道の海の方をむいていらっしゃるのかしらん?
この時点ですっかりツアーの皆さんから離れて自由行動をしていたので聞きそびれました。
「縁結びの神といわれてますが、男女の縁だけでなくあらゆる縁をつなぐ神様なんですよ」ともおっしゃってました。やっぱり国造りをした神様だからそのパワーがあるんでしょうね〜。
こうして、15:20ごろ、出雲大社を出発し、一路大阪へ。またもや1時間半おきくらいにサービスエリアで休憩しつつ、バスは進んでいきます。
途中、大山に見送られ、ちょっと名残惜しく思いました。
添乗員さんは渋滞を予想してましたが、運よく遭遇せず、20:10くらいに大阪についてゆったり夕飯を食べることができました。
蓬莱551の定食。
大阪駅もいろいろ食べるところがありますけど、やっぱり551でしょうw
豚まんも買って帰りました♪
21:33のこだまに乗って、22:35に名古屋着。
バスの走行距離は初日は385km、2日目は約500km。バス旅もいいけど、電車もね。一長一短。
ツアー内容は、行く先々で1時間30くらいの放置タイムがあり、自分たちで好きなように動けたのである意味、楽しく過ごせました。
初めて行ったところも多く、楽しい旅行でした♪
お * し * ま * い
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