★Special thanks!★
本稿の掲載に関し、ご快諾いただいた講師の皆様、本当に有難うございました。しかも原さんには全面的にご校正をいただきました。有難うございます。
そして、本稿の全編にわたる編集には、フォーラム塾長であるネッツトヨタ南国　ビスタワークス研究所長の大原さんに多大なるご支援・ご協力をいただきました。この場を借りてご協力に深謝いたします。有難うございました！

この高知本氣フォーラムでは「知識」を相手に伝えることと違うことをしたいと考えている。

知識とは・・・ ノウハウ、たとえばマニュアルやコンピュータから得られる情報、世の中が複雑になってどんどん増えるルール。全部過去から生まれる。これらの知識は言い換えれば道具。その道具を上手に使いこなすことを経営という。今、我々にとって大事なのはこの使いこなす力を持つこと。それはわかりやすく言うと、人間だけが持っている力、人間力ということ。自分自身の人間力を高めていくことが今の時代、重要なのではないでしょうか。

「本氣」という字を見ると「しんどそうやなぁ」と感じられる方も多いのではないでしょうか。
でも、今日の話はそういうことでもないらしいですよ。本氣になるとぜんぜん違う世界が見えてくるような気がするんですけどね。それはまた聴いてみて感じ取ってください。
私の話はこのぐらいにさせていただきます（笑）。

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２回目となる高知フォーラム。今年はタイトルに「本氣」をつけた。参加される皆さんが本氣でなければ付き合えない長時間になったから（笑）。
日本の１０年未来をいっていると言われる高知県。高齢化と少子化で（笑）。とはいえ、不幸せだとは限らない。これから経済的に大変な状況になっていくことは予想されるが、だからこそ高知の強みである人と人との絆を見直していきたいと思い、昨年高知フォーラムを立ち上げた。高知で生まれた子ども達が未来を変えていく。子ども達を育むのは私たち大人の役割。
ＫＱＮ（高知県経営品質協議会）では２０１０ＰＬＡＮを構想している。一生懸命に頑張っている企業や学校であるが、一つの力になりきっているのか。そこで、ＫＱＮでは今年から新しいチャレンジを始めた。高知の子ども達の未来を守るために、採用、教育にみんなで知恵を出したいと考えている。高知県内企業の採用担当者が集まって、採用のあり方と人財の養成を学びあう「採養（さいよう）塾」。志ある先生方に集まっていただき、子ども達が幸せに生きるために必要な力を学びあう「真路（しんろ）塾」など。従来からあるリーダーシップ塾やＣＳ塾などに加え、これからいよいよ本氣で「人づくり」を皆で学びあう地域にしようと考えている。

ＣＳ（顧客満足）ではなくＣＨ（カスタマーハピネス）、ＥＳ（従業員満足）ではなくＥＨ（従業員の幸福）といった発想の転換が求められる。高知の若者たちが県外に出ず、この地でどう「幸せに」生きていくのかを考えたい。
CSやESの世界では「やってること」に着目してきた。しかし、優秀な企業や経営者の話を聴いて、正しさ加減を知ったり、やっていることを真似してみても、結局は継続できない。継続できないことを毎年２回、３回と聴いても何にもならない。やっている中で「何を求めてやっているのか」を理解することが大切。行動の背景には「考えていること」がある。考えている背景には、「思っていること」がある。そして、「思っていること」の背景には「感じていること」がある。
　

やってること	行動	見える
↑		↑
考えていること	思考	｜
↑		｜
思ってること	感情	｜
↑		↓
感じていること	情動	見えない

知っていることと行っていることが一体化している状態を知行合一という。働く社員や生徒たちに思っていることと違うと感じていることをやらせたり、考えと異なることをやらせても長続きはしない。多くの人はやっていることばかりを見ようとするが、大切なことは頭の中、心の中の見えないところにある。

今日は、ユニークな講師6人に集まっていただいた。ソロアルピニスト、炭職人、帰還少年兵支援活動・・・彼らがやっていることはきっと誰も真似しない。でも、彼らがその行動を取ろうと考えたそれぞれの思いには皆の共感は寄せられるだろう。今日のタイトル、「本氣」とは「本当の氣持ち」を意味している。プラス思考でがむしゃらにやりましょう、ということではない。彼らが「本氣」で行動しているとき、何を感じ、思いを寄せているのか、その心の様相をイメージしながら話を聴いてみていただきたい。きっとこの高知が元気なるヒントがあるはずだ。


◎ネッツトヨタ南国サイトURL: http://www.vistanetz.com/index.html
　今日ビス最高です♪

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