Foxryo's Note Pad

ザ・リッツ・カールトン 大阪  宿泊レポート(その2)


リッツ ミスティーク ハンター 2003年4月11日(金)in〜12日(土)out

桜 三度目のリッツ。毎年の春のイベント、お花見か苺狩りかで迷っていたら、HIDEがリッツのクラブフロアに泊まって、造幣局の桜を見に行こうと言い出しました。 今度はどんなミスティークが起こるかな。でも「記念日じゃないから期待しないほうが良いよね」といいつつ、二人でリッツへ出掛けることに。

名古屋発11時ジャストの近鉄アーバンライナーに乗って、一路、大阪へ。ランチはお目当ての阪急百貨店の中にある、「メンサ・ポンテ・ベッキオ」。前菜からデザートまで全部美味しかった。ただ、超人気店なので、一番混みそうな時間を避けても並びましたよ。お腹も一杯になり、幸せな気分でリッツへ。

●ミックスジュースは?
地下の入り口からエレベータに乗って1Fのフロントへ。今回もリッツに行くまでに迷ったので、無事着いたときは、木の温もりに包まれて、なんだか「帰ってきたなぁ」とほっとしてしまいました。34階のクラブフロアに着くと、やっぱり「お帰りなさい」の暖かい声が待っていました。でも残念ながらHIDEが期待していたミックスジュースはありませんでしたね。
チェックインを済ませ、お部屋へいくとき、クラブフロアに通じる「秘密の近道」を教えてもらいました。前回は教わらなかったので、これもリッツマニアを作るしかけかもしれません。

●チョコレート!チョコレート!welcome チョコレート
今回のお部屋は、前回と同じ34階のフロア。部屋へ入ると、なんとそこには私の目を釘付けにした、春の息吹を感じさせるチョコレートアート(?)が! お部屋の説明も全く聞かずに思わずそれに見入ってしまいました。食べてしまうのはもったいないくらいです(写真参照)。これは私が「花よりチョコレート!」というのを知っている桧垣さんの仕業ですね。う〜ん、とっても小粋な演出です。
お部屋を点検していると、シャワールームのドアに掛かるバスマットを発見。バスマットは普通バスタブのほうにだけ1枚用意されるのですが、2枚用意されていました。私が前回シャワールームを使ったのがデータベースに入っているんですね。こうやってお客様の情報がプロファイルされていくんでしょう。でもベルボーイさんにまでは情報が共有されていないようです。エレベーターの中で「クラブフロアは初めてですか?」と聞かれましたから。
welcome チョコレート ほどなく、桧垣さんが席をはずしているからといって、同じ部門の松本さんから「お帰りなさい」コールが。この日は桜を見に行こうと思っていたのですが、あいにく雨模様で、桜ではなく傘を見に行くだけになりそうだったので、私達の予定を気遣ってくださったのでしょう。

●造幣局の桜と大阪の夜景
幸いなことに、夕方、雨が止んだので、造幣局へ出掛けて、ライトアップされた桜を見ることにしました。ラウンジで行き方を聞き、いざ出陣。私はまたもや道を間違えて、リッツから遠いほうの福島駅から乗る羽目に。もうちょっと詳しい地図が頂けたら良かったな、と地図が読めないことを棚に上げてました。やっと造幣局に辿り着き、本当に沢山の種類の八重桜を見ることができました。中にはパイナップルのように、たわわに咲いた桜(写真参照)など、初めて見るものが沢山あり、日本人が如何に古来から桜の花に情熱を手向けているのかをしみじみと実感しました。
パイナップル桜 部屋に戻ると、ベッドメイキングがされていません。変だな〜。今回記念日じゃないからかなぁとか思いつつ、まぁいいやと疲れを癒しにラウンジへ。
夜景を見ながらシャンパンを。それから欲張りな私は、お部屋にもチョコがあるのにラウンジにあった違う種類のトリュフをGETしてほおばっていました。そこへ桧垣さんが現れ、しばし歓談。お酒の飲めない私がシャンパンを持て余していると、男性のコンシェルジェのかたが、オレンジジュースを入れてミモレというカクテルにしてくださいました。細かい気遣いが嬉しいですね。
部屋に戻るとHIDEが、ドアの下に落ちていたメッセージカードを発見。読むとベッドメイキングがされていなかった理由が判明。どうやら「Don't disturb」のボタンを押して外出していたようです。結局、自分でベッドメイキングしてました。
その後は、ソファーを夜景が見えるように自力で動かして夜景を堪能。オットマンに足を伸ばして気分は最高。大阪の夜は大阪城や高層ビルのライトアップ、そして沢山の車のテールライトが赤く光ってとても綺麗です。明日は午前中にプールへいって、ジャグジーにのんびり浸かってからリッツを出発しようっと。

●Good Mornin'
翌朝、朝食を食べにラウンジへ行くと、スタッフのみなさんの明るい笑顔が迎えてくれます。ブッフェ形式なので、どれにしようかな〜とひと通り お料理を見ていたら、絶対出ないと思っていたパンケーキを発見!
実は一番最初にリッツに泊まった時に朝食で食べた、1Fのスプレンディードの生クリームたっぷりのパンケーキの味が忘れられず、ラウンジでも食べられたらいいなと泊まる前に桧垣さんにメールしたんです。でもそうはいっても、今回は記念日でもなんでもないから出ないだろうなと思っていたんです。
パンケーキを食べていると、何かが足りないなとキョロキョロしてたら、丸山さんがそれを察知してか、メイプルシロップを持ってきてくださいました。すごい勘ですね。生クリームをた〜っぷりつけて、パンケーキを堪能しました。

●やっぱりもうひとつの我が家?
朝食後、ジャグジーへ行き、部屋でシャワーを浴びて着替えをしていたら、もうチェックアウトの時間、12時が迫ってきました。あせって準備してラウンジへ。すると丸山さんがチェックアウトのラッシュに真剣に立ち向かっていました。リッツを出発したら、通天閣に登ってビリケンさんを見て帰ろうという計画の私達は、ぼーっと紅茶を頂きながら順番を待っていました。これだけ待つなら、お部屋でもう少しゆっくりできたら良かったな。

考えてみれば、今回の目的はお花見とはいえ、リッツで過ごす時間のほうが完全に長いんですよ。15時頃チェックインして、チェックアウトは翌日12時。外出した時間を抜くと17時間。クラブフロアのラウンジへはチェックイン、チェックアウト以外に3回もいってるんですよね。お部屋でゆっくりしたり、プールへ行ったりと、リッツでの過ごし方は、家にいる感覚に近くなってきているように感じます。
今回は記念日でもないし、そんなにミスティークは起こらないかなと思っていましたが、チョコレートとパンケーキに私はとっても感動しました。こうやってミスティークを毎回体験していると、高まる期待と満足度の関係が微妙になってきます。本来、魅力的品質(期待を超えるクオリティ)のものが、リッツだと当然に思えてしまうからです。ミックスジュースがなかったくらいでがっかりしてしまうんですから。まさにミスティークハンターと化してますね。
また、「もうひとつの我が家」のようなサービスを基本的なサービスとしてますから、わざとらしくなく、さり気なさ過ぎて気づかないこともあります。帰ってきてから、「なぜかリッツで過ごすと気分がいいよね」というのが、リッツの目指すサービスなんですよね。
今回は高い期待と微妙な満足度のせいで「星4つ」でした。

◆おまけ: その他のリッツ情報
その1)チェックアウトで忙しい時でも、スタッフ同士の会話がとても丁寧でした。忙しいと言葉使いがぞんざいになりがちですが、リッツではお互いを「紳士、淑女」と考え、それを尊重しているのをとても感じました。
その2)朝、お部屋のお掃除をしているスタッフに会うと笑顔で挨拶されます。
その3)チェックアウト後、リッツの紙袋を持って公道を歩いていたら、リッツの制服を着ていた人に会釈されました。本当に爽やかです。
その4)18時少し前に1Fのショップの前にOLさんの長い列が。どうやら18時以降(平日だけ?)パンとケーキが半額らしいです。
その5)リッツのショップでパウンドケーキ系のものをお土産に買って、「これプレゼントにしたいんですけど」とお願いしたら、とっても綺麗に包んでくれました。
その6)リッツのショップでは、お札でお釣りを貰う時、何故か絶対、新札。不思議です。

■ザ・リッツ・カールトン大阪URL: http://www.ritz-carlton.co.jp/
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注)リッツは1室(2名)の料金です。お得に泊まれます(^^)

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